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  ★【狭小店への想い】…当ブログと筆者の立ち居地に関する考察

バスラーメン@深大寺〜非ハード系しみじみ九州豚骨5

前回、稲田堤の酉将【過去記事】をUPしたので、京王相模原線繋がりで調布の秘蔵ネタを。
昨年末に発行した限定本『多摩に行くならこんな店』【詳細】に掲載したが、限定に加えて一部のみ取扱の委託先でも在庫がなくなってきたので(【タコシェ】に少しあるかも?)、公開しときます。

調布から吉祥寺へ向かうバス通りの一つ、三鷹通り沿いに何とも心惹かれるネーミングのラーメン店がある。
その名もバスラーメン。
九州出身の店主が、「本場の九州ラーメンが東京でも食べたい人がいるはず!」という信念の元、昭和54年に軽トラを改造して創業、暫くしてバスを改造して営業。9年後に店舗を構える際、顧客の愛称からバスラーメンと名付けたという。
嘗て見たその店舗の外観写真には、錆が垂れ落ちた看板にかすれた文字でバスラーメンと書かれており、郊外の街道沿いで長年親しまれてきた歴史を感じさせるものがあった【食べログの外観写真参照】
東京で豚骨といえば新宿に桂花しかなかった位の時代、しかも都心から外れた郊外の街道沿いでどんなに苦労されたか。そんなこんなを想うと、郷愁とも哀愁ともつかない、行ったことないのに帰ってくるような錯覚に陥り、ずっと訪問を待ちわびていた。
バス通り看板@バスラーメン
実際向かってみると、小綺麗にリニューアルされていたのが(^_^;)

外観@バスラーメンバスラーメン【食べログ】
★★★★★★★★★★ 泣ける味と二代目に
所在地:東京都調布市深大寺東町5-26-4【スポットノート】
公式ブログフェイスブック

最近ではフェイスブックも始めたようで、代替わりの臭いがする。
う〜ん、味が先代と別物になっていないか、すべては憶測に過ぎないが、不安がどうしても先にたってしまう。

店内は壁に向かうカウンター席とセンター島席で10席ほどか。ロードサイド店としては小規模で、さらに外観より狭く感じられる。
白衣の着慣れたお母さんが接客担当で、厨房には案の定、若いアンチャンが。多分息子、つまり二代目だろう。予感的中かと思ったが、店内には豚骨純度100%でしか出ない、あの芳醇な臭いが充満している。これは期待できるか。
店内掲示@バスラーメン
壁にある、創業からのエピソードの綴られた新聞取材記事を読んでいる間にやって来た。

ラーメン¥600!
ラーメン@バスラーメン
見た目白いが、よく見ると茶濁している。飲んでみると、表面のラードが少なく口当たりこそさっぱりめだが、舌に纏わり付くような粘度で、自然な甘みが口一杯に広がる。なめらかな舌触りとともに、しっかり旨みが感じられる。このシミジミ感・・・ウマイわ〜! ジワジワ来る!!
臭いもイタズラに臭いのではなく、ちゃんと処理してしっかり炊いた臭いがする。闇雲に濃厚にすればいいという問題ではない。
ラーメンUP@バスラーメン
麺も細いが極細ではなく適度に芯を残し、スープを含んでいる。博多ラーメンというと具が貧弱がイメージがあり、確かにそう凝ったものではないが、チャーシューはしっかりめで2枚もありそう悪くない。

実際博多でラーメンを食べると、案外さっぱりしているが、麺の太さ・店の佇まい・お母さんの気安さも含め、ラーメンの味だけでない店全体の雰囲気が本場に近い感じがした。
全体にスゴク懐かしいというか、素朴さが全面に出た一杯で、インパクト重視のド豚骨とは違った、ほんとうの意味で濃厚でありつつ、五臓六腑に染み渡る豚骨そのものの滋味深さがじんわり味わえた。
これはなかなか再現できるものではない。それが二代に渡り、現在進行形で今なお続いているというのは奇跡的としか言いようがない。二代目、疑ってごめん。
本来の九州ラーメンは塩ダレがベースというが、ノーコールで店サイドからの注釈もなかったため、醤油かどっちか分からない。注文時選べるというので、今度来たらハッキリと塩で!と言おう。
というわけで、いやはや感服の一杯だった。バスで来て本当に良かった。いや〜、しみじみとウマイ!!! ごちそうさまでした。

バスラーメン ( 布田 / 豚骨ラーメン )
★★★★★5.0
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酉将@稲田堤〜まさに鶏!4

ずっとトリショーだと思っていたら「とりまさ」だったコチラ。駅周辺の商店が並ぶ中、焼き鳥を焼くの煙がモウモウと立ち込め、通るものを誘惑する。
前回UPしたピノキオ【過去記事】でも触れたホットケーキの名店、珈琲家【過去記事】。その訪問時、並びに構えるコチラの前を通っては「今度絶対来てやる!」と誓ったのだが、遂にそのチャンスが訪れた。
多摩方面に住まう知人との邂逅の際、多摩モノレールから強引にコチラへ連れてきた。

外観@酉将やきとり酉将本店【食べログ】
★★★★☆ 4.2
所在地:神奈川県川崎市多摩区菅1-2-6【スポットノート】
参照サイト:吉田類の酒場放浪記

うん、入口脇のおみやげコーナーがなんともソソる!
界隈では有名店らしく、さぞ店内はオッサンがひしめき合っていると思いきや、入ってみるとカウンターにテーブル席が2〜4卓ほどと、意外と狭小店でビックリ。それに、先客も若めの地元民がカウンターにチョボチョボ腰掛ける程度で、まだ時間が早いとはいえ、金曜の夜としてはチト寂しいものがある。
店内@酉将
気を取り直して着席。
写真を撮り忘れてしまったが、まずはチューハイ¥350で乾杯。
飲み物メニュー@酉将
飲み物はホッピーの他、定番がひと通り揃うが、焼き物も然り。
焼き物メニュー@酉将
焼き鳥丼や焼きおにぎりも気になるところで、他に壁には厚揚げ納豆や玉子チャーハンなってソソるメニューも読める。
壁メニュー@酉将

でもまずは兎に角アレってことで。
もつ煮込み¥400!
煮込み@酉将
味噌仕立てで濃そうにみえるが、意外とあっさり。モツはシロがメインだろうか、いくつか部位が入ってトロっトロに煮こまれている。ゴボウや人参も柔らかく、アクセントに後乗せのネギがシャキシャキで、全体に定番の味ながら丁寧な印象でイイ!

さて続いては焼き物。一本¥100!
下が、かしら。上が、なんこつ。
かしら・なんこつ@酉将
そして、とり。
とり@酉将
どれもシッカリ、それでいてホクホクに焼かれていて、これまた脅威の安定感。
タレが評判を聞いて自分としては珍しくタレにしてみたが、これが意外とサラッとさっぱりしたもの。老舗によくある継ぎ足し系の、まったりとしたタマリ感のあるタレを勝手に想像していたので肩透かしを食らってしまったが、確かに肉の味を邪魔しないという意味でこれはこれで秀逸かと。

次いで、ねぎ焼き¥110(確か)!
ねぎ@酉将
見るからにウマそうな焼き加減。噛むと中から汁が出て、案の定の甘さ。タレの塩加減とネギの甘さとのバランスが丁度いい。

間にハイボール¥400をはさみつつ、さらに焼き物を、今度は変化球で追加。
ジャガイモの肉巻き¥200!
ジャガイモの肉巻き@酉将
写真がボケてしまったが、これがスマッシュ・ヒット!!
じゃがが包まれているからか水っぽく、若干シャリっとした心地良い歯ざわりを残しつつ、シットリとじゃがの仄かな甘みと肉の脂の甘味が口中でホンワリと広がる。これだけ塩仕様なのだが、じゃがにはピリッと塩辛さが欠かせないと痛感させられた。

さらにナス星人としては不可避の、なす素揚げ¥400!
なす素揚げ@酉将
エイッ、と裏返して醤油をかける。
なす素揚げ裏返し@酉将
もう予想通りの味。ナスの中の部分がこれまた水っぽく噛むと汁が溢れる溢れる。薄くパリっとした皮とのコントラストがまたイイ。うん、安定したウマさ。

というわけで、とりあえず以上で引き上げることに。一人2000円しないくらい。もうちょっと食べたいという後ろ髪ひかれる位の丁度いい余韻を以って店を後にした。
全体に卒のない出来で、アルコール類もこれという印象が残らず、後から思い起こすと物足りなさがなくもないのだが、普段使いには却ってこの位のほうがリピートしやすいだろう。まさに町の商店の中にあって然るべき店といったところか。それでいてツブサに見ていくとどれも丁寧な仕事だから、間違いはない。
珈琲家に来た時は町に人出があり、チャリもウザいくらいだったのだが、この日は閑散としていて、店も後客が少なく、正直寂しかった。
小さな商圏にこれだけの店がひしめく庶民の町。機会があれば是非立ち寄って頂きたい。ココ以外にも一つとっても気になってる酒場があるので、そのうち自分もまた下車するとしよう。
というわけで、もうウマウマッス!! ごちそうさんっした!

酉将 本店 ( 稲田堤 / 居酒屋 )
★★★★4.0
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ピノキオ@大山〜ピノキオ√2545

鉄男の二番煎じみたいに売り出されちゃった福居ショウジンの映画はいいとして。
さてやっとこさのピノキオである。超絶ホットケーキが食べられるというあのピノキオ。
大山駅から川越街道へ。以前UPしたオオタニ【過去記事】から直角に折れること数分、もうすぐ山手通りというところでマンションの1Fに見えてくる。
外観@ピノキオ

看板@ピノキオピノキオ【食べログ】
★★★★★★★★★★ 幸せの味
所在地:東京都板橋区大山金井町16-8【スポットノート】

マンションの柱の形状とリンクするかの幾何学的な外壁のデザインがなんともグッと来るが、こちら歴とした昔ながらの喫茶店。
外メニュー@ピノキオ看板のコカコーラがそれを物語っているし、入口脇のメニュー表を見ても、ピザトーストにナポリタン、ドリンクはレモンスカッシュ等、なんともニンマリしてしまう、昭和からの喫茶好きにはたまらないラインナップ。こういえばこういう喫茶店って何気に昆布茶置いてある店見かけるよね。

店内は白と茶をベースにした、ホントどこにでもあるような軽食の楽しめる住宅街の喫茶店。内観の写真がなくて申し訳ないが、撮るのが憚れるほど後からボツボツとお客様がやって来るのだ。駅から10分近くかかるという立地なのに、今日の喫茶店事情からは考えられない盛況ぶり。
先客はクラシカルなカメラをぶら下げた如何にもな女子くらいだったが、近所の奥様連はもとより、大学生風のオニイちゃん二人連れなど、昔なじみの喫茶店では見受けられない客層まで、やって来ては皆一様にコーヒーとホットケーキをオーダー。
こちらは注文毎に銅板で焼き上げるスタイル。待ってる間、店内にあったコチラが掲載されている雑誌を読んでいると厨房内部の様子が写真でみることが出来たが、銅板が小さく、一度に2人前くらいしか焼けそうにない。1ターン15〜20分くらい掛かるそうだから、3〜4組待ちだと1時間くらいかかるのではないか。幸い自分が入った時は先客に出し終えた後だったからそんなに待たなかったが、件の大学生風の分が来るのはいつになるだろう。
しかも奥様連はナポリタンまで注文して、マスターどう乗り切るのかハラハラしてみていたら、お店の奥様らしき方がやってきて事なきを得ていた。中休みでも取られていたのかな。
それにしても、ナポリタンのウマそうなこと! 自分もナポやドライカレーも頼むつもりで来たのだが、前後の食事のタイミングで断念したのだった。あぁ、アレだった無理にでも注文するんだった〜

そんな後悔の念を抱きつつ、先にやってきたレモンジュース¥500を頂くことに。
レモンジュースUP@ピノキオ
レモンジュース@ピノキオこれがアナタ、もう何ですかコレは!?と。見た目にも実にソソるが、飲んでみるともう口中でレモンの果実感がスパーク!!
上に乗る輪切りの他、中にレモンの果肉が入っているというのもあるが、ハチミツか、若干のナチュラルな甘みが感じられ、柑橘の酸味とのバランスが曲芸的なまでに絶妙なのだ。
マスターを見ていたらシェイカーでシェイクして作っていたが、どこぞシッカリしたお店で修行されたのではないか。いや昔のちゃんとした喫茶店はこれくらいのことしたのだけど、シッカリお金取れる昔ながらの仕事をする喫茶店というのも現実に少なくなっている中、この一杯だけでも十分貴重だぞ。

そうこうしている内に、遂に、遂にやってきましたホットケーキ¥450!
ホットケーキ上から@ピノキオ
デン、デンデン!!ときたね、極厚二段重ね!!!
ホットケーキ横から@ピノキオ
写真で見るととても大きく見えるので、本当この値段でいいのかと思うが、実際は直系10cmないくらいと小ぶり。ともあれ2段でこの厚さなら十分安すぎるけどね。
さて早速ナイフを入れるとしますか。
ホットケーキ断面@ピノキオ
サクッサクッとオモシロイように抵抗なく切れる。んだば頂きますと、これがもう想像通りというか、モッチリと言いたくなるほどの弾力があって、しっかり目の詰まった食べごたえある食感なのだけど、表面の焼けた香ばしさと中の蒸されたような火の通った小麦粉の香ばしさが鼻に抜け、フワンと溶けるようになくなってしまう。
比較のため、先に稲田堤にある珈琲家の絶品ホットケーキの記事をUPしたのだが【過去記事】、この鼻に抜ける香りの点で、珈琲家のは若干、蒸しケーキのようなツンと上に抜けるような香りがする。ちょっと生っぽい味というか、この手の菓子で自分が苦手としている部分なのだが、この要素がこのピノキオのホットケーキにはなかった。それが自分的には何よりのサプライズだった。

あっと言う間に、本当にあっと言う間に完食。
個人的には掛かっているのが結構さっぱりめのシロップなのが残念で、これだけのホットケーキだったら濃ゆ〜い蜜をドバドバかけても大丈夫だと思うのだが。全体のサイズからくる贅沢感は珈琲家の方が好みなのだが、焼き上がりや例の鼻に抜ける香りはコチラの方が個人的にはハマるものがあった。

実は後日、日曜にコチラ方面で人と会う機会があり、折角ならとホットケーキにナポリタンやドライカレーまで今度こそ食べようと腹を空かせてやってきたのだが、なんと外並び10人ほどの長蛇の列。まさかここまでの人気店とは!?
これなら食べられるまで何時間かかることやら。自分は平日に、しかもすぐ焼いてくれるタイミングで食べられて、あれは本当にラッキーだったんだなぁと思った次第。この日は結局次の予定の都合で諦めた。意外とモリス【過去記事】まで近いとわかり、絶品つけ麺をズズッと啜れたからいいのだけど。まぁモリスが日曜通し営業でも拍子抜けするほど空いてたのは気になるが、あれだけの店が徒歩圏に点在する大山の実力を改めて思い知るのだった。

それにしてもピノキオに比べ、全く引けをとらない珈琲家なのに、この人気の差はなんなのだろう。単に知名度の差なら、是非珈琲家にも多くの人に足を運んで貰いたいと思うのだった。
なんにせよ、ホットケーキという食べ物はどうしてこうも人を幸せにするのだろう。あぁ、もう満足マンゾク!超うめぇ〜〜〜っす!! ごちそうさまでした〜

ピノキオ ( / 喫茶店 )
★★★★★5.0
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