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背脂豚骨醤油 に参加中!
毎度毎度のこのシーズンがやってまいりやした。拙ミニコミ(同人)誌の新刊を作らにゃならん時期の到来。初売の夏コミには無事当選!
c828/12(日)3日目 東 P-33a ガキ帝国
新刊『辺境めし-岸辺のアブラミ-(仮)』:文字通り薄い本になっちゃいそうだけど、初のフルカラーを予定。東京23区右半分、荒川の岸辺ディープスポットを巡る! 背脂ラーメン・トンカツ・フライ・モツ煮etcと脂っこいもんのオンパレード!
限定本はさらにディープに川沿いを上り、足立〜川口のドローカル鉄塔・変電所を伝い、チャーハン・鯨食・塩ラーメンロードと潜りこむ!
というわけで当選記念に、限定本に載せるか載せないか微妙なレポをば。

またまた川口市の駅から遠いところで申し訳ない。最寄りはまたも蕨かな。サイボーという巨大工場の跡地にイオンが出来て、まぁその近くなのだけど、この前川という土地は辺鄙な場所(失礼)でありながら、昔から飲食店が点在し、ちょっとした商店街が栄えていた。何故こんな所に!?と子供時分から不思議だったが、工場が多く、企業城下町的な栄え方をしていたのではないかと推測している。
そんな町の一角に、郊外らしく、ラーメンショップから派生した背脂チャッチャ系の青木亭がある。以前何度か領家にある川口店は紹介しているが【過去記事】、川口にはここと東川口にも存在する。
外観@青木亭前川

入口@青木亭前川ラーメン青木亭 前川店【ぐるなび】
★★★★ 4.0
所在地:埼玉県川口市前川3-12-1【ワイワイマップ】
公式サイト:http://www.negi.co.jp/(注:音が出ます)

FCなので、どの店も大抵店主を見受けることが多く、プラスバイトという構成が多いが、なかでもコチラは家族経営的なニュアンスがプンプンに感じられる。昼ピークで奥様的な方を見かけた以外は大抵ご主人一人なのだが、いい意味でユルいというか、ラーメン激戦区では考えられないヤル気の抜けた感が漂っている(いや実際はちゃんと作ってくれてんのよ)。いつか奥から子供が宿題持って出てくるともしれない雰囲気というのかな。郊外の小店ではそこがいいんだよね。客オレ一人でマッタリとスポーツ新聞片手にテレビ見て待つ感じが。

で、やって来ました、醤油ラーメン小脂多め麺硬め¥500!
醤油ラーメン小@青木亭前川
訪問時は550円だったかな。ちょっと前に全グループ麺類オール50円引きにしたんだった。エライ!!
で、出てくるまでエラい期待値が上がっていたのだが、というのも、店内にはかなり豚骨を炊き出した臭いが充満していたのだ。以前よく川口店で感じられた位の、結構激しい獣臭が。否が応にもテンション上がるが、実際は豚骨の出汁感はユルかった。いやシャバくはないけど、粘度も弱く、醤油ダレのショッパさが前に出ていた。豚骨の処理的な問題なのかなぁ。でも嫌な臭いじゃないし、十分飲めるコク。細かな背脂の量は多いので、スープがさっぱり目な分、バランス的にはトゥーマッチにならず、悪くない。
麺が中央に島式に固まって、背脂の海に脳髄の島が出来ているようで見た目にグロいが、麺がダマになっているようなことはなく、適度な芯を残した茹で加減で、背脂が絡みすぎず、ズズッと食べられる。ややウエーブがかった中細麺が徐々に柔らかくなって、最後の方に良い感じに味を吸ってくる。
毎度、赤身のしっかりとしていつつも柔らかい、ムチッとした食感の味付けの薄い絶品チャーシューが1枚と、点滴わかめと若干の輪切りネギのみと、具は寂しいのはご愛嬌。名物、短冊ギリのネギが味わえないのが残念だが、ワンコインのための努力の結晶と取りたい。

グイグイとスープを飲み干しあっという間に完食してしまったが、ワンコインでこれだけの背脂を満喫できたので、もう文句なし。
ネギ丼@青木亭前川今では定番のネギチャーシューラーメンも小で800円と随分リーズナブルになった。量的には小で十分一人前。まぁなんてことない背脂豚骨醤油ではあるのだが、それがイイ訳で、郊外の町で車の騒音をBGMに食うには丁度いい味・量・値段。
大好物のネギを今回は乗せなかったわけだが、それは後のお楽しみ。ネギ丼¥200をオミヤにしてもらって家で夜食にしたんだな。これが、くぅ〜、最高!
ラーショ系はこれだから辞められませんわ。ちゅーわけで、いいわ〜、ウマイ。ごちそうさま〜

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