本日、川崎市民生委員児童委員協議会様主催の
「平成23年度新任民生委員児童委員研修会」が
川崎市総合福祉センターで開催されました。
今日は、昨年12月1日の一斉改選を受け、
あらたに就任された委員の皆さまに対し、
『その人の“あるがまま”をきこう』と題して、
「傾聴技法」のお話をさせていただく研修会でした。

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本日集まったのは、
川崎市内の新任委員 約400名。
すでに就任して半年が経過し、
地域住民の皆さまのよき相談相手として
積極的に活動をされています。

今回の研修会は、
皆さんが民生委員・児童委員の職務として、
いろいろなお話を聴く立場であることから、
あらためて傾聴とはなにかについて
考えていただこうという企画でした。

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民生委員・児童委員として、
日常活動にどう向き合っていくか、
そしてそのなかで、相談を受けた際に、
どのように対応をしていくべきか。

一言で“傾聴”といっても、
本来、社会福祉援助技術の一環として、
福祉事務所などで従事するプロの方々が
学ぶ内容を、そのままお話しするのではなく、
“よき隣人”である民生委員・児童委員の
お立場を念頭においたご講義をしないと
いけません。

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そこで、できる限り実践的な内容にするため、
その場でお隣の方とペアを組んでいただき、
相手の呼吸のペースで自分も呼吸をしたり、
今日の午前中にあった出来事を、
相手の方からうまく聴きだしたり、
といったミニ演習を加えました。

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会場の皆さんは、非常にリラックスした雰囲気で、
“相手をありのままに受け入れる”ということを
感じ取っていただけたと思います。

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川崎市には、今回の東日本大震災によって、
多くの避難者を受け入れている地区もあります。
そのような場面では、
民生委員・児童委員の皆さんが、
親身になって対応をされています。
私も、少しでもお役に立てるよう、
できる限りじっくりとお話をさせていただきました。

今後の相談支援の場面で、
今日の研修会で吸収されたことを、
一つでも多くお役立ていただけると幸いです。

初夏のような陽気になった今日、
一堂に会した皆様の熱気を受けて、
私自身が元気をいただいた研修会となりました。

主催者の皆様、どうもありがとうございました。
そして、参加された皆様、たいへんお疲れ様でした。