今週訪れた青森県青森市、そして新潟県新潟市。
それぞれに素敵なよそおいのまちでした。
私は出張で研修の開催地を訪れる場合、
時間の許す限り、まちを歩くことにしています。
必ず行きたいと思っているところは、
駅と商店街、そしてデパートの食料品売り場なんです。

まずは駅。
なんといっても、そのまちの“動き”がわかる場所。
一日をとおして、実にさまざまな人々が利用します。
ほんの30分でも駅前のようすを眺めていると、
そのまちがどんなひとでつくられているのかが、
なんとなくわかってきます。

そして商店街。
そのまちの“文化”がわかる場所。
どのようなお店で構成されているか、
どのような飾りつけをしているか、
そこをどんなひとたちが利用しているか、
そんなところから、そのまちの文化が、
なんとなくわかってきます。

もう一つがデパートの食料品売り場。
そのまちの“生活”がわかる場所です。
どのような食材が並んでいるのか、
活気はどうか、売れ筋はどうか、
そんなあたりから、そのまちの生活感がみえてきます。

どの場所も、もちろん“ひと”が介在していますね。
ひとがまちをつくっているのです。
そんな、大切な要素であるひとを、
ずっと眺めているのが大好きです。

駅も、商店街も、食料品売り場も、
そこに暮らすひとたちの気持ち一つ、心ひとつで、
明るくもなるし、暗くもなる、活気づくし、消沈もする。

一人ひとりが、自ら元気をださなきゃ、
まちは呼吸をしません。
そんな不思議なものなのですね、まちって。

研修にうかがったとき、そういうまちを眺めることで、
私も元気をたくさんいただきます。
その元気を使い、研修の本番も頑張るようにしています。

“ひとがまちをつくる”

この言葉は、わたしにとって欠かせないものです。。
信じて毎日を過ごしていきたい言葉だと思っています。