KEIO baseball 2013


野球部ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
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年外野手を先日引退しました、田中将寛です。おそらく、これが2013年度チーム最後のブログになるのではないかと思います。少し長くなるかもしれませんが、お付き合いください。


まず初めに、昨週末の早慶戦では、塾野球部に熱いご声援を送っていただき、ありがとうございました。皆さんの期待に沿う結果を出すことができず、最終的に4位で今シーズンを終える形となりました。ラストイヤーを春5位、秋4位で終えるというのは、残念で悔しいですが、結果は結果として受け入れなければなりません。竹内新監督の指揮のもと、来年以降、後輩達がこの借りを返してくれることに期待します。

引退が決まった試合後は、三田キャンパスの山食(食堂)に移動して、今年度の納会を行いました。納会の後は、後輩たちが爆笑ネタを披露してくれたり、涙腺決壊のサプライズビデオを上映してくれたりと、先輩愛にあふれる最高の送り出しをしてくれました。3年生以下のみんな、本当にありがとう!

その後外に出て、4年生と後輩一人ひとりが一対一で話す時間がやってきました。私も自分を慕ってくれていたある後輩と最後の言葉を交わしました。

気づくと私は泣いていました(笑)自分でもなぜ泣いてしまっているのか、その時すぐには分かりませんでした。引退の際に後輩がかけてくれた温かい言葉に感激したから、4年間過ごした仲間との生活が終わるから、という理由ももちろんあります。しかし、それと同時に、色々な後悔とか自分に対する情けなさみたいなものが込み上げ、この涙になったような気がします。

「思い残し、後悔のないように」と口で言うのはとても簡単です。しかし、「あー、おれやりきったー!」と心の底から言えるくらい何もかもやり尽くして、納得のいくフィナーレを迎えるのは、想像以上に難しく感じられることでした。
自分の甘さと言えばそれまでですが、大学4年間を振り返ってみて、「あの時もう少しこうしていれば」と思う場面が、正直なところ、いくつかあります。

「後輩には自分みたいな悔いは残してほしくない。」
最後の涙には、感激や感動以外にも、こういった感情も含まれていたような気がします。今まで、野球の節目ではもれなく泣いてきた私ですが、今回の涙はこれまでとは少し違う涙でした。



さて、今私は3年間お世話になった(1年目は学生ハイツにいたので)いのくち寮の部屋の片付けをしています。
空っぽになった部屋を見渡すと、「いよいよ終わりなんだなー」という実感が、思い出と共に込み上げてきます。
部室でも日に日に4年生のロッカーが空っぽになり、みんな少しずつ次の住まいへと移っていきます。私も今日、新居へと引っ越します。

同期のみんなとバラバラになるのは本当に寂しいですが、今後もことある毎に集まって、近況報告や大学時代の思い出話なんかできたらいいなと思います。(私はみんなと少し離れた地域を拠点に仕事をするので、その思いは強いかもしれません・・・)

山あり谷ありの濃い時間を共有できた仲間は、私にとって一生の宝です。みんな本当に今までありがとう! そしてこれからもよろしく!


最後になりましたが、今年度も慶應義塾体育会野球部を応援してくださり、本当にありがとうございました。私は試合に出場できませんでしたが、それでも毎回多くの方が一喜一憂しながら応援してくださるのを見て、部員として心底嬉しい気持ちになりました。新チームは11日(月)から始動するそうです。ぜひ、来年度以降も塾野球部への変わらぬご声援をよろしくお願いします。
今後は私も、OBの一人として野球部を見守り、何らかのサポートをしつつ関わりを持っていけたらと思います。



☆ブログへの想い☆

昨年の11月から“たまに”書かせていただいていたブログも、これで最後の執筆となりました。(途中サボりがちな時期もあり、後半はほとんど達路くんに頼りっぱなしでしたが・・・笑) 

私は高校時代から塾野球部のブログを読んでいました。高校の先輩や知り合いが塾野球部にいなかった私にとって、このブログで先輩方自身が綴っておられる日々の記録や思いが、よりリアルな慶應野球部を知る唯一の手段でした。このブログがあったから、私は慶應野球部や早慶戦への憧れ・モチベーションを高めていくことができたのです。

そのような経緯もあって、部員として残り1年となった時に、「最後の1年はもっと積極的にチームと関わって先輩方みたいなブログを書きたい。そして、ファンの人や野球少年たちが、この野球部を応援したり目指したりするきっかけが届けられたらいいな」と思い立ち、執筆を始めました。

いざ書いてみると、なかなか思うようにチームのことが伝えられず、文章を書く以前に、自分自身がこの組織にどんな思いで携わっているのか、ということから問い直すことになりました。チームのことを伝えるためには、当たり前ですが、チームのことを本気で想わなければなりません。私自身、書きながら初めて気づかされることが本当に多く、「あー、自分って野球部のこと、あんまりちゃんと見てなかったんだなー」とつくづく感じました。そういった意味では、スローペースながらも、1年間この仕事をやってきて良かったと思っています。時々かけていただく「ブログ読んだよ!」の声が、何よりも嬉しく、励みになったことは言うまでもありません。本当にありがとうございました。

今後もこのブログは後輩たちが引き継ぎ、続けていってくれることと思います。

 

・・・さて、引っ越しのバンが到着しそうなのでこの辺で終わります。最後のブログも相変わらず拙い文章でしたが、ここまで読んでいただき、どうもありがとうございました。


この野球部で得たもの携えて、次のステージでも精一杯頑張りたいと思います。

 


それではまた、いつか

将寛さんブログ

(4年・外野手・田中将寛/八代高校出身)


 こんにちは。静岡県立掛川西高校出身、主将の堀野真です。

 

まず初めに、日頃から塾野球部を応援、支援してくださる方々にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 残念ながら秋季リーグ戦は先週のカードで明治大学が春秋連覇となる優勝を決め、塾野球部に残された目標は慶早戦勝利のみになってしまいました。しかし、順位に関わらず慶早戦は絶対に負けられない戦いだということは百も承知です。宿敵早稲田から必ず勝ち点を奪取できるよう、最後まで気を抜かずに戦いたいと思います。

 

 

塾野球部はご存じの通り大学球界でも屈指の大所帯です。選手、スタッフ、マネージャー全てを含めれば約200人もの部員が籍を置くこの野球部に於いて、それ相応に様々な人間がいて当然です。4年生の広島カープファンだけでも、島根から来た俊足強肩カープファン、車とサーフィンをこよなく愛するカープファン、「NO BASEBALL, NO LIFE」ヒガネリのカープファンと多彩な面々です。

これまでのブログを読んでいただいた方は薄々気づいているかもしれませんが、私たち4年生だけでもなかなか個性的な人間が顔を連ねています。しかしこれだけの大所帯が故に、直向きに野球に打ち込むも残念ながらベンチメンバーに選ばれることのなかった選手、選手としての道を自ら断()ってでもサポート役として尽力してくれるスタッフ、手伝いの1年生、ベンチ入りに選ばれた選手、スタメン、様々な境遇に置かれた選手が一同に混在します。そしてそれぞれがそれぞれにしかわからない苦悩や葛藤を感じながら野球をしているはずです。
 

かく言う私も、投手から野手、野手になってからはC練からB練、B練からA練、そして試合メンバーと様々な境遇を経て這い上がってきた選手の一人です。寮に関しても下田寮→第一寮→下田寮→第一寮と上げられ下げられを繰り返し経験してきました。塾野球部には良い境遇なり悪い境遇なり、私のように様々な移動を経験している、いや、「強いられている」選手が大勢います。

しかし、高いレベルで尚且つこれだけの大人数でごく少数の枠を競うわけですから、それも当然のことでしょう。加えて大学まで野球を続けるような選手の大半は高校時代レギュラーで、小中時代も主力として活躍してきた選手ばかりです。慶應はスポーツ推薦が無いため、他の私立大学に比べれば高校時代に芽が出ずとも大学で一念発起してやってやる!という選手も中にはいますが、やはり大多数はチームの強弱の違いはありますが主力の立場を経験してきた選手ばかりです。その中でベンチ入り25人、スタメン9人の枠を争います。もちろん結果主義で評価されることがほとんどです。日頃の練習が報われるためにも、与えられた少ないチャンスをものにすることがどれだけ大切かを私はこの4年間で学びました。そしてこのシビアでストレスの溜まる環境こそ、伝統ある大学の野球部の姿だと思います。


 

このような厳しく過酷な環境の下、私は幸いにも試合に出るチャンスを与えられている選手の一人です。言うなれば「応援される側」の選手です。その立場に憧れ、現に掴み取ることができ、更に主将に任命されたことによって、私は他の立場の選手の思いを感じることができました。

秋の立教1回戦、塾野球部は完敗しました。結局春と変わっていないのか…という既に忘れかけていた不安が巡りました。しかしそんな時、応援スタンドにいる仲間の某H君からは「タイムリー感動したで!」と言われ、某N君からは「明日は頼むぜ!」と熱く、単純ではありますが非常に心の籠った言葉を頂きました。そして救われました。

試合に出ることのできない選手がこんなにも前向きで勝ちたい、勝ってくれと思っているのに、チャンスを与えられた自分がこんなにもネガティブで情けないと思わないのか、という自責の念がふつふつと湧いてきました。本当にありがたかったです。

応援は力を持っています。ただ、選手からの応援は全くの別物です。毎日を共に過ごし、練習している姿を知っているからこそ、自分が試合に出られない悔しさを堪えて、試合メンバーに全てを託してエールを送ってくれる姿に特別な勇気をもらえるのです。そして塾野球部には、置かれた立場に対する不満をぐっと堪えて試合メンバーを応援してくれる選手がいるということを、主将として私はとても誇りに思います。「野球は9人だけでやるものではない」とよく言いますが、この経験を通じてその本質に気づくことができたのではないかと思います。

このような経験を経て、試合メンバーとしても「あいつらになら全てを託してもいい」と思われる選手になることが一つの使命だと気づきました。非情な‘ふるい’に掛けられ、努力が報われなかった選手たちがこんなにも応援してくれている。それは相当な自己犠牲精神だと思います。試合数は残り僅かですが、そのような仲間が残念ながら神宮に置くことができなかった積年の思いを感じ、共に練習し戦ってきた仲間との集大成を最高のものにするためにも、「一生懸命」プレーすることは、私たち試合に出る立場の人間が最後までやり通すべきことだと気付きました。


 

「野球は人生そのものである」。読売巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄さんが残した有名なお言葉です。まだたったの22年間ですが、私にとっても野球はまさに人生そのものでした。野球のために食事をし、野球のために寝る。日常生活も含めてほぼ全ての行動・思考の前に「野球のために」を付けながら生活をしてきました。野球を始めて以来、楽しい夏休み、冬休みなんて過ごした記憶がありません。高校時代はゴールデンウィークや祝日の類は無い方が良いと思っていました。
 
 しかし、野球で我慢してきたことより何倍も多くのことを野球から得ることができました。野球は私に礼儀を教え、自分自身の弱さも教えてくれました。そして野球のお陰で多くの人に巡り合い、その方々に支えていただきました。周辺環境も含めて、野球は今ある私の全てを形成してくれました。私は私の野球に関する全てのことに感謝したいです。

最後に私の家族、今までたくさん迷惑をかけてきました。あと本当にもう少しだけ、わがままに付き合ってやってください。


 

非常に長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださった方々本当にありがとうございます。綺麗ごとではありますが、私が率直に思ったことを綴らせていただきました。
 
 慶早戦でも私の誇れる仲間が応援席でグラウンドの私たちと共に戦っています。是非皆様も慶應を応援しに、そして共に戦いに神宮球場へ足を運んでみてください。必ずや皆様のご期待に応えられるよう、全力で戦います。

 これからも引き続き塾野球部に盛大なご声援をよろしくお願いします。

 

(4年・主将・内野手・堀野真/掛川西高校出身)

こんにちは!佐藤達路です。

 

28日月曜日、明治大学が優勝を決めました。これで塾野球部の優勝は完全に消滅。僕たち4年生は今週の慶早戦と秋季新人戦のサポートをもって引退することになりました。


従って僕がこのブログを書くのはこれで最後になります。引退後に書くと全くまとまりのない文章になってしまいそうなので……やめておきます。(笑)

最後だけに気合を入れて書きます。お付き合いいただければ幸いです。

 


神宮大会決勝の1120日まで引退しないつもりでいた僕にとって、優勝の消滅という事実は正直に受け入れることができませんでした。

あと3週間と思っていた野球生活があと1週間になってしまったのです。「練習もあと数回」「神宮に立つのもこれが最後」など様々なことを思いふけってしまいます。

 

下田での練習も、原野(3年・内野手/東京学館浦安高校出身)と2年間続けてきた早朝練習も、神宮でバッティングピッチャーやシートノックを打つことも、三塁コーチを務めることも。考えれば考えるほど寂しくなります。普段は全く泣かない僕ですが、ここ一週間は何度か目が潤んでしまっています。

 

思えば高校でピリオドを打つはずだった野球。大学の4年間は本当に辛く、そして本当に長いものでした。あっという間の4年間を期待していましたが、22年間でもっとも長い4年間となりました。3年生で学生スタッフになってからも思うように行かないことばかりでした。こんなチーム負けてしまえばいいと思っていた時期もありました。振り返ってみると、塾野球部に入って楽しいと思ったことは1回もありませんでした。4年の秋までは。

 

今年9月、ブログにも書きましたがチームは改革に着手しました。それ以降のチームの成長を確実に実感していました。春には全く勝てませんでしたが、秋はここまで勝ち点3を挙げることができています。チームの成長と共に結果が出ること。そして肩ヒジを痛めるまで打撃投手を務めた甲斐ありチーム打率も春とは比べ物にならないほどの数字を残したこと。この秋、初めて楽しいと思えることができました。

 

そんな塾野球部での生活も慶早戦を残すのみとなりました。

最高の準備をして最高の試合をし、塾野球部の、そして野球人生のピリオドを打ちたいと思います。

 


 


話題を変えます。

 

このブログは応援してくださる方々にもっと野球部を知ってもらいたい、もっと応援してもらいたいと思って始めたものです。が、実はもう一つ理由がありました。

 

就職活動を終え練習時間外の生活もある程度落ち着きを取り戻したとき、ふと「これだけお世話になった野球部に恩返しをしたいな」と思うことがありました。もちろん勝つことが最高の恩返しであることには間違いありませんが、何か違った形で還元することができないかと考えていました。僕自身、来年から「伝える」ことを仕事にしていく中で在学中も何らかの形で「伝える」側に立ちたいと思いました。そこで思い立ったのがブログを通じた広報活動です。

 

ブログを書いて半年。相変わらず文章は稚拙ですし、野球部としての広報活動ができたかと言えば正直全く自信がありません。しかし、自分の思いを綴ることで僕自身の考えも整理されましたし、何より多くの方々が「ブログ見てるよ」と声を掛けてくださいました。ブログを通じた野球部への恩返しは0ではなかったんだなと嬉しく思うと同時に執筆のモチベーションにもなりました。来年以降も、野球部ブログを楽しみにしていただければと思います。

 


 


さて、3月からおよそ毎週お送りしてきた僕のブログも残りあとわずかになりました。僕はこの4年間でたくさんの人にお世話になりました。本来ならば全ての人に感謝を述べたい所ですが……その中で代表して2つ、感謝を述べたいと思います。

 

應援指導部へ

勝つときはもちろん、負けてばっかりの時でも声を張り上げてくれた應援指導部のみんなには本当に頭が下がります。熱い闘志で鼓舞するリーダー部。素敵な笑顔と踊りで応援席を盛り上げるチアリーディング部。力強い演奏とアクションで神宮を沸かせる吹奏楽団。應援指導部のお陰で僕たちはここまで戦うことができたし、優勝のない慶早戦をこれだけ高いモチベーションを持って戦うことができるのもみんなの応援があるからこそだと思っています。

優勝したかったよな、パレードしたかったよな……。でも、最後まで一緒に頑張ろう。共に最高の慶早戦を作り上げ、最後はメイン台の上で一緒に若き血を歌おう。最高の応援、楽しみにしています。

 

同期へ

4年間の殆どの時間をこの同期と過ごしてきました。ここ数年では断トツに多い罰走も、たくさんの問題もありました。全てがいい方向に進んだわけではなかったと思うし、結局この代で優勝することはできませんでした。一人ひとり様々な思いを抱え、たくさんの苦しみを共有しました。それでもこの仲間と過ごした4年間はかけがえのない財産だと僕は思っています。この仲間がいなかったら僕はここまで続けられなかったし、この仲間がいたからこそチームのために尽くそうとスタッフの道を選びました。同期のみんなには言葉では尽くせないほど感謝しています。こんな恥ずかしいことは言いたくなかったのですが、こんな仲間を持てたことは僕にとって一生の宝物です。

最後の慶早戦、それぞれの立場で最後までやりきろう。有終の美を飾ろう。沢山の人が応援してくれている幸せを噛み締めながら、残り少ない時間を大切に過ごしましょう。

 


 


書きながらこみ上げてくる感情のお陰でだいぶ長くなってしまいました。最後に一言。

優勝はなくなってしまいましたが、それでも僕たち塾野球部は慶早戦を全力で戦います。是非神宮へ足を運んでいただき、僕たちに力をください。112日そして3日、神宮球場にて13時プレイボールです。学祭と日程が重なっている早稲田大学を圧倒する三塁側応援席を楽しみにしております。

 

それでは週末、神宮でお会いしましょう!

 


(4年・学生スタッフ・佐藤達路/慶應義塾高校出身)

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