北海道ラーメンに続き、秘境!東村山シリーズ第2段。外観の写真を見て一発でノックアウトした、ひの食堂ことキッチンひの!

キッチンひの
最寄駅:東村山 / 久米川
料理:定食・食堂
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:夕食
参照ページ:ハラヘリ日記東村山グルメ日記散策風土記
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いきなり外観のドUPで始めさせていただく。
ひの食堂外観

この状態で立派に営業中というのが素晴らしい。実際店の前に来て感動すら憶えた。鳥肌モノである(42歳厄年ポマード臭い…ではない)。よほどの物好きか近所で古くからの顔馴染でないと暖簾をくぐるのに勇気がいるだろう。自転車通学の高校生やマンション住まいだろうか若い主婦の姿を目にするが、入る気配は一向にない。
何事もないようにフラッと入店すると、案外店内は狭く、カウンターが客席と仕切る暖簾の奥までデビャーっと伸び、反対側にテーブル席が数卓ある。カウンターに腰掛けると、上部にメニューがズラリ。肉系揚げ物系がメインのようだ。しかし体調が優れなかったので身体に堪えないものを・・・と、目に留まった野菜炒めの文字。水を持ってきてくれた、想像よりも若い(失礼!)店のオバチャンにオーダー。カウンター越しにオジチャンが調理を始めた。
しっかりとした炒め物のリズミカルな音に耳を傾けつつも、目は入口上部のTVに向いていた。ちょうど夕方のワイド番組の時間で、閉鎖寸前の廃墟監獄に押し寄せる見学者という内容の番組をやっていた。
廃墟のメッカといえば九州。明治の五大監獄の一つ長崎刑務所が閉鎖されて15年。その間廃墟化していたが、再開発に伴い近々取り壊されることになった。この刑務所は外観のレンガ造りが実に素晴らしいが、受刑者によって積み上げられたもので、そうした実情も踏まえ、より廃墟趣味を掻き立てられる姿となっている。最後の雄姿を!との声に応え、一般見学会も催された。
詳しくはこちらのサイト「衝撃の廃墟/旧長崎刑務所」を参照されたいが、そんな壮絶な光景が、これまた壮絶なひの食堂内部でみているというこの状況。こんな贅沢な時間はない。

感動に打ちひしがれているとやってきました、野菜いため定食¥650!

なんだか気恥ずかしくていつも注文の品が運ばれてくるのに気づかないフリをしているのだが、この日ばかりは知らん振りも限界に達してしまった。なんだかジュージューという音が近づいてくるぞ!? なんと、肉野菜でもない単なる野菜炒めなのに、アツアツの鉄板で運ばれてくるではないか!! おぃドク、こんなの始めてだよぉ!
野菜いためUP@ひの食堂油が爆ぜてピキピキいっているところを、ご飯に1度あててから頂きます! すると、シャキッとしたキャベツやニンジンの食感がきて、さらに食むとプチンとジュースが飛び出す。次にタレのショッパさとまったり感。そして野菜の甘みがタレに誘発されるように口中にじんわりと感じられてくる。なんてことのない野菜なのだろうが、炒まり具合が絶妙なのだ。それにタレがべた付かず、量も多くなく、あくまで脇役ながら存在感があって、好みの味付け。鉄板に近い辺りは徐々に焦げも出来て、独特の焦げた甘みが堪能できる。
量はさほど多くないが、柔らかめの甘いご飯と実によく合う。ややショッパめのシジミたっぷりの味噌汁も温まる味わいで、体調がイマヒトツだったことを忘れて無心に完食してしまった。

電話帳などではひの食堂という名称で登録されているようだが、看板にキッチンとあるように、洋食としてのポテンシャルが高い店なんじゃないだろうか。これならとんかつなんかも相当デキると思う。期を改めて、ガッツリと食べてみたい。そっちはボリュームもそれなりに期待できそうだ。
こういう外観の店というのは得てしてデキる。今回もそんな法則を裏付けるかのような大満足の食事となった。訪問時、後にも先にも客は自分ひとり。ガツガツ稼ぐような店ではないとわかっているが、このままフェードアウトさせちゃもったいない。機会ある向きは行くべし!! 旨し!ごちそうさん!

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