こんにちは。
中間管理職サラリーマンのロウです。

宮田大輔 氏の「オートレジスター」の宣伝メールが、
すごい勢いでひっきりなしに来ますね。

転売系で、
ツールで自動で稼げると謳ったオファーです。

物販で自動ツールを使うのは効率化にはなりますが、
すべてを全自動で稼ぐ」というのは不可能です。

ツールはあくまで出品作業の簡略化をするだけで、
クレーム対応までしてくれるわけがないですから。

そのあたりをどう説明しているんでしょうか。

前回に引き続き、今回も宮田大輔 氏の「オートレジスター」
の問題点について、徹底的に指摘していきます。


~~~目次~~~
1. 宮田大輔 氏「オートレジスター」 5つの理由を検証
2. 宮田大輔 氏「オートレジスター」 無在庫販売のワナ

3. 宮田大輔 氏「オートレジスター」 ヤフーショッピングの課題
4. 宮田大輔 氏「オートレジスター」 まとめ


1. 宮田大輔 氏「オートレジスター」 5つの理由を検証

無在庫転売でYahoo!ショッピングに出品し、
売れたら仕入れて出品する、その一連の流れを
オートレジスターというツールで自動完結させる。

ビジネスモデルはこういった流れです。

無在庫転売は、商品を仕入れずに、売れたら
仕入れればいいので在庫リスクはないです。

ただ、既に転売者にとってはとても有名な方法で、
今回の案件として特筆すべきものではありません。

オートレジスターというツールを使うようですが、
「オートレジスターが初心者でも稼げてしまう5つの理由」
とありますので、1つ1つ検証していきます。

(1)年間4575億円市場に参入することができる

あたかもオートレジスターを利用しないと
参入出来ないかのように書いてますが、全くそんなことはありません。

既に多くのショップがYahoo!ショッピングに参入してます。
特別オートレジスターとは相関関係はありません。

(2)在庫リスクゼロ、初期投資ゼロの無在庫販売システムを確立

無在庫転売は方法としては有効ですが、
あくまで一般的なビジネスモデルの話であって、
オートレジスターというツールとの相関関係はありません。

(3)ヤフーショッピング市場が今後さらに拡大

ここもYahoo側がヤフーショッピング市場を
拡大しようとしているので儲けやすいという説明だけで
オートレジスターの機能と何も関係はありません。

(4)利益率40%という高利率を実現

利益率40%は確かに高い利益率ですが、
「今までのビジネスモデルでは不可能だった高利率」
と言うほどではありません。

さらにオートレジスターが利益率40%以上を取れる商品を
自動収集するとのことですが、どうやって利益率が
高い商品を収集するのか、そしてその商品は
しっかり売れる商品なのかの根拠がありません。

(5)努力をしなくてもツールが勝手に稼いでくれる

画像/説明文/販売個数/価格/サイズと言った
商品出品に必要な情報も、完全自動で作成するという
ことですが、ツールで作ったページは
同じ見栄えの機械的なページになります。

だからショップとして個性がなくなるんですよね。
どこを見ても同じ作りのページというのは
無意識にお客さんは避ける傾向にあります。

そしてこのツール実践者が増えるほど、
同じようなショップが大量生産され、差別化も図れません。

ある程度手動でショップのメンテナンスをすることは
必ず必要になってきます。


2. 宮田大輔 氏「オートレジスター」 無在庫販売のワナ

在庫リスクがないといわれる無在庫転売にもデメリットが
ありますので、以下に整理しておきます。

(1)仕入れの保証がなくキャンセルの可能性

出品した時と商品が売れた時のタイムラグがあります。

出品時点では購入していないので、
いざ売れた時確実に仕入れられる保証はありません。

そして既に売り切れていた場合、
せっかくの販売をキャンセルをすることになります。

(2)発送の手間と長い発送期間

売れた商品を直接店舗から送ってもらうと、
納品書が購入者に届いてしまう事があり、
仕入れ価格が知られてしまうリスクがあります。

それを防ぐためには、
一度自分の手元に受け取ってからの
発送になるので、とても手間が掛かります。

そしてお客様に届くまでに
相当の発送期間が掛かってしまいます。

(3)仕入れ価格の変動

いざ売れた時には、
価格が変動していることがあります。

また実際の商品の重さが分からないので、
正確な送料の設定ができません。

いざ荷物が届いた時には思ったより
重くて送料が高くつき、
赤字になる可能性があります。

せっかく販売できても、確実に利益が
出せるかどうかが分からないのです。

(4)低価格競争に巻き込まれる

ほぼすべての商品には競合がいます。

独自性を生み出すのはとても難しく、
値下げ合戦に巻き込まれて、
ほとんど儲からない相場になってしまいます。


3. 宮田大輔 氏「オートレジスター」 ヤフーショッピングの課題

そもそもヤフーショッピング市場自体に、
集客力が乏しいと言われています。

ヤフーショッピングは、
3年前に出店費用が完全無料化したことが話題となりました。

Yahoo!JAPANが、楽天やAmazonに後塵を拝していた
EC事業に力を入れるため、EC革命と銘打ち完全無料化を
謳ったことで、かなりざわつきました。

それまでの出店初期費用が21,000円、
月額固定料金として25,000円、ロイヤリティとして売上の
1.7%~6.0%引かれていたものが完全無料化したわけです。

その結果、2013年9月時点で2万店舗くらいだった出店数が、
2014年12月には20万店舗と10倍に増加。
2016年3月時点では37万店舗と、
この3年足らずの間で20倍近くの伸びを見せました。

無料化の結果、ヤフーショッピングの出店者は増大しました。
その数37万店舗ですから、効果がいかにすごいかがわかります。

ちなみに、2015年12月時点で楽天出店数は約4万4千店舗。
10倍とまでは行きませんが、相当の差があります。

一方で、楽天市場としての流通総額は約2兆7000億円(15年12月期)と、
2兆を超えているのに対し、
ヤフーショッピングは約4,600億円と5倍以上の差が開いています。

出店数で割ると、楽天は1店舗あたり約6,000万円、
ヤフーショッピングは1店舗辺りわずか約120万と雲泥の差。

どうしてここまで差がついているのか。
そもそも、楽天は出店するのに初期費用が結構かかります。

出しても売れるかどうかわからないですから、
自信がない店舗は楽天には及び腰になってしまいます。

実際、このコストを払えるか迷っている店舗は、
出したところで案の定売れずに1年で退店する店舗がほとんど。

つまり、本来なら出店しても売れなかった店舗が
ヤフーショッピングに無料化で続々と申し込んできたんですから、
売れなくて当然なわけです。

実際に、今ネットで買い物しようと思ったら、
Amazonか楽天を開く人がほとんどかと思います。

後は、軽くヤフオクやメルカリを見たり、
ファッション系でZOZOTOWNを見たりとか。

要は、ヤフーショッピングには、
人がこないモールにお店が続々と出店している状態なんです。

Yahoo!ショッピングは無料化したものの、
店舗数は増える一方で流通額自体が少ないので
売上がほとんどない状況というわけです。

その理由は、コストの問題で楽天等に出店できなかった
小規模店舗がこぞって出店したため、
元々売る力がないということです。

しかも宮田大輔 氏の「オートレジスター」は、
どこで仕入れるかと言うとAmazonからなんです。

つまり、ヤフーショッピングのストア開設して無在庫出品、
売れたら、Amazonから商品を仕入れ、お客様へ発送し、
ストアとAmazonとの利幅で儲ける という流れです。

でも、最初からAmazonで買った方が安いのに
わざわざ値段が高い、ヤフーショッピングで
しかも数あるストアの中からツールで機械的に作られた
あなたのストアに商品を買いにくると思いますか?

そんなに簡単に稼げるはずがないことはあきらかです。


4. 宮田大輔 氏「オートレジスター」 まとめ

宮田氏は自信満々に語りますが、 特定商取引では、
効果を保証してませんので、 この時点で100%稼げると
言い切っているのはおかしいわけです。

そして、このオファーに登録すると、以下の7つの窓口から
毎日 大量のメールが送られてくることとなります。

・宮田大輔
・小野寺徹
・YSC事務局
・OUTSTANDINGアフィリエイトセンター
・OS通信
・副業の窓口
・CREW


わざわざ自分でスパムメールを増やすようなものなので、
十分気をつけましょう。

全自動で何もせずに稼げるという甘い言葉に騙されてはいけません。

販促力の低いヤフーショッピング市場で、 かつ機械的なサイトを
作ったところで そもそもの集客という部分でまず、つまづきます。

無在庫転売は大量出品が基本なので、数うちゃ当たる戦法で、
とにかく出品しまくれば多少は売れる可能性はあります。

ただし取り扱う商品が多くなれば、その分、顧客との取引が
生まれますし、配送遅延や急なトラブル、キャンセルなどで
クレーム対応が必要になってもツールでは解決できません。

どこかで必ず人の手でメンテナンスをする必要が出てきます。

ちなみに最後は、「宮田式ヤフーショッピング塾」という
298,000円の高額塾誘導があります。

ツールで楽に稼げると期待した人たちを引っ張ってきて、
最後は30万の高額塾へ誘導。お決まりのカラクリです。

そして宮田大輔 氏は、過去にも同様の転売セミナーを
行っており、そのときには60万円、100万円の
高額バックエンドがありました。

100万円を払って初めて稼げることを保証するということだ
そうです。じゃあ30万円と60万円は何なんでしょうか。

そもそも転売ノウハウやツールで100万円なんてありえない。

いかにもネット初心者や情報弱者をターゲットにした、
中身のない危険商材です。

絶対におすすめできません。


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