中野・東中野、とりわけ東中野は気になる店が昨今多いような。定食屋も然りなのだが、休みの水曜日が定休の飲食店も多く、中野界隈で営業しているのはここ、キッチンことぶきしか見当たらない。
クラシックから亡き中野武蔵野館の前を通ると、青葉に出る。今日は行列がない。平日の夕方はこんなもんなのかも。初めて食べた時は、まったく行列などなく、口なれぬ不思議な魚介の味わいに戸惑ったものだ。
後ろ髪を引かれるものの、今日は定食と決めていたので、山頭火などの店の前を早足に通り過ぎ、路地を蛇行しながら駅方面へと向かう。
つい行き過ぎてしまったが、なんとかキッチンことぶきを発見できた。以前は食堂ことぶきと名乗っていたようだが、数年前にキッチンことぶきとなったという前知識を入れていたので、どうみても食堂まるだしの外観を認識できた。
中に入ると確かにチェック柄のテーブルクロスなどキッチンらしさを演出してはいるものの、壁のコーナー上部にTV、スポーツ新聞充実、客席側にドーンと冷蔵庫があったりと、どうみても定食屋。
野菜を摂りたかったので、店主と思しきオッチャンだかニイチャンだかに定食にしてもらうようオーダー。先客0。定員1。ちょっと時間が早いのか、さみしい感じのところに、地元民らしきニイチャン登場・・・と思いきや、おもむろにエプロンを着用し、すぐさまゾクゾクと入ってくる客をさばき始めた。
呆気にとられている間に、肉入りニラ炒めライス(確か¥650だったか?)到着。お盆がファンシー!
この店では定食メニューとライス味噌汁つきメニューがあり、野菜炒め系はライス味噌汁セットになる。不慣れで謎の注文をしてしまったが、きちんとコチラが欲しいものが出てくる。これが町の定食屋ですよ!
ご飯は店の方の千葉県の農家から仕入れているコシヒカリとのことだが、正直ちょっと硬くて好みの方向ではないのと、大型電気ジャー独特のパサつきがあって、なんかもったいない気がしたが、そんな文句がつい口をついてしまうほど、実に卒のない、希望通りのものが出てきた。
炒め物は適度に油が残り、シャッキリというよりシットリとした方向に出来上がっていて、肉の甘みとニラ独特の味わいが口の中で合わさって、期待値がスグに満たされる。味噌汁はダシがクッキリと出ているタイプで、これはモロに好み。
常連客と思しき方々は、どうも焼魚が名物のようで、次々に魚ものをオーダーしている。中にはメンチもいたが、どっちも実に卒がなさそう。次はどっちを食べようか、そんな嬉しい悩みを抱えながら、在りし日の食堂ことぶきを夢想しつつ、家路に着いた。
町は日々、移ろい行くもので、いろいろな感情が交錯しているものの、それを目撃できていることを幸せに思う。ごちそうさまでした。
キッチン ことぶき
最寄駅:中野
料理:定食・食堂
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:夕食
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クラシックから亡き中野武蔵野館の前を通ると、青葉に出る。今日は行列がない。平日の夕方はこんなもんなのかも。初めて食べた時は、まったく行列などなく、口なれぬ不思議な魚介の味わいに戸惑ったものだ。
後ろ髪を引かれるものの、今日は定食と決めていたので、山頭火などの店の前を早足に通り過ぎ、路地を蛇行しながら駅方面へと向かう。
つい行き過ぎてしまったが、なんとかキッチンことぶきを発見できた。以前は食堂ことぶきと名乗っていたようだが、数年前にキッチンことぶきとなったという前知識を入れていたので、どうみても食堂まるだしの外観を認識できた。
中に入ると確かにチェック柄のテーブルクロスなどキッチンらしさを演出してはいるものの、壁のコーナー上部にTV、スポーツ新聞充実、客席側にドーンと冷蔵庫があったりと、どうみても定食屋。
野菜を摂りたかったので、店主と思しきオッチャンだかニイチャンだかに定食にしてもらうようオーダー。先客0。定員1。ちょっと時間が早いのか、さみしい感じのところに、地元民らしきニイチャン登場・・・と思いきや、おもむろにエプロンを着用し、すぐさまゾクゾクと入ってくる客をさばき始めた。
呆気にとられている間に、肉入りニラ炒めライス(確か¥650だったか?)到着。お盆がファンシー!この店では定食メニューとライス味噌汁つきメニューがあり、野菜炒め系はライス味噌汁セットになる。不慣れで謎の注文をしてしまったが、きちんとコチラが欲しいものが出てくる。これが町の定食屋ですよ!
ご飯は店の方の千葉県の農家から仕入れているコシヒカリとのことだが、正直ちょっと硬くて好みの方向ではないのと、大型電気ジャー独特のパサつきがあって、なんかもったいない気がしたが、そんな文句がつい口をついてしまうほど、実に卒のない、希望通りのものが出てきた。
炒め物は適度に油が残り、シャッキリというよりシットリとした方向に出来上がっていて、肉の甘みとニラ独特の味わいが口の中で合わさって、期待値がスグに満たされる。味噌汁はダシがクッキリと出ているタイプで、これはモロに好み。
常連客と思しき方々は、どうも焼魚が名物のようで、次々に魚ものをオーダーしている。中にはメンチもいたが、どっちも実に卒がなさそう。次はどっちを食べようか、そんな嬉しい悩みを抱えながら、在りし日の食堂ことぶきを夢想しつつ、家路に着いた。
町は日々、移ろい行くもので、いろいろな感情が交錯しているものの、それを目撃できていることを幸せに思う。ごちそうさまでした。
キッチン ことぶき 最寄駅:中野
料理:定食・食堂
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
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拝見していると、中野方面も、行動エリアなんですね。
結構広い行動範囲だなあ、と感心してます。
僕なんか、歩いて移動できる距離ですから…。