もう勢いだけの意味なしサブタイトルになってしまったが、またまた使えるスーパー定食屋を発見しちまいましたぜ。そこは綾瀬の味安!
味安なんて安直というより気の毒になってしまうような店名ながら、ここは危うく定食パンダという店名になりかねない店だったのだ。
というのもここはパンダグループのひとつで、パンダグループというのはこの一帯でラーメン屋から居酒屋、カラオケに至るまで展開し、綾瀬のエンターテイメントを統括しているといっても過言ではない。
ある日、綾瀬から環七へ南北に伸びる道を流していた。チェーン居酒屋とパチンコのネオンが眩しい小岩チックなやさぐれた感のある駅前とは対照的に、すこし路地を入ると街路樹が植えられ整備されたマンション地区のような風景がひろがる。この道も車の抜け道ながら整備された郊外的な景観を維持していた。なのに突如、それを打ち砕くかのような衝撃的な光景が飛び込んできた。
ここは二昔前の環七か!? 自分の目を疑った。20年以上前だろうか、環七沿いにはファミレスが並び始め、駐車場を多くとったドライブイン施設がボーリング場やラーメン屋など群雄割拠の様相を呈していた。まさにモータリゼーション華やかなりし頃の光景である。そんな中にあって自分の興味を掴んで話さなかったのはファミレスさながらのラーメン店(いまでも残っているものだと山田うどんなんか近いかな)にオートスナックだ。
オートスナックとはドライブインの中に自販機しかないようなもので、従業員らしいものはいないケースが多く、一応テーブルなんかも用意されている(例として鉄剣タロー参照のこと。リンク元は24自販機コーナー山田屋)。自販機でカップ麺やハンバーガーに缶コーヒーなんぞを買って食べるというなんとも聞くに侘しい施設なのだが、夜にテールライト流れる幹線道路を眺めながら騒音をBGMに啜るカップラーメンの味はなんだか子供心にワルな感じがして、アドレナリンでまくっていた記憶がある。
オートスナックは埼玉の北部と、茨城・栃木・群馬の北関東三県で未だ健在だと聞くが(いつしか特集やる予定です!)、環七にはいつの間にかその姿を見なくなり、ファミレスすら往時の何分の1なんじゃないかってくらい減ってしまった。未だ数えるほどだがラーメン屋や定食屋が在りし日の佇まいを保ってはいるが散々たる状況で、建物自体の老朽かも酷く、見るに耐えない。ネオンばかりがハデに輝いてはいるが、その輝きはくすみ、ドット抜けのように球切れのネオンが哀愁を誘うばかりである。
しかしである。環七から路地を折れた所にそれはまだ息づいていた。ネオンは真新しく煌々と輝き、吸い込まれるように車が駐車場に滑り込んでいく。店舗は昔ながらのつくりだが、人でごった返している。有り得ない。ここは千葉か!?とも思ったが、千葉でもこういうものは減少している。有り得ない。娯楽がないのか!?・・・半分当ってそうな気がして怖い(汗 でもでも隣は北千住、都心のアクセスは相当いいほうだ。だのに何故、有り得ない!!
そんな店が数キロの道の中に複数軒あるのだ。どこも賑わっている。そしてそれら殆どが同一グループの手によるものと知って驚愕した。
味安
★★★★★ 5.0
所在地:足立区東綾瀬2-4-2
営業時間等データ詳細はlivedoorグルメへ
公式サイト:http://www.pandagroup.jp/ajiyasu.html
今回ピックアップする味安は中でも一番の混雑っぷりで、休日は待ちがザラ。ファミレスでみる名前を書いておく順番待ち表まである。店内は右手にカウンターが何席あるだろうか、長くダーっと延び、左手は居酒屋の大広間状態にテーブル席がこれまた沢山あってやんややんやの大騒ぎ。順番待ち表に記入して間もなく、カウンターでもよければと家族連れとカップルをスルーして通される。
カウンターに着くとこれまた驚愕の光景が繰り広げられていた。目の前の厨房が一段低くなっていて、見下ろすようにまさに丸見え状態なのだが、たくさんの従業員がいて、さながらテレビ番組の名物旅館舞台裏の厨房のような慌しさ。料理人のほかにパートと思しきオバチャンも多数入っていて、次々と入ってくるオーダーに怒声を交えながら受け答えし、他方でお持ち帰りの弁当のオーダーが入り、電話でも取り置きがかかり、戦場と化していた。それを目の当たりにできるカウンターから光景は劇場と呼ぶに相応しいものがある。
この類のものは見ていて飽きないし、なにより次々と出来上がるできたて料理の旨そうなこと! 特に揚げたての唐揚げとガス釜のかまどからよそられていると思しきお米のご飯ったら、もう暴力に等しい。
で、やってきました日替わり定食¥820

さばの味噌煮と豚生姜焼きの定食。日替わりだけで8種類くらいあったかな。散々悩んだ末選んだこれは大当たり! さばは身がしっかりとしているのに柔らかく、味も濃すぎずしっかりついていて、いやはや、なんてことのないさばながらここまで期待どおりに満たしてくれるのはこの上なく嬉しい。
生姜焼きは正直ヴォリューム的に乏しいが、しっかり生姜が効いていて、肉も適度に脂身があり柔らかジューシー。箸が止まらない。
そしてなんといってもご飯。新潟産のささかみ米というコシヒカリで、甘みがあってツヤツヤしてメチャメチャ旨い! 勿論米自体の良さもあるだろうが、先に厨房で見かけた大きな釜で(恐らくガスで)炊かれたからだろう。電子ジャーでは味わえない甘みがタマランです。ご飯はヴォリューム満点。
続いては同行者の日替わり定食¥820

鳥の唐揚げとまぐろブツの定食。さっきのさばと生姜焼きという取り合わせもスゴイが、こっちはもっと強烈。生の魚と揚げもんッスよ!? ここの定食はハンバーグとかスタンダードのものも勿論揃っているが、日替わりはこんな組み合わせばっか。食べ合わせ的においしく食べられるんかいなぁと半信半疑で食べ始めてみると、これが何ら違和感がない。まぁこの店の雰囲気に飲まれているだけな気もするが。
ブツは血っぽさが殆どなく、ちょっとした刺身扱う店で出てくるもんと差を感じなかった。まぁこんなブログかいてるヤツの感覚なんで、いいもん食ってないからいい加減なもんだが、スーパーで買うヤツより魚屋で買うもんに近いとは言えると思う。
で念願の唐揚げ。やっぱこういう定食屋の揚げもんはスゴイわ。衣が薄めで文字通りカラッと揚がっている。噛んだ感じもサクサクで、中はしっとりジューシー。肉汁ジュワ〜ですわ。なんでこういうところの揚げ物って下手な揚げ物の店よりよく揚がってるんだろ? それにこのご飯に実によく合う。唐揚げがあたったご飯・・・犯罪的ですわ。
いわゆる嘘みたいなヴォリュームと価格の定食屋というわけではなく、お米はもちろん全て無添加という食材でこの価格で提供するというコストパフォーマンスのよさが人気の秘密だろう。これはこれで他に知らないほどの定食屋といえるだろう。
本当は当たり前のものが食べ難くなっている昨今、それが当たり前に出てくる店として貴重なのは記してきた通りなのだが、実際食後の感想としては十二分に旨いが特別どうこうという印象はなかった。
しかしここは先述の通りお弁当もやっていて、この日以降何度となく弁当の持ち帰りを利用している自分がいた。そうしてハタと気づいた。いつでも食べたくなるものって、本当は当たり前のものが当たり前に出てくる店として最も必要な条件なんじゃないだろうかと。見事にハマってしまったことが、リピートすることで気づかされてしまった。
恐るべし、パンダグループ!!
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味安なんて安直というより気の毒になってしまうような店名ながら、ここは危うく定食パンダという店名になりかねない店だったのだ。
というのもここはパンダグループのひとつで、パンダグループというのはこの一帯でラーメン屋から居酒屋、カラオケに至るまで展開し、綾瀬のエンターテイメントを統括しているといっても過言ではない。
ある日、綾瀬から環七へ南北に伸びる道を流していた。チェーン居酒屋とパチンコのネオンが眩しい小岩チックなやさぐれた感のある駅前とは対照的に、すこし路地を入ると街路樹が植えられ整備されたマンション地区のような風景がひろがる。この道も車の抜け道ながら整備された郊外的な景観を維持していた。なのに突如、それを打ち砕くかのような衝撃的な光景が飛び込んできた。
ここは二昔前の環七か!? 自分の目を疑った。20年以上前だろうか、環七沿いにはファミレスが並び始め、駐車場を多くとったドライブイン施設がボーリング場やラーメン屋など群雄割拠の様相を呈していた。まさにモータリゼーション華やかなりし頃の光景である。そんな中にあって自分の興味を掴んで話さなかったのはファミレスさながらのラーメン店(いまでも残っているものだと山田うどんなんか近いかな)にオートスナックだ。
オートスナックとはドライブインの中に自販機しかないようなもので、従業員らしいものはいないケースが多く、一応テーブルなんかも用意されている(例として鉄剣タロー参照のこと。リンク元は24自販機コーナー山田屋)。自販機でカップ麺やハンバーガーに缶コーヒーなんぞを買って食べるというなんとも聞くに侘しい施設なのだが、夜にテールライト流れる幹線道路を眺めながら騒音をBGMに啜るカップラーメンの味はなんだか子供心にワルな感じがして、アドレナリンでまくっていた記憶がある。
オートスナックは埼玉の北部と、茨城・栃木・群馬の北関東三県で未だ健在だと聞くが(いつしか特集やる予定です!)、環七にはいつの間にかその姿を見なくなり、ファミレスすら往時の何分の1なんじゃないかってくらい減ってしまった。未だ数えるほどだがラーメン屋や定食屋が在りし日の佇まいを保ってはいるが散々たる状況で、建物自体の老朽かも酷く、見るに耐えない。ネオンばかりがハデに輝いてはいるが、その輝きはくすみ、ドット抜けのように球切れのネオンが哀愁を誘うばかりである。
しかしである。環七から路地を折れた所にそれはまだ息づいていた。ネオンは真新しく煌々と輝き、吸い込まれるように車が駐車場に滑り込んでいく。店舗は昔ながらのつくりだが、人でごった返している。有り得ない。ここは千葉か!?とも思ったが、千葉でもこういうものは減少している。有り得ない。娯楽がないのか!?・・・半分当ってそうな気がして怖い(汗 でもでも隣は北千住、都心のアクセスは相当いいほうだ。だのに何故、有り得ない!!そんな店が数キロの道の中に複数軒あるのだ。どこも賑わっている。そしてそれら殆どが同一グループの手によるものと知って驚愕した。
味安★★★★★ 5.0
所在地:足立区東綾瀬2-4-2
営業時間等データ詳細はlivedoorグルメへ
公式サイト:http://www.pandagroup.jp/ajiyasu.html
今回ピックアップする味安は中でも一番の混雑っぷりで、休日は待ちがザラ。ファミレスでみる名前を書いておく順番待ち表まである。店内は右手にカウンターが何席あるだろうか、長くダーっと延び、左手は居酒屋の大広間状態にテーブル席がこれまた沢山あってやんややんやの大騒ぎ。順番待ち表に記入して間もなく、カウンターでもよければと家族連れとカップルをスルーして通される。
カウンターに着くとこれまた驚愕の光景が繰り広げられていた。目の前の厨房が一段低くなっていて、見下ろすようにまさに丸見え状態なのだが、たくさんの従業員がいて、さながらテレビ番組の名物旅館舞台裏の厨房のような慌しさ。料理人のほかにパートと思しきオバチャンも多数入っていて、次々と入ってくるオーダーに怒声を交えながら受け答えし、他方でお持ち帰りの弁当のオーダーが入り、電話でも取り置きがかかり、戦場と化していた。それを目の当たりにできるカウンターから光景は劇場と呼ぶに相応しいものがある。この類のものは見ていて飽きないし、なにより次々と出来上がるできたて料理の旨そうなこと! 特に揚げたての唐揚げとガス釜のかまどからよそられていると思しきお米のご飯ったら、もう暴力に等しい。
で、やってきました日替わり定食¥820

さばの味噌煮と豚生姜焼きの定食。日替わりだけで8種類くらいあったかな。散々悩んだ末選んだこれは大当たり! さばは身がしっかりとしているのに柔らかく、味も濃すぎずしっかりついていて、いやはや、なんてことのないさばながらここまで期待どおりに満たしてくれるのはこの上なく嬉しい。
生姜焼きは正直ヴォリューム的に乏しいが、しっかり生姜が効いていて、肉も適度に脂身があり柔らかジューシー。箸が止まらない。
そしてなんといってもご飯。新潟産のささかみ米というコシヒカリで、甘みがあってツヤツヤしてメチャメチャ旨い! 勿論米自体の良さもあるだろうが、先に厨房で見かけた大きな釜で(恐らくガスで)炊かれたからだろう。電子ジャーでは味わえない甘みがタマランです。ご飯はヴォリューム満点。
続いては同行者の日替わり定食¥820

鳥の唐揚げとまぐろブツの定食。さっきのさばと生姜焼きという取り合わせもスゴイが、こっちはもっと強烈。生の魚と揚げもんッスよ!? ここの定食はハンバーグとかスタンダードのものも勿論揃っているが、日替わりはこんな組み合わせばっか。食べ合わせ的においしく食べられるんかいなぁと半信半疑で食べ始めてみると、これが何ら違和感がない。まぁこの店の雰囲気に飲まれているだけな気もするが。
ブツは血っぽさが殆どなく、ちょっとした刺身扱う店で出てくるもんと差を感じなかった。まぁこんなブログかいてるヤツの感覚なんで、いいもん食ってないからいい加減なもんだが、スーパーで買うヤツより魚屋で買うもんに近いとは言えると思う。
で念願の唐揚げ。やっぱこういう定食屋の揚げもんはスゴイわ。衣が薄めで文字通りカラッと揚がっている。噛んだ感じもサクサクで、中はしっとりジューシー。肉汁ジュワ〜ですわ。なんでこういうところの揚げ物って下手な揚げ物の店よりよく揚がってるんだろ? それにこのご飯に実によく合う。唐揚げがあたったご飯・・・犯罪的ですわ。
いわゆる嘘みたいなヴォリュームと価格の定食屋というわけではなく、お米はもちろん全て無添加という食材でこの価格で提供するというコストパフォーマンスのよさが人気の秘密だろう。これはこれで他に知らないほどの定食屋といえるだろう。
本当は当たり前のものが食べ難くなっている昨今、それが当たり前に出てくる店として貴重なのは記してきた通りなのだが、実際食後の感想としては十二分に旨いが特別どうこうという印象はなかった。
しかしここは先述の通りお弁当もやっていて、この日以降何度となく弁当の持ち帰りを利用している自分がいた。そうしてハタと気づいた。いつでも食べたくなるものって、本当は当たり前のものが当たり前に出てくる店として最も必要な条件なんじゃないだろうかと。見事にハマってしまったことが、リピートすることで気づかされてしまった。恐るべし、パンダグループ!!
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東京グルメのコメントのほうでは文中にハンネを登場させて頂き、ありがとうございました。
何を隠そう、Syさんのサイト「ラーメンオブジョイトイ」は、自身東グル参加以前から拝見、参考にさせて頂いてましたので、なんだか恐縮してます。
スナックコーナー、なんだか懐かしいですね。ちょっと前まで葛飾には何ヶ所かあったような気がするんですけどね(笑)。
突然のコメント、失礼しました。