カテゴリ: 中華(含焼きそば等)

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本日11/18土曜、出身地埼玉のFM局NACK5で放送している 大野勢太郎の楽園ラジオ〜パワー全開!!〜 12:55〜のゲストコーナー「人生劇場」で、ラーメンなどの大衆食について30分弱ほど話させて頂きました。
【番組ブログ:当該記事】【ラジコのタイムフリーで1週間聴けます:5時間めくらいから】
拙い話し方で失敬しましたが、ご聴取頂いた方、本当にありがとうございました。
大野さんは我が心のQRこと文化放送におられた方で、ナイター中継を担当されていた当初は、中継終了後、深夜にタクシーで環七の土佐っ子に横付けしては、あの列に並んで丼をかっこんでいたそうです。あの時代の路駐OKな環七の雰囲気を知っている方に久々に出会えて、共通するナニかを感じました。それはたぶん、無言の連帯感というか、立ちそば的な近いのに話し合うわけではない横並びの距離感が生む独特の同族意識によるものだと思った次第です。
コミュニケーションって、ただ顔を突き合わせて共感するだけじゃなくて、同じ時代の同じ場を体感したもの同士だけが感じ得る、大衆とかマスとかいったものから外れた独りぼっち同士の間にも成立するってことを、今回の放送でなんとなく感じ取って頂けたら、出演した甲斐があったかなぁと思います。曲のリクエストの意図を絡め、もうちょっと詳しくこの記事の最後に述べますので、良ければ最後までお付き合い下さい。
さて、放送終了後、大宮まで来たのでどっかで食べたい。この界隈のローカルフード、スタミナラーメンの娘娘、その中の未訪店でも出ようかと思ったが、雨がそこそこ降ってきてしまった。だったら駅前のいづみや【過去記事】か多万里食堂【過去記事】を候補にしていたが、折角なので未訪店に行きたい。そういえば気になっていた中華屋があったのを思い出した。
駅前のアーケード商店街を抜け、氷川神社方面へ路地を入ると・・・あった!
ミンミン外観
けど、やってない。あの能力を今回も遺憾なく発揮してしまったか。定休日なのか、中休みなのかもしれない。スグ対面に素敵な食堂もあったが、開いていない。
まことや外観
少し歩いてみて、ひっかかる店がなかったらいづみやかと思い、フラフラしてみると、この日は珍しく運が味方したようで、棟割の木造家屋の商店群の1つに、如何にも古くから営業していると思われる町中華を発見してしまった。
ことぶき食堂外観
もうね、よく今までノーマークだったものだと自分の目の節穴加減を呪うが、まぁ今日という日に出会えたことに感謝しよう。もうね、1も2もなく入店。
ことぶき食堂正面
ことぶき食堂【食べログ】
★★★★★ 5.0
埼玉県さいたま市大宮区宮町2-117

入ると対面にカウンターがあり、その手前に横に長いテーブル席とコンパクトな店内。壁には常連客が置いていったのだろうか、土産物らしきものが掛けられ、歳月を経て煤けた感じが、焦げ茶色の空間に更なる深みを増している。この空気感は一朝一夕には行かないのよ。
(ちなみに店内撮影は許可取ってます)
ことぶき食堂店内
別の壁にはメニューが掲げられており、これは写真付きのプリントアウトしたような代物。
メニュー
(クリックすると別ウインドウで拡大できます)
まじまじとみると、各品の安さに目を奪われる。いつから値上げしていないのか、大盛りにしなければ大抵のものがワンコインで食べられてしまう。
お冷を持ってきてくれたオヤジさんに注文を告げ、テレビのゴルフ中継を見るともなく待っていると、厨房からワイルドかつ軽快な炒め音が聞こえてくる。

で、やってきましたチャーハン大¥600!
チャーハン
来たね、久々の小鉢付き。店名のとおり、中華屋というより食堂なんだろうね、その気概を感じさせる。
大きく大胆にカットされた冷奴、マヨを和えたサラダスパ、いずれも余計な味を施してないシンプルさが、付け合せの域に留まっていて、好感が持てる。素直に美味しい。
で、チャーハン。
チャーハンUP
これが細かくカットされているものの、具だくさんなのは、母親が土曜に残り物で作ったチックで、その見た目に笑みを浮かべつつ頂くと、これがもうキましたってくらいの超しっとり加減。米自体の水分含有量としてはベチャベチャに近く、噛むだけでネッチョリするのだが、不思議とスプーンで掬った一塊はダンゴにならず、水っけも感じない。水気が寸前で米に留まっているのと、炒めがしっかりしているからだろう。このしっとり加減はちょっとやそっとじゃ出来ないですよ。
こういう米には分厚いブロック状のハムとしっかり火の入ってシンナリしたネギが合う。もう間違いなし。苦みと甘みと油の共演ね。

大というには正直少なめなので、並盛りは推して知るべしだろうが、その分、ワンコインで出すという心意気が感じられる。足りなきゃ餃子なり追加すればいいんだからね。
帰りしな、ご主人に少々お話伺うことが出来た。この地で50年営業されているという。先の行けなかった中華屋といい、この界隈にこれだけの店が続いているのだから、今後とも積極的に利用したいと思うのだった。
あぁ、駅前のいづみや、多万里といい、大宮に来て行くべき店が増えてしまった。こりゃ困ったな。贅沢な悩みだ。
ともあれ、営業しててくれて有り難いの一言。ウマウマシ!! 御馳走様でした。


で、冒頭述べたNACK5の選曲について最後に触れておきやす。本当は放送の中で喋りたかったのだけど、以下のように長くなるので、ザックリとした紹介になってしまった。ここでフォローさせて下さい。

1)Michael Nyman「Lady in the Red Hat」
…『ZOO』という映画の中で掛かる曲。作曲してるマイケル・ナイマンはミニマルミュージックと呼ばれるジャンルの現代音楽家で、この映画を監督したピーター・グリーナウェイと暫くずっとタッグを組んでいた。ミニマルミュージックは短い単純なフレーズをただ繰り返すだけの音楽。それだけ聞くと退屈な音楽に思えるけど、ちょっとずつ変化を加えたり、同じ繰り返しなのに聞いてる内に歪みを感じたり、聞く人の環境やコンディションの違いで聞く度に聞こえ方が変わってくるのが面白みの一つ。単純だからこそ、1つ1つの音と音との関係性がクリアに感じられるので、今日はこういうところに注目して聞こうとか、聞く側の心持ち一つで色んな楽しみ方や解釈が出来る。
で、映画も曲同様、双子が左右対称に立っていたり、動物の生と死、飼うものと飼われるものなど、様々のカットの中に、色んな対になる短いモチーフが組み込まれ、それが繰り返されることで1本の映画になっている。その中に、異分子として対になってないものが出てきて、それを探して、それが対のものに如何に影響していくかを見つけていくのがこの映画、ひいてはこの監督のこの時期の作品に共通する面白いところなんだけど、ナイマンとのコンビで『コックと泥棒、その妻と愛人』というのがあって映画も同じ感じに見ることが出来る。コッチは、飽食を極めた金持ちが贅の限りを尽くす食事をする裏で、厨房では生き物が裁かれるリアルな現場となっている対の構造が並行して映し出されており、自分が食べ物に接する時、「(命を)いただきます!」と思う、常に殺生というものを意識しているので、曲を聞くだけで何か、食べるものと食べられるものとの関係に対する想いを思い出してしまう。

2)中島みゆき「蕎麦屋」
…中島みゆきの歌詞には、「夜」「一人」というワードが多く、世の中の矛盾に対してやりきれない思いがありつつ、でも世の中そういうもんだよな、と諦めつつも集団や大衆に迎合できないで、夜一人でふらつく、みたいなイメージの曲が多い気がする。
世の中に対して拳を振り上げても、下ろすところが見つからず、夜に何気なく立ち寄る牛丼屋や蕎麦屋の明かりに魅力を感じて吸い寄せられ、そこで客と何を話すでもなく隣り合って丼に顔を突っ込むと、なんか慰められるような、ここには居場所があるのかな、みたいな救われた気持ちになれる。
自分がラーメンを食べ歩き始めるキッカケになったのは、放送内で述べたように深夜の明治通りの野方ホープなのだけど、そういう夜ほっつき歩くって、女性は余りしないですよね。そもそも危険だし。でもそこに中島みゆきの歌詞が男性に結構愛される理由がある気がするんだよね。行き場のない思いを、ただ暴力的にぶつけると尾崎になっちゃうけど、仕方ないよなって諦めるけど、どこかで腑に落ちない、でもそこで生きていくしかない、みたいな気持ちへの一種の自己肯定が、「狼になりたい」の夜明け前の牛丼吉野家だったり、この「蕎麦屋」の蕎麦屋だったり、そういう男飯の場で実現されるんじゃないかなと。その場所のセレクト、そして多くを語らず淡々と風景を描写する歌詞に、共感を乗せやすいのかと。
「蕎麦屋」は一人ではなく2人で、相撲中継のラジオが流れる蕎麦屋に行くので、一人でも深夜でもないのですが、夜の空気感(たぶん冬。中島みゆきは北海道出身なので、どこか雪が降りような寒い冬の夜のイメージ)と、2人いるのに一人の感じが凄く出ていて、曲を聞くと自分の中の飲食の原風景が瞼に浮んでくる。。。

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先日、メシ通での自連載新記事がUPされた。

関東の一大中華チェーン「珍来」をご存じ?そこには安さ&大盛りで男たちの胃袋を満たしてきた下町スピリットがあった

今回は、東京23区の右半分から上、茨城にかけての京成・常磐・TXエリアの方にはお馴染みの、ローカル中華チェーンを取り上げた。駅前でイトーヨーカドーの近くに展開する一方、ロードサイドで駐車場を広く取った形でも増殖しており、盛りの良さと個人店的サービスで地元っ子に愛されている。
そのエリアに住んでいると当たり前すぎて何処にでもあると思われがちだが、遠くの高校に通うようになったり、大学や職場で他地域の人と会って初めて、あ、珍来ウチの近所にしかないのか!?と気付かされる。これはどこでもローカルチェーンあるあるだろうが、カルチャーショック受けるくらい日常化しているのだ。
珍来の看板を掲げる店舗でも幾つか系統があるようで、その中でも本流と思われる伊勢崎線沿線を主に展開する珍来総本店に取材してきたってわけ。
その帰りに、FCの30店舗の他、4店舗ある直営店から、本社のお膝元、草加駅前で食してきたので、そのレポをUPしておきたい。

珍来は草加駅周辺だけで3店舗ある。八潮も近いのでそれを入れれば4店舗。どんだけ珍来好きなんだよと思うが、伊勢崎線沿線で育った某嬢が、ただでさえ多めのチャーハンがエラいことになる大盛りでを食っていたというだけあってその土地の町中華強度を増強させる貢献度は計り知れない。
某嬢に指摘されて気づいたが、そういえば珍来ってイトーヨーカドーの近くにある。草加駅前店も、草加駅東口の目の前にあるヨーカ堂の裏手、同じビルにくっつくように営業していた。
外観
珍来総本店 草加駅前店 【食べログ】
★★★★★ 4.8
埼玉県草加市高砂2-7-1 アコス南館1F
公式サイト:珍來総本店直営 草加駅前店

間口はそう広くないが、入口脇にテイクアウトスペースをしっかり取っているのが珍来スタイル。大抵、店員が一人表に出ていて、入店する客の誘導したり、持ち帰り定番の餃子やその他土産を受け渡したりしている。
そんなんを脇目に入店すると、店内はただ奥に長いだけでなく、カウンターとテーブル席が並ぶ手前スペースから更に奥に広がった広めのテーブル席が並ぶ空間があり、家族連れなどはそこへ主に通されるようだ。ちっちゃい頃から珍来の味を舌に覚え込まされるのだ。あな恐ろしや…ってオレもそうだったけど【過去記事:川口店1・2】
店内
手前スペースの2人がけテーブルに着く。すると店員がお冷と一緒にゆで卵を持ってきてくれる。
ゆで卵サービス
これが直営店オンリーのサービス。直営店は10年前に梅島に行ったきりで【過去記事】、その頃は玉子サービスはなかった。これからそこそこの量食うっつ―のにね、端っから食っとけと。
メニュー表紙
で、卓上に置かれたメニューを見る。表紙に珍来の歴史と概要が載っている。八潮に住んでいる知人に珍来の印象を聞いたことがあるが、その時やけに歴史に詳しくて不思議に思ったら、メニューに書いてあると言っていた。そうか、これのことか。
観音開きに開くと、メニューがズラリと並ぶ。
麺メニュー
一品メニュー
珍来は安いという印象があるが、つぶさに見ていくと、炒め物を定食にしたり、麺類やチャーハンに何かつけるとスグ千円は行ってしまう。今となっては激安中華チェーンが数多く抬頭しているので、それらと比べると見劣りしてしまうかもしれないが、インタビューにもあったように、なんせ量が違う。それに目の前で手作りで店ごとにカラーがあるから、一概に比較できるものではない。行ったことない人に分かるように言えば、店ごとの独自性がより強くて量が全体に多い京都王将ってところか。
メニューの中でもワンコインを維持する創業ラーメンも直営ならではで気になるが、月替りのメニューが目に止まった。
月替わりメニュー
本当は草加という土地ならではの、草加せんべいを使った中華おこげが目当てだったのだが、どうも終わってしまったようだ。となれば・・・

しょう油チャーハン¥700!
しょう油チャーハン
どかーんとデカい平皿にこんもり盛られて来たよ。以前梅島で食べたキムチチャーハンが普通盛りで小盛りだったので、少なかったらどうしようと思ったが、杞憂だった。
盛りが一見、パンパンにドーム状に整形されておらず、米が皿のフチにバラバラに崩れているのでパラパラ系に見えなくもないが、心配ご無用。この雑把な感じの盛りがかえってシズル感を増しているのだが、チャーハンの山を横から崩してみると。。。
しょう油チャーハン断面
これですよ、この量。さらにご飯が柔らかめに炊けてて、ホクホク感が見た目にも伝わる。さらに油のテカリも乗って、もうもうと湯気が立つ。そう、この湯気に乗って、火が入った醤油の香ばしさがブワッと鼻を突くのだ。もうね、タマランですわ。
食べるともう醤油の苦香ばしい味わいと適度にコッテリとコクのある油と米のふんわり感と甘みが一気に口中で合わさって、もうレンゲが止まらない。醤油チャーハンは好きで見かけると食べるようにしているのだが、しっかり炒まった香ばしさと閉じ込められたシットリ感とがここまで2層になってバランス取れてるのは稀少。塩こしょうメインで、醤油も効いてるチャーハンは多かれど、もっと歴とした醤油チャーハンってあっていいと思うんだけどな。味付けも塩っぱくなく寧ろ甘みも感じるくらいだしさ。

で、これに餃子2個¥200も付けた。
餃子
通常が5個350円で、3個だと250円なので、ちょい足しなら3個の方が得だが、ここの餃子はとにかくデカいので、満腹で美味しく食べられなくなるのを回避すべく、この日は2個に。いわゆるジャンボを売りにしてる無駄にデカい餃子と比べると劣るが、通常の値段で可能な限りビッグサイズにしてみましたって感じが好感持てる。
餃子中身
中は野菜メインで餡がギュウギュウに詰まってて、この日はチョット野菜が硬かったが、後日梅島店で食べたものは野菜がシンナリして甘みが出ててかなり良好だった。
特筆すべきは皮で、工場で作られて直送される厚い皮はモチモチで、水気もあって、皮だけ食いたくなる。ちょっと醤油やラー油につけてもいいが、餃子単体でイケる。

千円でギリ釣りが来る金額になったが、この味をガッツリ食べて、これだけ満足考えられるのだから、他所の安いFC系でここまで満足度求めるともっと金額行くこと考えれば、実に有り難いこと。
さらに、この草加駅前は接客が特に丁寧に感じる。それもバカ丁寧でなく、やはり個人店的な気配りなんだよね。
トータルで考えた時の本当の意味でのコスパが非常に高い。お腹が空いて心身とも温まりたい時は、チョット奮発して珍来でメインに一品付けるか、満腹アップアップ覚悟で大盛りといきたい。
というわけで、大満足! ウマシ!!! ごちそうさまでした〜

追記:
メシ通のインタビュー記事では大人の都合で割愛となった、幾つかある珍来の系統についてここでまとめておく。
デイリーポータルZの珍来の記事が、恐らくこれまで珍来に触れられたものの中で一番まとまっていると思う。
【伝説の中華『珍来』、特大ぎょうざと焼きそばを巡る】
ここには4系統とあるが、今回私が総本家の社長に話を聞いたことから、補正してみたい。
1)インタビュー中にある、創業者が60歳を過ぎた後に茂原から再出発した系統がドラゴン珍来【公式サイト】で、現在は総本店社長の従兄弟が系列を継いでいる。
2)黄色い看板の珍来は、ドラゴン珍来から分派した系統。茨城珍来と呼ばれる。
3)インタビューさせてもらった総本店【公式サイト】は記事の通り、二代目が起こして、いま三代目に受け継がれている。
4)デイリーポータルにあるその他も、創業者から暖簾分けされた店。
5)これらとは別に、板橋区内や戸田市、埼玉の東武東上線沿線にも珍来が多く点在している。これも創業者から枝分かれした系統で、板橋珍来と呼ばれる。1〜3は今でも関係があるようだが、板橋珍来とは直接資本関係がない、完全に独立した系統のようだ。

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ブログ更新滞って申し訳ない!!
前にも触れたが、仕事がフルタイムの自営喫茶営業ではなくなったので、ブログUP頻度を上げるぞと意気込んでいた。しかし、店やってた頃は準備が忙しくて、いざ店を開ければお客さんを待つだけなので、その間に時間が取れたが、今はいつでも仕事がやれる状況で、やるべきことが重なると寝る以外ほぼ作業で気づくとメシを抜いて休憩なしという日が続き、ブログUPは愚か、外食もままならず、このブログの存続自体も怪しくなってきている。
とはいえ、この状況がこの先ずっと続くわけじゃないし、これまでUP出来ていないストックが溜まっているとはいえ、なんとか外食機会も増やしていかないと自分自身持たないと思うので、なんとかブログ続くよう体制整えてます。
それまで、更新が不定期で間があくと思いますが、見捨てず今後もお付き合い頂けましたら幸いです。
で、まだまだ新刊の『ラーメンショップ路線バスの旅』【詳細】で朝霞駐屯地へ行った後の話。

近隣には川越街道が走っているので、ロードサイド店でよさそうなのあればと思ったが、駐屯地の辺りはスナックばかりで、後は弁当屋か廃業してシャッターが降りた建物ばかり。定食屋を見かけても、昼過ぎとあって中休み。
こりゃ埒が明かないと、東上線朝霞駅へ歩を進める。そういえば前々から気になっていた中華屋があったと思い出して向かうも、住所地にそれらしき店がない。これはやらかしたか。
しかし、来る時に1軒、ソソる佇まいの町中華があって、頭のなかにキープしていたのだった。中休み入ってやしないか、急ぎ足で駅へ向けて大通り沿いを進むと・・・
外観
おおっ、まだ開いてる!
入口
後楽園【食べログ】
★★★★☆ 4.5
埼玉県朝霞市本町3-1-44

店内ビルの1F、少し薄暗いが、営業中と確かに書かれている。すがる思いで中に入ると、中華屋というより近所の人々の憩いの場的コミュニティサロンというかランチ洋食というか軽食喫茶といった面持ちの店内。ご近所のマダムらしき人らが数人、店のマダムと語らっている。
空いているテーブルに付くと、店のマダムが大きめのグラスにたっぷりとよく冷えた水を汲んで持ってきてくれた。この時はかなり暑かったので、こういうサービスが嬉しい。
テレビはテレビ埼玉。高校野球の埼玉地区予選をやってるのが憎い。
menu
母校がボロ負けしてる試合結果情報を見ながらまっていると、厨房からリズミカルな炒め音が聞こえてきて、油のいい香りがしてくる。

チャーハン¥450+大盛り¥100!
チャーハン大盛り
おおっ、大盛りにしたとは言えしっかりしたナイス盛り! 一見、皿盛りのピラフタイプで量がそんな多く感じられないが、底が深い皿で、そこにたっぷり盛られているので相当な量。
チャーハンUP
ご飯がパッと見ダマのようだが、しっとりした米がくっついてるだけで掬うと、ホワンと湯気を立ててホロっとほろける。食べてみると、水気を残したご飯の甘みと、しっかり炒まった適度な油の香ばしさが口中で合わさって、ザしっとりチャーハンという旨みが溢れる。ホクホクご飯はやっぱイイね。
具は嬉しいナルトの他、チャーシューも結構入ってて、デフォでワンコイン切ってるチャーハンとは信じられない!
味付けも適度な塩気メインでシンプルなので、サクサク食べられてあっという間に完食。付け合せのスープも中華屋定番の味でさっぱりできた。

会計時、朝霞駐屯地帰りで空いてて助かったと伝えたら、中休みなしで営業してるからね、とのこと。こういう店が町に一つあると本当に助かる。
ホックリした気持ちで、この後のバス旅に望むのだった。
肉天ぷらもアルコールもあるし、今度は飲みか、それとも開化丼か。
ともあれ満腹満足。これぞ町のホっとステーション。ウマシ! ごちそうさまでした!!

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前回のスパ銭【過去記事】後に寄った中華屋をば。

湯処葛西を出て、さて、折角コミケ一人打ち上げ状態だし風呂上がりだしってことで、一杯飲んでメシ食って帰りたい。とはいえ時期はお盆。チェーン系以外はまず開いてないと思った方がいい。案の定、スパ銭の斜向かいの中華屋はお休み。環七に出たところに気になる中華屋をマークしていたので、そこやってなかったら駅近くの大勝軒にしよう。風呂にいたニイちゃんも大勝軒行くって言ってたから、開いてんだろう。
トボトボ夜の住宅街を横切る小さなバス通りを歩くと、ネオンと騒音が近づいて来た。やっぱどこに出ても環七って環七感あるよね。特に夜は。
ここから少し南下すると、ビルテナントだろうか、何軒か飲食店が連なってて開いてる。最初に出会ったのは目的と違う中華屋だったが、これで保険が出来た。
合合環七
さらに少し進むと同じようなテナントが幾つかあってそこに目的地を発見!...って、えぇ、外に派手なメニュー写真がベタベタと...てことは大陸系!? リサーチ不足だったか。でも他に行っても今日やってるところは似たり寄ったりだろうし、折角ここまで来たんだと、エイッと飛び込んだ。
合合外観
中華料理 合合【食べログ】
★★★★★ 5
東京都江戸川区中葛西8-21-14

案の定、片言の日本語でお出迎え。厨房にも中国人らしき料理人が2人、忙しく注文を捌いているが、威勢よく如何にも出来そうな鍋さばき。店は地元らしき客でほぼ満席状態。外見に反して中はデキそうな空気に満ち満ちている。
入口すぐのカウンターが開いてたのでそこに着く。席の下はダンボールとか置かれ鞄置けなそうな感じも如何にもか。
卓上にメニューがあるが、厨房との仕切りの壁にも手書きメニューがあって、そこにニンニクチャーハンなるヤバいワードが記されていた。これ絶対スルーできないやつじゃん。
興奮を抑えつつ、まず飲み物とパウチされたドリンクメニューを。

グラスビールとかでいいんだけどもと見ると、なんと生ビールのジョッキが250円!? マジか。それだろ、とオーダー。
合合ルービー
細めのジョッキながら十分な大きさがあり、250円とはとても思えない。本当にいいのか、なんだか申し訳なくなってくる。そう思いながら飲みつつ、周囲に目をやると、大抵の客は数人で来て一品料理をつまみに飲みながらワイワイやっている。空芯菜だろうか、青菜の炒めもんとかメッチャうまそう。
合合メニュー
う〜ん、ここは数人でシェアすべき店か。少し飲んで、後はチャーハンのお供にとビール頼んだか、こうなるとツマミが欲しくなる。さっきニンニクチャーハンの上にニンニクの揚げなるメニューを発見してしまい、頼もうか悩んでいる。ここはチャーハンの量しだいだな。
と思ったら、目の前にチャーハンが運ばれてきた。おおっ、これなら追加しても食べられそうだ・・・ってあれ? なんかカレーの臭いするぞ! と思ったら、別のお客さんのだったようで、店員がさっさと下げに来た。危ない、口に運ぶところだった。だが幸い、チャーハン量もわかったし、このタイミングで追加オーダーもできた。

というわけで、暫くしてニンニクチャーハン¥600の登場!
合合ニンニクチャーハン
運ばれた瞬間に鼻腔を突くニンニク臭がもうヤヴァイ!!
ぱっと見でも伺えるが、茶色いチャーハンを解すと、中にもニンニクがゴロゴロはいってるのがわかる。
見た目からしてマズイ訳なさそうだが、口に入れた瞬間、確信に変わった。そんな柔らかくはないが適度に水気を帯び、中のほうは蒸されてホクホクとしたチャーハンに出来上がっている。色が濃い割りに味付けはおとなしく、油っけも控えめで、サクサク食べられてしまう。
合合ニンニクチャーハンUP
解してわかったが、皿の形状と盛り方的に少なく見えただけで、量は一般的な大盛りくらいある。そして芋状にホクホクになったニンニクは、意外と臭みがなく、刺激としては隠し味的なポジションに留まっている。が、全体に食欲を増進させる要因しかなく、食べやすさも手伝って、あっという間にチャーハンの山がなくなっていった。

あまりに夢中に食べていたので、ちょっと残していたルービーが余ってしまった。
そこに、ナイスタイミングで、ニンニクの揚げ¥100が登場!
合合ニンニク
おいおい、丸々1個で百円って!? ここ大丈夫か。とはいえ出してくれてんだから有難く頂戴する。殻ごと素揚げにしてあって、外側の薄皮が縦にスッと筋が入り、そこからパカっと中のニンニクが出てくるって寸法。
さっきのチャーハン同様、ホクホクのニンニクで、これだけ単体、もしくはチョット塩をつけるだけで十分食べられる。う〜ん、ここぞとばかりにニンニクを堪能してるな、自分。
一緒に出てきた味噌はそのまま食う。東松山式やきとんの味噌ダレ状態で、ショッパイ味噌だけで十分酒のアテになる。これを舐め舐めルービーを飲むのが格別。いいね〜

というわけで、オレ的ニンニクコース完食。会計はメニュー通り千円で釣りが来た。当然なんだろうけど、改めてスゲーな。
思い切って飛び込んで大正解。最高のコミケ明け風呂上りメシとなった。こりゃまた平日の風呂からの複数人での中華ってルートで来ないと、なんて思いつつ、環七沿いの駅までの道のりを歩くのだった。
というわけで、満腹満足! ウマシ!! ごちそうさまでした〜

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少し前にホープ軒本舗を第1回に取り上げた『ラーメン系譜学』とは別に、町中華メインのインタビュー記事もメシ通でやることなりやした。
●板橋「丸鶴」は“しっとりチャーハン”を愛する者の聖地である【下町の町中華】
岡山さん鍋振り

その1発めとして、マツコの知らない世界の板橋チャーハンの時にお世話になった丸鶴さんに、ご主人の職人としての歴史や考え方なんかをインタビューしてきました。大勝軒の山岸さんが登場したりとか、かなりデカい話が多岐に渡ったので、きっと興味持って頂けると思います。是非お読み下さい!

というわけで、未UPの丸鶴メニューを公開!
丸鶴外観
丸鶴【食べログ】
★★★★★★★★★★ 満腹満足!
所在地:東京都板橋区大山西町2-2

インタビューは、以前催した街歩き企画【大山商店街さんぽ〜しっとりチャーハンを実食】の一環として、散歩のゴールに丸鶴で炒飯作ってるところを見せてもらった後、実食しながらお聞きしたもの【この様子は参加頂いた、いたばしTIMESさんがレポート上げてくれてます】

その時に頂いたものと、前回UP記事【過去記事】の後に1度お邪魔した時のものの中で、兎に角印象深かったのが、肉天ぷら¥1000!
丸鶴肉天ぷら
これ、天ぷらは言わずもがな、ソフトながらカリッと揚がった天ぷらで、中の豚肉はホクホクで肉の甘味抜群なのだが、これを付けて食べる用のスープがもう最高! 一度天ぷらを付けて食べたものの、それ以外はこのスープだけ飲み干してしまった。
丸鶴肉天ぷらつけ汁
まぁラーメンやチャーハンの付け合せのスープと一緒なのだが、トロみつけて、ブラックペッパーを散らしてある。これだけでこうも印象が異なるものか!? まず胡椒とともに鼻孔をつくカツオ節の香りが来て、飲むとココんちのベースとなるスープの魚介ダシがホワ〜ンと口中に広がる。
インタビューでこのことも聞いたのだが、やはり人気だそうで、先に催された開店50周年パーティーで振る舞われた際も、先にスープ出すと天ぷらが出来た時には皆んな飲み干されてしまうので、同時に出すようになったという。

肉を食うならインタビュー内でも紹介したロースカツ¥1000がオススメ。
丸鶴ロースとんかつ
キメ細かめのパン粉でしっかりガリッと揚がっているが、衣薄めで、しつこくなく、肉の赤身の弾力とソフトな歯ごたえと赤身の甘みが存分に活きてる。
丸鶴ロースとんかつ断面
千円というと躊躇するかも知れないが、下手なトンカツ屋で定食食うよりお得。何人かでシェアするといいか。

お通し代わりにメンマも頂いたこともあった。
丸鶴メンマ
変な味が付いておらず、メンマ苦手な人でも食べられると思う。という自分が苦手なのだけど、水分多めでジューシーなのに、あのジュワンとくる汁のいや〜な感じがないのが嬉しい。

〆のチャーハンは、何度もレタスチャーハン上げてるんで、チャーシューチャーハン¥850を!
丸鶴チャーシューチャーハン
前は福神漬もついてて、デフォでここまでチャーシューも全体の盛りもよくなかった気がするが、ご主人が変えてないと言うならそうなのだろう。
比率は、米:煮豚が半々というが、明らかにチャーシューが多い気がする。
日によっては胡椒が強い時もあるチャーハンだが、その辺は個人店ということで、何度かレタスとかとびっことか種類を変えるなどして試してほしい。

最後に、チャーハン作られているところの未使用写真をば。
丸鶴チャーハン煽り
この時は3人前を一気に作ってもらったが、玉子→米→チャーシューの順番だったかな、入れていって、コショウ、旨味、そして黒いタレみたいのはXO醤だったかな。
丸鶴チャーハン3つ
ガーッと煽って、ものの3分くらいで完成。

とまぁこんな感じだが、これでもまだまだ食べてないメニューがあって、特に担々麺は外の看板に書かれてるだけあって、イチオシメニューだとインタビューでも仰っていた。というのも、知り合いが勝浦にいて、それキッカケで大山の地元客に愛されるようアレンジを加えた(ひき肉を通常の切った肉にするなど)、オリジナルの勝浦タンタンメンなのだそうな。
そこまで言われてまだ食べてないのも恥ずかしい限りだが、今度こそ食べてまたレポUPしやす。
いやはや、今回も満腹満足! ウマウマシ!! ごちそうさまでした〜

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