本日は、千葉県民生委員児童委員協議会様の
「第4回課題検討部会」に出席してまいりました。
また夜には、長崎県民生委員児童委員協議会様の
レジュメを完成させ、先方にメール送信をしました。
今日のお仕事を通じて、
「形作っていくということ」の難しさを感じました。
日中の「課題検討部会」では、
部会委員の皆様から出された実にさまざまな意見を、
今後徐々に集約していく必要があります。

沢山の意見が出るということは、
それだけ課題も多く、そして深いということが言えます。
だからこそ、それらをきっちりと整理し、一定のカテゴライズを図って、
どなたが見ても、心の中に “ストン”  と落ちるような内容に
仕上げていかないといけません。

悩ましいのは、解答が唯一無二ではない、ということです。
でも一定の方向性をもったものに形作っていくために、
ブレインストーミングを繰り返さないといけないですね。

一方、長崎県民生委員児童委員協議会様のレジュメは、
サブリーダー(副会長クラス)の方々を対象とした研修の資料です。
実は、サブリーダーについても、“こうあるべき”という解答は
一つではありません。地域によって、活動領域によって、
組織の規模によって、いろいろなタイプが考えられます。
これもまた悩ましいですね。


しかし、「課題検討部会」にも「サブリーダー研修会」にも、
ともに当てはまる解決方策の道があります。
それは、“課題や対象の周囲を見渡す”ということです。
対象に直接答えを求めるのではなく、
いわゆる“外堀から埋めていく”という考え方ですね。

課題そのものに直接的にタッチせず、
周囲を改善していくことで、結果的に課題が解消する、
サブリーダーの資質を論議するのではなく、
周囲が求めているものを探り出す、
そういう取り組み方は、遠回りにはなりますが、
結果として的を得た着地点に落ち着くことも少なくありません。

対象そものの形を作るのではなく、周囲の風景を完成させることで、
結果として、そこに対象そのものが浮かび上がってくる。
たとえば、こんなイメージです。

BlogPaint







手前に人物が4人写っていますが、いずれも影で真っ黒です。
でも周囲の絵がこの人物の輪郭をなぞり、
結果的に、そこに人が立っているということを気づかせます。

私が担っているお仕事は、多くの場合、
答えが一つではありません。
だから面白い、興味深いものでもあります。
手探りしながら、少しずつでも進んでいきたいと思います。