今日は、久しぶりに暖かみのある日差しを受けました。
ここのところ、週末というと、
天候が崩れていた印象があります。
しかしながら、今日は朝から日差しがあふれ、
文句なく“晴れ”といえる一日でした。

日中お仕事の合間に、少し外に出てみました。
まず空気感が違いますね。
深呼吸をしてみると、
冬の冷たさと春の暖かさを、足して2で割ったくらいの
清涼感が胸いっぱいに広がりました。

少し歩いてみました。
頬にあたる風は、確実に冬のそれではなく、
キンキンと筋張ったものから、
明らかに肌触りが良くなっています。

空を見上げると、真っ青。
そして地平線に近いところには・・・
ぽくぽくと積乱雲が湧いていました。

もしこのシーンだけをデジタルカメラで撮影し、
音声も消してモニターしたら、
どこをどう切っても、“夏”を感じさせるような、
そんなシチュエーションに錯覚します。

季節外れの積乱雲ではありましたが、
私の中では、一つの区切りがついたような、
そんな気持ちになりました。

「はい! もう冬は終わり!」

これからは、ちゃんと春が来るんです。
もう、春になるんです。
そんな声が、どこからか聞こえてきたように思いました。

積乱雲はちょっと早すぎたかもしれませんが、
季節を春にぐいっと引っ張ってくれるには、
よいタイミングで登場してくれたような気がします。

「もう、私(積乱雲)まで登場させたんだから、
 冬なんかに後戻りしちゃだめだよ!」
そんな声が、

雲の白と空の青の隙間から
聞えてきたような気がしました。