夏コミが無事終わり、お越しくださった方、誠にありがとうございました。
これで自分の中で今年の上半期がこれで終わり、自分へのお疲れちゃんというわけで、13年夏特別号として発行した『これぞ川越』【詳細】で取り上げた川越の焼とんに行ってきた。前回の初訪問に今回の分を足してUPしやす。

川越とくれば東松山も近いわけで、東松山式の味噌ダレ焼きとんの店は多い。そんな中、東武の川越市駅近くにずっと気になっていた一軒がある。
外観@若松屋
夕方早い営業ながら外待ちの出る程で、ダクトからは煙がモウモウと昇っている。これはスルーしろと言われてもできない注文だ。

入口@若松屋若松屋【公式サイト】
★★★★★ 5.0
埼玉県川越市中原町2-12-3

中に入るともう既に出来上がった空間。これぞディープ、ザ地元空間。コの字型の巨大なカウンターに大の大人がざっと30人くらい片寄せあいギチギチに着席している。幸い奥の席が空いていたので待たずに滑り込むことが出来た。
席についくとこざっぱりした板場の店員が飲み物の注文を取りにくる。他の従業員を見ても家族経営のようなようすもありながら、プラス雇っているのはバイトというより料理人といった風情で、地元人気店もここまで人気が集中すると、ナアナアではなくキビキビと小気味いい接客になるケースだ。
店内@若松屋
入口中央のカウンター前に横に長い大きな焼き台があり、常に焼とんが焼かれ続けている。外から見たように煙突から相当排煙されているものの、全く処理しきれていないようで、店内のモウモウと立ち込める煙が凄まじい。一発で服が臭くなるので、行かれる際はラフな恰好を心がけたい。まぁ近所の人が下駄履きで来ることしか想定してない店だから、余所者は覚悟するしかない。
これだけの席数あれば(奥にはテーブル席もある!)、常に焼いてても追いつきそうだが、ここには東松山式の独自ルールが存在する。なんと注文しなくても勝手に焼きとんが皿に置かれていくのだ。モノは東松山焼きとんの代名詞というべきかしらで、こちらは標準の焼きとんはオール130円。全てネギ間になっている。
注文は、かしら以外を食べたい時にするって寸法。そして、もうかしらイラネって時はどうするのか不思議に思われるかもしれないが、ご安心を。空いた串でバッテンを作って皿に置いておけば、もういらないのサイン。勝手に置かれないのだ。

ともあれ、まずはチューハイ¥330とハイボール¥390で乾杯。
チューハイ&ハイボール@若松屋
ハイボールは樽みたいな形のオフィシャルグラスで登場。どちらもスッキリした定番の味わい。
で、焼きとんはこんな感じで最初にお通し状態でカシラが一本置かれる。
最初のカシラ@若松屋
自動で置かれたかしらはデフォで塩なのか殆ど付け足した味がしない。卓上のツボにある、これまた東松山名物の味噌ダレ。
味噌ダレ@若松屋
赤くてややショッパめで、ここんちのはユルめ。あまり味噌は好きではないが(味噌ラーメンほぼ食わない位なので)、東松山焼きとんの味噌ダレはあくまで肉の引き立て役として機能していて大好物なのだ。基本コッテリめが好きだが、このかしらにはユルクて正解。店のイメージや値段の割に小ぶりながら、もうホワンと口中でとろける程柔らかく、甘みが溢れるから、味噌ダレが重いと負けてしまうだろう。にしてもこの肉、相当質がいいんじゃないだろうか。食べれば寧ろ安く思えてくる。

巨峰サワー@若松屋幾つか自動でやってきたかしらをつまみ、二杯目のぶどうサワー¥330に突入したところで他の部位も頼んでみることに。
ぶどうサワーだが、見た目に駄菓子的な、焼酎をワインのように変えてしまう謎の液体ワイナーのようなものを想像してしまうが、結構しっかり果実の旨味が感じられ、それでいて炭酸でジュースっぽく飲みやすくなってる。つい飲み過ぎてしまいそうな味だ。

さて焼き上がりました、ひれナンコツ焼¥160。
通常のなんこつもあるが、ひれだけ30円高い。でもこれがビックリするほど柔らかい。
ひれなんこつ@若松屋
コリコリとした食感が代名詞のようなものだが、ソフト過ぎて噛むのを忘れる程。それでいて肉の甘みが存分に味わえる。こりゃ参った。

ネギ間とはいえ箸休め的に野菜焼き150円を。
野菜@若松屋
ねぎ・し しとうに加え、先端にはなんとここでも天敵しいたけが。しかもデカイ! なんでや。川越市民はそんなにシイタケ好きなのか。幸い同行者がいたので食べてもらえて無事回避。ネギもシシトウも焼けるとなんでこんなに旨いのだろう。

たんやはつも頂いた。
たん@若松屋
どちらもやや大きめでプリプリとした食感。
はつ@若松屋
中はホクホクに焼けている。

コーラサワー@若松屋メニューにはないがシシトウオンリーとか出来るようで、壁のメニューにはコーラサワーなんてのもあって、これもなかなかよかった。
グラスビール@若松屋ビールもグラス生の小なんてのも注文できる。ビールは苦手だけど最初の数口だけウマイと思える自分には丁度いい。

気づくと10本以上食べてたか。最後にオートのかしらで〆て、バッテン。
味も勿論、この食べやすいサイズとネギ間の箸休め感、そして自動設置により、知らず知らずの内に予定以上に食べてしまう。恐ろしくもあり、でも後悔は残らない魔のシステム。店内は改装したのか、小奇麗ながら、見た目では判別できない真のディープ空間にスッカリ虜となってしまったのであった。
赤羽や大宮他、かしら屋という名で支店も展開しているが、やはり本店のこの空間は本店のみでしか味わえない。川越に来るたびに寄ってしまいそうだ。飲み屋はこうでないと!
というわけで、いやはや参りやした。ウマすぎっす。ごちそうさま〜

若松屋 ( 川越市 / 焼きとん )
★★★★★5.0
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