富松神社ぁ塑弯澄岩竹古墳2号墳など(高良山麓巡り52)高良内古墳<大谷古墳群1号墳>(高良山麓巡り54)

2019年07月29日

高良内八幡神社(高良山麓巡り53)

 ※前回「富松神社ぁ塑弯澄岩竹古墳2号墳など(高良山麓巡り52)」から続く。

1高良内八幡社殿正面 ・高良内八幡神社(八幡宮)の鎮座地
 福岡県久留米市高良内町876-1
 (旧字は大谷)。

 ・高良内八幡神社名の通称名:
高良内八幡宮」。



 …石鳥居の額束の刻は「八幡宮」だが、本稿では「高良内八幡神社」の社名を用いる。

 (1) 高良大社御神幸祭の巡行地

 ・先に掲載した「朝妻の清水・味水御井神社(8)〜屯宮・御神幸祭(高良山麓巡り37)」のなかに「(3) 平成24年御神幸祭巡幸経路」を書いた。

2高良内八幡境内 ・この神幸祭で、高良大社の御神輿を担いだ大行列が最後に立ち寄るところが高良内町の(旧村社)「高良内八幡神社」である。

 



 ・「高良大社御神幸祭」は、平成24年に再興され、以後5年毎(10月中旬頃)に斎行されているが、この日、御神輿に乗り遷られた高良大社の御祭神(高良大神、八幡大神、住吉大神)は、高良大社一の鳥居に下り、ここから、御井・山川・高良内地区の奉斎者大行列に守られて、境外末社「味水御井神社」(朝妻の清水)、兼務社「 高良御子神社」(坂本神社・王子宮)、兼務社「高良下宮社」、兼務社「高良内八幡神社」を巡行・神事を斎行し、高良大社一の鳥居に引き返す。

 ・高良内地区の(旧村社)「高良内八幡神社」は、数ある高良大社の境外末社、摂社、兼務社のなかで、高良大社の御神幸で御神輿が巡行する神社の一であり、それだけでも由緒ある神社といえるのだろう。

 ・また、高良内町には、ほかに兼務社(旧無格社)「富松神社」や兼務社(旧村社)「赤星神社(妙見宮)」があり、隣接する御井町宗崎の兼務社(元境外末社/旧村社)「印鑰神社」などがあるが、そのなかでは最も多くの氏子を有している。

 ・この地区(高良内町、御井町宗崎)は、古代、筑紫弦田物部祖天津赤星を始祖とする弦田物部氏の居住地で、当地から高良大社の大祝(おおほうり)が出るなど高良大社と係わりが深い。


3高良内八幡大谷1号墳 ・特に「天津赤星の古墳」とも言われる「高良内古墳(大谷古墳群1号墳)」を境内に有する高良内八幡神社が、御神幸の巡行地となったのかもしれない。





 (2) 高良内八幡神社の祭神、由緒

 ・福岡縣神社誌(昭和19年)の由緒記によると、次のようである。
 ・祭神:應神天皇

 ・由緒
  古老の伝記〜当所は、景行天皇が九州を御巡幸されたとき、御滞在された古跡である。故に、後に当所に作られた八幡宮鎮座地は、今に至るまで景行天皇の「御座」と呼ばれているという。
  八幡神社(祭神: 應神天皇)の鎮座時期不詳。
  大正12年(1923)11月16日、字内野鎮座の無格社「八幡神社」(祭神應神天皇)を合祀、祭神同一に付き合霊。

 ※注:景行天皇は第12代天皇、四世紀前半、九州王朝の大王か。應神天皇は第15代天皇、四世紀後半、九州王朝の王か。

 
4高良内八幡宮社殿内 ・その他、次の記事がある。
 例祭日 12月15日。
 建造物 神殿・中殿・拝殿。
 境内坪数 250坪。
 氏子数 約315戸。


 ・境内神社は、天満神社(菅原神)・山神社(大山咋命)・水天神社(安徳天皇)


 (3) 現境内状況

 ・高良内町二町内公民館
 〜平成12年竣工、社務所の役割も兼ねているのだろうか。
 なお、この右横(裏側)にある盛土の縁に作られている擁護壁は、同竣工時に作られたものか。この盛土は「大谷古墳群3号墳(八幡塚古墳)」である。

5高良内八幡境内天満宮、公民館 ・木造社祠一棟
 〜境内正面の右側入口(里道際/高良内町二町内公民館玄関の下方)にある。
 この木造社祠は、かなり風化が進んでおり痛々しい感じがする。早めの補修が望まれる。


 社祠内に御神像一体(菅原神か)安置あり、境内神社「天満神社」か。
 なお、ほかの上記境内神社2社の社祠の有無は不詳。

6高良内八幡正面参道、公民館 ・石造物
〜「八幡宮(額束)」の石鳥居一基
 幟立石一対二基
 石燈籠一対二基
 狛犬二対四基
 石段
 石垣
 石敷
 ブロック塀。


 ・石碑
 〜「消防義会記念碑」(大正十年一月)、「消防義会寄付芳名録」碑、「史蹟高良内古墳」碑、「祝金寄附」碑ほか。

7高良内八幡絵馬 ・奉納絵馬
 〜拝殿内に相当数あるが、詳細不詳。

 拝殿の入口の格子戸は、通常施錠されているので、なかに入れないが、祭礼時は開放される。 




8高良内八幡天井絵 ・天井絵馬
 〜拝殿の天井の全面に「花鳥図」が描かれている。詳細不詳。

 ・祭神輿
 〜拝殿内に祭神輿一基が安置してある。



9高良内八幡宮天満と桜 ・杜の樹木
 〜境内に樟、染井吉野桜ほかの樹木が点在している。

 ・大谷古墳群
 (※次回掲載)
 〜境内に2基(1、3号墳)、境外に1基(2号墳)。
 


10高良内八幡境内仏堂 ・仏堂一棟
 〜本殿の左側に仏堂が建っており、堂内には仏像が三体安置されているが、神仏習合の名残りか。詳細不詳。
 …弥勒菩薩坐像 千手観世音菩薩立像 弘法大師坐像。



11高良内八幡横の倉庫 ・その他、境外
 〜当社の右2軒目に民家の古い木造倉庫二棟(うち一棟は赤レンガ+木造)があり、思わず足を止めて見惚れていた。





 その右側の民家の入口(里道沿い/左側角地)に石祠「水神社」(すいじんしゃ)あり。
 上記境内神社「水天神社(安徳天皇)」に相当するものか、詳細不詳。
 なお、大谷地区には、縄文時代の遺物などが採集された大谷遺跡があり、由緒より古い時代から人々が居住していたことが分かる。

 ※次回→「高良内古墳<大谷古墳群1号墳>(高良山麓巡り54)」。

keitokuchin at 15:52│Comments(0)

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
富松神社ぁ塑弯澄岩竹古墳2号墳など(高良山麓巡り52)高良内古墳<大谷古墳群1号墳>(高良山麓巡り54)