おわりに
2022年10月24日
私がもし今20歳くらいで、受験生だったとしたら、どの大学・学部を選ぶでしょうか?
まず考えるべきことは、文系か理系か、です。
私は実際には文系、政治学科を選んだわけですが、それが正解だったかどうかを検討しなければなりません。
確かにそれは悪い選択ではなかったと思います。自分の興味・関心と、実際の学問の面白さ、そして就職の面など、どこをどう考えても、悪い選択ではありませんでした。
興味のある分野によっては、経済学部や商学部、社会学部、文学部などを選ぶのもよいでしょう。
しかし、今の自分の視点からすると、本当にこの選択でよかったのか、という疑問が残ります。
確かに、当時の自分の問題意識からして、他の学部・学科を選択するということは、まず有り得なかったと思うのですが、人生全体というスパンで考えていくと、必ずしも適切な選択だったとは言えません。
なぜなら、政治学、あるいは歴史、哲学、思想、宗教、社会学などの社会科学・人文科学を勉強していった結果、ある程度まで学問が進んだところで、自分の中で一定の答えが出て、それ以上の興味があまり湧いてこないからです。
というのも、社会科学などといったところで、結局それは社会を客観視して分析するだけで、社会をコントロールすることなどできないからです。
例えば、マルクス主義は社会をコントロールして人々が平等で平和で自由な理想社会を作れると考えて革命を起こしましたが、結局不可能なことであると判明しました。
そのマルクス自身が言っていたように、社会には疎外という現象があって、個人が合理的だったとしても社会が合理的であるわけではないのでした。
また、マルクス主義史観(唯物史観=史的唯物論、階級闘争史観)においてマルクスが言ったことは、下部構造は上部構造を規定する、つまり思想や文化ではなく経済的構造が社会を形成しているということでした。
実際、思想や文化が社会を変える場合はあるのですが、それよりも根本的な構造としては、経済、あるいは科学技術が、社会・政治・文化を形成しているのではないでしょうか。
このように考えてくると、自分がいくら政治や社会、歴史、哲学・思想・宗教に詳しくなったところで、それが社会のコントロールに繋がることは決してない。
社会の変革は必ず科学技術の進歩に伴う経済革命によって起こる。それは過去の産業革命(蒸気機関、電気、IT)からも明らかです。明治維新の直接の原因は、近代西洋資本主義国家の軍事力に対抗するには日本も近代資本主義を導入して社会を変えなければならなかったからです。したがって尊皇攘夷とか王政復古とか祭政一致とかいったところで、それは近代化のための道具にすぎなかったのでした。根本にあるのは科学技術で、文化や哲学は二義的に社会に影響するということが分かると思います。
したがって、自分がいくら学問を積んでいっても、それが本当の意味で社会の変革に役立つということはないのだと思えてきました。また、人間とはどういうものなのか、社会とは、といった問題意識に対しては、30年も生きていれば、ある程度の答えが出てきてしまいました。「所詮はこんな感じのもの」という結論に到達したのです。
むろん、人間は全てを解き明かすことはできません。そこまで賢くないのが人間で、真に客観視することなど不可能です。ただ、現時点でどういったことが分かっているのか、どういうふうに言えるのか、ということは分かりました。
そのため、わざわざ大学で政治学や経済学を学ぶ必要はないし、そういったことを学んだところで社会を変えることはできないと考えます。
今の私が選ばない分野法学部(法学、政治学) 経済学部 商学部 文学部(哲学、思想、宗教、倫理学、歴史学 社会学 心理学 文学 言語学など)
今の私が選ぶ大学・学部東京大学 工学部京都大学 工学部東京工業大学慶應義塾大学 理工学部早稲田大学 基幹理工学部、先進理工学部名古屋大学 情報学部、工学部大阪大学 工学部、基礎工学部筑波大学 情報学群、理工学群東北大学 工学部東京都立大学 システムデザイン学部横浜国立大学 理工学部神戸大学 工学部北海道大学 工学部九州大学 工学部
それ以外に選んでもいい分野
医学部 薬学部 理学部 農学部
まず、勉強する内容として文系の学問は10年くらいで飽きます。そして、うんざりします。社会はどうしてこんなにも変わらないのか、どうして世の中の人々はこんなにも愚かなのか、と。実際には愚かなのは一人一人の人間ではなく社会の中に置かれた場合のアクターとしての人間です。先に言ったように疎外によって人間は個人の能力よりも遥かに愚かな言動をするようになるのです。
資本主義もダメ、社会主義もダメ、民主主義もダメ、専制政治もダメ、となれば、何もいいことなどありません。
文系の学問を極めれば極めるほど、人間社会のおかしさや、人間の愚かさ、過去に対するやるせなさと、未来に対する絶望感しか覚えません。
もし、拉致被害者はもうじき日本に帰ってくる、北方領土や竹島は日本に戻ってくる、北朝鮮は核放棄して韓国と統一される、中国は台湾の独立を認める、ロシアはウクライナから撤退して和平を結ぶ、イスラエルはパレスチナと共存の道を選ぶ、世界中の核保有国が核放棄する、世界からやがて貧困は消えていく、地球温暖化が止まる、日本経済は目覚ましい成長をとげる、出生率が上昇して人口がまた増える、人々の経済格差が小さくなっていく、といったようなことを本気で信じている人がいたとしたら、頭がおかしいとしか言いようがありません。
文系の学問を通して、確かに、自分、人間、社会、世界といったものを考えることができます。それによって見えてくるもの、自分の存在というものをどう考えるか、ということに一定の答えは出せます。
しかし、そのあとはどうでしょうか。答えが出たあと、それで何がどうなるというものでもないのです。
自分にとっても、社会にとっても、本当に役に立つ学問は、やはり理系にかぎられるのです。
文系の学問など、道楽でしかないのです。
もっとも、世間の大卒の人たちの99%は、上に述べたような境地まで全く辿り着いてはいないでしょう。おそらく出発点にすら到達できていないレベルの人たちがほとんどです。それは別にFランの人たちをバカにして言うのではないのです。
本気で物事を考える能力とやる気がある人を除けば、たとえ東大生でも薄ら寒いレベルの教養しか持ち合わせていないと思うのです。
だから、世の中で文系に進んだ人たちのほとんどは、全く愚にもつかない水準の勉強で終わってしまい、なんの役にも立ちません。そして、ある程度の境地にまで到達した人でも、別に役に立つわけではないのです。
その証拠に、日本の政治や経済は、この数十年間、決して良くなっていません。高度経済成長時代も、別に指導者たちが優秀だったから成長していたのではなく、単にそういう環境の時代だったというにすぎません。
また、ブッダといえば仏教の歴史において最も偉大な存在とされていますが、ブッダにできたことといえば、人々に教えを説いて考えを改めさせることだけです。しかも、本当の意味でブッダの言葉を理解して実践した人は、この数千年間に、わずかしかいません。現在でも、ほとんど理解されていません。
キリストは多くの人の病気を癒やしたと福音書に書かれていますが、人類の歴史を考えれば、キリストに直接会って治してもらえた人など、ゼロに等しいのです。それ以外の人は、医学によってしか救われないのです。
文系の学問を学んで、一定の悟りを得たところで、結局それはなんの役にも立たないのです。役に立たないということだけが分かるのです。
それだったら、社会の役に立つ理系の学問を学んで、下部構造を変えていくことでやがて上部構造を変えていく、これこそが唯一の社会変革の道です。
もしかしたら私も、歳は取っていますが、第二の人生として、東大工学部を受験することがあるかもしれません。
まして若い人たちは、ぜひ理系の学部を選んでほしいと思います。
ウィキペディア「第四次産業革命」によれば、
ロボット工学、人工知能 (AI) 、ブロックチェーン(仮想通貨)、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー(生物工学)、量子コンピュータ、モノのインターネット (IoT) 、3Dプリンター、自動運転車(スマートカー)、仮想現実、拡張現実、複合現実などの多岐に渡る分野においての新興の技術革新を特徴とする。これらの技術革新は2030年代までには機械の自律性や柔軟性を極限まで高め、機械が人間にとって創造的でない仕事を肩代わり出来るようにする。それどころか、次第に生物と機械を区別できなくし(動物との意思疎通など[8])、最終的にはバイオテクノロジーやナノテクノロジーを用いた人体改造でポストヒューマンを生み出すことを可能にする。その時点で、人間の思考は機械の情報処理と統合され、真の意味で拡張可能になり、人類進化は次のステージに進むことになる。
つまり、第四次産業革命の先には人類そのものの進化すらあり得ると考えられているのです。その点で過去の産業革命とは明らかに異なる時代になるのですが、既にIT革命以降の人類が得た知は、それ以前と比べると進化といってよいほどのレベルにあるのではないかと思います(このことはZ世代には分かりにくいでしょうが、子供時代をインターネットなしで育った我々Y世代、あるいは、ゆとり世代とも、さとり世代とも呼ばれますが、私はあえて平成ゴジラ世代と呼ばれたい、我々の世代にとっては自身の成長とネットの普及がオーバーラップして、まさに旧世代・旧時代と新世代・新時代の境界を見た気がします)。
人類の進化に伴って社会は根本からの変革を余儀なくされます。すると、これまでの職業が消えていくのはもちろんのこと、法学、政治学、経済学、商学、哲学、思想、宗教、倫理学、社会学、心理学、文学といった分野についても、根本から状況が変わる、つまり過去の研究は役に立たなくなる公算が大きいのです。
これでもまだ文系の学問を自分の専門にしようと考えますか。
それとも、文系の分野は趣味として学んで、ガッツリ勉強するのは理系を選びますか。
はっきり言って、大学に行かなくても文系の学問はいくらでも勉強のやりようがあるのです。
AIがもっと進化したら、文系の大学教授が全員クビになるということもあり得るでしょう。
近年、情報系の学部の偏差値は非常に高くなっています。医学部より高くなる日も近い?
(この分野を極めれば世界トップクラスの資産家になれる可能性も?)
学問の対象としては、人や社会を相手にするよりも、科学や自然を相手にするほうがいい、と私は思います。
正しい思想や哲学、社会科学による「日本の中興」は諦めました。ほとんどの人は正しく物事を見ることができるほど賢くはない。はっきり言って、慶應や早稲田に合格するのはゲームをクリアするよりも易しいが、それすらほとんどの人にはできない。まして物事を理解することはゲームをプレイすることよりも難しい。
しかも個人として正しい見識を持ち得たとしても(東大出身の政治家や官僚が全員私より愚かだとするのは、さすがに見くびりすぎである)、集団となれば正しい言動ができなくなっていくのであるから。
また、唯物論も盲信すれば一種の宗教に陥るのだから、正しい思想にはスピリチュアルな面で中庸が求められるが、それは個人においても極めて危険なバランスにあり、社会においては必ず暴走を免れない。事実、私の言動は時にエキセントリックになって人生を崩壊させ、大日本帝国にせよ何にせよ、国家や民族の持つ宗教性は大きな過ちへと突っ走っていくことが多い。
理論と実験によって成立する自然科学をこそ信用すべきである。
なお、私の学識の一端は以下の記事でご紹介しております。
私が好きな本のリスト
実は、私は高校1年生の頃は、漠然と、地元の国立大学の情報科学科に進学することを考えており、2年生になるときには実際に理系を選択していたのでした。その後、高校は辞めましたが、今考えてみると、当時考えていたことのほうが、その後の私の実際の進路よりも、よっぽどまともだったと思います。
また、理系を選んだ際には、「文系は数学ができないアホ」と思っていましたが、これは現在の自分を含めて、正しいと思います。文系は数学から逃げたアホです。
2019年05月25日
私が使った参考書の中で、今でも、「あれはすごかった」と思っているものをご紹介しましょう。
難関大学を目指す人も、そうでない人も、要チェックです!
ここでは、全て改訂版を掲載します。
1位 英語
伊藤和夫『ビジュアル英文解釈』(Part1&2)
使い方
2冊で60の英文が載っているので、1日一つずつ訳していきましょう。最初に自分で訳してみて、次に解説を読みながら確認し、あとは英文を音読するだけです。音読は、その日だけでなく、その後も定期的に繰り返しましょう。私は入試本番まで本当に何度も繰り返し音読しました。
文法が完璧になってから(エバーグリーンやナビゲーターを読んでから)取り組みましょう。
ビジュアルより簡単な解釈本としては『基本はここだ』があります。文法と並行して取り組めるくらい簡単な内容です。
2位 英語
伊藤和夫『英文法のナビゲーター』(上・下)
使い方
2,3周すれば文法を理解できると思います。文法問題は基本を理解していれば、暗記に頼らずとも結構応用が効きます。また、読解力の基礎としての文法理解も、この本でバッチリです。
ただ、できれば先にエバーグリーンを一度通読しておいたほうが、簡単に取り組むことが出来ると思います。
3位 英語
『総合英語Evergreen』
使い方
分からないことがあったときに、辞書のように使うのが基本ですが、一度通読しておくと文法を体系的に理解できます。なお、この本はフォレストの改訂版です。
4位 英語
『システム英単語』
使い方
ミニマルフレーズを音読し、赤シートで隠しながら日本語訳を答え、次に下の単語と意味を確認し、ポイントチェッカーも確認しましょう。ただ、最初から全部やると大変なので、まずはミニマルフレーズだけでも大丈夫です。毎日コツコツ取り組むとモチベーションを維持しやすいと思います。単語の暗記に長時間使いのはあまり得策とは言えません。
第4章はあまり出ない単語なので、飛ばしても構いません。逆に第5章(多義語)は重要なので、しっかり取り組みましょう。
東大・早慶レベルを受けない人には『Basic』がオススメです!
5位 英語
『速読英単語』『速読英熟語』シリーズ
使い方
単語の暗記はシス単のほうがいいので、この本では長文の読み込みを行いましょう。使い方は、長文を読む、分からない部分は訳を確認する、あとはまたひたすら音読する、です。
難易度ですが、入門編、熟語、必修編、上級編というふうに難しくなっていると思います。熟語と必修編は逆でも構いません。入門編については、本当に簡単なので、文法や『基本はここだ』と並行して使えます。
上級編は東大・早慶レベルです。
なお熟語の暗記には『新・英文法頻出問題演習 Part2』がオススメ! 頻出マークのものだけで十分です。
6位 日本史
石川晶康『石川日本史B講義の実況中継』(全4巻)
使い方
この本を3回くらい読んで理解と暗記をしっかりやれば、早慶レベルでも対応可能です。教科書よりも読みやすいのがグッド。
7位 日本史
金谷俊一郎『日本史B一問一答完全版』
使い方
赤シートを使ってひたすら暗記してください。星3・2を覚えれば早慶まで対応可能。
もっと別の問題形式もやりたいという場合は、『実力をつける日本史100題』もオススメ!
8位 現代文
霜栄『現代文読解力の開発講座』
使い方
しっかり解説を読んで、現代文の読み方と解き方を理解するようにしましょう。私は現代文はこれしか使っていません。ゴジラが出てくるところも好きですね。
現代文が苦手な人は、新書などで評論文をたくさん読むのがいいと思います。自分が大学に入ってから勉強したいテーマについて読むといいでしょう。私のオススメの本については、以下の記事を参照してください。
私が好きな本のリスト
9位 漢文
田中雄二『田中雄二の漢文早覚え速答法』
使い方
漢文はそんなに難しくない分野なので、この本をしっかり読んで理解と暗記をしましょう。
10位 小論文
岡田寿彦『論文って、どんなもんだい』
使い方
この本だけは何故か絶版ですが、小論文で一番好きな参考書なので、ご紹介しておきます。会話形式で書かれていて読みやすく、内容もしっかりしているので、本当に好きです。『ライ麦畑でつかまえて』っていいですよね。『現代文読解力の開発講座』の前書きも、なぜか『ライ麦』のパロディになっていて笑えます。でも受験生に『ライ麦』はオススメしないな(ホールデン・コールフィールドは、すごすぎる)。
2019年05月08日
以下に掲げるのは、私が好きな本、勉強になった本です。中学生・高校生・受験生に特にオススメの本には、★を付けました。参考にしてください。
★が2つあるものは大学受験にも活用できるものです(ここでは政経倫理は考慮しておりません。この科目を含めた場合は、もっと多数に上ります)。
★★は8つあります(物語日本史、平家物語、太平記、火の鳥伝記文庫、松下村塾と吉田松陰、憲法原論、方丈記、今昔物語集)。活用分野としては基本的に日本史・古文となりますが、憲法原論は歴史・現代文・小論文に活用できます(もちろん政経倫理にも)。さらには、大学での社会科学(政治学や経済学など)の基礎にもなる本ですので、ぜひお読みください。
大学でどんな勉強をすることになるか気になる人は、☆を読んでみてください。ただ、自分の専門が政治学・社会科学であるため、分野には偏りがあります(特に日本思想史や国際政治学が一応の専門という感じ)。
また、このリストの本には、著者の主張が強く出ているものと、教科書的に中立的なものとがありますので、そのへんは各自で考えて読むようにしてください。まあ鵜呑みにしなければ問題はありません。どんな立派な先生が書くこと・言うことでも、鵜呑みにすべきではありません。学問とは批判なのです(正しいことと間違っていることを見分けて指摘すること)。
若いうちは情熱的な内容の本を読むといいと思います(例えば偉人の伝記)。どうせ歳を取れば誰でもニヒリスト的になっていくものなので。それこそが成長とも老化とも言われるものです。
(12月8日追記)
評論文にはよくヘーゲルなどの哲学が出てくることが多いようですが、そのあたりは『14歳からの哲学入門』や『ソフィーの世界』を読むと、非常に分かりやすいかと思います。あとは、レイ・カーツワイルの『シンギュラリティは近い』なんかは、すごくヘーゲルっぽい気がするのですが、そちらは別に読まなくても大丈夫です。
哲学や社会科学の基礎を学んでおくと、大学入試だけでなく、入学後、あるいは人生全体において、得るものが多いかと思います。まあ哲学や思想というのは、強烈であればあるほど、デメリットも出てきてしまいますけどね。簡単な解説書については、そういう心配はないでしょう。
(以上)
●歴史
★★物語日本史 平泉澄
★★平家物語 若い人への古典案内 長野甞一
★★現代語で読む太平記 山本藤枝
乃木大将と日本人 スタンレー・ウォシュバン
乃木希典―高貴なる明治 岡田幹彦
東郷平八郎―近代日本をおこした明治の気概 岡田幹彦
★日本人はとても素敵だった 楊素秋
帰らざる日本人 蔡敏三
台湾人と日本精神 蔡焜燦
愛する日本の孫たちへ 猪股るー
インドネシアの人々が証言する日本軍政の真実
フィリピン少年が見たカミカゼ ダニエル・H・ディソン
アジアが今あるのは日本のお陰です―スリランカの人々が語る歴史に於ける日本の役割
代表的日本人 内村鑑三
★★松下村塾と吉田松陰 古川薫
橋本左内 山口宗之
真木保臣 山口宗之
福翁自伝 福澤諭吉
★キスカ 撤退の指揮官 将口泰浩
硫黄島 栗林忠道大将の教訓 小室直樹
日本のいちばん長い日 半藤一利
収容所(ラーゲリ)から来た遺書 辺見じゅん
東京裁判の正体 菅原裕
秘録 東京裁判 清瀬一郎
世界がさばく東京裁判 佐藤和男
☆歴史とは何か E.H.カー、清水幾太郎
☆津田左右吉歴史論集 津田左右吉、今井修
義経伝 黒板勝美
万物流転 平泉澄
★★講談社火の鳥伝記文庫(以下は主なもの)
★聖徳太子
平清盛、★源義経、源頼朝、奥州藤原氏四代
★北条時宗、★楠木正成、新田義貞、足利尊氏
★織田信長、★豊臣秀吉、★徳川家康、武田信玄、上杉謙信、毛利元就、伊達政宗、今川義元、明智光秀、真田幸村
★徳川光圀、大石内蔵助、★徳川吉宗、★二宮金次郎
★吉田松陰、★西郷隆盛、★高杉晋作、★勝海舟、坂本竜馬
★福沢諭吉、★伊藤博文
諸葛孔明、チンギス・ハン
ワシントン、ナポレオン、リンカーン、ケネディ
これ以外にも、聖武天皇、日野富子、北条早雲、春日局、徳川慶喜、大隈重信などありますが未読です。
●社会科学
★学問のすすめ 福澤諭吉
★★日本人のための憲法原論 小室直樹
ソビエト帝国の崩壊 小室直樹
危機の構造―日本社会崩壊のモデル 小室直樹
☆社会科学における人間 大塚久雄
社会科学の方法 ヴェーバーとマルクス 大塚久雄
☆社会学のエッセンス 有斐閣
本当にわかる宗教学 井上順孝
☆宗教社会学を学ぶ人のために 井上順孝・編
日本人のための宗教原論 小室直樹
日本教の社会学 山本七平、小室直樹
●政治学
☆政治学入門 矢部貞治
☆現代政治学入門 バーナード・クリック
☆近代の政治思想 福田歓一
☆近代民主主義とその展望 福田歓一
☆政治学 久米郁男ほか
日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ 飯尾潤
☆西洋政治思想史 宇野重規
★功利主義入門―はじめての倫理学 児玉聡
☆法哲学(の前半) 瀧川裕英、宇佐美誠、大屋雄裕
自由論 J.S.ミル、斉藤悦則
世界の名著 38 ベンサム ミル
これからの「正義」の話をしよう マイケル・サンデル
和辻哲郎全集 第14巻 和辻哲郎
職業としての政治 マックス・ヴェーバー
日本の思想 丸山真男
現代政治の思想と行動 丸山真男
想像の共同体 ベネディクト・アンダーソン
想像の共同体 ベネディクト・アンダーソン
●国際政治学
★国民のための戦争と平和の法 小室直樹、色摩力夫
★新戦争論─“平和主義者”が戦争を起こす 小室直樹
世紀末・戦争の構造―国際法知らずの日本人へ 小室直樹
三酔人経綸問答 中江兆民
☆国際政治―恐怖と希望 高坂正尭
☆国際紛争―理論と歴史 ジョセフ・ナイ
☆大国政治の悲劇 ジョン・J. ミアシャイマー、奥山真司
米中もし戦わば ピーター・ナヴァロ
北朝鮮入門 礒崎敦仁、澤田克己
★めぐみ 本そういち
永遠平和のために カント、中山元
●法学
☆現代法学入門 伊藤正己、加藤一郎
☆法哲学 瀧川裕英、宇佐美誠、大屋雄裕
日本人の法意識 川島武宜
☆判例ライン 憲法 大沢秀介
美濃部達吉著作集 美濃部達吉
日本国憲法原論 美濃部達吉
日本国憲法論 佐々木惣一
日本憲法論 大石義雄
憲法の原理 宮沢俊義
☆憲法 芦部信喜
明治憲法の思想 八木秀次
日本国憲法とは何か 八木秀次
憲法改正がなぜ必要か 八木秀次
日本国憲法を考える 西修
ここがヘンだよ!日本国憲法 西修
憲法の常識 常識の憲法 百地章
日本国憲法の問題点 小室直樹
憲法への招待 渋谷秀樹
憲法守って国滅ぶ 小林節
日本の憲法 すめらみことのしろしめす国 森清
●経済
論理の方法 小室直樹
小室直樹経済ゼミナール 資本主義のための革新 小室直樹
★高校生のための経済学入門 小塩隆士
☆らくらくマクロ経済学入門 茂木喜久雄
☆らくらくミクロ経済学入門 茂木喜久雄
8000万人社会の衝撃 地方消滅から日本消滅へ 加藤久和
隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働 ルトガー・ブレグマン
ベーシック・インカム 原田泰
人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 井上智洋
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの 松尾豊
AIの衝撃 人工知能は人類の敵か 小林雅一
スーパーヒューマン誕生! 人間はSFを超える 稲見昌彦
シンギュラリティは近い[エッセンス版] 人類が生命を超越するとき レイ・カーツワイル
マルクス思想の核心 鈴木直
共産党宣言 マルクス、エンゲルス
ユートピア トマス・モア
●哲学
★★ソフィーの世界 ヨースタイン・ゴルデル
★★14歳からの哲学入門 飲茶
★ヨーロッパ思想入門 岩田靖夫
大論争!哲学バトル 畠山創
エピクロス 教説と手紙 出隆、岩崎允胤
ギリシア哲学者列伝(中巻、キュニコス派のディオゲネス)
ギリシア哲学者列伝(下巻、ヘラクレイトス)
初期ギリシア哲学者断片集(ヘラクレイトス) 訳:山本光雄
☆哲学入門 戸田山和久
しあわせ仮説 ジョナサン・ハイト
●仏教
維摩経講話 鎌田茂雄
釈尊のさとり 増谷文雄
仏教百話 ちくま文庫 増谷文雄
仏教百話 ちくま文庫 増谷文雄
ブッダ伝 生涯と思想 中村元
ブッダの真理のことば 感興のことば 岩波文庫 中村元/訳 岩波書店
ブッダのことば スッタニパータ 岩波文庫 中村元/訳 岩波書店
ブッダ最後の旅 大パリニッバーナ経 岩波文庫 中村元/訳 岩波書店
現代語訳 般若心経 玄侑宗久
般若心経講話 鎌田茂雄
般若心経秘鍵 弘法大師(訳:加藤精一)
般若心経秘鍵 弘法大師(訳:加藤精一)
禅とはなにか 鎌田茂雄
ただ坐る 生きる自信が湧く 一日15分坐禅 ネルケ無方
参禅入門 講談社学術文庫 大森曹玄瞑想ヨーガ入門 綿本彰
●老荘
ビギナーズ・クラシックス 老子・荘子
老子 金谷治
荘子 全4巻 金谷治
タオのプーさん ベンジャミン・ホフ
論語(訳:金谷治など)
論語物語 下村湖人
福音書(マタイ、マルコ、ルカ)
聖書物語 山室静
●武士道
★話し言葉で読める「西郷南洲翁遺訓」 西郷隆盛、長尾剛
★二宮翁夜話 二宮尊徳、渡邊毅
山彦 平泉澄
★啓発録―付 書簡・意見書・漢詩 橋本左内
★[新訳]留魂録 吉田松陰、松浦光修
吉田松陰留魂録 吉田松陰、古川薫
講孟箚記 吉田松陰
氷川清話 勝海舟
武士道 新渡戸稲造
いつまでも、いつまでもお元気で―特攻隊員たちが遺した最後の言葉 知覧特攻平和会館
大東亜戦争詩文集
先哲を仰ぐ 平泉澄
●神道
図解雑学 神道 井上順孝
神道入門 日本人にとって神とは何か 井上順孝
☆神道とはなにか 安蘇谷正彦
☆神道 日本の民族宗教 薗田稔・編
玉くしげ 美しい国のための提言 本居宣長、山口志義夫
宇比山踏 皇朝学入門 本居宣長、山口志義夫
☆現代社会と神道 安蘇谷正彦
☆現代の諸問題と神道 安蘇谷正彦
神道のちから 上田賢治
☆神道神学論考 上田賢治
☆神道神学 組織神学への序章 上田賢治
●神話
★日本の神話 吉田敦彦
★日本神話 日本人の心のルーツが見えてくる! 吉田敦彦
★教科書が教えない神武天皇 出雲井晶
古事記 次田真幸
日本書紀 宇治谷孟
☆神話学とは何か 吉田敦彦、松村一男
鬼と悪魔の神話学 吉田敦彦
日本神話の思想 スサノヲ論 河合隼雄・湯浅泰雄・吉田敦彦
神話と日本人の心 河合隼雄
歪められた日本神話 萩野貞樹
●天皇
皇室と日本人―寛仁親王殿下お伺い申し上げます 寛仁親王殿下
皇族の「公」と「私」 寛仁親王殿下、工藤美代子
福沢諭吉の日本皇室論 福澤諭吉、池田一貴
★皇室入門 渡部昇一、こやす珠世
天皇恐るべし 小室直樹
奇蹟の今上天皇 小室直樹
昭和天皇の悲劇 小室直樹
「天皇」の原理 小室直樹
「天皇」の原理 小室直樹
天皇 日本人の精神史 葦津珍彦
日本の君主制―天皇制の研究 葦津珍彦
近代知識人の天皇論 石田圭介
戦後天皇論の軌跡 石田圭介
天皇陛下の本心 25万字の「おことば」を読む 山本雅人
天皇陛下の全仕事 山本雅人
天皇明仁の昭和史 高杉善治
今上天皇 つくらざる尊厳 級友が綴る明仁親王 明石元紹
道 天皇陛下御即位十年記念記録集 宮内庁
道 天皇陛下御即位二十年記念記録集 宮内庁
★昭和天皇 ご生誕100年記念 出雲井晶
昭和天皇語録 黒田勝弘、畑好秀
思い出の昭和天皇 寛仁親王、池田厚子、東久邇信彦、壬生基博、秩父宮妃勢津子、高松宮妃喜久子
昭和天皇の研究 山本七平
語られなかった皇族たちの真実 竹田恒泰
怨霊になった天皇 竹田恒泰
テムズとともに 英国の二年間 徳仁親王(皇太子)殿下
●文学
★万葉の人びと 犬養孝
★万葉のいぶき 犬養孝
★★ビギナーズ・クラシックス 方丈記 鴨長明
★★ビギナーズ・クラシックス 今昔物語集
★ビギナーズ・クラシックス おくのほそ道 松尾芭蕉
日本の昔話 柳田国男
ライ麦畑でつかまえて J.D.サリンジャー、野崎孝
ナイン・ストーリーズ J.D.サリンジャー、野崎孝
★星の王子さま サン=テグジュペリ、内藤濯
クマのプーさん全集 A.A.ミルン
青い鳥 メーテルリンク
青い鳥 メーテルリンク
すばらしい新世界 オルダス・ハクスリー
われはロボット アイザック・アシモフ
1984年 ジョージ・オーウェル
動物農場 ジョージ・オーウェル
ボッコちゃん 星新一
動物農場 ジョージ・オーウェル
ボッコちゃん 星新一
★女子高生ちえの社長日記シリーズ 甲斐莊正晃
●実用
★人を動かす デール・カーネギー
★道は開ける デール・カーネギー
★ほんとうの敬語 萩野貞樹
☆論文の教室―レポートから卒論まで 戸田山和久
★教養としての大学受験国語 石原千秋
読書について ショーペンハウエル
本を読む本 モーティマー・J. アドラー、C.V. ドーレン
数学を使わない数学の講義 小室直樹
数学嫌いな人のための数学―数学原論 小室直樹
★本気になればすべてが変わる 松岡修造
知識ゼロからのジョギング&マラソン入門 小出義雄
★本気になればすべてが変わる 松岡修造
知識ゼロからのジョギング&マラソン入門 小出義雄
●教育
歴史に観る日本の行く末 小室直樹
★精撰尋常小学修身書 八木秀次
修身・日本と世界 小池松次
感動を教えてくれた国語教科書 萩野貞樹
品格ある日本人を育てた小学国語読本 小池松次
小学校「国語」副読本 石井公一郎、萩野貞樹
学校でまなびたい歴史 齋藤武夫
先生、日本のこと教えて―教科書が教えない社会科授業 服部剛
人にはなぜ教育が必要なのか 小室直樹、色摩力夫
人をつくる教育 国をつくる教育 小室直樹
★窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子
君たち、どうする? 小野田寛郎
魚は水人は人の中―今だからこそ伝えたい師小野田寛郎のことば 原充男
たった一人の30年戦争 小野田寛郎
小野田寛郎の終わらない戦い 戸井十月
★愛国心の教科書 渡邊毅
★道徳の教科書 渡邊毅
道徳の教科書実践編 渡邊毅
教育勅語 大原康男
教育勅語の真実 伊藤哲夫
教育勅語 杉浦重剛
福沢諭吉「強い日本人」をつくる言葉 福澤諭吉、岩松研吉郎
アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書
●エッセイ
クロサワさーん! 土屋嘉男
★思い出株式会社 土屋嘉男
★続 思い出株式会社 土屋嘉男
魚はゆらゆらと空を見る―釣りバカ放浪記 土屋嘉男
素晴らしき特撮人生 佐原健二
本多猪四郎―「ゴジラ」とわが映画人生 本多猪四郎
「うつ」への復讐 高島忠夫
怪獣人生〜元祖ゴジラ俳優・中島春雄 中島春雄
ゴジラが見た北朝鮮 薩摩剣八郎
ゴジラついに大往生 薩摩剣八郎
音楽入門 伊福部昭
音楽入門 伊福部昭
ジョージ・ハリスン自伝 ジョージ・ハリスン
ロスト・レノン・インタビュー
レノン・リメンバーズ
ジョンとヨーコ ラスト・インタビュー
ジョン・レノン ラスト・インタビュー
ジョン・レノン愛の遺言
ジョン・レノン詩集「イマジン」
ザ・ビートルズ リメンバー クラウス・フォアマン
耳こそはすべて ジョージ・マーティン
なお、私の政治的な立ち位置は、決して右寄りではなく、相対主義的・懐疑主義的です(政治に限らず)。一応の支持政党はありますが、単にそれ以外が酷すぎるか弱小すぎるだけです。積極的に支持しているところはありません。(本当は私は、リベラル=政治的自由・経済的平等を志向する立場なのですが、残念ながら日本にはまともなリベラル政党=米民主党・英労働党のようなものがありません)。
宗教的には、神社が好きとか、仏教哲学は好きで寺院観光も好きだが仏教団体や儀式は好きじゃないとか、儒教より老荘が好きとか、エピクロス派だとか、いろいろありますが、基本的には無神論者・唯物論者・無宗教者です。ただし、自然主義者・功利主義者ではあっても、マルキストではありません(唯物論=マルクシズムではない)。
自由主義者・個人主義者なので、カルト的な思想・宗教以外に関しては、ご自由にと思っています。ただ、他人の自由を制限する自由は誰にもないと考えていますので、その点は、ご自由にというわけにはいきません。
ニヒリストなので、客観的に「意味」とか「価値」とか「目的」とかが存在しているとは考えていません。ただし、これは科学的に立証し得る話ではないので、結局は一種の宗教・信条のようなものです。無神論が宗教とされる所以です。ただ、根が懐疑主義なので、神が絶対に存在しないとは断言しません。おそらく居ないというだけの話です。居ないと断言できるなら、その人は神様になってしまいます。
ニーチェは、超人にならなければニヒリズムを克服できないと考えていたそうですが、私は末人なのでニヒリズムを超越する必要性が全く分かりません。生物にとって生命の(主観的な)目的は、快楽の追求です。世の中で、偉そうなことを言っている人は、それが単にその人にとっての快楽であるにすぎません。私のこのブログも、いろいろ偉そうなことが書かれていますが、全て自慢という快楽のためです(開設当初からそう明言しています)。
最後に一つ。私に最も大きな影響を与えているのは、おそらくビートルズだろうと思います(特にジョージ・ハリスン、ジョン・レノン)。英語の勉強にもなりますから、本を読むよりは、まずビートルズを聴くといいですよ。
上記リストの中のいくつかは、今後詳しく取り扱うかもしれません。気が向いたら。
あと、次回はビートルズ入門という感じです。もし興味があれば、そちらをどうぞ。
あと、次回はビートルズ入門という感じです。もし興味があれば、そちらをどうぞ。
(2018年9月29日投稿、2019年5月8日最終更新)
2019年05月07日
ビートルズ(The Beatles)というのは、1960年代のイギリスに出現した、人類史上最高のロックバンドです。メンバーは、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター。
私は中学1年の頃からずっとファンです(いわゆるビートルマニア)。
私は中学1年の頃からずっとファンです(いわゆるビートルマニア)。
ビートルズを聴いて英語を勉強しよう!
(最初から歌詞を勉強しようとするのではなく、暇な時に軽く聴き流すのがいいと思います)
なお、2018年11月にポールが来日するので、私も観に行きます! ロックしようぜ!
なお、2018年11月にポールが来日するので、私も観に行きます! ロックしようぜ!
ちなみに、東大・早稲田・慶應・明治・青山学院・駿河台にはビートルズ専門のバンド演奏サークルがあります。今は学習院にもあるようです(逆に駿河台は現存するか不明)。東大・早慶・マーチを受けるビートルズ・ファンにはオススメ(後期ビートルズみたいなギスギスは多分ないと思います)。
アルバム『レット・イット・ビー』
代表作の一つです。個人的にはビートルズはモノラル盤にかぎる、と思っているのですが、モノラル盤CDはボックスのみで多分バラ売りがないと思います。ツタヤなどにあるのもステレオ盤です。しかし、『レット・イット・ビー』と『アビイ・ロード』は最初からステレオ盤しか存在しないため、オススメしておきます。買うのもいいし、レンタルでもいいですが、レンタルの場合は歌詞カードをコピーしましょう。
これ以外では『ハード・デイズ・ナイト』『リボルバー』『サージェント・ペパー』『マジカル・ミステリー・ツアー』が好きです。
2009年リマスター以前は、『プリーズ・プリーズ・ミー』『ハード・デイズ・ナイト』など初期4枚はモノラル盤だけが出ていました。今でもツタヤなどには置いてあると思います。そちらもオススメです。
もちろん、ステレオ盤を聴いてはいけないということではありません。別に問題はありません。ただモノラル盤のほうが好きというだけのことです。
これ以外では『ハード・デイズ・ナイト』『リボルバー』『サージェント・ペパー』『マジカル・ミステリー・ツアー』が好きです。
2009年リマスター以前は、『プリーズ・プリーズ・ミー』『ハード・デイズ・ナイト』など初期4枚はモノラル盤だけが出ていました。今でもツタヤなどには置いてあると思います。そちらもオススメです。
もちろん、ステレオ盤を聴いてはいけないということではありません。別に問題はありません。ただモノラル盤のほうが好きというだけのことです。
全部レンタルして聴いてみたいという場合は、デビュー作の『プリーズ・プリーズ・ミー』から時代順に月2枚ずつくらい聴いていくのがオススメです。その場合は『アビイ・ロード』を最後にするといいでしょう。
ビートルズに初めて触れるというのは、人生で一度しかできない貴重な体験です。楽しみましょう!
ベスト盤『ザ・ビートルズ1』
レンタルなどであれば、これもオススメ。買う場合はブルーレイが2枚ついたボックスがいいです。なお、レンタルなら『1962年〜1966年(赤盤)』『1967年〜1970年(青盤)』もオススメですが、これは初心者は買わなくていいです。『ビートルズ1』だけでは代表曲が網羅されていないので、レンタルする場合は赤盤・青盤のほうがいいかもしれませんが、この二つで50曲以上あるため、初心者は『ビートルズ1』のほうがとっつきやすいと思います。ちなみに私が初心者の頃は、この3つを順番にレンタルで聴きました。一番ドカンと来たのは青盤でしたが、既に『1』で十分魅了されていました。
あとは、英語音声を聴きながらビートルズの歴史を学びたい、ライヴやPVを観たい、という場合にはビートルズ・アンソロジーというDVDボックスがオススメ。ただしCDのアンソロジーは初心者向きではないので注意。
他にもビートルズには映画が5作品ありますが、レット・イット・ビーはソフト化されておらず、マジカル・ミステリー・ツアーはマニアックな映画であるため、オススメの映画は、ハード・デイズ・ナイト、ヘルプ!、イエロー・サブマリンです。
他にもビートルズには映画が5作品ありますが、レット・イット・ビーはソフト化されておらず、マジカル・ミステリー・ツアーはマニアックな映画であるため、オススメの映画は、ハード・デイズ・ナイト、ヘルプ!、イエロー・サブマリンです。
ジョージ・ハリスンのアルバム『オール・シングス・マスト・パス』
ビートルズ解散後の作品で、唯一、ビートルズを凌駕するとすら言えるクオリティの作品。3枚組(CDでは2枚)の大ボリュームながら、何度聴いても決して飽きない名曲・名演奏の数々。歌詞も素晴らしいです。無人島にCDを一つだけ持っていくなら、迷わずこれです。次点はレット・イット・ビーかリボルバーかサージェント・ペパー。なお、関連作品として『バングラデシュ難民救済コンサート』(ただしリマスターではないもの)、『レイラ』『オン・ツアー・ウィズ・エリック・クラプトン』もオススメです(クラプトンなら『グッバイ・クリーム』も良い)。
あとは、ジョン・レノンのソロなら『ザ・ヒッツ〜パワー・トゥ・ザ・ピープル』か『Shaved Fish』 ポール・マッカートニーのソロなら『夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー』 リンゴ・スターのソロなら『リンゴ』『リンゴラマ』あたりがオススメです。
他に、ジョージ・ハリスンのソロなら『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』 ジョン・レノンのソロなら『イマジン』『ロックン・ロール』 ポール・マッカートニーのソロなら『バンド・オン・ザ・ラン』 リンゴ・スターのソロなら『グッドナイト・ウィーン』
他に、ジョージ・ハリスンのソロなら『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』 ジョン・レノンのソロなら『イマジン』『ロックン・ロール』 ポール・マッカートニーのソロなら『バンド・オン・ザ・ラン』 リンゴ・スターのソロなら『グッドナイト・ウィーン』
初心者にはオススメできないCD
『アンソロジー1〜3』『ライヴ・アット・ザ・BBC』『イエロー・サブマリン ソングトラック』『レット・イット・ビー...ネイキッド』『ラヴ』
基本的に、アンソロジーなどは未完成テイクやライヴ・テイクが入っているため、初心者向きではありません。また、ソングトラックなどのリミックス盤は、最初に聴くにはオススメできません。特に『ラヴ』はサーカスのサントラなので、ビートルズの作品ではありません。
初心者でも楽しめるライヴ盤では『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』があります。あとは、割と最近のCDですがポール・マッカートニーの『バック・イン・ザ・US ライヴ2002』なんかは名盤です。あとはジョージ・ハリスンの『ライヴ・イン・ジャパン』、ジョン・レノンの『平和の祈りをこめて ライヴ・ピース・イン・トロント』 ポールの『ウィングス・オーヴァー・アメリカ』など。
念のために時代順にアルバム名を書いておきます。
●オリジナル・アルバム
プリーズ・プリーズ・ミー
ウィズ・ザ・ビートルズ
ア・ハード・デイズ・ナイト
ビートルズ・フォー・セール
パスト・マスターズVol.1
ヘルプ!
ラバー・ソウル
リボルバー
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
マジカル・ミステリー・ツアー
ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)
イエロー・サブマリン
レット・イット・ビー
パスト・マスターズVol.2
アビイ・ロード
●ライヴ盤
ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル
ライヴ・アット・ザ・BBC
シングル「ベイビー・イッツ・ユー」
オン・エア〜ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2
(Live at the Star Club)
●アウトテイク集
ビートルズ・アンソロジー1〜3
シングル「フリー・アズ・ア・バード」
シングル「リアル・ラヴ」
サージェント・ペパーズ・ボックスセット
ホワイト・アルバム・ボックスセット
ホワイト・アルバム・ボックスセット
(マイ・ボニー)
(ゲット・バック)
●リミックス盤
イエロー・サブマリン・ソングトラック
レット・イット・ビー・ネイキッド
ラヴ
(この記事は2018年10月6日に投稿しました)
(この記事は2018年10月6日に投稿しました)
2019年05月01日
結論から言います。私は、大学受験、あるいは他の受験もそうですが、必死に勉強すべきだとは思いません。無理して勉強するのは、おかしいと思うのです。
例えば、就活について考えてみましょう。そこでは、短時間の面接やエントリーシートによって採用が決まるわけですが、明らかな嘘でなければ、多少の誇張は許されると考えていいでしょう。しかし、問題は入った後です。あなたが就活でなんの誇張もしていなかったとしたら、その場合は、特に苦労はないでしょう。反対に、なんらかの誇張をしていた場合、あなたと会社・仕事が合っていないということが起こり得るのです。それがもし学歴詐称だったら……。まあ、それは詐欺としか言えませんから、誰もやらないと思いますが、これは例え話なので、続けます。Fランの人が東大生と詐称して一流企業に入ったとします。その場合、当然、企業側では難しい仕事を任せてくるでしょう。そして、その人は力不足で潰れてしまうでしょう。
同じことは大学受験でも、あるいはそれ以外の受験でも、当てはまると思います。
必死に勉強して東大に入ったAくんと、ちょっと勉強して東大に入ったBさん。Aくんは、最初は「俺はやった! 俺はすごい!」と思うかもしれません。しかし、Bさんと出会って、自分がどれほど平凡な人間であるか気付かされるのです。
ここで注意してほしいのは、Bさんは怠け者だと言っているのではありません。ただ、能力が高いので受験勉強を必死にやる必要がないというだけです。Aくんと違って、Bさんは受験勉強以外の有意義な活動に努力を費やしてきたのです。
Aくんは、周りに自分より優れた人がたくさんいて、少し自信をなくしてしまいました。もちろん、彼らに必死に追いつこうとすることで、能力を伸ばしていきます。ただ、どうしても溝は埋まりません。才能が違いすぎるのです。
人は、努力することも才能だ、と言います。それは、そのとおりだと思います。ただ、努力できるという才能を持った人は、努力することに対して「きつい」「辛い」「退屈だ」「苦しい」とは思わないでしょう。つまり、必死でもなければ、無理をしてもいない。逆に、勉強が楽しい。努力が楽しい。受験する機会が持てて幸福だ、と。
現に、私は、東大ではなく早慶なので大きな口は叩けませんが、大学受験に関して、辛いと思ったことはありませんし、勉強は楽しかったと思います。少しも無理はしていませんし、必死に勉強したという印象もありません。
大学では、さすがに慶應程度では、周りにすごいと思える人は少なかったのです。もちろん、なぜ東大に行かなかったのだろうと思える人は、たまにいました。やはり、数%はものすごい人物が含まれています。それでも、ほとんどの人は自分と同じ程度だと感じました。一方で、さすがに見下せるほど能力不足な感じの人はいませんでした(みんなきっとIQで言えば120〜130くらいでしょう)。
つまり、大学にいたのは、良くも悪くも慶應レベルの人たち、同じ程度の人たちだったのです。彼らは受験に際して、どの程度の勉強量があったのでしょうか。それは人それぞれだとは思いますが、死ぬほど勉強したからなんとか受かった、という感じの人は、いないと思いました。
はっきり言ってしまえば、どんなに勉強したとしても、受かる人は受かる、落ちる人は落ちる。それはもう、素質で決まっていると思います。
英語に関して言えば、1年か2年、留学すれば、きっとかなり話せるようになると思いますし、その場合はどんな人でも英語が得意になって、試験でも点が取れると思います。しかし、日本で参考書を読んで勉強するというくらいでは、普通の人が2時間勉強するよりも、頭のいい人が1時間勉強するほうが、ずっと効果が大きいのです。だから、普通の人が普通の勉強法でいくら頑張ったところで、逆転はあり得ません。もし、自分は逆転した、と思っている人がいるとすれば、それはその人が単に才能に気づいていなかっただけなのでしょう。もちろん、その意味では、受験が終わるまでは、誰に才能があって、誰に才能がないかは、分からないのです。そこに挑戦する意味があります。
ただ、どのような場合でも、死ぬほど勉強した、無理して勉強した、本当に辛かった、苦行だった、という人では無理でしょう。第一、そんなもの長続きしません。論語にあるように、「楽しむに如かず」です。
必死に勉強するのは、やめましょう。楽しく勉強できるように、工夫しましょう。もし楽しくないのなら、まだまだ工夫が足りないのです。「がんばっていれば、そのうち楽しくなる」なんて思わないでください。今、楽しくないとしたら、今、やり方を考えるべきです。
最後に、そのコツをごく簡単に説明すると、自分のレベルに合った勉強をすること(簡単すぎず、難しすぎない)。無理のない勉強量とすること(徐々に増やしていけばよい)。自分で計画を立て、それを柔軟に変更しつつ、記録をつけて管理すること。混乱しないように復習をこまめにすること、一方で頻繁すぎないこと(飽きるから)。休憩はこまめにとること(散歩など含む)。集中して勉強する時間は勉強し、それ以外の時間は勉強しないこと(食事中は食事に集中するなど)。
詳しくは「勉強法の極意」という記事に以前書きました。
大学受験なんてゲームのようなものです(such an easy game to playという感じ)。悪い言い方をすれば、点数をとって雑魚どもを蹴散らすゲームです。楽しく、気楽にやってください。人生、もっと大切なことがいくらでもあるのです。こんなことに必死になってもつまらないでしょう。そもそも学歴なんてものも、つまらないものです。受験”戦争”で敵を殺しまくって勲章を貰ったようなものです。私が今でも本当に愛している学校は、田舎の公立小学校だけです。まあ、慶應や早稲田は、マーチ以下の凡庸な大学と比べたら天国みたいなところですから、どうせ大学に行くなら良い大学に行くべきだとは思いますよ。そのために、ある程度の努力は惜しまないほうがいいでしょう。結局は程度の問題なんです。他人には何も言えません。本人にしか分からないことです。どの程度勉強するかなんて、本人にしか分かりませんよ。私は他人から「もっと勉強しろ」なんて言われたことはないし、言われても無視するだけです。他人に「もっと勉強しろ」なんて言う人間は何も分かっていないのだから、その人こそ勉強すべきだ。「勉強しろ」という言葉ほど人のやる気をなくすものはないでしょう。私は皆さんに、むしろ「勉強するな」と言いたい。そのほうがやる気が出るでしょうからね。「勉強せずに一生地面を這いつくばっていればいいんだ!」 ほら、やる気になったでしょう?
このブログは全部ジョークみたいなものです。事実関係には嘘は一つもありません。全部事実です。ただ、主観的な意見に関しては、まあ、ジョークみたいなものです。でも、世の中の受験産業には、笑えないジョークが多すぎる。私のはジョークだが、世間のは詐欺です。私のブログはタダだが、世の中のは大金をせしめますからね。アホらしい。よくもまあ、みんなお金をドブに捨てるものだなと思いますよ。そのお金で家族で豪華なディナーでも楽しめばいいのに。そのほうがよっぽどリフレッシュになって勉強のモチベーションも高まるでしょうに。美味しいものを食べて、よく寝てください。楽しい音楽やアニメやゲームを満喫してください。あまり禁欲に走らないほうがいい。特に、勉強を苦行にしてはいけない。ブッダも苦行は否定したくらいだから。ブッダは中道といい、孔子は中庸という。それが受験においても真理です。