こんばんは!ブログ班長繁永です!

 

もうこの言葉を書くのが最後だと思うと、寂しさが溢れてきます。チーム重田として行う活動は99分終わりました。おそらく、私のブログが最後だと思います。

 

今までこのブログで様々なことを伝えてきました。各学年の紹介、オフの過ごし方、坂田の1日、リーグ戦の楽しみ方・・・。

その時に1番伝えたいと思ったことを文章にしてきたつもりです。読み返してみて、「あの時はこんなことを考えていたんだなあ」、「あの時のチームはこんな状況だったなあ」と感慨にふけってしまいます。

そこで、ラストとなるこのブログでは私が引退して思うことを書かせていただきたいと思います。大学野球を4年間やってみてどう感じたのか、本心を吐露させていただきます。

 

 

私が1年前、ブログを書こうと思ったのは「4年生としてどんな方法でもいいからチームに関わりたかった」からです。

昨年の納会の後、帰りの電車に揺られながら最後の1年をどうやって過ごそうか考えていました。きっかけは納会の際にお世話になった先輩方にこれまでの感謝の挨拶をした時のことです。この野球部は200人弱の大大大所帯のため、神宮に立てる権利を手に入れられるのは学年の10人程度。80パーセントの人間は表舞台には出ることなく終わります。しかし、一度も日の目を見られなかった先輩の中に、まるで1年から主力として活躍し続けたような満足感を持った方がいらっしゃいました。

その方に挨拶をすると、「毎日を一生懸命生きろ」と言われました。

今振り返るとかなりありふれた言葉だなあと思います。特に意識もせずにおっしゃったかも知れません。しかし、当時の私はこの言葉の意味を真剣に考えました。

 

果たして、自分が神宮に出るために努力することが毎日を一生懸命生きることなのだろうか。でも、それならもうすでに一生懸命生きているぞ。

 

最初はここで堂々巡りをしていました。そこで、その先輩がどのように生きていたか思い出してみました。

 

その先輩は本当に優勝を目指していました。試合に勝ったら誰よりも選手をたたえて喜び、試合に負けたら自分に責任を感じて本気で落ち込む。感情が豊かな人だなあと漠然と思っていましたが、斜に構えた私の考えの裏には羨望の気持ちがありました。

 

チームが勝った時、今の僕が本気で喜べるだろうか。今までは自分が出ていないからそんなに感情移入ができなかったけれど、あの先輩のように一喜一憂ができるようになりたい。

 

そう思った時、チームのためになると思ったらなんでもやろうと決めました。自分という存在を強制的にチームに置くことで、選手たちと同じ価値観を共有できると思ったからです。

その矢先にこのブログの話が出てきたので、すぐさま飛びつきました。実際に3年間で思うことは抱えきれないほどあったので、それを多くの方々に見てもらえるというのはとてもいい機会になると思いました。

 


私はこのブログで2つの効果を考えていました。1つは慶應野球部をより身近に感じてもらい興味を持ってもらうこと。もう1つはブログを通してチームを一つにすることです。

この2つ目の部分を達成するために試行錯誤しました。これまでは学年間で考えていることをぶつけ合う場がなく、それぞれの学年でフラストレーションが溜まっていました。また、度々起きるチーム内での問題もうやむやのままになることが多かったです。その度に私はこのブログを通して問題提起を行い、それに対する私の見解を書いてきました。時には主将やチーフに話を聞いて、それを織り込んで書きました。

 

例を挙げると、坂田の回はまさに該当します。この頃はチーム内で4年生の存在意義が問われており、大小多くの衝突がありました。とてもこのままの雰囲気では神宮で戦えない、そう思ったのでどの立場にいようともぶれずに努力をし続ける坂田を引き合いに出して私の思っていることを書き連ねました。あのブログを載せた後、選手から感想をもらった回数が特に多く、みんなが考えを深める一助になったと思っています。

 

 

ブログ以外だと、私は夏からバッティングピッチャーを務めました。これまでは野手がやっていた役目でしたが、他大学のエースを打つためには野手が投げる球より投手が投げる球の方が絶対に意味があると考えたからです。打てずに負けた春の反省であり、ここでもチームに関われるなら、という思いで始めました。

 

バッティングピッチャーをやっていたので、サポートメンバーとして夏の伊豆キャンプに帯同することになったのですが、その時にAチームメンバーの練習量には驚かされました。暇さえあれば練習していました。朝から晩まで野球しかしていませんでした。彼らがAチームである所以がわかったような気がしました。彼らに勝ってほしいと思うことができました。

 

監督は選手によく、Aチームの練習を見ろとおっしゃいます。その意味の1つに、どれだけ彼らが練習をしているのか肌で感じてほしいということが含まれていると考えるようになりました。Aチームの技術を見て学べ、Aチームが練習に集中できる環境を作ってほしい、そういった意味もあると思いますが、彼らの練習を見て自分がどれだけ練習が足りていないかを痛感してほしいといった意味が強いのではないかと思います。

 

「俺の方があいつより上手いのになんでだよ」

 

と思っている選手もいるかも知れません。しかし、それだけ練習する選手がAチームにいるのは将来慶應の野球部を背負って立つと監督が考えているからです。

そういった視点を伊豆キャンプで身につけることができました。3年生以下の選手たちは心のどこかに留めていてください。

 

 

私の4年間は結局表舞台に立つことなく終わりました。はたから見るとただの野球部員Aです。しかし、こんなにも充実感で溢れている野球部員Aはいないのではないかと思います。野球部だけれど野球が上手くなることがすべてではないんだ、そう気づかせてくれた大久保監督・林助監督・先輩・後輩、そして同期に最上級の感謝の気持ちを伝えたところでこのブログを終わらせたいと思います。

 

1年間ありがとうございました!
 

ブログ班長繁永でした!


(4年・投手・繁永鴻志郎/東筑高校出身) 


【お知らせ】
本日のブログを最後に、livedoorブログでの更新を終了し、TOKYOROCKS東京六大学野球ブログでの更新のみに一本化致します。
ご愛読いただき誠にありがとうございました。
皆様に楽しんでいただけるブログを書いてまいりますので、引き続き弊部によるブログの更新を温かく見守っていただけましたら幸いです。
今後とも宜しくお願い致します。


ブログをご覧の皆様、こんにちは。

 

今回、新人戦についてのブログを執筆させていただきます、新人戦主将・2年の吉田将大です。

 

まず、新人戦の応援をしてくださった方々、最後まで声援を送ってくださり有難うございました。熱い声援が選手の力になりました。2季連続で決勝に進んだものの、残念ながら優勝はできませんでした。
 

今秋も例年通りリーグ戦終了の翌日から、僕ら1、2年生が出場する新人戦が行われました。弊部は春の新人戦で準優勝であった為、シードで準決勝からの出場になりました。

 


初戦の相手は早稲田大学に決まり、またも神宮で早慶戦が行われることになりました。試合は投打が噛み合い勝利することができました。

先発は1
年・土井。初回に先制されるものの2回からは落ち着きを取り戻し、上手く修正しながら5回を1失点と先発の役目をしっかり果たしてくれました。

土井涼(1年・慶應義塾)
<先発としてきっちりと試合を作った土井

大学野球部に入部してから先発するのは初めてだったので緊張しましたが、回を増す事に緊張がほぐれてきて自分のピッチングができるようになって良かったです。次はリーグ戦に登板し、結果を残せるよう日々の練習を大切にして頑張りたいと思います。(土井)』  



6回からは1年・岡野がマウンドに上がりました。岡野はリーグ戦で登板経験があり、今夏からブレイクした頼れる左ピッチャーです。ピンチこそ背負ったものの、持ち前のコントロールの良さ、テンポの良さで後続を打ち取り6・7回と無失点に抑えました。


8回からはこれまた1年・石井雄也がマウンドに上がりました。この日はストレートに勢いがありコントロールも抜群、完璧なピッチングで2回を無失点に抑えました。
この試合では1年トリオのナイスピッチングが勝利を呼び込みました。まだまだ成長の予感がする、これからが楽しみな1年トリオです。 


打線は初回から追う展開になるものの、焦ることなくすぐに1点を取り返しました。なおも続く2回裏、1年・宮田にホームランが飛び出し勝ち越しに成功しました。なんと宮田は大学初ホームランでした。神宮で打つホームランはどんな感触だったのでしょうか。

宮田皓(1年・慶應義塾)
<貴重な勝ち越しホームランを放った宮田

『有利なカウントだったのでストレートだけを狙って思いっきり振りました。打った瞬間は入るとは思いませんでしたが、全力で走って一塁を回ったくらいで歓声が聞こえたので入ったとわかりました。いい場面で打てて良かったです。(宮田)』 

 
3回にも追加点を加え、6回には2年・大川の適時打が飛び出し4-1とリードを広げました。


この試合は打線が繋がり終始慶應のペースで試合を進めることができました。見事、早慶戦に勝利しロッカールームで嬉しそうにする多くの選手が印象的でした。宿敵・早稲田大学に勝てたことは大きいと感じました。
 

 

決勝の相手は法政大学。法政大学はスターティングメンバーにリーグ戦メンバーを揃え本気で優勝を取りにきていました。慶應のメンバーはリーグ戦経験者が少ないですがそんなことは関係ありません。2年後は必ず戦い、倒さなければいけない相手、僕らも本気で優勝を取りにいきました。

 

先発の2年・伊藤佑馬は初回、ミスで出したランナーをヒットで返され先制を許してしまいました。3回には先頭をヒットで出塁させると、その後一死二、三塁とされセンターへタイムリーを許し、ここで降板しました。

代わった二番手の
2年・前田でしたが、エラーや四球もあり不運なマウンドになってしまいました。この2人にとっては残念なマウンドになってしまいましたが、必ずこの経験を糧にして、次に神宮のマウンドに戻ってきた時には良いピッチングをしてくれると思います。


この回3人目となる
2年・太田を投入し猛攻を抑えましたが、3回終了時で0-6と大きくリードを許してしまいました。マウンドに上がった太田は気迫の投球で法政打線を抑えてくれました。ナイスピッチングでした。


太田力(2年・桐朋)
<強力な法政打線を無失点に抑えた太田

『新人戦決勝の相手、法政はリーグ戦メンバーが多く出場していて下級生全体としていい経験になりました。僕はピンチの場面からの登板となりましたが、春のリーグ戦の失敗を活かし思い切って投げることができました。それがいい結果につながったかなと思います。今回の経験を来年のリーグ戦に繋げていけるように頑張ります。(太田)』 


6回からは四番手、2年・原田匠がマウンドに上がりましたが法政打線につかまり失点してしまいました。私情を挟みますが、僕は高校時代から原田の後ろを守ってきました。今回は悔しい結果になりましたが彼の力はこんなものではないことを知っています。これからに期待です。

続いてマウンドに向かった五番手の1年・岡野は連打を浴びましたが、センターの1年・中村が好返球を見せホームタッチアウト、なんとかこの回の攻撃を終わらせました。

 

反撃したい打線でしたが、今季リーグ戦で勝利を挙げている相手先発・内沢の前になかなか走者を出すことができません。しかし7回表、一死から前の回好守を見せた五番・中村が出塁すると、相手の暴投もあり一死二塁のチャンスを作りました。ここで代打・長谷川がライトにヒットを放ち1点を返すことに成功しました。

長谷川晴哉(2年・八代)
<この試合唯一適時打を放った長谷川
※写真提供:慶應スポーツ新聞会

僕は、守備が苦手で、足も遅く、使いづらい選手だったと思います。それでも、隅谷さん玉谷さんが辛抱強く、代打で起用してくださったお陰で、今回のタイムリーが打てたと思っています。さらに、毎日練習に出て下級生を支えてくださった久保田さんには心から感謝しています。他にも、多くの先輩方が下級生のために、色々なことをしてくださいました。その先輩方に優勝を届けることができなかったのが、本当に悔しいです。今年の冬、この悔しさをバネに精一杯練習し、春のリーグ戦でチームが優勝できるように頑張りたいと思います。応援してくださった方々有難うございました。(長谷川)』  



しかし反撃もここまででした。打線も悔しい結果に終わってしまいました。投打ともに経験豊富な法政大学に圧倒されました。

 

この2日間を通して多くの経験をし、課題も見つかりました。優勝できなかった悔しさを忘れずこの力の差を努力して埋めて追い越さなければいけないと感じました。来春のリーグ戦は優勝できるように、個々が新チームの力になっていかなければいけないと思います。

 

最後になりましたが、指揮を執ってくださった隅谷さん玉谷さんをはじめ練習を手伝ってくださった上級生の方々、新人戦を行うにあたって支えてくださった皆様、本当に有難うございました。

そして、球場に足を運んでくださった多くの方々、温かいご声援をくださった方々に心から感謝申し上げます。

 

来季こそはリーグ戦・新人戦共に優勝できるよう、部員一同、今まで以上に練習に励みたいと思います。本当に有難うございました。

 
 

(2年・内野手・吉田将大/慶應義塾高校出身)


取り上げるべきところはたくさんあります。照屋のセーフティスクイズ、郡司のホームラン、重田のセンター前ヒット、菊地の三者連続三振、岩見の特大アーチ・・・。

 

しかし、やはり、私は加藤拓也と石井(早稲田大学野球部主将)の最後の対決に全てがつまっていると思います。1点リードの9回の表12塁。最高の場面で1番良いピッチャーと1番良いバッターが向き合いました。2死ではありませんでしたが、ここで勝負が決まる、そう感じました。長かった3日間の最後、準備の期間も含めると気の遠くなるような時間をかけてあの場面を作り出すことができました。

 

「野球部って試合は楽なのになんであんなにきつい練習するの?」

 

野球部なら誰しもが言われたことがあると思います。様々な答えは用意できますが、今の私が考える最適解は、「1番苦しい時に結果を出すため」です。

 

緊張で身体が震え、頭が真っ白になりそうになる。相手チームの鬼気迫る形相に気圧されそうになる。一挙手一投足に歓声を上げる観客にのまれそうになる。

 

そんな時、妥協することなく自分をいじめ抜いた人がああいった場面で力を出せるのではないかと思います。そして、そのように思っている者が多いほどさらに大きな力になると思います。

私は幸いにも知っていました。ベンチ入りメンバー25人だけでなく、スタンドにいる何十人もが本気でやっていました。

だからでしょうか、かなり苦しい場面なのに、大丈夫だと思うことができたのは。

 

結果的には1球でこの勝負は片が付きました。しかし、この1球の間に色々なことを思い返し、倉田がボールを掴んだ瞬間には思わず叫んでいました。やってきたことが間違いではなかったんだという思いが溢れてしまいました。

 

 

早慶戦で始めに塾歌が流れる幸せ。最高に気持ちよかったです。

 

心に残る1ページを見せてくれてありがとう。

試合終了後
 

 

早慶戦は終わりましたが、チーム2016は実はまだ終わっていません。来シーズンを占う新人戦が残っています。ここで活躍して春のシーズンにレギュラー入りする選手も少なくありません。

 

注目選手をピッチャースタッフの酒本、主将の重田に挙げてもらいました。

 

酒本雅大(ピッチャースタッフ/慶應志木高校出身)

僕が期待するピッチャーは、2年の太田です。1年生の秋からリーグ戦で登板するほどの実力はありましたが、2年生になってからは思うように活躍できませんでした。

しかし、その悔しさをバネにして、練習では常に全力、誰よりも多く投げ、ランニングではいつも先頭を走っていました。そして、その努力が実り、最近は球速も140キロまで上がりました。成果がこの秋の新人戦で必ず出てくると思います。本当に期待しているし、心から応援したいと思う選手です。

太田力(2年・桐朋)
※写真提供:慶應スポーツ新聞会

 

重田清一(主将・外野手/佐賀西高校出身)
僕が期待するバッターは、2年の長谷川です。毎晩室内で僕がバッティング練習をしていると、真っ暗なはずのグラウンドから声が聞こえてきます。その正体は長谷川が素振りをする時に漏れる声です。毎晩フルスイングを続けるその気持ちを対戦相手にぶつけてきてほしいです。

長谷川晴哉(2年・八代)
 

 

来季は大黒柱の加藤拓也、首位打者の山本瑛大が抜けます。その穴を埋めてくれる頼もしいニューヒーローの誕生に期待しましょう!

 

ブログ班長繁永でした!

(4年・投手・繁永鴻志郎/東筑高校出身)

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