2004年09月12日

松坂屋の悔やまれる断念

三越がデパート宣言して今年100年に当たるという。
座売りから陳列販売、経理を大福帳から近代簿記に、日本初の百貨店として生まれ変わった。

しかし百貨店業界を取り巻く環境は厳しい。

業界全体の売上高が、昨年まで7年連続で減り続けている。

名古屋には、三越のほか、松坂屋、丸栄、名鉄百貨店の通称4Mのほか、新興の高島屋の百貨店5つがある。

尾張で根をおろした大きな旧家のお年よりは、「おみゃあさん(お前さん)、松坂屋で持ってたりゃあ。喜ぶでえ」と、贈り物には松坂屋を推奨。

催促でもある?

なにせ尾張のお大名には、中元、歳暮をジャスコ、イトーヨーカドーの包装紙で贈られると、馬鹿にされた気分になるご様子。

松坂屋は尾張徳川ご用達の伊藤呉服店から続く、由緒正しい百貨店。

「松坂屋の石鹸は、やっぱり違う」と言う、ご婦人がいるほど信者は多い。

石鹸作っているのは、松坂屋ではなく、花王でしょう?

こんなわけの分からない神話があるのだから、松坂屋に寄せる名古屋人の信頼は厚い。

東京では三越だが、名古屋では三越は格下、松坂屋が最高級ブランド。

ところが最近、新興のJR東海高島屋が開業してから、毎年売上を伸ばし、低迷する丸栄、名鉄を尻目に、ついには三越を追い抜いてしまった。

JR名古屋駅の地の利を生かし、三重県、岐阜県、愛知県三河地方のJR利用客をすくい上げた。

松坂屋の顧客層と違う、新たな顧客を開拓。
こだわりのない人、若い人にも浸透して、松坂屋は慌て出した。

もともとJR東海は高島屋でなく松坂屋として開業する計画だったが、バブル崩壊による先行き不透明で、松坂屋が断念し、高島屋となった経緯がある。

今となれば、松坂屋にとっては悔やまれる断念となった。

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keizai1 at 17:57│Comments(0)TrackBack(0)経営批評 

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