平成23年度もあと2日を残すのみとなりました。
明日が金曜日ですから、お勤めの皆様にとっては、
実質、あと1日なんですね。
恐らく、今夜や明日の夜は、
あちらこちらで「送別会」が開催されていることでしょう。

私も23年間のサラリーマン生活のなかで、
何度か送別会を経験しました。
送り出す時もあれば、送られる時もありました。

誰かを送り出す時には、
会がお開きになる直前、
最後のあいさつを当人から受ける時、
今まで見せたことのない表情や言葉を
見聞きしていると、
日頃一緒に仕事をしている仲間が、
何か別人のように見えました。

私が送られる時には、
周りのみんながだんだん遠くなっていくのが
判りました。
みんなの声も、表情も、仕草も、
そんな一つひとつが、とても愛おしく思えました。

それでも、職場内部の異動であれば、
明日からも、再び出会うことはあるはず。
一番辛かったのは、職場を辞める時でした。

私の場合は、中途退職という道を選び、
会社を設立するために去った口でしたから、
定年まで勤め上げた人とは
ちょっと違う感覚だったかもしれません。

明日からの希望や期待もある一方、
周りのみんなに対して申し訳ない気持ちもあったりして・・・。
でも、温かい笑顔で送ってくださった皆さんの顔は、
今でも覚えています。

だからこそ、今のお仕事を一生懸命しようと思える。
そうすることが、周りのみんなへの御恩返しにもなります。
そして自分自身を裏切らないことにもなります。

明日で今の職場を離れる皆さん、
今夜や明日の夜送別会を受ける皆さん、
どうぞ、周りのみんなの顔をしっかりと胸に刻んで、
新しい道を歩み出してくださいね。

もう私自身は、送別会で送ったり、送られたりは
なくなりましたが、
ここ(事務所)から、皆さんにエールを贈らせていただきます。