2007年09月

2007年09月26日

09_夜のモスクワはスイスイと。

ライブが終わり、明日はパリへひとっとび。
ひとっとびなんではあるが、実はひとつたいへんなことが。
飛行機は7時20分発。
てえことは、5時20分には空港に着いてなきゃいけねえのかい、はっつあん。
てことで、ライブハウスから2時間ほどのホテルまで帰ったとしても、
ホテルから2時間かかる空港まで遅れないように行くには、
ホテルをすぐ出なくてはいけない。

なので、このあたりにいて、タクシーで空港に向かうことになる。
けど、真夜中、大きな荷物を持って、モスクワの街を彷徨い歩くのは、そりゃもう危険。
ロシアの方やいろんな方がいちばんいい方法を考えてくれて、
ライブハウスに併設する閉店後のレストランに出発までいられることになった。

ライブ後、興奮した面持ちの男の子たちに「いっしょにバーで飲もうよ」と誘われたのだけど、
せっかく私たちの安全を考えてくれて、いられる場所まで確保してくれたのに、
もしも何かあったら、それは申し訳ない。
残念だったけど、またの機会にね。

閉店後の薄暗い店内で、お客さんにもらったウォッカを瓶ごと回し飲み。
いやあ、もう、このときした話しが書けないくらいおもしろくて。
つぶれてる人はそのままほっといて、薄暗い店内でウォッカを回し飲む怪しい日本人数人。
このあと空港でも怪しい行動が続けられるのであるが、それは明日の日記に。

ロシアのスタッフの方が、タクシーを3時に呼んでくれ、
タクシーに車種の確認も最後まで電話で連絡とってくれて
(あちらの白タクはやっぱり外国人が乗るには危険なのだ)
ライブハウスのスタッフにもお礼を言っていざ空港へ。
3時に出るのはちょっと早い気もしたけど、モスクワの道路は夜中でも混むことがあるらしい。
なので、余裕を持ってタクシーを呼んでくれた。

ほんとにほんとにお世話になりました。
ありがたいことです。

そして、タクシーに分乗して空港に向かうなか、同行者の電話が鳴る。
どうやらロシアスタッフからの電話のよう。
「英語わからないから出てっ!」と電話を渡されるも、私も電話で会話は自信ない、
けど、出ないわけにはいかないので出てみた。

「英語うまくできなくて、ごめんなさい。
とりあえず、無事空港に向かってます。もうじき空港に着きそうです。
あなたたちの親切に本当に感謝しています。
次は東京で会いましょう!」
みたいな会話を単語だけでしたらしい。

あれ?私英語できるじゃん。
いやいや、それは勘違い。
英語圏じゃない人とは会話ができるんだよ。
(あと、お酒を飲んでると飲んでないときよりしゃべれる)
たぶん、同じくらいの英語力だから。(私は中学生レベルですが)
インドネシアでもそうだったよなあ。

英語はねえ、そりゃあきれいにしゃべれた方がいいけど、
きれいにしゃべれるのとコミュニケーションとれるっていうのは
また別だったりするからね。
それにしても英語はもうちょっとね、なんとかしなきゃね。

渋滞もなく、スイスイと4時前にシェレメチボ空港に到着。
全員、ルーブルの持ち合わせがほとんどなく(掻き集めて借りてきた)、
4時間近く、さて、この古めかしい空港でどう過ごすのか、請う御期待。

※写真は昼間見た風景。

工場

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08_渋さ知らズオーケストラ@IKURA CLUB(Moscow)。

今回の旅の目的のひとつである渋さ知らズのライブ。
知人に「追っかけ」と言われましたが、おっかけなんでしょうかねえ。
まあ、人に言われることははどうでもいいや。

海外での演奏を聴いてみたい、それがはじまり。
フランスやイタリアの大規模なフェスも観たかったけど、たまたまタイミングがあわなかったのと、
ロシアにはずっと行ってみたい、と思ってたところにいろんなタイミングが重なった。
気合い入れないとなかなかロシアには行けないし、単独で行くのは結構大変、と行ってみてわかった。

IKURA CLUB(ロシア語で魚卵)は渋谷にあるClub Asiaみたいな感じの
レストランやバーが併設されたクラブ。
建物内は昼間でも真っ暗で迷子になりそうなお化け屋敷みたい。
あんまり外国にいる感じがない。

ライブの観客はもちろんほぼ全員外国人。
チャージはいちばん安くて日本円で5,000円くらいらしい。
バブルだから若者もお金持ちなのかね。
演奏する場所は2階にも席があって(食事しながらライブ観る)、雰囲気は初台のDoors。
昔のPower Station(ふるー)に似てるかな。
ステージはあんまり広くなくてちょっと窮屈そう。

前列はかわいいロシアギャル(みんなかわいい)。
男の子も若い子が多い。
はじまってしばらくは固まってた客席。
中盤あたりからだんだん温度があがってくる感じ。
「FishermansBand」のMC、「I love ピロシキー!」あたりで
なんだか異常な盛り上がり。
ピロシキってさ、いろんな隠語として使われてるらしいね。
あれとかそれとか。
女の子が嬉しそうでしたな。

ナーダム〜本田工務店は怒濤の盛り上がり。
初めて聴く人がほとんどだと思うんだけど、気持ちのいいところは、
なんだか同じなんだよね。
隣で聴いてた女の子とは何度も目があって、笑いあった。
うしろで聴いてた男の子とは、いっしょに腕を振り回した。
なんか不思議、ここはどこだっけ。

あたり前なんだけど、場所がかわっても方法はひとつも変わらない。
ああ、やっぱり「どこでも渋さ」だ。
きっとこれを自分で観たくて感じたくてここまできたんだ。


さて、このあと、ちょっと過酷で相当おもしろいパリまでの道中が。

abetapersonひかり

keiko_flash at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 200709モスクワ・パリ 

07_そして赤の広場。

地下鉄はあきらめて、近辺を散歩でもしようかと提案すると、「せっかくだから、乗ろうよ」と同行者。
彼女ははじめての海外。度胸あるなあ。
逆にはじめてだからってのもあるのか。
さて、ああだこうだと考えてると、東洋人の男の子がひとり。
「どうしたの?」と聞かれたので(ようなので)、
「このチケットで乗れないんだよー」と身ぶり手ぶりでいうと
「そんなはずないよ。大丈夫だよ。いっしょに行ってあげるよ」と改札口まで。

チケットを入れるとやっぱりだめで、彼は得心したようす。
ポケットから自分のカード(パスネットのようなものらしい)を出して、私たち2人を通してくれた。
彼はその場で「気をつけてね」とバイバイ。
爽やかな青年!たぶんチャイニーズ。
ありがとう、青年。
ごめんね、テンパってて、ちゃんと話しもお礼もできなかった。

え?でも、出るときどうするの???
と思ったら、出るときは改札はない。入るときだけです、チケットがいるのは、モスクワの改札。
たしかパリの地下鉄も。

地図を見て降りた地下鉄の駅ではバイオリンのクラシック演奏。
正統派クラシックをジーンズはいた人たちが路上で、って日本ではあまり見ない光景かも。

地下から出るとそこはもう赤の広場。
レーニン廟、クレムリンとかそのあたり。
もう、まったく歴史とかおさらいしないで来てしまったので、なんだかつまらない。
それでも、なんとなくロシアっぽいところには来た、って感じだから今回はいいや。

ふと気付く。
どうやったら改札を入ることができるのか。
一度、切符を通してその切符が出てきてその場で取り、改札を抜ける。
帰りは完璧、もう乗れるぞ、ロシアの地下鉄。

さて、帰りも窓口で切符を2枚買う。
1枚しかくれない、けど、切符をよく見ると「2」という数字が印刷されてるので、
たぶん1枚でふたり入れるのだろう。
値段もふたり分。

1枚の切符で2人入るなんて、どうやって入ったらいいかわからないんですけど。
兵士のようなコートを着た地下鉄職員のおばさんに身ぶりでどうやって入るのか聞いたら、
よしよし、という感じで切符を入れて通らせてくれた。
怖いおばさんじゃなくてよかった。

次にロシアに行ったときは、もうちょっと地下鉄を楽しめますように。
構内も車両も古臭くてなかなか楽しいです。
有事にはシェルターになるって噂もあるけど。

地下鉄セッション廟火

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06_地下鉄に乗って赤の広場へ。(行けるのか???)

1時間ほどでいったん拠点に戻って、15時頃にもう1度街に出る。
さっきの散歩ではロシアに来た感があまりないので、ロシアに来たことを実感できる場所へ行ってみようと思う。
自分たちがどこにいるのかわからないので、心許ないアエロフロート機内誌の地図をたよりに、
とりあえずそうだと思われる方向に歩いてみる。

どこまで行ってもビルの谷間でつまらない。
地下鉄の駅があったのでとりあえず地下鉄に乗ってみることにする。
駅名はどれも長くて読むのにひと苦労。
地図と路線図を見比べながら赤の広場あたりに近い駅に行く方法を見つける。
日本の地下鉄と同じで路線がいくつも重なっていて、慣れれば便利な気がするけど、
いかんせん駅名が難しいの目的地を定めるのすら大変。

ロシアのガイドブックは持ってないので、切符の買い方、地下鉄の乗り方はまったくわからない。
たとえば運賃の計算方法や(区間で計算されるのか、距離で計算されるのか)、改札の通り方、
これがわからないって、言葉が通じないと意外と不安。
出発前に調べたら、地下鉄にひとりで乗って暴漢にあったとか、スリにあったとか物騒な話が結構あった。
そういえば、地下鉄は撮影禁止とか、昔はフィルム没収されたとか。

ええい、ままよ、と扉をあけて地下鉄の入り口を入りエスカレータを降りる。
平日昼間なのに人が多い。
地下鉄は古くて深くて薄暗い。
ドキドキするけど、新しくてモダンより、こっちのほうがもしろい、こわおもしろいって感じ。
そして、エスカレータの速度が速い!

切符は自販機ではなく窓口での販売。
目的の駅とチケット2枚と言うとなんとか通じたみたい。
「32」と言われたので50ルーブル出したら、窓口のおばちゃんは違うと言って受け取ってくれない。
100ルーブル出してもだめで、じゃあ200ルーブル出したら舌打ちされてものすごい嫌な顔された。
そしたら後ろに並んでいた男性が「32」と笑顔で教えてくれたので、
じゃあやっぱり50でいいじゃん!とおもってもう1回50ルーブル出したら、
さらにものすごく嫌な顔して、やっとうけとってくれた。
あとで考えたら、細かいの出せってことだったんだろうな。
ひとり17ルーブルなら90円弱なので、公共の交通機関は安い。

チケットは日本とそう変わらず、改札は自動改札。
前を通って行く人を見てたら、チケット入れて通りすぎて行く。
それならと、チケットを入れて通り抜けようとしたら、「ガシャーン!」と音がして、
なんだか固いものが太股のあたりに…。
げげー、入れないよう。
隣を見たら同行者も同じことになっている。

改札にいる地下鉄職員のおじいさんに「入れないんですけど」って身ぶりで訴えたら、
ロシア語でなんだかひととおり説明だけして、ポカンとしてる私たちを置いて自分の定位置に戻ってしまった。
以降、目も合わせてくれない。

わあん。どうしよう。
もう1度切符を入れてもだめだし、もう1度、あの怖いおばちゃんにチケットを買うのは嫌だし、
再度、地上にあがって、さてどうしようと悩む私たちであった。

そして途方に暮れる私たちに手がさしのべられたのであった。

つづく。

※写真はひとり散歩のときのもの。


街街2犬とおじさん

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05_ひとり散歩。

この日の拠点に荷物を置いて、街に出てみた。
とりあえず、ひとりで歩いてみたくて両替えに行く人たちと別れて歩いてみる。
街撮りをするとき、私は人と歩けない。
何かを見つけて立ち止まったり、突然路地を曲がりたくなるので、同行する人に迷惑だから。

写真を撮るのにえらそうな流儀があるわけでもなんでもないんだけど、
たぶん写真を撮るときって、人それぞれリズムがあると思う。
私は、撮りたいと思ったときにフレームに入れたい場所はすでに決まっているので、
適当にシャッタースピードを決めて、覗いてシャッター押すだけ。
アンダーすぎないか、とびすぎてないか確認してOKだったら立ち去る。
ひとつの風景を念入りに撮ることってあんまりない。
だから、リズムの違う人といっしょに写真撮るのは結構大変、お互いに。
「リズムが違う人といっしょに撮る」というテーマなら話しは別だけど。

やっぱり慣れない場所、安全かどうかわからない場所では一眼レフ持ち歩くより、コンパクトカメラが正解。
ちょっとまずいかなあ、と思う場所ではカメラ持ってひとりで歩くのはためらわれ、気が散ってだめ。

それはさておき。
迷子になるとまずい(ほんとにまずい)ので近場を散歩。
学校があるようで、若い人が多い。
カフェではどうみても高校生くらいでしょ?って子たちがみんなビール飲んでる。
ロシアって飲酒の年齢制限ないんだっけ?

歩いても歩いても車とビル。
線路をまたぐ鉄橋から下を見ると、廃虚のような建物の前で煮炊きしている人々。
ホームレス? 旧ソ連が崩壊して所得格差が広がり、ホームレスも増えた、とか。

ロシアって巨大看板が多い。
パナソニックのキャラクタは北野武。(ロシア限定らしい)
ほんとに世界のキタノなんだなあ。

なんとかヒルズみたいなファッションビルがあって、
その中にはフードコートみたいなものがあり、
日本のアニメを流しているsushiファーストフードがあったり。
チャイニーズフードもアイスクリーム屋もイタリアンもあった。
高級そうなカフェはコーヒーと思えないくらい値段が高かった。

しばらく歩いてるうちになんとなく人の流れと歩いている人の雰囲気が変わった気がして道を曲がってみると、そこは大きな駅。たぶん長距離を走る電車が停車する駅じゃないだろうか。
大通りはビジネスマン風の人、駅に近づくにしたがって、労働者風の人が増える。
駅はほんとに大きくて、いろんな行き先が書かれた案内版がある。
切符売り場もいくつもいくつも窓口がある。
なんとなく懐かしい気持ちになるのはなんでだろう。
古くて、昔の国鉄のような雰囲気だけど、子どものころにこんな大きな駅を見た記憶はない。
だけど、昔どこかで見たことがあるような風景。

やっぱり駅はおもしろい。
できれば駅のカフェに座って、ずっと人を眺めていたい。
引越しのような荷物を台車に載せて改札に向かう人、見送りに来てる人、
駅はほんとにいろんな人がいる。
新しくモダンな駅や空港より、古ぼけた駅のほうがいろんなことが想像できる。
古い駅にしばらくいると駅がキーワードになった映画や小説が多いのもわかる。

しかし…ここはモスクワのいったいどのあたりなんだろう…。

やっぱりコンパクトカメラを持ってこなかったのを後悔。
東洋人の女性が一眼レフ持ってひとりで歩いてるのって珍しい、よな。たぶん。

photo:駅の廃虚/キタノ/駅

路上生活パナソニック切符売り場

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04_サナトリウム。

朝、目が覚めて外を見ると何もないけどシンプルな庭。
ホテルの建物も白くてシンプルで清潔。

時差ボケと昨日のウオッカが少し残ったまま朝ご飯を食べに行くと、大きな広間には人がいっぱい!
それもお年寄りばかり。
どうやらこのホテル、療養所としての利用が多いらしい。
なるほど、白衣もからだによさそうな食事もそれが理由。

あのお年寄りの人たちに、
「あの東洋人たち、療養しにきてるんだ。疲れた顔してるからねえ、かわいそうに」
とか思われていたんだろうか。

数種類のパンとケフィア、チーズとテーブルにリンゴ。
紅玉みたいな味のリンゴを(最近、日本ではあまり見かけないけど、この種類がいちばん好き)ひとつ食べる。
酸味が強く瑞々しくておいしい。
療養所といっても朝からミートボールを煮たようなものも出てくる。
やっぱりこのへんの感覚、日本と違う。
つけあわせには蕎麦の実(と思われるもの)をグダグダに似たもの。
食べられないものはないけど、これはちょっと…。

あまり時間がなかったので、近辺を散歩できなかったのが残念だけど、静かで緑が多くて気持ちのいい場所だった。
ホテルの従業員のおかあさんたちも親切。
こちらがわかってもわからなくてもロシア語で話しかけられるけど。

朝、バスで市街地に向かう。
モスクワの交通手段、旅行者にはやさしくなさそう。
流しのタクシーはいないし、(これはバリも同じ)、
タクシーを呼ぶか白タクの交渉しなければいけないらしい。
出発前に調べたら、空港から目的地への手段は日本で依頼するのがいちばん安全なようだ。
今回はロシアの方々にもいろいろ便宜をはかってもらったので、苦労することはなかったけど。
街はもちろんバスも鉄道も地下鉄も走っているけど、乗るのはちょっとハードルが高い。
といいながらこの後、地下鉄に乗ってみたのだが、地下鉄あわわわ話はまた後で。

photo:ホテルの外観/エレベータのボタン(かわいい)/朝ご飯

モスクワホテルエレベータ朝ご飯

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2007年09月25日

03_モスクワの夜。

迎えにきてくれた方々とバスに乗り込み(憎き?)外務省があるあたりの中心街へ。
空港から中心まで約1時間半、今日の宿までそこから2時間近く。
距離があるわけじゃなく、どうやら距離的にはそんなにないけど、渋滞がひどい。
道路の幅だって広いし、そんなに渋滞するもんだろうか?と思ったけど、
ちょっと渋滞を抜けるとすぐに渋滞、の繰り返し。
きっと、何も考えずに道路つくったんだろうな。
どこぞの国と同じ。

バスに乗ってすぐにラジオからかかった曲がジンギスカン(懐かしー)の「めざせモスクワ」って。
もう来てますがな。

20時を過ぎると陽が落ち、街にはネオン。
空には満月。
建物や公園や小道の雰囲気はヨーロッパなんだけど、ネオンの感じが猥雑でなんとなくアジアっぽい。
ロシアはバブルらしく、あちこちで新しい建物が建てられている。
調べてないからわからないけど、日本のように規制もなくどんどん高層ビルなんかが建てられていくのかなあ。

中心街にはマクドナルドなどのファストフードショップ、Sushiの看板のレストラン、
カフェ、バー、などのネオンが浮かぶ。
もう少し、殺伐としたイメージを持ってた、モスクワって。
見たところ、普通の都市だ。

今日の宿は電車の駅まで歩いて30分、中心まで電車で1時間ほどの郊外。
さすがにネオンも減ってきて、暗い道を走る。
23時頃に到着すると、ホテルの職員らしきおばさんが出迎えてくれる。
清潔で快適そうなホテルだ。
こんなに遅く着いたのに晩ご飯も用意してくれてるらしい。
目線でなんとなくやりとり、手帳のようなものに名前を記入してくれて(たぶん、宿泊しているという証明。外出するとき、これを持ってなくて警察に職質されるとやばい、のではないか。私たちは「旅のしおり」ってよんでたけど)渡される。

でも、ホテルのお母さんたち、白衣のようなものを着ている。
なんで?

近くのスーパーが閉まる直前に、安くておいしいと噂の「プーチンカ」というウオッカを買いに。
ここでも英語は通じなさそうなので、身振り手振りで。

ホテルの食事はドライフルーツを煎じたような飲み物と、野菜スープ、サラダ、マッシュポテトにピクルス、干し肉のようなもの、ケフィアドリンク、ロシア特有の酸味のある黒パン(これ好き)のほかに何種類かのパン。
小振りのりんごと洋梨がテーブルの上に。
冷めていたけど、お腹もすいていたし、なんだかからだにしみこむようなおいしさ。
なんだかヘルシーな感じ。

白衣のなぞも、ヘルシーな食事のわけも、翌日の朝わかるのであった。

部屋に戻ってプーチンカ。
ノースポールシャイニングというウオッカをスパークリングワインで割るという、
一発でききそうな飲み方とかしてみたけど、ストレートで飲んでも全然おいしい。
しかも安い。
日本に入ってきてるストリチナヤとかストロワヤとかとは全然違う。

買ってきそこねたので、こっちに帰ってきてネットで検索したら恵比寿の酒屋さんが輸入してるみたい。
高級ウオッカでもないので、免税店には置いてなかった。
ストロチナヤなんて置いてもしょうがないのに、免税店。
でも、こっちで飲んでも、その地で飲むほど、おいしくないんだよね、どういうわけか。

街モスクワ満月晩ご飯

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02_ロシア入国審査。

モスクワ空港に到着。
案内版が不明瞭なため、どこが出口かわからない。
空港に常駐してるらしい日本人のお兄さんがいたので教えてもらう。
トランジットでヨーロッパに行くおばさま連多数。
ここで降りる日本人は私たち以外には見あたらない。

さて、入国審査は長蛇の列。
なぜかというとひとりひとりにものすごく時間をかけてるから。
パスポート顔写真と本を何度も確認。
端末をたたいて確認。
列に並んでるうちにだんだん不安になる。
なんか聞かれてもロシア語などわかるわけない。
ものの話しに聞いたのは、VISAだかなんだかのちょっとした間違いで入国できなかった例があると聞いた。

審査口まで1時間近く並んで、私の少し前にひとりの日本人の女性。
審査官にパスポートの写真と顔が違うと言われて(たぶん)、怒ってる、ロシア語で(たぶん)。
海外に行くと、せめて英語で、怒ったり簡単な交渉くらいできないとだめだなあと思う。
これまで誰かがやってくれたり、飛行機で通路側にしてくれという交渉くらいしかしたことがないもの。
ああ、英語力。英語の話はまた後に。

こんなとき、誰かと旅しているとちょっと心強いのだ。
ひとりだと不安な気持ちもひとりで抱えなくてはいけないけど、誰かがいれば口に出せるし、何かあってもお互い助け合うことができる。

穴があくほどパスポートを調べられ、やっとロシアの地を踏む。
実は出国の際にちょっとしたネタあり、お楽しみに。

ところで飛行機で飲み過ぎて泥酔したら入国できるのだろうか。

photo:シェレメチボ空港 19:30

シェレメチボ空港



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01_旅のはじまり_モスクワへ飛ぶ。

朝、ラッシュにひっかかりそうだったので、少し早めに家を出るも空港でチケットの引き換え場所に迷って、結局待ち合わせギリギリ。
成田まで、成田エクスプレスとかスカイライナーに乗らなくても、普通の特急でほとんどかわらない時間に着くと初めて知った。
成田エクスプレスに乗らないと倍くらい時間がかかるのかと思ってたよ。

待ち合わせの場所にあとから来たひとりが「荷物がない!」。
どうやら電車の網棚に置いてきたらしく、途中の駅まで取りに行く。
間に合うのか???
すでに事件が起こっている…が、こんなのは事件のうちには入らないのか。

なんとか荷物を確保して全員で搭乗。あぶねー。

飛行機はあまり評判のよろしくないロシアのアエロフロート。
とはいえ、日本人乗務員もいるし、機内食だって普通。
揺れたりするも意外といろんなことがスムーズ。
そういえば、離陸するまで30分くらい空港内をぐるぐる回ってたのに飛行機嫌いの私としては、何かあったのかと不安になったくらい。
10時間あまり、寝たりしゃべったり本読んでたりしてたら楽しく到着。
ほぼ定刻どおり…だけど、ここからが大変。空港出るまでが…。

つづく…。

機内食01機内食02

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2007年09月24日

旅に関する由無しごと。

図書館に行ってガイドブック借りる。
ロシアのが無くてがっかり。
だれか持ってるかな。

ガイドブック、私の旅は観光が目的じゃないので、
あまり必要ないんだけど、
迷子になったとき、日本語の地図は必須。
地図はうまく読めないけど、無いより全然いい、
というか、無いと困る。

パリのガイドブック見ながら前回行ったことを思い出すけど、
やっぱりあんまり覚えてないなあ。
人に連れてってもらうとだめだね、やっぱり。
しかも危ないからって日没後の外出禁止だった。
つまんねえ。

今回は散歩、たくさんできる。
好きなところを歩き、好きなところで立ち止まれる。
好きな路地を曲がれる(そして迷子になる)。
パリ自体にあんまり興味はないけど、街はいい。
人よりも建物の印象が強い。

カメラを借りに用賀に。
カメラの主がしかける今後のおもしろそうな展開、
こういう話は聞いててあきないし、
頭におもしろいことも浮かぶ。

サハリン、ハバロフスク、イルクーツク、トロイカ、ペチカ、トーチカ。
どうしてロシアのことばの響きって懐かしく感じるんだろう。
こどものころ、何度も何度も読んだ「森は生きている」も
(12の月の精が出てきてマツユキソウのありかを教えてくれるやつ)
ロシアの物語りだったと今日知った。

ロシアに行ったらなぜ懐かしいと思うかわかるかなあ。
今回は滞在期間が短いのが残念です。

さて、これからパッキング(これからかよ)。
寒いんだよなあ…

keiko_flash at 22:32|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 200709モスクワ・パリ 

2007年09月23日

旅のしたく。

さてさて、なくしたクレジットカード(何年も前になくしてた)も再発行したし、
散髪にも行ったし(ずいぶん短くなった)、
そしていちばん気をもんだカメラの修理。
やっぱり間に合わなかった。
修理センターのお姉さんと戦ったけど、負けた。
ごねるとなんとかなる世の中だけど、ごねるってできないんです、
意外と気が小さくて。
あまりにもマニュアル通りのお姉さんの対応に最後はちょっとキレましたけど。

だけど、奇特にも粗忽ものの私にカメラを貸してくださるという方がいらっしゃいまして、
なんともありがたいというか、助かったというか。
カメラのストラップは肩にはかけません、首からかけます。

カメラがなかったら意味がない。

きのういただいたサッポロクラッシクビールを飲みながら(旨い!)、
旅の準備をしているのですが、
冬ものを出さなくてはいけないので、
ちっともすすまず部屋が混乱していくばかり…
明日、向島の観月会には行けなさそうな気がしてきた。
お天気もちょっとね、月は出てきてくれないかもね。

美容院の女の子が久高島に行ったそうで、
(春に美容院に行ったときおすすめした)
久高島の話をしばらく。
私もほんとはちょっと、秋に行こうと思ってたんだけど。
また、そのうち。

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2007年09月22日

機械の住む街。

浜松町からモノレールで海の上を走って15分。
そこは空を飛ぶ飛行機が大きく見える場所にある。

工場のほかになにもない。
街を歩くと大きな機械がごうんごうんとどこかで音をたてる。
道に人の姿はほとんどない。
もしかしたら、この街には人はいないのかもしれない。
機械が命を持って呼吸をしている。
機械が主役の街。

昔からどういうわけか工場が好きだった。
子どものころ住んでいた家の裏手に大きな工場があったからだろうか。
機械油の匂い、作業服のおっちゃんの油にまみれた真っ黒な手、
大きな赤錆た機械、普段見たことのない小さな様々な部品、
鉄柵のあいだから見える工場のなかは、わくわくするものばかりだった。

機械油の匂いと赤錆は昭和の匂い。

左にもうじき満つる月。
右にやわらかい夕焼け。
モノレールに乗るころには、あっというまに空は濃紺のビロード。

工場ゆうやけ01ゆうやけ02

keiko_flash at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) センチメンタル 

2007年09月21日

「火垂るの墓」。

何度かテレビで観たことがあったけど、今日はちゃんと観てみた。
ジブリの作品だったのは知らなかった、というかあんまり意識して観てなかった。

私はどうしてもこういう悲惨なようすを描いた作品に救いを求めてしまう。
やりきれないから。

冒頭。
主人公の少年が駅でこと切れた後、駅員に帚でつつかれ、
ポケットから出てきたサクマのドロップ缶を捨てられてしまう。
その缶には妹の骨が入っていた。
少年がひとり野垂れ死んで、大人には「汚い」と呟かれ、
帚でつつかれ、きっとからだもそのへんに捨てられてしまうんだろう。
あまりに悲惨でせつなくて、どうしようもない映画の始まりだ。

と思ったら、捨てられた衝撃でドロップ缶の蓋があき、
妹の姿があらわれる。
兄と再会。蛍の群れ。

もちろん幻想の救いだとわかっているけど、
それでも私はこのシーンが好きだ。
たぶん、このシーンがなかったらこの映画は嫌いだったかもしれない。

兄弟のようすは可愛く、絵も美しく描かれているけど、
ストーリーは悲しくほんとに悲惨だ。
こんなふうに死んでいった子どもが数えきれないほどいたことが簡単に想像できる。

冒頭でなんだか救われた気持ちだったけど、
観ていた私の気持ちが救われたような気分になっただけで、
やっぱりこの子たちの魂は救われることはなかったのだと思って悲しくなった。
救われるわけがない。

でも、この映画はそういう映画なんだと思う。

ジブリ映画は賛否両論あるけど、こんな気持ちにさせられる映画はあんまりない。

火垂(ほた)るの墓


keiko_flash at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) CINEMA 

2007年09月20日

手繰る記憶。

1週間の築地のお仕事、本日終了。
最終日の今日は少し余裕があったので、
いっしょになった人たちとおしゃべり。

東北沢に住んでたって話から、
「東北沢で友だちがカフェをやってた」って話になり、
どうやら話を聞いたら、住んでいたところととても近く。

そのカフェは知らなかったんだけど、よくよく聞いたら
その近くのイタリアンレストランのオーナーがお互い知り合いだった。
そこには友だちも働いていた。

そしてその頃よく行ってたバーにもお互い行ってたらしい。
たぶん同じころ。
もしかしたら会ってたかもしれないなあ。
そこのマスターの名前がどうしても思い出せなくて、
思い出すこと1時間。

やっと名前を思い出したら、他のいろんなことも思い出してきた。
名前を思い出したら、その人の姿とか声とか、
その頃いっしょに飲んでた人の記憶も少しずつ記憶が蘇った。
名前ってやっぱ魔力がある。

しかし、思わぬとことで思わぬ出会い。
話が出なきゃ知らないままだったこと。

先日も久しぶりの人たちと、人とのつながりっておもしろいねって話になったところ。
10数年前のインドネシアの山奥の村でそのときいっしょにいた人と10年後に知り合って、
(その村ではお互い認識してない)
「もしかしてあの村にあのときいた?」って話になったときもあったりね。


人と繋がるのは本当におもしろい。

keiko_flash at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑記 

2007年09月18日

講談「かぶら矢会」@国立演芸場。

パレスチナキャラバン、なってるも気になりつつ、
本日、講談の招待券をいただいたので、こちらを優先。
平日の5時50分開演は働いていると難しいですよ、バイトですけど。

中入り後のふたつしか聴く事ができなくて、
(琴調さんも琴柳も聴けず)ちょっと残念無念。

やっぱり歴史ものより、人情ものが好きだなあ。

終演後、もう10年以上ぶりの音楽関係の人とか、
3年ぶりくらいの上々のエミちゃんとかとゆっくり飲めて、
本日はなんだかいい日でした。
やっぱりエミちゃん、いいな。
なんだかすごく近いかも、こころが。
すごく昔から知ってるのに、はじめて大事な事を話をしました。

エミちゃんのソロは10月に下北です。

そしてやっぱり話芸の人たちのお話はもちろん舞台上はおもしろく、
舞台を降りてもものすごくおもしろく楽しませていただきました。

keiko_flash at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 話芸