その1@梅島総本店

足立珍来行脚、第2弾は北千住へ荒川を越える千住新橋の袂、梅田交差点そばにある梅田店。公式サイトによると、珍來発祥の地といっても過言ではないというほど、古い店舗だそうだが、よく読むと発祥の地でないところがビミョ〜だ。

梅田珍来外観珍来
最寄駅:五反野
料理:中華料理一般 / ラーメン一般 / 餃子
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:夕食



以前から何度か店先を通っていたが、ここが珍来だと思わせないような、FCを否定するかの如き佇まいで、間口は狭く、看板は薄汚れ、インディペンデントな空気がドアから漏れているようだった。
今回の初入店で久々に店先にいってみると、看板がキレイに取り替えられている。それでもFCには見えないのがすばらしい。入店すると想像以上に狭く、カウンターが6席ほどに、テーブルが3〜4席か。荷物が置かれている箇所もあり、完全に場末の中華屋。逆にテンション上がるわ〜
店主は自分を目撃するや、水を汲みにテーブル席までやってきた。後にも先にも客は自分ひとりだったので、荷物が多いこともあってテーブル席にしたが、この店、なんと厨房と客席を行き来する扉なりがつくようなスペースがない。いちいち店主は厨房からいったん外に出ないと客席に来れないのだ。うわ〜、カウンターにすわればよかったっ
しかもこの店主、映画『ソナチネ』に出てくる沖縄のヤ●ザに似てて、妙な緊張感がある(ホント失礼千万申し訳ナイ!しかもわかりづらい例えだし)。一度テーブル席についてからどうにもカウンターに移動するタイミングがつかめない。そうだ、注文の品ができたら自分から取りにいけばいいんだ。おっ、カウンターの上に置いたぞ。今だ!・・・とテーブルから立ち上がるも店主の動きが早く、さっさと表に出て客席側に入り、テーブルまで持ってきてしまった。あちゃー

そんなこんなでやってきました、チャーハン¥550!

今のところ珍来最安値。見た目は量が少なそうだが、梅島のキムチチャーハンよりはある。皿の底がえぐれているので、その分の量を考えると、ちょっとした中華屋のチャーハンの大盛弱くらいだろうか。
基本しっとり系なのだが、やや黒っぽく色づくほどしっかりと炒められている。ご飯の柔らかさはありつつも、一粒一粒がしっかりと形を残していて、珍来の中ではかなり一般的なチャーハンのイメージに近い。旨みもそこそこ効いてて、わかりやすい味。それを補うかのような真っ赤な紅生姜のイカニモな演出もニクい。
スープは甘みが感じられて、おおっ!と嬉々として飲んでいたが、後半ダレた。恐らくこちらも旨みは結構強いだろうかと。

健康優良成人男性の食事としては少なめだろうが、なんだかんだいって、はっきりとした味わいのチャーハンが当たり前に出てくる嬉しさはこれまた格別なものだ。この店のロケーションから考えれば、寧ろこの味でないとウソだろう。
最後にフォローではないが、店主は非常に柔和な方で、会計時も一旦表出てから客席のレジにやってきたのだが、ごちそうさまを告げると笑顔で返してくれた。
自分が退店すると入れ替わりに草野球帰りのオッサン連が入ってきた。常連らしく一気に店主と会話がスパークした。外観写真を撮ろうとカメラを構えるとまた店主が外に出てきた。今度は外にある冷蔵ストッカーからビールを取りに来たようだ。もっと工夫すればいいのにとも思うが、どうも苦じゃないどころか表出るのが好きみたいだ。
そういえば店内の張り紙に昔の新聞の切抜きがあった。うろ覚えだが、昭和30年だか40年代からやっていたようで(浅草のほうで屋台引いてたってあったかな?)、それが珍来の創業者かこの店の先代だか忘れたが、基本は昔からこのテンションだったのだろう。できるまではこのままでいてほしい。
というわけで、ウマかったッス!ごちそうさん!

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