夏天の虹・みをつくし料理帖(第7巻)/高田 郁。20120425 自慢の息子/サンプル@駒場アゴラ劇場。

2012年04月13日

2012.04.13 銀河鉄道の夜/青年団@駒場アゴラ劇場。

原作:宮沢賢治 作・演出:平田オリザ

「銀河鉄道の夜」を子どものころ読んだとき、なんだか怖いような気がしてあまり好きでなかったように思う。
それとも、子どものころに1度も読んだことがなかったかもしれない。
私がはじめて「銀河鉄道の夜」を好きになったのは、原画で別役実脚本、ますむらひろし原案のアニメーションを観てからだった。

青年団版「銀河鉄道の夜」はフランス国立演劇センターから依頼を受けて、フランス語でつくられた児童劇の日本語バージョン。
ストーリーは原作に忠実で、ところどころに平田オリザの解釈が散りばめられている。
ジョバンニのアルバイト先は活版所じゃないのね、と意外と瑣末なところに気をとられたりして。
活版所なんてわかんないもんね、今。

とても印象的だったジョバンニの台詞。

「宇宙はどんどん広がっていく。だから人間はいつも一人だ。
つながっていても一人だ。
人間は、生まれたときから、いつも一人だ。
でも、一人でも、宇宙から見れば、みんないっしょだ。
みんな一緒でも、みんな一人だ。
カンパネルラ! またいつか、どこかで。」

この部分は原作にはない。

どこまでも一緒に行こう、
僕たちはいつも一緒だ、
ふたりならどこまでも行ける。
そう言い続けていたジョバンニも、本当はそんなことはできないとわかっていた。


人は必いつか誰かと別れなければいけないのは誰でも知ってる。
またいつか、どこかはないということも知ってる。
だけど、あなたもわたしも、やっぱりどこかでつながっている。
たとえひとりだとしても。
またいつか、どこかはやっぱりあるのかもしれない。
あると思った方が楽しいじゃないか。

5人の女性の役者さんで演じられたこのお芝居、ジョバンニ役の役者さんが見事に “少年” でとてもよかった。

keiko_flash at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) お芝居 

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夏天の虹・みをつくし料理帖(第7巻)/高田 郁。20120425 自慢の息子/サンプル@駒場アゴラ劇場。