2010年08月

2010年08月22日

Q44
8月に第一回早大プレと慶大プレがあります。全く点数を取れる気がしません。。。keioさんの第一回の状態や手応えを教えて下さい。

A44
資料は実家なので詳細は分かりませんが、第1回はやはり難しいなあという印象だった気がします。
結果として、英語はある程度の偏差値だったと思いますが、他は夏に勉強を始めましたので、駄目でしたね。せいぜい現代文くらいでしょうか(勉強したわけではないが)。
英語は夏までにフォレスト、ナビゲーターで文法が固まり、その上でビジュアルを読み通し、やっておきたいシリーズや速読英単語シリーズで長文を読み込んでいましたので、結構実力がついていたみたいです。夏ならまだ取り戻せるでしょうが、秋以降に文法や解釈をやるのは遅すぎると思いますので、もしそのへんに自信がなければ、今やりましょう。逆にもう固まっているなら、あとはどんどん長文を読みましょう。
それと英語以外は夏からでも間に合います。

Q45
毎日何時間ぐらい勉強していましたか? やはり一番時間をかけたのは英語ですよね。

A45
1年間を平均すると1日4時間、最初は2時間で最後は6時間でした。
英語は1年間通して1日2時間でした。1番時間を掛けたことになりますね。

Q46
センター試験は受験しませんでしたか? 理由も教えてください。

A46
受験しませんでした。
国立は受けていませんし、私立のセンター利用も使っていません。後者は基本的に国立の滑り止め用でしょう。
国立を受けなかったのは、最初から私立しか考えていなかったからです。早慶レベルの国立を受けるのは、単純に科目数が多いから無理だろうと思いました。実際に無理かどうかは分かりません。

Q47
早稲田政経と慶應法ではどちらが難しいと感じましたか? 実際には差は無いと思いますが、ネット上でよく「早稲田より慶應」みたいなのを見かけるので少し気になります。

A47
難易度に関しては、おっしゃるとおり差はないと思います。
英語は若干慶應のほうが難しい印象です。国語は慶應の小論文、早稲田の現代文、古文と、内容が違いますから、個人の好みの問題になります。倍率は違いますが、そこはあまり気にしなくてもよさそうです。
入った後どうかというのも、そんなに差はないと思います。そのへんは私は詳しくないので。

Q48
keio09さんは何故、早稲田政経ではなく慶應法政を第一志望にしたのですか?

A48
昔から福澤諭吉が好きだからです。あとは、なんか風格がありそうというか名前がカッコいいというか。イメージですね。入学金の締め切りがこっちのほうが早かったというのもあります。

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keio09 at 23:26コメント(9)トラックバック(0)Q&A 

2010年08月03日

Q39
小論文について質問です。普段から新聞を読んだり、ニュースを見たりしていましたか? 小論文対策は何月ごろから始めましたか?

A39
あまり新聞やニュースは見ていませんでした。まあネットで少し、というくらいでしょうか。今はNHK夜7時のニュースとネットのニュース(グーグル、ヤフー)を見ていますが、おすすめです。家で新聞を取っているなら、軽く読むのもいいでしょう。あくまで軽く。
対策は量自体は少なかったですね。期間としては、まあ夏くらいからじゃないでしょうか。今の時期は代ゼミの慶應プレがありますので、それを受けるようにしましょう。

Q40
SFCの小論はかなり難しいでしょうか? あと小論対策はどれくらいの期間が必要でしょうか? 小論があるので慶應を敬遠しています。

A40
SFCのことは全く分かりませんが、小論文は法学部で標準、経済学部で割と簡単、というふうに感じます。おそらく、そこまで難しくはないのではと思います。正直、敬遠する必要があるほど難しい小論文が出るとは思えません。ウェイトは英語や数学のほうがおそらくずっと上でしょう。少なくとも法や経済はそうです。そのへんはほとんど英語で決まります。
対策ですが、期間の問題ではなく、量の問題です。その量についても、現代文や英語ができる人なら、そんなに必要ありません。参考書については国語の参考書カテゴリで書きましたが、演習は過去問を5〜10年分くらい書いてみれば十分でしょう。あとは慶應プレ模試くらいです。

Q41
漢字の対策はしませんでしたか?

A41
対策はしていません。大学受験では基本的に漢字対策は必要ない気がします。

Q42
日本史で、用語集と資料集は使用しませんでしたか?

A42
日本史のところで書いた本のみ使用し、史料集、資料(図画)集、用語集などは使用していません。もちろん、あれば理解は深まるでしょうが、無いなら無いで問題ないと思います。

Q43
私は浪人生で、世界史を選択しました。ナビゲーター世界史を1周したのですが、頭に入ってきません。具体的には、用語は覚えてもすぐにあやふやになり、横の流れが全く定着しません。そこでブログ内の日本史の記事で、「私が日本史の勉強を始めたのは、夏だったと思います」とあったので、今からでも日本史に変えようか迷っています。今からでも日本史に変え、ブログ内のやり方で勉強すれば大丈夫でしょうか? 個人の記憶力等の関係で判断は難しいと思いますが、どうかアドバイスお願いします。

A43
実は、受験勉強ではなく教養として、今、私もナビゲーター世界史を読んでいます。この本が世界史の参考書で最も評判が良いようですね。ただ、受験ではないので暗記はしなくていいやと思っていて、実際おおまかな内容は分かりますが、用語は全く覚えていません。
日本史と比較すると、私の場合は日本史のほうがずっと楽に思えるのですが、やはり世界史のほうがいいという人もたくさんいます。そのため、ちょうど半分ずつ位に受験生が分かれるわけです。
確かに、今から日本史を勉強しても間に合うと思いますが、世界史の勉強を、やり方を変えて継続するか、日本史に乗り換えるか、どちらがいいかは、今どのくらい世界史を覚えているかというのと、どちらが自分にとって興味が持てそうか、といった点で考えてほしいと思います。もしやり方が悪いのであれば、日本史にしても同じことだと思います。

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keio09 at 22:08コメント(20)トラックバック(1)Q&A 

 この本は、昭和の有名な歴史家、平泉澄が少年のために書いた「少年日本史」を文庫化したものです(講談社学術文庫)。少年向けとは言っても、私が17の頃に初めて読んだときは、とても苦労した記憶があります。中学のころは歴史の授業が面白かったし、成績もよかったのですが、それでも自分が知らない人物や出来事が多く、混乱しながら読んだものでした。最近また読んだのですが、もう6回目で、さすがにスラスラ読めました。

 この本は書き出しからしてカッコいいです。「人生は短く、芸術は長しといい、また彪(ひょう)は死して皮を留め、人は死して名を残すといいます。しかるにその芸術功業の長く伝わり、名声栄誉の万世に不朽なるは、その精神功業の、子孫後世に理解せられ継承せられるがためであって、もし子孫にしてこれを理解せず、後世にしてこれを継承することがないならば、すべてはその人と共に消滅してしまい、人生はすべて一瞬の泡沫、死と共に雲散霧消するでありましょう。古来、家に庭訓を厳しくし、国に教育を重んずるは、そのためであって、教育の要諦は実にここに存するのであります」
 要するに、人は必ず死ぬが、後世に何かを残すことができる、しかし、もし子孫たちが歴史を学ばないならば、何も残らないから無駄死にである、ということです。実際、歴史は、それを学ぶことで精神を養うことができ、様々な過去から実用的な教訓も学ぶことが出来る、素晴らしいものです。だからどこの国でも歴史教育は重視されています。歴史研究は、実証的に歴史的事実を明らかにする学問です。それに対して歴史教育は、研究によって明かされた事実をもとに、精神や教訓を学ぶものです。したがって、教育上は、様々な歴史の見方というものが可能です。事実は一つであっても、人により、国により、立場によって解釈は変わります。

 この本の歴史観は確かに古いものです。しかし、古いからといって、それだけで捨て去るのではなく、実際に読んでみて判断するのが、学問的態度ではないでしょうか。私はここで、この本の歴史観が正しいと主張したいわけではありません。そうではなくて、様々な歴史観に触れることで、多面的な見方ができるようになるし、それによって自分なりの歴史観が持てるようになる、と思うのです。

 私はこの本を読むまで、日本にどんな神話・伝説があり、日本国や皇室がどのように始まったと言い伝えられているのか知らなかったし、興味もありませんでした。だから、最初は驚きの連続でした。よく考えてみると、例えばアメリカ人がジョージ・ワシントンを知らないなんてことはないし、中国人が毛沢東を、トルコ人がケマル・アタチュルクを学ぶことは当たり前です。もちろん、神話や伝説は歴史ではなく、物語ですし、日本国や皇室がどのように始まったかは、実際には分かりません。でも、この本は物語日本史だから、それでいいのです。私は神話や神様を信じてはいません。でも、この本に出会って以来、大好きになりました。それに日本の歴史がよく分かり、前よりも日本が好きになりました。以前書いたとおり、知ることは愛することです。日本を知らなければ日本を愛することなどできません。

 なお、この本がそのまま受験に役に立つというわけではありませんが、通史なので、この本で得た知識を骨組みとして、受験に必要な日本史の知識を蓄積していくことが出来たと思います。
 講談社学術文庫には絶版の本も多いですが、この本は未だに増刷され続けているようです。昭和の本ですが、今後きっと古典として読み継がれていくと思いますし、そう願っているのです。

 

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keio09 at 22:07コメント(0)トラックバック(0)私の好きな本 
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