「勝屋酒造・問屋場跡・お茶屋(脇本陣)下町新屋跡」唐津街道赤間宿(宗像市)「萩尾邸」唐津街道赤間宿22(宗像市)

2019年10月07日

「ハナウタコーヒー・早田薬局跡」唐津街道赤間宿21(宗像市)

 ※前回「勝屋酒造・問屋場跡・お茶屋(脇本陣)跡/唐津街道赤間宿跡(宗像市)」から続く。

 [ハナウタコーヒー・早田薬局跡]

 所在地: 福岡県宗像市赤間3丁目4-8
    ハナウタコーヒー(早田薬局跡)
 ※赤間宿下町・唐津街道筋東側(下中ノ番)

 ・前回の「赤間宿下町お茶屋跡(脇本陣/新屋)」から南に60mほど歩いたところにカフェ「ハナウタコーヒー」がある。


 「建物の外観(早田薬局跡)

1ハナウタ珈琲・早田薬局跡 ・入口の白色サッシ戸の上の外鴨居に、「ハナウタコーヒー 珈琲豆焙煎販売」と書いた小さな看板が貼りつけてあるので、見落とさなければ、ここがそれと分かる。



 ・一階の道路側に突き出た店舗用トタン葺片屋根の右端は、隣家・萩尾邸(※次回掲載)一階瓦屋根の左端部の上に乗っており、その雨どいの末端は萩尾邸の雨どいと一体になっている。また、両家は接触して建っているような感じで境界が分かりにくいが、隣同士の協和が旨くいっているのだろう。

 ・これを観ていて、ふと、今はない実家(旧家)の一階屋根が隣地に突き出していた上に、その雨どいが燐家の雨どいと合同になっていたが、隣同士の付き合いには何の問題もなかった。昔は、今のように隣同士の関係がせちがらくなく、こんなことはよくある平和な時代だったのかもしれない。

 ・二階建ての切妻の妻壁部分に、二階の瓦屋根が前に突き出すように作られており、その瓦屋根の上の妻壁部分は格子壁となっている。
 また、その屋根の下の壁部分に大きな二階窓があり、その前面(全面)いっぱいに木格子が付けられており、古めかしい感じがする。(※画像1)
 この建物は、隣家と同じく江戸時代後期の建物で、当時から早田薬局があったという話を聞いたが、確認はしていない。
 ただ、平成10年代頃まで、ここに早田薬局があったことは確かである。
 なお、屋根瓦は葺き替えられて新しい。


 「店内に入る

2ハナウタ珈琲店内レジと天井梁 ・一階の入口・窓には6枚のアルミサッシ窓とシャッターがあり、店内には舗装されていない昔(建築当時)のままの土間があり、天井の梁が丸見えになっている。(※画像2)




 ・多分、これらは、平成28年(2016)に、この古民家を借りて自家焙煎珈琲店ハナウタコーヒーを開業されたとき、店主が、店内の改装をするにあたって、極力、昔の町家らしさが残るようにされたのだと思う。

 ・初めてこの店を訪れたとき、街道筋を歩いていて、ガラス戸のなかに佐藤製薬の2体のマスコット人形「サトちゃん」が置いてあるのが見えたので、近づいてサッシ戸のガラスに目を近づけて中を覗き込んだら、まったく何も見えなかった。
 とにかく、なかに入ってみようと思い、引き戸を開けてなかに入ったとき、土間がまさに昔(建築当時)のままの土の土間だったのでびっくりした。


3ハナウタ珈琲店内 ・正面のカウンター、商品陳列棚が置いてあるところに奧様がおられ、その奧の一段高い部分(漢方薬の調剤室跡)に自家焙煎所が設けられており、焙煎中の御主人が居られた。(※画像3)



 ・土間の左側には、窓に簾がかけられ、中古のソファや椅子、テーブル等が置いてあったので、とりあえずここでコーヒーを飲んでみることにした。
 入店したとき、この店の小学生の男子がソファに座っていたが、私たちが来たので、追い出したような格好になった。

 ・さて、注文するとティー珈琲が入った紙コップを渡されたので、ここはセルフサービスなのかと気づき、部屋の隅に置いてあった魔法瓶からお湯を注いだ。(@150円)
 そのお湯が余りも熱く、すぐに口を付けることができず、おかげで珈琲の香りを嗅ぎながら、店内を見渡した。

 ・上述したように丸出しになっている古民家の天井の太くて丈夫な梁を見上げ、なかなかしっかりしたものだと思った。古民家らしい風景を感じる。


 「早田薬局の旧看板

4ハナウタ珈琲店内の早田薬局看板 ・また、レジの前の壁際に置いてある文字が消えかかったような古い看板が目に入った。その文字は、「呼吸器丸 大阪(?) 早田正大郎」と読めた。(※画像4)

 ・前述の「サトちゃん人形」やその他の薬の看板もあり、このような旧店舗の看板をそのまま保存しておられるので、以前、ここに「(早田)薬局」があったことを思い起こさせてくれる。


 「ハナウタコーヒーの名など

 ・珈琲を飲み終わり、紙コップとティーパックを床に置いてあるチリかごに捨てた後、カウンターに置いてあった「沖ノ島の青」という銘柄のティーパック珈琲(@100円)を数個買い、支払いして店を出た。
 その後も、ここを通ったときには、時々立ち寄り、ティー珈琲を数個買うことがある。

 ・ところで、「ハナウタコーヒー」という店の名だが、「飲むとつい鼻歌が出るような美味しい珈琲を出す店にしたい」という御主人の願いを込めて命名されたものらしい。
 そういえば、最近、ついぞ鼻唄を歌うほどリラックスしたことがない。

 ・店内に置いてあるギフト用チラシを見たら「コーヒーギフト2袋・3袋セット(豆・粉)2500円・3500円、テトラんコーヒーギフト2箱・3箱セッ1500円・2000円、宗像くすのき玩具(みあれ祭の大漁旗を掲げた船)とコーヒー2袋800円、(宗像大島の塩と宗像大豆きなこを使った)宗像こんぺいとうと水出し珈琲2種セット2900円」と書いてあった。(価格は消費税増税前)


 付記「あじさい祭

 ・そういえば、ここで「6月に唐津街道あじさい祭があります。当店も参加していますのでお出かけください」と言われていたことを思い出した。その日は、参加店がそれぞれ趣向を凝らした催しをされると聞いていたが、今年は日程が合わず行けなかった。毎年あるのだったら一度は行ってみたい。

 参加店は、勝屋酒蔵、耳つぼgrin time橋口屋(石松邸)、ハナウタコーヒー、パンterracotta(石丸1-7-28)、洋菓子カフェ椋の木ムック(赤間2-4-32※下の画像左)、総合情報企画萌(赤間5-1-2)、大和電器カフェLiV KiTCHEN(赤間4-11-9※下の画像右)、生活用品雑貨W.MOON赤馬館など11店舗。

 なお、参加店のなかには、ハナウタコーヒーのほかのカフェが2店入っている。(※下の画像)

椋の木ムックカフェLiV KiTCHEN








 ※次回→「萩尾邸/唐津街道赤間宿22(宗像市)」。

keitokuchin at 15:30│Comments(0)

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
「勝屋酒造・問屋場跡・お茶屋(脇本陣)下町新屋跡」唐津街道赤間宿(宗像市)「萩尾邸」唐津街道赤間宿22(宗像市)