2020年03月08日

10年に1度か2度の暴落はチャンス

米国でも新型コロナウィルスの感染が拡大しています。カリフォルニア州やニューヨーク州では、非常事態宣言が出されました。中国からの全面渡航禁止など、いち早く対応策を講じてきただけに、米国のショックは大きいはずです。

マーケットの世界では「FRBに逆らうな」という鉄則があるものの、米国でも感染拡大が進めば今回はその鉄則も通用しないでしょう。金融政策だけでは消費の落ち込みを回避できないからです。

これまでのマーケットでは、「日本や中国の感染拡大がいつ終息するのか」が注目を集めてきました。しかし今では、「米国で感染拡大が抑え込めるのか」に焦点が移ってしまっています。世界が景気後退を意識し始めているのです。

その一方で、日経平均のPBRが3月6日に1倍を下回りました。PBRが1倍を割り込むのは、東日本大震災(2011年3月)の0.96倍、リーマン・ショック期(2009年3月)の0.81倍以来です。10年に1度か2度の水準に来ているのは間違いありません。

今回のような暴力的な下げ相場では、どんな個別株でも必要以上に売られるのが常です。当然のことながら、大型株より中小型株、東証1部より新興市場の方が売られる傾向が強いです。

久しぶりのセリングクライマックスの局面では、否が応でも投資妙味が高まっていきます。信用取引をしている個人投資家が追い証に伴う換金売りをせざるを得ない時こそが、買いのパフォーマンスが最も上がりやすいからです。

底値のPBRがどの程度まで下がるかによって、買い方の戦略も変わってくるとは思いますが、失敗してもリスクが低いので、個々で損切りラインを決めて臨んでもらいたいところです。
keizaiwoyomu at 18:21│市場の分析・予測 | 投資戦略