2019年11月06日

ユニコーン・バブルの終焉

ウーバーやリフトは低賃金労働者の犠牲の上に成り立っているにもかかわらず、昨年の段階では異常に高い評価額が付いていたので、ユニコーン・バブルが膨張している様子をひしひしと感じていました。

ウーバーやリフトのドライバーを本職にしている労働者は、その多くが貧しい生活を強いられています。ガソリン代を自己負担し、両社に2割程度の手数料を支払うと、ドライバーだけで生活できる人は実に少ないという実情があります。

それでも赤字を続けているウーバーやリフトに法外な評価額が付いていたのは、ウォール街の金融機関や世界の投資会社の先走った姿勢がユニコーン・バブルを助長したからです。

たとえば、ウーバーのIPOをめぐっては、ゴールドマンサックスが想定時価総額を最大1200億ドルと試算し、ウーバー側の期待通りの数字を提示していました。想定時価総額が高ければ高いほどIPOの手数料収入も増えるので、投資銀行の試算額はどうしても高めになる傾向があります。

そもそもESG投資の見地から判断すると、両社は投資対象とはなりえません。ウーバーやリフト最近の冴えなさは、過去のITバブル崩壊を想起させるIPOブームの危うさを投資家に知らしめたといえるのではないでしょうか。
keizaiwoyomu at 14:40│企業の分析・予測 
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