2014年衆院選一票の格差訴訟札幌高裁判決言渡期日

本日11時30分から、2014年12月14日実施の衆院選「一票の格差」訴訟の判決言渡期日(佐藤道明裁判長)でした。

判決としては「違憲状態」(=違憲だが、選挙区割り是正のための合理的期間を経過していないので、要するに違憲ではないという不可思議な判決。拙著『決めごとのきまりゴト』にもある通り、こんな判決は海外の法体制ではあり得ない、日本ならではの欺瞞&詭弁)で、判決文は「定数配分規定については憲法上要求される合理的期間内における是正がされなかったとはいえず、憲法14条1項(法の下の平等)の規定に違反するものとはいえない」 などの内容。

半ば予想通りではあったものの、今回の訴訟でも、既に福岡高裁や名古屋高裁では「憲法は人口比例(による選挙)を要請している」旨の判決があり、この後に期日を迎える岡山高裁でも、以前からその旨の判決を出している片野裁判長が同様の判決を出すことが予想されます。

判決後の会見で升永英俊弁護士は「違憲だけど違憲じゃない、というのは、裸の王様が裸なのに服を着ていることにしましょう、というのと同じ。住む場所であなたは0.5票で良いでしょ? と言われて納得する人はいない。ずっと言ってきている通り人権の問題で、この事実を知れば良いだけ。メディアの皆さんに「あなたの投票価値は0.5票ですよ」という欺瞞を伝え続けてもらい、司法を突き動かすにはそれしかない」と、従来からの訴えかけをさらに強めていました。奥山倫行弁護士も、「原告団が同内容で2009年衆院選について提訴し、「国会は直ちに抜本的な是正をすべし」との最高裁判決である2011年3月から3年9カ月経過しているにもかかわらず、これでも合理的期間を経過していないとかいうなら、5年あっても8年あってもきりがなくなる。今までは、皆さんにも自分ごととして考えてほしいと言ってきましたが、考えて行動してほしい」と強調しました。

会見のなかで升永弁護士からもありましたが、与党自民党の憲法改正草案が、そのまま来夏予定される国民投票を経て可決されることになった場合、現憲法の前文と1条、56条2項にある「国会議員の後ろにいる国民の数は同数」という人口比例の原則がなくなり、一人一票訴訟は意味をなさなくなるので、もしかすると今回が最後の訴訟提起になるかもしれません。国民の問題意識がまさに問われています。札幌高裁での判決内容を受けて原告団は即日控訴、引き続き、今夏以降の最高裁口頭弁論と判決に注目していきます。

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「中小企業とLGBT〜支援ではない、『当たり前』化、LGBT」に登壇しました。

昨日は、先に告知させて頂いた通り、札幌コンベンションセンターにて井上税務会計事務所主催のLGBTセミナーが開催されました。
 

性的少数者であるLGBTへの理解を深め、道内を中心に東京など遠方からもいらしていましたが、影響力や感度の高い、さまざまな業界の中小企業経営者や士業の皆さんを中心に、その存在をきちんと認識し、公私の身近な場面で想像力を備えて活用すれば、いかにビジネスチャンスにもつながるかといった観点の提供でもあります。4年ほど、ほぼ毎月さまざまなテーマで開催されてきた井上会計の無料セミナーですが、過去最高の入り&途中退席の少なさで、新聞や雑誌に加え、複数の地元民放テレビ局や公共団体の広報クルーも取材に来て頂きました。反響も大きく、今日の北海道新聞朝刊にも渡辺淳一郎記者のバイラインで掲載されています。

ハナちゃんこと井上税務会計の所長税理士である井上奈穂子さんによるLGBTレクチャーや、ケンタこと桑木昭嗣君とのウィットに富んだ掛け合いの1部に続き、2部のファシリテーターを仰せつかりました。このテーマに向き合う伝え手としてだけでなく、自身も
ゲイ当事者であるカムアウトも同時にすることになり、私事ながら、身近な友人でもありパネリストの奥山倫行弁護士との経緯なども話させて頂きましたが、要は登壇する我々も、こうしてリアルにモデルケースたる歩みをしているのだ、ということを聴く人に捉えてほしいとの思いがありました。


世界の現状や企業・自治体の取り組み、メディアの功罪、今後の取り組みなどなど、2部はどうしても硬めの内容ではあったのですが、雇用や相続、HIVに関してなど、3カ月に1度のペースで開催予定の今後は、各論ベースでレクチャーやリラックスしたトークセッション、ワークショップやロープレなど、さまざまな趣向を凝らしながら進めていく予定ですので、ご興味のある方は、引き続き、ぜひご参加頂ければと思います。


「差別なんかない」「そんなの知ってる」などと嘯くことのない、ひたすら「知ること」に謙虚な方々だけの、独特の迫力と緊張感。中小企業経営者はもちろん、医療・教育関係者、LGBT当事者やその親、メディアなど、いろんな思いや事情をもった方々が多忙を縫って参加して頂いてのかつてない盛会に、感謝しかありません。未熟者ですが、今後も真正面から斜めから向き合いながら精進していきますので、何とぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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毎日新聞社会面と電子版に掲載されました

今朝の毎日新聞社会面と電子版に、LGBTセミナーの件と絡めて掲載して頂きました。取材・撮影は久野華代記者。いまだに、性的マイノリティーは夜の街とTVオネエの中にしかいないと思い込む人、ふだん生活する中で、まさか自分の近くにいるなどと思えない人にはぜひ読んで頂きたいと思っています。

セクシャリティー(性的指向)は、よく色のグラデーションに例えられます。異性愛と同性愛、両性愛しかないわけではなく、人の数だけ、皆微妙に違うもの。また、生まれ持った性に違和感を持ち続けて生きずらさを抱える、トランスジェンダーの人も数多くいる。多くの偏見やヘイト発言は、単純に「知らない」ことで起こることが圧倒的です。知れば、少なくともそうした「(害意なき)差別的な言行」は確実に変わる。だから、まずは知ろうとすること。そこから始まるのではないでしょうか。

何事も、やらずに知ろうともしない向きほど、自身のごくごく狭い感覚だけを過信してとやかく言うものですし、そんな傲岸や欺瞞との決別でもあります。

そして、自分にとっても、人生で何度目かの「勇気を備えて努力すべきヤマ」が来たようです。思うところもあるし、心ある人だけを励みにして進むのみです( ̄^ ̄)ゞ


毎日新聞電子版20150419
http://mainichi.jp/articles/20150419/ddr/041/040/002000c

中小企業とLGBT

支援ではない!「当たり前」化、LGBT
http://inoue-tax.jp/post.php?id=1309&cat=topics
https://www.facebook.com/events/713058202146732/


20150419毎日新聞20150421LGBTセミナー

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風音

昨晩は、久々に南円山にある風音に行きました。以前からお世話になっている皆さんとの素敵な時間。入る時に雨が降り始めましたが、夜も更けて帰る頃には上がっていたので酔いさましも兼ねて歩いて帰りました。札幌の桜は、あと1か月近く先ですが、確実に春本番に向かっています。
今日から4月。新年度、新機軸。毎年そうですが、気分一新には絶好のタイミング。愉快な夜をありがとうございました、また次回を楽しみに(^_−)−☆

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帯広

先日は帯広に日帰り出張でした。大学生の時、夏休みに帰省して以来約20年ぶりに帯広駅前の豚丼老舗「ぱんちょう」の暖簾をくぐりましたが相席も満席。あまり時間もなかったので他の老舗もあきらめて、代わりにこちらも帯広名物の「インデアン」でカレーを食べました。そういえば、「ぱんちょう」は小中学校の幼なじみであるタスクが地元の大学に通っていた時にバイトしていて、ご馳走してくれたのを思い出します。そして夕方、書籍や雑貨に囲まれたカフェ「FLOWMOTION」にも立ち寄りました。(高坂さん、有り難うございました!)

帯広は母方の親戚がいて、小学校の頃によく特急に乗って遊びに来たり、一昨年十勝川温泉に取材に来たりと縁があります。今後も折にふれて来られそうな予感。がんばりましょう。

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Profile


記者・編集者。
1975年1月北海道札幌市生まれ。就職活動時、テレビ・ラジオ兼営の放送局アナウンサーや出版社編集担当、航空会社パーサーなどを志望したが、その後縁があった神戸新聞社入社、販売局で勤務。伝え手に専心したく退社後、札幌のコミュニティーFMラジオ帯番組司会、出版社で雑誌編集などを経て現在。

ライフワークは、メンタル事象全般、一票の格差、セクシュアリティーとLGBTについて。硬軟や媒体、既存の枠組みにとらわれない活動を心がける。

お酒、食、筋トレ、音楽、雑誌、ファッション、デザイン、飛行機、人、お祭り好きの享楽主義。



仕事依頼や連絡は
keiichiroasari.g@(@を半角に)gmail.com まで。
Work
決めごとのきまりゴト 1人1票からはじめる民主主義(旬報社 2014年9月25日発行)


























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