戸田にドモンという古くからの行列店がある。系統としては、豚骨醤油のいわゆるラーメンショップの味なのだが、幼い頃に刷り込まれた味であり、格別の思い入れがある。
そのドモンから派生したといわれているFCが青木亭。埼玉南部を中心に10数店舗展開している。
今となっては取り立てて騒ぐべきものはないのかもしれないが、定番と呼ばれるネギチャーシュー、とりわけチャーシューは赤身主体で柔らかく、かつ肉肉しい食感を残し、ありきたりながらどこか中毒性のある出来で、時折チャーシュー1本(半分も可能)を持ち帰りして食べるほど。
気づくと持ち帰りの回数の方が増え、たまにはと店内で定番を食べるのだが、スープがガツンとくるほどダシに勢いがなく、背脂も今となっては控えめな感じで、どうにも再び持ち帰りのルーティーンに戻ってしまっていた。

表題の川口店はチャーシューの発送を行っているので頼みに行ったら、非常に豚骨ダシの濃厚な香りがした。その後、何度か行ったが、その都度、かな〜り濃厚豚骨好きをそそらせる臭いを発していたので、試しに定番を食べてみた。
すると、これまでドモンでは感じなかったほど、まったりと甘みのある豚骨醤油スープで、これくらい濃度があるとチャーシューとの相性が俄然よくなり、辛めの細切りネギもバランスが取れてくる。
あの感動をもう一度とばかりに、無性に豚骨醤油な夜に出向いてみた。
入店する際に思ったのだが、あの扇情的な獣の臭いが後退していた。まぁここまで来たのだからと、数字を入力するタイプの新しい券売機で食券を買いカウンターに着いたのだが、厨房からやってくる臭いは、やはりあの臭いには及ばない。あの数度の持ち帰りの時は、いずれも夕方だった。時間や厨房の人でだいぶ変わるのだろうか?
で、やってきた定番小¥800!
疑念よ外れよ!と祈りながら早速スープを啜るが、やはり単純にスープ自体の濃度がユルい。いつも悔いるのだが、麺固めオーダー必至な湯で加減。
どれも悪くない。チャーシューは相変わらず絶品! なのに一つちょっと歯車がずれると雪崩式に全てが微妙にずれてくる。でもこれくらいのバランスの方が、食べやすいといえば食べやすい。もしかしたらマニアックに濃度をあげすぎて微調整しているのかもしれない。
いつか、夕方頃に食べてみて真偽の程を確かめたい。というか、あの臭いがしたときには迷わず入店することにしよう。

FCといえば、春日にある珍珍珍の前を通ると、そのデキる臭いがしてずっと気になっていた。先日ついにトライして・・・こちらはその内UP予定。

青木亭
最寄駅:川口元郷 / 南鳩ヶ谷 / 志茂 / 赤羽岩淵
料理:ラーメン一般 / 醤油ラーメン / つけ麺
採点:★★★☆☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:夜食

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