再開発も結構なのだが、これまであった町の顔との言うべき店や建物がなくなって、どこの駅前も同じ感じになってしまうのはなんとも味気ない。特に埼玉で強く感じることで、駅前ロータリーの周りにFCの居酒屋やコンビニが並び、そこからまっすぐ伸びる広いケヤキ並木なんかがあって、沿道に建売住宅が並ぶ。
川口もそうだとは言わないし、区画はそうそう曲げられないから路地の感じは変わらないのだが、そこに建つのはFCばかり。同じ京浜東北線でも隣りの赤羽は赤羽という文化を感じさせる飲み屋なんかがあるのに、そういったものはない。デパートがあるからいいと思われるようだが、そごうくらいなもんで、丸井は潰れ、その後に巨大なパチンコ屋とダイソーが入ったのには、いかにも川口らしくて笑った。今やちっちゃなアニメイトまであるし。
そんな状況下で孤軍奮闘する小規模店舗もあるわけで、六間通りの金物屋と並んで保存対象と思っているのがここ、わらじ亭!
わらじ亭
最寄駅:川口
料理:とんかつ / 定食・食堂
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:昼食
ずっと気になってはいたのだが、出先で食事をして帰ることの多かった昔の自分にはなかなか地元での食事というのは自宅以外では難しいもので、行けずに十何年も経ってしまった。その間にこの店の近隣はマンションが建ったりしていつ閉店してもおかしくない状況だった。今でも周囲は空き地でポツンと1軒だけ取り残された状態でがんばっている。
店内は想像していたより小さく、L字型のカウンターに7人も座ればいっぱいという感じながら、ブルーカラーのニイチャンといった客層で、大柄の大人が多い中みな肩をすぼめながら譲り合っている。まさに、ゆずりあい埼玉!
厨房にはオヤジサンとオカミサンの二人体制。扉を挟んだ奥ではニイチャンがなにか作業している姿が垣間見られたが、よく確認できなかった。厨房は狭いながらも効率よく動けるよう工夫されていて、実に手際よくオーダーをこなしている。みてて惚れ惚れする光景で、これも歳月のなせる業だろう。
事前に集めた情報(アチラやコチラ)から是が非でも食べてみたかった、メンチカツ定食¥770!

つけものはもとより小鉢に果物までついてるのがいい! 町の洋食屋はこうでないと。
まずは評判のメンチを一口・・・このところオリビレ食堂で下味の濃いメンチばかり食べていたからか、なんだかいわゆるメンチの味に物足りなさを感じてしまったが、食べ進むにつれてここならではの味わいが徐々に顔を出してきた。肉はかなり細かくミンチされていて、ねっとりとしてくるほど。そして玉ねぎが多いのだろう、かなり甘い味わい。肉肉しい食感で肉汁ジュワ〜という感じではないのだが、このネッチリ食感と甘甘な味わいは慣れるとクセになりそうだ。玉ねぎ好きにはたまらない。ソースは初めからかかっていてケチャップが混ぜられているのだろう、ちと苦手。ソース抜きで食べたかったが、こういうのが味わえるのもこうした店の醍醐味。素直にソース込みの味として堪能するとしよう。
ご飯はなかなかの盛りに見えたのだが、そこが浅い碗だったのですんなり全部食べられた。大盛もできるらしい。キャベツは水気の多い感じながらたくさん乗っていて堪能できた。ポテサラもよくキメが細かくいい塩梅。
最後にパイナップルを食べると、あぁ町で食事したなぁという幸福感で満腹のお腹と共にいっぱいになれる。
実は出来たメンチを受け取るとき、写真撮影の許可を取ったのだが、あまりいい顔されなかった。会計のとき「なにか取材ですか」と妙に余所余所しく丁寧に聞かれたので、ブログとはいわなかったが通りの良さそうな言葉で同じ意味内容のことを笑顔で述べたら、一気にニコやかになり、定休日や営業時間なども親切に教えてくれ、笑顔で見送ってくれた。
あまり自分以外に写真を取る人といっしょになったことはないのだが、先日あるラーメン店で写真を撮っているフリークを見かけたとき、終始ぶっちょう面で不味そうにラーメン啜っていたのには驚かされた。店のタイプにもよるが、オヤジサンが丹精込めて作ってくれた一杯が旨かったなら、食ってる姿で応えたいと思っているので、このこと以降、これまで以上に笑顔で食べて笑顔でごちそうさまをいうように心がけている。全てとは言わないが、その方が双方ハッピーになれる気がする。
ともあれ、くれぐれも身体には無理のない範囲で、川口の再開発の流れに逆らい続けて欲しい。うまかったっす!ごちそうさま!
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川口もそうだとは言わないし、区画はそうそう曲げられないから路地の感じは変わらないのだが、そこに建つのはFCばかり。同じ京浜東北線でも隣りの赤羽は赤羽という文化を感じさせる飲み屋なんかがあるのに、そういったものはない。デパートがあるからいいと思われるようだが、そごうくらいなもんで、丸井は潰れ、その後に巨大なパチンコ屋とダイソーが入ったのには、いかにも川口らしくて笑った。今やちっちゃなアニメイトまであるし。
そんな状況下で孤軍奮闘する小規模店舗もあるわけで、六間通りの金物屋と並んで保存対象と思っているのがここ、わらじ亭!
わらじ亭最寄駅:川口
料理:とんかつ / 定食・食堂
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:昼食
ずっと気になってはいたのだが、出先で食事をして帰ることの多かった昔の自分にはなかなか地元での食事というのは自宅以外では難しいもので、行けずに十何年も経ってしまった。その間にこの店の近隣はマンションが建ったりしていつ閉店してもおかしくない状況だった。今でも周囲は空き地でポツンと1軒だけ取り残された状態でがんばっている。
店内は想像していたより小さく、L字型のカウンターに7人も座ればいっぱいという感じながら、ブルーカラーのニイチャンといった客層で、大柄の大人が多い中みな肩をすぼめながら譲り合っている。まさに、ゆずりあい埼玉!
厨房にはオヤジサンとオカミサンの二人体制。扉を挟んだ奥ではニイチャンがなにか作業している姿が垣間見られたが、よく確認できなかった。厨房は狭いながらも効率よく動けるよう工夫されていて、実に手際よくオーダーをこなしている。みてて惚れ惚れする光景で、これも歳月のなせる業だろう。
事前に集めた情報(アチラやコチラ)から是が非でも食べてみたかった、メンチカツ定食¥770!

つけものはもとより小鉢に果物までついてるのがいい! 町の洋食屋はこうでないと。
まずは評判のメンチを一口・・・このところオリビレ食堂で下味の濃いメンチばかり食べていたからか、なんだかいわゆるメンチの味に物足りなさを感じてしまったが、食べ進むにつれてここならではの味わいが徐々に顔を出してきた。肉はかなり細かくミンチされていて、ねっとりとしてくるほど。そして玉ねぎが多いのだろう、かなり甘い味わい。肉肉しい食感で肉汁ジュワ〜という感じではないのだが、このネッチリ食感と甘甘な味わいは慣れるとクセになりそうだ。玉ねぎ好きにはたまらない。ソースは初めからかかっていてケチャップが混ぜられているのだろう、ちと苦手。ソース抜きで食べたかったが、こういうのが味わえるのもこうした店の醍醐味。素直にソース込みの味として堪能するとしよう。ご飯はなかなかの盛りに見えたのだが、そこが浅い碗だったのですんなり全部食べられた。大盛もできるらしい。キャベツは水気の多い感じながらたくさん乗っていて堪能できた。ポテサラもよくキメが細かくいい塩梅。
最後にパイナップルを食べると、あぁ町で食事したなぁという幸福感で満腹のお腹と共にいっぱいになれる。
実は出来たメンチを受け取るとき、写真撮影の許可を取ったのだが、あまりいい顔されなかった。会計のとき「なにか取材ですか」と妙に余所余所しく丁寧に聞かれたので、ブログとはいわなかったが通りの良さそうな言葉で同じ意味内容のことを笑顔で述べたら、一気にニコやかになり、定休日や営業時間なども親切に教えてくれ、笑顔で見送ってくれた。
あまり自分以外に写真を取る人といっしょになったことはないのだが、先日あるラーメン店で写真を撮っているフリークを見かけたとき、終始ぶっちょう面で不味そうにラーメン啜っていたのには驚かされた。店のタイプにもよるが、オヤジサンが丹精込めて作ってくれた一杯が旨かったなら、食ってる姿で応えたいと思っているので、このこと以降、これまで以上に笑顔で食べて笑顔でごちそうさまをいうように心がけている。全てとは言わないが、その方が双方ハッピーになれる気がする。
ともあれ、くれぐれも身体には無理のない範囲で、川口の再開発の流れに逆らい続けて欲しい。うまかったっす!ごちそうさま!
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トラバありがとうございます
「わらじ亭」以前は週一ペースで行ってたんですが、最近ぜんぜん行ってません。
結構人店主さんのブログを拝見していたら、
また無償に食べたくなってきました。
近々行ってみようと思います