カッコーの巣の上で/チェ・28歳の革命。 ツィゴイネルワイゼン/鈴木清順。

2009年01月29日

ツィゴイネルワイゼン/陽炎座。

2本立て続けに観ると、こっちの世界に戻ってくるのがいやになる。

やっぱりこの2本はすごいな。
あっちの世界に行ったり、こっちの世界に戻ったり。
「ツィゴイネルワイゼン」は、ずいぶん昔に観てから、ずっと憧れていた映画かもしれない。
十何年もたてば、ほとんど忘れているはずなのに、意外と覚えているシーンが多くて驚く。
盲いた3人の門付(これは雪の中のシーンだと思いこんでたら間違いだった)、
こんにゃくをちぎる中砂の妻、中砂の目玉を舐めたり、腐った桃を食べる青地の妻、
サラサーテのレコードを返してくれとやってくる元芸者。
次々と、ぼうっと灯る部屋の灯と炎。

鈴木清順の大正浪漫三部作(沢田研二主演の「夢二」が加わる。これはテントに観に行った)って、読む映画だと思った。
小説の行間のような間、いきなり変わるカット。
この映画を観てから内田百里両説を読んだ。
だから百里両説を読むときは、鈴木清順の映画の間で読んでしまう。

ああ、この世でいちばん美しく、恐ろしい映画は何度も何度も観たくなる。



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keiko_flash at 23:03│Comments(0)TrackBack(0) CINEMA 

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カッコーの巣の上で/チェ・28歳の革命。 ツィゴイネルワイゼン/鈴木清順。