先日のアド街ック天国の特集が十条で、あのワンコインとんかつ定食のみのやが紹介されたらしい。「十条 みのや」でググるとこのブログが4番手くらいに引っかかるようで、土曜の夜9時以降アクセスが集中した。以前もTETSUで似たようなことがあったが、はじめての方にはこれからもちょいちょい訪問してもらえると嬉しいなぁと。

なんていいながら、いきなりドローカルなネタってのがこのブログ。いわゆる食べ歩きガイド的期待値を無視するわけで・・・過去に数度取り上げてきた川口(三業地的物件おかめ市1)は新荒川大橋そばの旧岩槻街道。
 
昔の宿場町、川口宿であり、善光寺の門前町として栄え、ここが川口の中心地だったという。この本一商店会、今となっては寂れた商店街にしかみえないが、看板建築や立派な蔵など、そこかしこに往時を偲ばせる名建築が現存している。しかしここ数年のスクラップ&ビルドは甚だしく、どこにでもありそうな住宅に店舗建築が建替えられ、町並みが激変している。このサイトにある写真は02年とあるが、半分近くが現存していない。
そんな中、未だ町の洋食屋然とした佇まいを残す店が存在しているので、縁起でもないがいつなくなるかわからないので慌てて来訪してみた。それがここ、洋食フジイ!

洋食 フジイ
最寄駅:川口元郷
料理:洋食 / 定食・食堂
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:昼食



日替わり定食の案内が目を引くが、ひとまず入口脇のショーケースを覗いてみる。定番のハンバーグやらスパゲティに並んでハヤシライスが目に付いた。洋食屋でハヤシライスというのもなんともベタだが、ショーケースのそれはライスがまるでカレープラフ、いやそれ以上に黒ずんでいた。フツーのライスではなく、なにか特別に炒めるなり仕事を施しているのだろうか。気になりすぎる!
店内は薄暗く仄明るい照明が昭和を感じさせる。メインの灯りにBGMはテレビというのもそれっぽい。テーブル席がメインで、小さなカウンターはおあつらえ程度。店内にも日替わり定食の案内があり、生姜焼きという響きに弱い身としては後ろ髪を引かれる思いだが、初志貫徹、ハヤシライスをオーダー。
家族経営のようで、注文を取りに来た方が奥さんで、昼営業終了間際だったので離れた席で娘さんと遅いお昼を取っていた。厨房ではご主人が自分のオムライスをつくっていくれている。ジュージューと派手な音もするので、これはピラフを炒めているのか、期待が膨らむ。

で、やってきました、ハヤシライス¥600!

・・・ガビーン! ご飯白いじゃん!!
ディスプレイのそれはどうやら経年劣化なようで、実に定番のものが目の前で湯気をたてている。量的には成人男性にとって足りないのは明らかで、視界に入る日替わり定食の手書き文字がなんともニクイ。
さて食べてみると、実に久々のハヤシライスとあって、その酸味が鮮やかに脳天を直撃した。酸味はもともと得意な方でないので最初面食らったが、食べ進むとその懐かしい食感に匙が止まらなくなってきた。ビター感が強く、油っこさも適当。べったりとしたしつこさはないのだが、ビター感と酸味で満足感はある。あぁ大盛で食べたい。
付けあわせがみそ汁に御新香というのがいいじゃないですか。絶対あわないのだけど、こういうところではその存在が必要であって、期待通りのあたたかな味わいでほっと一息できる。

これは是非アツアツの生姜焼きも食べてみたいところ。どれも卒ないプロの仕事なんだろうな。飾らないで当たり前のことを当たり前にやる店が目立たない昨今、このブログではこうしたセリフを書きすぎる嫌いがあるが、発見次第発表していきたい。
そういえば、箸袋に「キッチンふじい」なる店も併記されていたっけ。兄弟スジの店か。こちらも要調査だろう。もちろん、箸袋は失敬させてもらった。
というわけで、ウマかったっす。ごちそうさまでした。また来ます〜

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