今回UPするお店、先日お伺いしたところ、ご主人曰く「こんなに暇なんじゃ潰れちゃうよ。どんどんネットで紹介してよ」とのことなので、急遽先取りして公開しやす。

温泉を使ったラーメン。そういうのもあるのか。
ってな具合かどうか知らないが、奇を衒ったように響く字面に、時折ネットニュース等【ロケットニュース24】【全国ノスタルジー探訪】で見かけては気になっていたお店。そもそもは焼き鳥屋だが、食べられるものをとラーメンを扱うようになったそうだ。
以前はJR阿佐ヶ谷駅近くにあったが【移転前:食べログ】、今は丸ノ内線の南阿佐ヶ谷駅が最寄り。駅から新宿方面へ数分青梅街道を進んで、路地に入った先。あ、このルートは・・・そう、以前取り上げた町洋食の超名店ひとくち【過去記事】
鳥よし外観
鳥よし正面
鳥よし【食べログ】
★★★★★★★★★★ 続いてほしい!
所在地:東京都杉並区成田東4-35-27

こちら、ひとくちの隣に移転していたのだ。
夜の路地、ポツンと灯る赤提灯が目印。如何にもソソる町の居酒屋という風情だが、店を目の前にすると一気に目玉が飛び出しそうになるメニューに釘付けになる。
納豆ラーメンはまだ見かけるレベルだが、温泉ラーメン、さらに常温ラーメンと、これだけみたら完全にキワモノ系だが、店内はまだ新しそうな明るめの気安い居酒屋といった雰囲気。
鳥よし正面ディスプレイ2
鳥よし正面ディスプレイ
カウンターのみ6席程度ながら、地元客らしき人で適度に賑わっている。年配のオヤジさん一人で切り盛りする厨房上部にもメニューが掲げられているが、カウンターにもメニューが有り手に取れてわかりやすい。
鳥よしメニュー
肉じゃが・しらすおろし・焼き鳥といったツマミ料理から、ビール・サワー類と一通り揃い、これだけ見たらホント普通の居酒屋。値段も普通というかリーズナブルだし。

じゃあってんで、グレープフルーツサワー¥350とポテトサラダ¥380を。
お通しの冷奴を食いながら、濃いめ(100%?)のグレープフルーツジュースで割ったチューハイをチビチビやりつつ、ポテサラの仕上がりを待つ。
鳥よしグレフルハイとお通し
てっきり冷蔵庫からサッとポテサラが出てくるかと思いきや、丸のまんまのじゃがいもをレンジでチンし始めた。他の客のナニかを作り出してるのかと思いきや、チンしたじゃがいもの皮を向き始めた。まさか、今からポテサラつくるの!?
そのまさかで、熱そうに皮を剥いたジャガを潰しにかかる。
鳥よしポテサラ
んで、出来たてのポテサラがやってきた。びっくりサプライズだが、まだあたたかみが残るホクホクのジャガに、熱でとろけたマヨが実によく合う。じゃが自体も赤みのある甘みが強いもので、比率高めのキュウリやハムとのバランスもいい。こんな手作り感溢れるポテサラに出会えるとは。

するとオヤジさん、焼き台で串モノに火を入れ始めた。
ねぎま¥180とレバー¥120!
鳥よしねぎまレバ
ちょっと値が張る分、かなり大ぶりながら、焦げずにホクホクに実にフックラ焼けている。失礼な話だが、やはり基本は焼き鳥屋だけある。
そして、しそ巻き¥180!
鳥よししそ巻き
肉(豚?)に紫蘇を挟んで巻いたものだろう。この手の変化球系で余りイイのに当たったことないが、この店では変化球の内に入らないのだろうか、肉からは油がジンワリ出てきて、油っこさを打ち消すというより香りの相乗効果的に火の入ってシナったシソが実によくマッチしている。肉がとにかくジューシーで純粋に美味しい。

二杯目のアルコールを頂きつつ、これは色々攻め甲斐があるぞというわけで、厨房上に書かれたメニューから気になったニラとキャベツの玉子炒め(メニュー名はうろ覚え。値段は失念。でもそんなにしない)を。
鳥よしニラとキャベツの玉子炒め
これは見たまんまの炒めもんながら、間違いない味。ここんちは玉子と焼き系が特徴とみたんで、厚焼き玉子¥380をチョイス。
鳥よし卵焼き
フンワリと中が若干トロ気味でやっぱ間違いなかった。

さてそろそろ〆ようかと逡巡していると、オヤジさんから餃子食わないとと進められたので、ぎょうざ6個¥380!
鳥よしぎょうざ
これがかなり大ぶりのシロモノ。皮はそんなに厚くないがモッチリ感もあっていいが、特筆すべきは当然中身。ハンバーグのタネというか、肉団子状態のが中にゴロッと入っていて、皮に包まれた蒸し焼きのハンバーグ食べてるみたい。ミンチで細切れながらとにかく肉感がスゴイ! 本来焼き鳥屋だけあってやっぱ肉は間違いないか。

〆は温泉ラーメン¥630!
鳥よし温泉ラーメン
見た目はタレの濃そうなフツーの醤油ラーメンだが、飲んでみるとまろやかすぎてビックリ。醤油ダレが全然立っておらず、じんわりタレの味はするものの、マイルドに優しく動物系だろうダシの旨みが出すぎず引っ込まず口中に広がる。スープの温度自体はそこそこ熱い。
麺は細めの縮れ麺。これがコシが強い。ちょっとした西山とかの札幌ラーメンくらいはある。でも湯温があるので適度にしなやかになってツルツル食べられる。
具のチャーシューは赤身がシッカリと食べ応えあり。上の温泉玉子より少し白身が湯だったくらいの玉子とまろやかスープが合う。ニラもいいアクセント。ここんちはやっぱ肉と玉子だね。
どこが温泉かと問われればサッパリ分からないが、このまろやかさは温泉から来るのかもしれない。

温泉というのが気になって温泉ラーメンにしたが、普段から熱々のラーメンは味がしないと否定している身としては常温ラーメンに行きたかった。オヤジさんによると、常温ラーメンに限らず全てのラーメンに温泉は入ってるとのことなので、次回は常温にトライ!
というわけで、常温ラーメンと半丼物は冬コミ新刊に掲載するのでお楽しみに。
初訪の日こそ地元民らしき人々で、20〜21時くらいだったからかもしれないが賑わっていたが、その後、22時過ぎに前を通ると全く入ってない姿を頻繁に見かけるようになった。今回レポしたように、飲んでも食べてもいいが、食事だけでも全然OKで、丼物メニューも充実しているので、是非食事でもお近くで機会あれば積極的に利用していただきたい。単純にこれだけのものがこの価格帯で食べられる店がなくなっちゃうのは実に勿体ないんで。
ともあれ、また寄らせてもらいやす。ウメェっす!! ごちそうさまでした!

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