コラム
2011年11月24日
106億円以上の借り入れはギャンブルのためだった
まったく話にならない。
大王製紙の井川意高前会長が特別背任違反の容疑で逮捕されたが、子会社から106億円以上も借り入れたのは、ギャンブルのためだった。
会社経営をしながら、マカオまで飛んで、カジノで会社の金を使って豪遊していたというが、周りは誰も口をはさめない。
会長のやっていることは間違っていることは分かっても、みんな自分の身のため、絶対権力者に睨まれたくない。
大王製紙には全くコンプライアンスが機能しない、どこかの独裁国家のような閉鎖社会なのだろう。
今期、一転して赤字転落の危機となったが、その最大の被害者は大王製紙への投資家である。
会社は誰のものか、というコーポレートガバナンスは、東大法卒の井川前会長は、頭でわかっているはずだが、創業家という高慢さから、会社は自分のもの、になっていたのだろう。
大王製紙の井川意高前会長が特別背任違反の容疑で逮捕されたが、子会社から106億円以上も借り入れたのは、ギャンブルのためだった。
会社経営をしながら、マカオまで飛んで、カジノで会社の金を使って豪遊していたというが、周りは誰も口をはさめない。
会長のやっていることは間違っていることは分かっても、みんな自分の身のため、絶対権力者に睨まれたくない。
大王製紙には全くコンプライアンスが機能しない、どこかの独裁国家のような閉鎖社会なのだろう。
今期、一転して赤字転落の危機となったが、その最大の被害者は大王製紙への投資家である。
会社は誰のものか、というコーポレートガバナンスは、東大法卒の井川前会長は、頭でわかっているはずだが、創業家という高慢さから、会社は自分のもの、になっていたのだろう。
2011年11月18日
財テクは財務理論上、意味がない
オリンパスが純資産を300億円水増ししていたという。
そもそも財テクで生じた損失を隠ぺい工作するために行ったことだが、経営者は何ゆえに財テクに走ったのか。
一般に完全で効率的な金融資本市場では、金融資産の価格は、その金融資産が生むキャッシュフローを、その金融資産のリスクに見合った必要収益率で割り引いた現在価値になる、ということをオリンパス経営者たちは知らないでいたのではないか。
すなわち、その金融投資の正味現在価値は必ずゼロになるので、企業が財テクすることは財務理論上、意味がなく、効率的な経営をしていないとみなされる。
こんなことは初歩の経営学の教科書を読めば、どこにでも書かれている。
それにもかかわらず、財テクを行った経営者は、経営の専門家ではなく、経営の素人ということになる。
オリンパス経営陣が行うことは、金融投資ではなく、実物投資を行って、付加価値を生み出して、継続企業として成長し続けることである。
一連の不祥事は、ごまかされた株主には不運だが、その経営者を取締役に委任したのは、ほかならなぬ株主である。
そもそも財テクで生じた損失を隠ぺい工作するために行ったことだが、経営者は何ゆえに財テクに走ったのか。
一般に完全で効率的な金融資本市場では、金融資産の価格は、その金融資産が生むキャッシュフローを、その金融資産のリスクに見合った必要収益率で割り引いた現在価値になる、ということをオリンパス経営者たちは知らないでいたのではないか。
すなわち、その金融投資の正味現在価値は必ずゼロになるので、企業が財テクすることは財務理論上、意味がなく、効率的な経営をしていないとみなされる。
こんなことは初歩の経営学の教科書を読めば、どこにでも書かれている。
それにもかかわらず、財テクを行った経営者は、経営の専門家ではなく、経営の素人ということになる。
オリンパス経営陣が行うことは、金融投資ではなく、実物投資を行って、付加価値を生み出して、継続企業として成長し続けることである。
一連の不祥事は、ごまかされた株主には不運だが、その経営者を取締役に委任したのは、ほかならなぬ株主である。
2011年11月09日
オリンパスが数百億円の「飛ばし」か
まだこんなことをやっていたのか。
オリンパスが有価証券の損失隠しで、数百億円の「飛ばし」が疑われている。
バブル崩壊後、山一證券が損失補てんして、社会から叩かれ、その後、企業統治が叫ばれ、商法改正、会社法として整備されてきた。
オリンパスには社外取締役や社外監査役も、設けられていたようだが、企業統治は形だけ整えて、機能しなかった。
有価証券報告書の虚偽記載により、投資家などステークホルダーを騙した罪は重い。
いずれ真相が明らかになれば、上場廃止になろうが、その最大の犠牲者は株主である。
監査法人がこれがこれを見逃したとなれば、その責任も問われよう。
また、会計士個人の資質だけでなく、会計監査制度の構造的な問題があるかもしれない。
その点も、明らかにならなければ、株主は浮かばれない。
オリンパスが有価証券の損失隠しで、数百億円の「飛ばし」が疑われている。
バブル崩壊後、山一證券が損失補てんして、社会から叩かれ、その後、企業統治が叫ばれ、商法改正、会社法として整備されてきた。
オリンパスには社外取締役や社外監査役も、設けられていたようだが、企業統治は形だけ整えて、機能しなかった。
有価証券報告書の虚偽記載により、投資家などステークホルダーを騙した罪は重い。
いずれ真相が明らかになれば、上場廃止になろうが、その最大の犠牲者は株主である。
監査法人がこれがこれを見逃したとなれば、その責任も問われよう。
また、会計士個人の資質だけでなく、会計監査制度の構造的な問題があるかもしれない。
その点も、明らかにならなければ、株主は浮かばれない。
2007年03月02日
2007年01月28日
信頼の技術の犠牲者
パロマは「信頼の技術」をうたって、名古屋市出身の女優、竹下景子さんをテレビCMなどに起用していた。
名古屋市出身の大女優には、竹下景子さんのほかに、川島なお美さんもいるが、パロマは川島なお美さんを起用しなかった。続きを読む
名古屋市出身の大女優には、竹下景子さんのほかに、川島なお美さんもいるが、パロマは川島なお美さんを起用しなかった。続きを読む