ブログネタ
背脂豚骨醤油 に参加中!
先日、無事夏コミの申込を済ませたのだが、サークルカットでは新刊は「背脂本」ということにさせてもらった。
今から取材準備を進めていて、多分、真夏の背脂づくし!で行けると思う。
この土日にでも、イベントや委託先の情報諸々サークル活動の告知をさせてもらうつもりだが、ひとまず、背脂モノ予告ということで、あすこで背脂マシしてきた報告をさせて頂く。

近年、都内でコレは!という豚骨ラーメンの筆頭によく上げられる、関西からの刺客、無鉄砲。豚骨ジャンキー的には一も二もなく急行するつもりでいたのだが、遅れを取ったというか、場所的にアクセスしづらく、気がつけばオープンから2年半が経過していた。
兎に角豚骨を煮詰めまくったドロドロのスープで、我々が馴染みある東京で言う長浜豚骨とは一線を画すようだ。ドロっとしているといえば、昨今流行った豚骨魚介のドロ系を想像するが、根菜や米など何か足したりしてトロミをつけるのではなく、純粋に豚骨を炊き出しているというのだから、長浜系のストロングスタイルとどう違うのか、興味津々であった。
外観@無鉄砲
新兵器の愛車でビュイーンとブラシレスモーター音を響かせ、新目白通りから新青梅街道と西走すると、真っ暗な夜の住宅街に輝くラーメンの看板が!

入口@無鉄砲無鉄砲 東京中野店【食べログ】
★★★★☆ 4.3
所在地:東京都中野区江古田4-5-1【ワイワイマップ】
公式サイト:http://www.muteppou.com/

看板の電飾に赤提灯・・・こう書くとロードサイドの郊外店な気がするが、屋号の書かれたメインの看板は木製で、マンション1Fの小さなテナントといった面持ちで、東京の今日的なラーメン屋のそれという雰囲気の方が強い。
しかし間口の割に店内は広く、厨房を囲むカウンター+壁に向かう席もあるので、20人くらい行けるんじゃないかと思わせる広さがある。その厨房では若くて威勢のいい兄ちゃんがキビキビ動き回っている。無駄に声がデカイだけというのとは一線を画す勢いを感じる。
入口脇の券売機で食券を求めると、すかさず店員が寄ってきて席を案内してくれる。この時に麺の硬さ・脂の量・ネギの量を聞いてくる。ネギ量が選べるのは京都ラーメンっぽくていいね。
店員もそうだが、駅から遠いにも関わらず客も多く、しかも若いのばかりでなくサラリーマンは愚かそこそこ年配のご夫婦までいて、店内にとても活気を感じる。そんな空気の中で厨房を覗いていると、ドデカイ寸胴に付いて店員がデカイしゃもじでガラをかき混ぜている。おおっ、これが噂の。いい感じで炊いてるね〜

というわけで、いよいよ自分のが来やしたよ〜ん。
これが、とんこつラーメン¥750!
とんこつらーめんデキコテ@無鉄砲
うわっ、なんだこのキチャナイビジュアルは!!?
世間で見る無鉄砲のラーメンとは違うんじゃないの?って思われるかもしれない。これがデキコテという、つまりデキるだけコッテリとコールした代物。それの麺硬めネギ多め。
そう、表面に浮かぶのは灰汁(アク)の塊じゃなくて背脂。
とんこつらーめんデキコテ上から@無鉄砲
こんなヘドロみたいな背脂はじめてやね〜。ワクワクと同時に戦慄を覚える。
スープ自体は噂通りもうドロドロ。そこに背脂が来るからかなりシツコイかと思いきや、意外とスルスル食べれる。いや本当。
とんこつらーめんデキコテUP@無鉄砲
麺は中細の断面の丸いもので、やや低加水か。硬めでもそんなに硬さを感じない。スルスルといい感じで食べられる。
ネギは青い部分が多いが多分九条ネギじゃなくて関東のネギだと思う。多めでもそんなに多くなく、ドロスープに埋没しちゃってグジュグジュになるので、いまいちネギ食ってる感は薄い。
食べた感じは背脂マシにしているというのもあるのかもしれないが、ややマッタリ感のある醤油ダレが味のベースになっているので、豚骨ラーメンというより昔の環七豚骨醤油といった味わいが強い。甘みもそんなになく、西日本というより東京のラーメンという印象が残る。卓上には博多豚骨ラーメン店のようにゴマや紅ショウガが並ぶが、これが合うラーメンにはちょっと思えない。

どうも替え玉も出来る様子。早めに頼むよう書かれていたので、少し麺を残しておいたが、それを食べ終える目にやってきた。
替え玉細麺硬め¥100!
替え玉細麺@無鉄砲
確かに博多とんこつ的な細麺ながら、硬めとはいえ麺だけ食べても芯を感じない。このドロスープに浸るとさらに柔く感じられ、麺の存在感がスープに埋没してしまう。麺もデキカタ、つまりデキるだけカタくなんて出来ないかなぁ。つーか、このスープには博多麺は合わない気がする。ネチャネチャ食べる感じになっちゃうから、最初に食べたやや太めのスルスル食べられるタイプのほうがスープに負けなくてバランスいいと思う。

どうしてこれが豚骨ラーメンとしてカテゴライズされるか今ひとつピンと来なかったが、背脂豚骨醤油として食べればなかなか破壊力のある逸品だと感じた。
ただ、そう考えるのであれば、環七背脂豚骨醤油の血を引く優良店と比較すると、いくらこってりでもジャンクさというかパンチが足りないかなぁと。これだけのシロモノでパンチ足りないのかよ!?と思われるかもしれないが、濃度だけでは測れないものがあるんだと痛感した次第。
それと、このドロスープだが、なんか茹で卵の黄身みたいな味というか臭いというかがずっと気になっていた。どっかで食べたような・・・あ、埼玉で展開するドロ系豚骨魚介の津気屋【過去記事】だ! あすこも豚骨魚介の店でよくある濃度の割にスカスカに感じる要素がなくて関心したが、豚骨を煮込みに煮込んでドロスープにしてるといってたっけ。精製方法が似てるのかな。

ともあれ、なかなか面白い経験が出来た。今度は背脂なしでも食べてみたいなと。きっと物足りねぇんだろうなぁ〜 というわけで、いやはやスゴイ!!旨かった!ごちそうさまです。

無鉄砲 中野店 ( 沼袋 / 豚骨ラーメン )
★★★★4.0
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