福島県男女共生センターにおいて、
福島県社会福祉協議会様主催の
「介護講習等企画担当者研修」が
2日間にわたって開催され、
本日無事修了いたしました。
今回の研修会には、
「段取り力の達人をめざせ!」という
サブタイトルがついています。
よく『段取り八分、仕上げ二分』といいますね。
研修についても、企画立案・準備等を
しっかり整えておくことで、研修当日は滞りなく
進めることができるといえます。
今回参加されたのは、
福島県内にある社会福祉施設や
在宅福祉施設等で研修担当者という
お立場にある方々でした。
二日間に及ぶ長丁場の研修会ということもあり、
私は前日(6月28日)に郡山にまいりました。
駅前のホテルに滞在することにしましたが、
3月11日に発生した東日本大震災を受けて、
残念ながら郡山駅前のいくつかの建物も、
閉館していたり、復旧中という状況でした。
6月29日(水)
郡山駅から、在来線の東北本線に乗って、
二本松駅まで移動しました。
二本松では、10月に国内最大の
菊人形祭りや、
ちょうちん祭りが開催されます。
この時期にも、一度は来てみたいですね。
二本松駅からタクシーで移動し、
福島県男女共生センターに到着しました。
実は5月の下旬から、
福島県浪江町の役場機能が、
このセンター1階に移転されています。
予定としては来年の3月31日までとのこと。
センターの窓からは、
二本松城(霞ケ城)が臨めます。
今回の研修会の打ち合わせで
以前訪れたのは、4月22日のこと。
当時はお城の周辺も桜が満開でした。
それが今や夏をまえにした緑に覆われています。
今回の受講者は18名。
6名で1グループを組んでいただきました。
まずは、冒頭、お互いの自己紹介タイムです。
続いて、私から基調講義をさせていただきました。
「地域の現状と課題編」「モチベーションアップ編」、
「研修企画編」、そして「広報編」の4本でした。
午後には、
「演習① 魅力的な広告媒体とは?」
に取り組んでいただきました。
各自が事前課題として持ち寄っていただいた
身近な広告媒体を紹介し合い、
その中からベスト1を選んでもらいました。
各グループが選んだベスト1は、
全体の場でも報告していただき、
どういった点が評価できるかを
話していただきました。
続いて、
「演習② 研修企画を段取りしてみよう」
に取り組んでいただきました。
各グループごとに、地域の研修ニーズを考え、
それに見合った研修企画を立案していきます。
今回の会場となった共生センターには、
図書館や福祉機器展示会場が完備されています。
受講者の皆さんは、館内でいろいろな情報を集め、
自分たちの“開催要綱”作りに役立てていました。
初日の研修会は、ここまで。
研修企画立案の演習は、
翌日に持ち越しとなりました。
6月30日(金)
二日目の朝も、皆さん全員、
元気なお顔を見せてくださいました。
各グループとも、メンバー同士が顔なじみになり、
さっそく昨日の続きがスタートしました。
真剣な議論・検討が続きます。
私も時々お手伝いをさせていただきました。
その後、各グループが企画した
研修の“開催要綱”を全体の場で披露しました。
いよいよ今回の研修の仕上げです。
「演習③ 広告媒体を作ってみよう」
に挑戦です。
作成した“開催要綱”を地域住民に告知するための
広告案を作成していただきました。
模造紙や付箋紙、カラーペンなどを駆使し、
オリジナルの広告が出来上がっていきます。
完成した広告は、展覧会形式で
お互いに紹介しあいました。
それぞれに独創性に富んだ広告が
このように完成しました!
今回はあくまでシミュレーションでしたが、
このような“段取り”を踏んでいくことが、
よりよい企画作りにつながっていくことを、
皆さんご自身が体感されたことと思います。
丸二日間にわたる研修会でしたが、
お一人おひとりが、
何かを掴んでいただけたのであれば、
幸いだと思います。
今回の研修会は、
10月にも今一度開催されます。
今後、福島県でも暑い夏が到来するでしょう。
その夏を乗り切って、穏やかな秋を迎えた頃、
再びお伺いしたいと思っています。
帰りの新幹線の車窓からは、
とても素敵な夕焼けが見え始めていました。
真夏のように暑い日差しに見守られた
2日間の研修会がこうして修了しました。
主催された福島県社会福祉協議会様、
誠にありがとうございました。
そしてご参加いただいた18名の皆様、
本当にお疲れ様でした!
またいつか、どこかでお目にかかりましょう!