ブログネタ
###ラーメン### に参加中!
※本年12/28を以って閉店だそうな。行かれる方は後2日!※

未だ13湯麺本店で食べていない堕天使ブルーなトンミニスト(湯麺=トンミンを愛好するものの総称を勝手に命名)が久々に乗りこんだるは、渋谷の老舗、チャーリーハウス!

兼ねてより存在を確認しつつも、何気に渋谷は名店がひしめいており、ラヲタ的にはすずらんが出来たりして、使用頻度が低い町だけに行けるときにはつい気になる新店ばかり足が向いてしまっていた。トンミニストと化してからもずっときになるアイツだったわけだが、ずるずると今日という日まで未踏のままに終わっていた。
そんな自分が重い腰を上げたのも、13湯麺南流山店に次いでまたもや閉店の知らせだった。正直呑気にラーメンを啜っている余裕などなかったのだが、血銭を握り締め明治神宮前駅からトボトボ渋谷の町を目指した。
湯麺とはいいながら、どうも13湯麺一派とは無関係のようだ。とはいえ味は違えど透明度の高いスープに具が別盛という点は共通しており、期待度は高まる。情報によると香港の味を標榜しており、広東料理を謳っているらしい。う〜ん、どんなだ?
そうこう考えているうちに店先に着いた。目の前に来るとバーのような佇まいに一瞬たじろいでしまった。

チャーリーハウス外観チャーリーハウス
最寄駅:明治神宮前
料理:醤油ラーメン / ラーメン一般
採点:★★★★★★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:夕食
###ラーメン### - livedoor Blog 共通テーマ
シブヤ経済新聞:渋谷・神南の老舗ラーメン店「チャーリーハウス」が閉店へ

チャーリーハウス向かいの物件強いて言えば新宿ゴールデン街の一角にありそうな小さく暗くオシャレな雰囲気ながら、どこか新宿の乾いてやさぐれた感じとは違い、のんべい横丁のNONセンター街先の門のようなシックで大人な渋谷の空気感がある。向かいの建物も味があり、往時の渋谷の影を未だ残す一角なのだろう。
店内はL字型のカウンターで、こう書くとラーメン屋然としているように思えるが、ラーメンが置かれるとは思えないカウンターでやはりバーっぽい。店奥に亀和田武が居てもおかしくない感じとでも言おうか。
別れを惜しんでか常連のマダムが多い。オバチャンというよりはこの界隈に長くいるちょっとワケアリな感じの独特の影がありそうで、店内が一見のラヲタのお呼びでない雰囲気に包まれている。でも居心地の悪さを感じないのは、厨房で調理するチャーリーさんの朴訥とした料理人的風貌によるのだろう。黙々と調理を続ける姿は、柔和な笑顔の奥に一本筋の通った鋭さを兼ね備えている。本名がチャーリーさんではなくあだ名なのだそうだが、まさにチャーリーズエンジェルだ。となるとエンジェルは?となるが、これがいるんだな。それはフロアを取り仕切る御夫人。ご主人と対照的に常連との会話をうまく繰り広げている。夫婦のバランスが絶妙だ。今回の閉店は店の顔であるこのご夫人の体力的限界とのこと。1975年の創業というから、自分と同じだけの歳月を過ごしたと聞くと感慨もひとしおだ。

席に着くとこのご夫人が湯飲みを渡してくれる。ラーメン屋では珍しい。飲んでみると温かく濃いジャスミン茶だった。それを啜りながらチャーリーさんと若い方との阿吽の呼吸を感じつつ、出来上がりを待つ。
豚ロースから揚げ湯麺(排骨湯麺)¥900!
排骨湯麺@チャーリーハウス
出た!一瞬にしてトンミニストの血が騒ぐこのフェイス!やばいヤヴァイ!
湯麺は具はネギすら乗っていない潔さ。
チャーリー湯麺
13湯麺が黄金色のスープなら、こちらは琥珀色。表面に微かにラードを確認できなくもないが、啜ると鶏ダシだろう、非常ぉ〜にまろやかなスープが舌を包むようにマイルドで、適度な重さをもって口中に広がる。透き通って素材のエッジのある感じは殆どない。シンプルながら旨みが一体となって、マイルドとしか形容できない甘みあるスープは飲んでも飲んでも飽きることがない。
麺は細めでしっかり茹でられているが、延びる感じはなく、滑らかで舌触りの良い麺自体の持つ腰が最後まで持続する。思いのほか麺自体の味わいもありながら、飽く迄スープを引き立てる麺に徹している。
そしてなんといっても排骨!
排骨@チャーリーハウス
それほど大きくもなく厚みもないが、ガリッと揚がってしっかりと味が付いていながらも、湯麺と食べても邪魔しないから不思議だ。結構ジャンキーな味わいなのに。手づくり感溢れながらも感じられるジャンキーさは、恐らくカレー粉が効いてるからだろう。
つけあわせの小鉢にほうれん草とネギがあるのだが、ネギはまるで気の利いた蕎麦屋のそれのように丁寧に晒してあって、シャキシャキで甘みがあって正直ビックリした。さらに驚いたのがほうれん草で、おろしにんにくが添えてあるのだが、湯麺と口中で併せてもスープを邪魔しないし、ほうれん草自体にも一仕事施してあるようで、もっと食べたくなってしまった。

別れを惜しむように最後の一滴を飲み干し、ご夫人の声を背に込み合う店内を後にした。
ラーメン店の最期というと行列のイメージがあるが、流山の湯麺も同じく、混んでも並ぶことはなく、常連が最期を惜しみつつもいつものように時間を楽しんでいるのが印象的だった。13湯麺もそうだが、ここでも常連はお酒を飲み、つまみを食べ、〆に湯麺を食べる・・・なんという贅沢! こういう店は今からでは作り上げることは難しいのかもしれないが、なくなってほしくないと切に思う。今の店にはない空気の漂う店はただ消え行くだけなのか。
ともあれ、最期に味わえただけでも幸せだろう。渋谷には味な店がまだある。そんな渋谷な店がある内に食べておきたいと思った。旨かった・・・染みた・・・ごちそうさまでした。そして、おつかれさまでした。

←クリック戴けると狂喜します