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拙ミニコミ同人誌14夏の新刊で、十ン年越しで駄菓子屋もんじゃ本『大ぼったら』【詳細】をまとめることができたが、次の冬コミではその続刊的ポジションとなる東京+埼玉+北関東の駄菓子本をやる予定。
なので、今回の大ぼったらのニーズがないと発行していいもんだか不安になってしまう。まだ委託先に納めきれてないというのもあるけど、読んで面白かったら感想やレビュー等どこでもいいので上げてくれると嬉しいッス。
とはいえ冬新刊の取材だけはちょっとずつでも進んでるで!というわけで、いよいよ乗り込んだよ、行田市!フライ!!

もうご当地B級グルメとして紹介されまくっているので今更説明不要かもしれない。こどものオヤツ的に、小麦粉を水で溶いた記事を鉄板で焼いて、そこにキャベツとかの具を乗せて挟んだシロモノ。薄くて具の少ないお好み焼きというか、まぁ簡単な子供向けのオヤツ、駄菓子ですよ。見た目はシャーピンとかに似てるかな。アレの薄い版。
今でこそ飲み屋とか専門店とか行田市内のアチコチにあるけど、そもそもはやっぱし駄菓子屋で出してた。発生的にも素材含めチープさで見てもぼったら、つまり駄菓子もんじゃと変わんない。大雑把に言えば、自分でゲル状に焼くか、オバチャンに円盤形に整形して焼いてもらうかの違い。
まぁその元祖への突撃や、現存する駄菓子屋フライについては本誌に譲るとして、今回行田に行ったならどうしても行きたい店(スポット?)があったので、フライの前にまずはそっちへ向かった。

行田の市街地は秩父鉄道の行田市駅方面にあり、JR行田駅とはだいぶ離れている。この辺の構成も、駄菓子もんじゃ探索で訪れた伊勢崎に似ているものがあるが、JR行田駅前もご多分に漏れず、なにもない。フライを求めて何も知らずJR行田駅に降り立ったら茫然自失としてしまうだろう。辛うじて、駅近くの弁当屋でゼリーフライを扱っている程度。
秩父鉄道経由して市街地へ出てアチコチ回るとしても相当移動距離があるわけで、なんと無料で貸し出してくれるレンタサイクルを利用しない手はない。
観光案内所@鉄剣タロー
駅前の観光案内所で手続きをするだけでOK。
レンタサイクル@鉄剣タロー
しかも数カ所ある観光スポットでの乗り捨ても可能(一応事前にどの辺回ってどこで返す予定かは記入する)。さらに各拠点には鍵を入れるポストが設置されており、返却時間を過ぎても鍵をそのポストに入れておけば、その日のうちなら原則何時でも返せるというのも頼もしい。まぁ常識的にあまり遅くなるのは考えものだが、多くのこうした観光レンタサイクルは返却時間が早いのが玉に瑕だったので、これでグッと行動範囲が広くなる。

で、JRの駅から10分位かな、国道17号に出てしばらくすると、待ちに待った念願のアレの看板が目に飛び込んできた。
外観@鉄剣タロー
じゃじゃ〜ん!
このBlogでは08年のオートパーラーシオヤ【過去記事】以来となるオートスナックですよ。
その過去記事でも書いたが、昔は東京でも環七沿いとかに自販機だけが並ぶ簡易休憩所みたいのがあって、ドライブの帰りに小休止にトイレ寄ったりジュースちょっと飲んだりするのによく使われていた。食べ物もお菓子とか菓子パンの自販機とか、ポップコーンの自販機があるところもあったりした。こういう軽食の自販機はデパートの屋上やボーリング場、ゲームセンターなんかにも結構あって、自分の高校にもハンバーガーの自販機があった。都心でも神宮球場にも自販機コーナーがあって、この手の台が沢山並んでいた。
看板@鉄剣タロー自販機バーガー界のマクドナルドともいうべき、グーテンバーガーってのがあったのだが、製造メーカーだったマルシンマックが02年に撤退。それから自販機バーガーは見なくなっていったが、一部で地元メーカーからなのか独自にハンバーガーを仕入れて販売を続けるドライブインがあることが判明した。それで08年に成田に行ったわけだが、車を持たない自分があと行けそうなところとなると、ここ鉄剣タローくらいだった。そんなこんなでずーっと来たかったのよ。

鉄剣タロー【公式サイト】
★★★★★★★★★★ 自販機バーガーノーリターン
所在地:埼玉県行田市下忍315-1 原則24H無休営業

中に入ると麻雀と格ゲー中心のゲーム筐体から漏れるノイズがワーっと耳に入ってくるが、そんなに多くないので、昔の悪所的ゲームセンターみたいな騒がしさはない。
店内@鉄剣タロー
ゲームコーナー@鉄剣タロー
でもまぁ不良が溜まっててもおかしくない雰囲気はあって、入って右奥の薄暗い部屋はラブホの駐車場みたいなビニールのビラビラで仕切られており、昔のローラーゲームとかやってような壁にペイントが施された空間が広がっていた。
ビラビラの奥の空間@鉄剣タロー
現在公開中の園子温の映画『TOKYO TRIBE』のロケに使われたそうで、なるべく撮影時のまま残してるそうだ。ペイントは撮影時に描かれたものなのか元の状態を知らないんで分からないが、それにしても映画のイメージにピッタリなこんなロケーションよく見つけたなぁ。
そうそう、トイレはこの空間の先にあるそうだが、怖くて行く気しない。
そんなこんなを物珍しそうにキョロキョロ見ていると、イキナリ「いらっしゃい!」と声をかけられてビックリした。この手のオートスナックは無人なのがウリというか、店の人がいることを全く想定していないで来ているので、最初不審者に声かけられたのかと思った(どちらかというと自分の方が不審者なのだが)。店内にはゲームに興じるオッサンと簡易テーブルで読書するオバチャンのみ・・・ってエエ、このオバチャンが店の人なの!?
このままでもなんかオカシな感じなので、自販機の軽食に興味があってやって来た旨を伝えると、快く受入れてくれた。ついでにお願いして撮影許可も頂いた。

さてズラリと並ぶ自販機だが、お目当てのハンバーガーは・・・おおっ、ちゃんと稼働してくれてる!!
カップ麺自販機@鉄剣タロー
ちなみにカップヌードルの自販機は販売休止。これ子供時分プールの休憩時間によく食べたっけ。
チーズバーガーの1つだけボタンが生きている。
ハンバーガー自販機@鉄剣タローハンバーガーボタン@鉄剣タロー
エイッと押すと、タイマーが作動して加熱ランプが点灯する。
ハンバーガータイマー@鉄剣タロー
と同時に出来上がるまでのカウントダウンが始まるのだが、この電光表示が昭和でメチャメチャクールでカッコイイ(ニキシー管というらしく、全国でここだけのようだ)。ウルトラセブンとかヌーベルバーグの映画に出てきそうな感じ。

60秒ほどだったかな、ゴッという音と共にチーズバーガー¥220降臨!
ハンバーガー箱@鉄剣タロー
特製って字が爆発しているのがいいね。
サイドにはネコのキャラがハンバーガーと缶ジュース持って笑ってる。
ハンバーガー猫キャラ@鉄剣タロー
ボーダーシャツに青短パンってオシャレ!
裏を見ると製造元が書かれていた。
ハンバーガー箱ウラ@鉄剣タロー
このマルイケ食品はなんと群馬県伊勢崎市のメーカー。伊勢崎づいてるな、オレ。
ハンバーガー包み紙@鉄剣タロー
では、これはどこも変わらない、薄い紙から剥がして頂くとしよう。
ハンバーガーUP@鉄剣タロー
このバンズのシワシワ感と、紙にくっ付くドロドロに溶けたチーズが自販機バーガーの醍醐味ね。
ハンバーガー中身@鉄剣タロー
温めが均等ではなく端が硬くなってることが多いんだけど、これはそれがないね。噛むと群れて水っぽくなってるからムニュっとした食感なのだけど、この水気が旨さの元なのか、妙にウマイんだよね。ケチャップも効いてて、意外とジャンキー爆発って感じでもなく、結構フツーに美味しく食べられちゃう。まぁこの味に子供の頃から馴染んでるのもあるかもしれないが、これかなりウマイよね?
7cm四方ほどと大きくないので瞬殺。なんだろうこの満足感。わざわざ来てこの場所で食ってるって状況が加味されてるとしてもウマイんだよなぁ。

当然これだけでは足りないので、次はトーストと行きますか。
トーストは500円玉使えないので両替しようと思ったら、両替機はさっきのビニールのビラビラの奥だというので、喉も乾いたことだし、ジュース買って崩すことに。
並ぶ自販機@鉄剣タロー
地ジュースか、見慣れない銘柄がいくつかある。
見たことないジンジャーエールがあったのでそれをポチっと。
そしてトーストの自販機に。
トースト自販機UP@鉄剣タロー
こちらも押すと1分ほど加熱を待つが、タイマーはなし。
トースト自販機ボタンUP@鉄剣タロー
気づくといつのまにか出来上がっていた。
ハムサンド¥220!
トーストアルミ@鉄剣タロー
アルミホイルに包まれていてアツアツ。
剥がすといい感じで焦げ目がついたトーストがお出迎え。
トースト@鉄剣タロー
8枚切りくらいの薄いパン2枚の間にハムとチーズが挟まれているホットサンド状態。
トースト中身@鉄剣タロー
こちらもチーズがトロトロに溶け、噛むとブワッと項中に香ばしいパンの香味と甘みがチーズとともに流れ込んでくる。そこに温まったハムの肉らしい旨みが塩コショウでピリッと引き締まったのが加わって、もう十分歴としたホットサンドの王道の美味しさが詰まっている。うわぁ、コレめっちゃウマくないですか!?
焼いたパンは無条件に旨いが、アルミホイルに包まれているというのが、冬場、ストーブの上で焼いたトーストのように得も言えぬ旨さがある。キャンプのBBQ的というか、小学校の教室で冬にストーブで給食のパンを焼いた時のトキメキに似たものを感じる。
軽食2つ目というのもあるが、意外と食べ手があって満足感が高い。
そして、こういうのには炭酸飲料がやっぱり合う。
ジンジャーエール@鉄剣タロー
一緒に買ったジンジャーエールは神戸の富永食品というメーカーのもので、味は某カナダドライとほぼ変わらず美味しかった。

あぁ、やっぱり来てよかった。
満足した旨をノートに書き残し、オバチャンに礼を言うと丁寧に返してくれた。
こういう満足感の後のチャリというのはなんとも気持ちのいいもの。鼻歌交じりにオートレストランを後にした。
ちなみに、なんで鉄剣タローなんて名前なんだろうと思ったが、店の裏手辺りで、鉄剣◯◯という看板を幾つか目にした。この土地にちなんだ名称なのだろうと思い、調べてみるとこのさきたま古墳群の稲荷山古墳から鉄剣が出土したことによるらしい。でもなんでタローなんでしょう?
店の脇に支店らしき鉄剣jiroの看板が打ち捨ててあったが…ふれないでおこう。

というわけで、やっぱ自販機バーガーですわ。トーストも最高。もっと近場で残ってたらなぁ・・・あ〜、悔やまれる!
ともあれ、激烈ウマシウマシ!! ごちそうさまでした。

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