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スーパー銭湯・スパ・温泉〜日帰りで楽しもう に参加中!
拙ミニコミ誌の新刊作成もいよいよ本腰入れないとマズい状況になってきた。取材は順調に進んでいるが、状況報告も含め、1ネタ早出しで公開したい。
今回は団地と商店街が主体で銭湯・温泉ネタは控えめ(前号で入りすぎた^^;)ながら、多少は入湯しているので、中でも珍しい一湯を。それがこの、ゆ家和ごころ吉の湯…って長ぇよ!

阿佐ヶ谷といっても善福寺川近く、それでも少々歩く、住宅街のど真ん中に位置している。駅で言えば、南阿佐ヶ谷、浜田山、方南町を線で結んだ中心か。とにかく便は悪いが、人はたくさん来ている。イマドキ銭湯としては珍しい人の入りだが、営業時間も13:30からというのをみても、その人気の程が伺える。それというのも、ただの銭湯に非ず。昨今、露天は愚か様々の趣向を凝らした新進の銭湯も増えているが、ここはそんな中でもズバ抜けてスーパー銭湯に迫らんとする銭湯なのだ。
五日市街道から住宅街をテクテク歩いていると、突如背の高い鉄塔がデーンと立ちはだかる場所に出る。周囲に高い建物が無いので、夕焼けにトラスの骨組みが映えてカッチョイイのだが、その足元に、真新しい和風の施設がみえてくる。ここが、ゆ家和ごころ吉の湯…って店名はもういいよ!

ゆ家和ごころ吉の湯ゆ家和ごころ吉の湯【公式HP】
所在地:東京都杉並区成田東1-14-7
時間:13:30〜22:00(最終受付21:30)
定休日:月曜
採点:★★★★☆ 4.5
泉質:ナトリウム−炭酸水素塩冷鉱泉(水・土のみ)

下足箱は普通のキーで案外クラシック。フロントから休憩所にかけてのエントランスは明るく小ざっぱりしているが、つくりは古典的な銭湯そのもの。フロントのお姉さんに下足のキーを預け、券売機で買った紙のチケットを渡す。小さいボディソープが欲しいと告げると、20円分のチケットを券売機で買ってくれと優しく言われた。徹底して近代的なのね。
男湯の脱衣場は狭めながらセセコマしさはなく、明るい壁紙と木調のロッカーは清潔感がある。トイレがなにげに凄くて、多機能トイレ並みの広さ。入ると自動でライトオン。もちろんウォシュレットで、水を流すなどは操作パネルで行う。折角なので、散策で立ち寄る際はこちらで用を足すのをオススメする(大きなお世話だ)。
浴槽も綺麗だが壁にそってカランが10以上かな、全体にそう広くなく、センターにジェット系の湯船がある。これだけなら寧ろショボイ銭湯だが、奥の露天スペースがこちらの真骨頂。ガラス戸を開けて外に出ると、いきなり壷湯がお出迎え。フツーの公衆浴場に壷湯は初めて。入ってみると42度オーバーで熱めで塩素臭も少々気になるが、湯船独り占めでドバーッと湯が溢れるオーバーフローを満喫できて非常に気持ちがいい。この壷、なんと水・土曜のみ、温泉の湯になるのだ。入浴剤とか湯の花といったなんちゃってではない。正真正銘の黒湯。何を隠そうこちら、麻布十番にある竹の湯【過去記事】の姉妹店で、曜日を限って竹の湯の温泉を運んでいるのだ。残念ながら伺った日は温泉ではなかったのだが、脱衣場にあった温泉分析表を見たところ、加温・加水・消毒しているとのことで、竹の湯ほどの濃度は望めないものの、銭湯価格で黒湯の壷湯が独り占めできるのだから、本店以上に贅沢なことだろう。
温泉が楽しめない曜日だと残念な施設かというと、こちら、これだけではない。露天にあるメインの湯船はなんと高濃度炭酸泉になっている。銭湯で炭酸泉は知る限りはここだけ。大人4人は寝転がれる広さがあり、皆、ヌルい浴槽でマッタリしている。炭酸泉だからヌルくないと意味ないが、それにしても銭湯で40度を下回る湯に浸かれるとは。ヌル好きの自分でも最初はヌルさが気になるほどだったが、入っているうちに段々と身体の芯からポカポカしてきて、10分も経てば入っていられないほど。簡易チェアも用意されており、火照った身体を冷ますこともできる。露天といっても塀で囲まれ眺望もなく、空も格子状の板で区切られ見晴らしは良くないが、露天スペース自体が銭湯としてはかなり広い方なので、頭を冷やしながらボケーっとしていると最高に気持ちいい。目の前にあるサウナは別料金400円なので利用しなかったが、かなり広そう。近くに住んでたら、この辺はスーパー銭湯ないので、銭湯料金450円+サウナ400円で温泉の曜日でこれだけの施設が揃って3時間ゆっくり過ごせたら、全然スパ銭的役割を果たせているのではないか。

ボディソープやシャンプーが備え付けでなかったりと、最近のこの手の進化型銭湯としては、旧来的な銭湯のシステムを踏襲している部分が多いが、それでもあまりあるハイパーな銭湯ぶりと、平日の昼間から結構人が来ている様を見るに、これからの銭湯のある方の1つを見た気がした。でもこれだけの投資ができる銭湯ってどれだけあるんだろう。そう考えると、難しいよなぁ。
ともあれ、貴重な体験ができた。いやはや、いいお湯でした〜

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