カテゴリ: ラーメン全般

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夏新刊『ラーメンショップ路線バスの旅』【詳細】からブログ未UPラーショをば。

志木から埼玉大学を経由して北浦和へと進むバスがある。荒川を渡ってからの道は埼大通りと呼ばれ、日本一長いケヤキ並木で有名なのだが、沿道は家電店やFC系の飲食店(伝説のすた丼まである)が軒を連ねるザ・ロードサイドといった光景となっている。
この中に、ケヤキに埋もれるようにエンジ色の看板を見つけた。
埼大通り
外観
ラーメンショップ 埼大店【食べログ】
★★★★★ 4.8
埼玉県さいたま市桜区栄和4-24-3
県南ラーショ系昨今記事:朝霞店東宮原店青木亭戸田店

ラーショとしては珍しく縦長の作り。こんだけ店が並んでる立地なので仕方ないのだろうが、隣が空いてるので車からでも辛うじて捕捉できようか。
目印となる看板にはこれまでと違って「◯椿」と書かれている。ラーメンショップの1号店の前身が椿食堂といって、現在も椿食品という会社が卓上の業務用ニンニクなどを製造してラーショに卸しているので、その椿と関係ありそう。
店内ともあれ、一部のFCグループは椿ブランドを掲げており、県内の椿に入るのは初めて(東京では鐘ヶ淵で食べたことがある【過去記事】)。
中はL字カウンターメインで、厨房の中のお父さんと娘さんらしき2人が微笑ましく映る。だいぶ前からその存在を耳にするラーショだけに、冷水機のほかテレビや壁などに使い込まれた歴史を感じさせる。朝霞同様昔ながらのラーショの風情を留めている。そういえば、保冷庫にオシボリ詰め込んでるラーメン屋も少なくなったね。
スポーツ新聞を見るとなしにそんなんを漠然と眺めていると、目の前のカウンター上に丼が置かれた。

キャベツラーメンこってり¥700+ミニネギ丼¥200!
キャベツラーメン+ネギ丼
まずラーメン。
キャベツラーメン
キャベツトッピングは結構珍しいんじゃないかな。家系では幾つか名物にしてる店あるけど(ちなみに家系も元を辿ればラーショとなるしね)、試してみたくなった。好きなんだよね、キャベツと豚骨主体のラーメンの組み合わせ。カットされたキャベツがたくさんとほぐし肉状態のブロック状の煮豚がドサっとラーメンに乗っかってる。キャベツは茹でるなりしてシッカリ熱を通さないと硬くて食べるのシンドくなるが、結構柔らかくなってて、緑の濃い部分も多く、いい塩梅。
キャベツラーメンUP
脂多めは「こってり」とコールするらしくそれで頼んだが、ゴロゴロのキャベツと煮豚に背脂が混ざり、独特の自然な甘みが口中でジンワリ広がる。スープはあまじょっぱい透明度ある非乳化醤油スープながら、スープ自体のコクと旨み抜群で甘みもあってかなり旨い! 最後の方飲み干すとややしょっぱさ立つが、キャベツと煮豚と背脂の甘味でバランス取れてる。
麺はやや丸っぽいちょっと粉っぽいもの。柔らかすぎず丁度いい。

サイドメニューにミニネギ丼200も頼んだ。
ネギ丼UP
深さのある丼でビビるが、ご飯は少なく、甘辛の定番味のネギに細切れチャーシューが定番の旨さ。ネギ丼は温かい米に限る。

サクッと比較的あっさり食べられるが キャベツと煮豚が思った以上にボディブローのようにきいて、最後はかなりお腹がきつかった。非乳化でここまで満足度があるのはそうそうないのでは。古くから耳にするのも納得の一杯だった。
いやはやバス乗り継いで来てヨカッタ〜 ウマウマシ!! ごっそうさんです!

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順番が前後してしまったが、10/28(土)おもしろ同人バザール@神保町【公式サイト】の事後報告ということで、神保町〜水道橋間でずっと寄りたいと思っていた店にやっと行けたので、報告しておきたい。
イベント当日、折角はじめて参加するので新刊をと、神保町界隈で食べた店の過去レポをまとめたコピー誌を出したのだが、その前日、製本作業中に神保町二郎の閉店を知るというね(後に移転と分かるのだが、さらにさぶちゃんまで閉店というね)。
個人的には苦手な直系だったので、思い入れのある人が多い店を前にどうこういえる立場にないのだが、当日イベントに向かう途中に前を通ったら凄い行列になってて、なるほどなぁと思うと同時に、なんか申し訳なく思えてきちゃって、足早に会場に向かうのだった。

会場は駅的には九段下に近く、専修大学のスグ北側なのだが、実は専修大学正面はこの時初めて通った。近くは何度も通ってるのにね。昔勤め先から斑鳩行くときとか。
で、ここで初めて町中華のたいよう軒の前を通って、あぁ、ここにあったのかと。コチラの半チャンラーメンがファンが多く、ずっと来たいと思っていたのだ。でも神保町界隈は土日休みの店が多く、この日も土曜だったので諦めていたが、なんと土曜は開いているようで、営業中の札が出ていた。帰りはたいよう軒で決まりかなと思ったのだが、いざ帰りになると雨が強く、ドトールで一息つきたかったので、歩いていける距離が短い水道橋方面の未訪店にすることに。

というのも、こっちにもずっと噂を聞いては行きたいと思っていた本格長浜豚骨の店があって、調べると土曜もやってるとのこと。
白山通り方面へ斜めに走ってる道があって、これが水道橋へ行くのに便利なのだ。この辺はよくとんがらし【過去記事】などに行くときに利用してたので、覚えていた。
斜めに進むと、六叉路の角っこに、店が見えてきた。おおっ、やってるやってる!
外観
正面
ひらさわ【食べログ】
★★★★★ 4.5
東京都千代田区三崎町2-16-10

店内はカウンターのみのようで、土曜の雨の日なので先客は1人と寂しい感じだが、ゼロよりいいので少し安心した。後からもう1人入ってきたしね。
傘を仕舞って入口脇の券売機へ。なんとこの立地で今時ラーメン650円はリーズナブル。しかも土曜でも替え玉1玉とライス無料とは。
ポチッとして適当な席につき、厨房に一人おられた店主らしき方に渡す。すると、ライスは?と聞かれたので、あ、替え玉の方で…と告げると、替え玉だけですね、と返された。あれ? どういうことだ??と不思議に思い、店内の掲示をよく見ると、替え玉かライスのどちらかが無料というよくあるサービスと思い込んでいたのが、ライスも替え玉も無料となっていた。本当!? 大丈夫かと心配になるレベルだが、折角なのでご厚意に甘える。

で、やってきましたラーメン粉落とし¥650+サービス半ライス!
ラーメン半ライスサービス
具のキクラゲややや泡立ったスープに極細麺と、構成は博多長浜豚骨そのものだが、なんだか違和感が・・・あ、スープが黒い!
ラーメン
煮込みまくって茶濁したというより、もろに醤油ダレの色が出てる。あれ? 以前みたコチラのラーメンの色って、白っぽくて、よく見るとダシ殻的痕跡が見受けられるタイプじゃなかったっけ。と思って某師匠のブログみたら【参照記事】、やっぱり黒っぽかった(^^ゞ
スープUP
ともあれ、まずスープからズズっと行かせてもらう。うん、濃厚〜。十分満足度の高いスープだが、なんか、一時流行ったドロ系豚骨魚介のような、何日も煮込んだというより、ミキサーかどうか知らないけど、骨を事前にかなり粉々にして煮出したような、日の浅い独特のザラ感を感じる。脂としっかり乳化したようなネットリ系のまろやかさがチト乏しいというか。どう作ってるかわからないので無責任なこと言えないけど。
麺は極細というより若干太めで、粉落としでモキモキとした歯ざわりがあって、やっぱりこれ系が好きだわ〜と再認させられた。チャーシューも柔らかくて、キクラゲの食感もよく、十分博多ラーメンしてはいる。
でも、塩っぱくはないけどやっぱ味付けが醤油なんだよね、たぶん。一部醤油ダレもあるけど、向こうは塩ダレが主流だから、なんかしっくりこない感じがしてしまう。でもまぁ東京でやるにあたって、こっちの味に多少だけど寄せたのかも。似たようなのでは千石の十兵衛【過去記事】とか。あれはもっと醤油をハッキリ効かせて、和歌山ラーメンみたいなアプローチしてるから、これとはまた違うんだよね。
ライスおじや
なんだかんだいいつつ、頂いたライスにスープかけてニンニクちょっと垂らしておぢや風にして食べるとやっぱり美味しい。
サービスの替え玉も粉落として頂く。
替え玉
丼にドボン方式じゃないから、麺だけ食べられるが、粉落としの硬麺のモキモキ感がより味わえる。
しっかり湯切りされてるようでスグ麺が固まるので、早急にスープにドボン。
替え玉ドボン
かなり少なくなったスープと替え玉で1:1くらいのバランスで完食できた。
ずい
最後、丼の底に髄も結構確認できたし。

なんかチョット不思議な、満足に一歩寸止めを食らったような感覚になってしまったが、そんなの長浜豚骨に異常な執着がある自分がいけないのであって、未だに東京に蔓延るなんちゃって九州とんこつや、凋落した嘗ての人気長浜豚骨店に比べれば、十分濃くてしっかり豚骨してる。この店なりのアプローチの長浜豚骨として、もう十分な一杯になってる。
これを維持するご主人の努力を考えれば(さらにこの値段とサービスだから頭が上がらない)、自分がこうしてやってるブログ記事なぞ鼻クソみたいなもんなので、気にせずお客さんには堪能頂ければと思う。
以上、戯言失敬。十分すぎるほどウマシ! ごちそうさました!!

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10/28(土)はおもしろ同人バザール神保町【サークルブログ】【公式サイト】
拙ミニコミ同人誌は通常、夏と冬のコミケで新刊を出して参加しているのだが、これまでも何度かコミケ以外の即売会に参加してきた。しかしここ数年疎かにしていたが、土日時間取れるようになったので、久々に参加してみることにした。
自分がやっているタイプの本は、評論・情報系といわれ、二郎巡りなど食べ歩きレポート以外にも怪しい缶ジュースを集めたり、自販機うどんなどのオートスナックを紹介する食べ物系以外にも、色んな独自研究をしている、いわば勝手に夏休みの自由研究をやっているような人たちが本を作って集まるようなジャンルとなっている。
なかなかコミケに行けない人、行ってみたいけどなんか怖そうと二の足踏んでいる人など、神保町は古本祭り開催期間なので、ついでに是非覗いてみて頂きたい。
というわけで、当日持ち込む直近刊『ラーメンショップ路線バスの旅』【詳細】から、1つラーショネタをば。

宮原ラーショはニューシャトルの駅高架直下というチョット変わった立地にある。高崎線の宮原へと続く道路沿いにあり、駐車場も完備されているので、ラーショらしく車でのアクセスのよさも兼ね備えている。
ロードサイド
場所柄薄暗く映るが、派手めのライトに浮かび上がり、郊外のラーショ感がかえって際立って感じられる。
外観
ラーメンショップ ニューシャトル東宮原駅前店【食べログ】
★★★★★ 4.8
埼玉県さいたま市北区宮原2-109

店内はほぼ正方形の厨房をL字カウンターが取り囲む他、小上がりも充実していて、スエット上下の地元ニーチャンネーチャンがタバコ吸ったり飲んだりしながらマッタリしている光景に出くわす。コッチがラーショの正しい客層ね。余所者はカウンターの端に陣取る。
威勢のいい兄ちゃん店員が主人のようで、フロアにはそのお母さんらしきマダム。カウンターは仕切りのない由緒正しきラーショタイプなので、上部の品書きなどキョロキョロしているとご主人に睨まれてるようで、アウェーの洗礼を受けてる気がしてくる。
店内
にしても猪木の闘魂タオルみたいなラーショの布、ほしいよね〜
メニュー
ネギトロロ丼なる丼メニューがあると聞いていたのでそれを探していたのだが、聞いてみると終わったという。ならば王道でお願いする。

ネギラーメン¥730!
ネギラーメン
俄かに乳化した茶濁した超オールドスタイルの豚骨醤油スープ。失礼ながら見た目的にそう期待してなかったが、飲んでみるとこれが絶妙なバランス重視の一杯! 豚骨のダシが嫌味ないほどに円やかに出ていて、タレも立ちすぎず、背脂粒が小さくもしっかり固形で甘みもバツグン。ややぬるいが、かえってここんちのジンワリくるスープが堪能できる。
ネギラーメンUP
麺は細めの、角ばったストレート。最初はノーコールで硬めだが、次第にちょうど良い硬さなり、最後はネギと背脂とスープクチャクチャ状態にして三位一体になったのを楽しめる。器は白いが定番の底浅タイプ。チャーシューは赤身主体で大きくなく厚くもないがトロトロで実によく煮込まれている。ネギは味付けは甘めだがやや辛味も残っていて、いい塩梅。わかめは通常タイプだったが。

具も麺もスープも全体のバランスが素晴らしい。ラーショ云々抜きにしても、郊外のロードサイド豚骨醤油の王道という味で、これが今、堪能できる喜びを噛み締めつつ店を後にするのだった。
ラーショの中でもかなり好みのタイプっつーことで、ウマウマシ! ごちそうさまでした!!

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先日、東京ラーメンのルーツを辿る手前のメシ通連載「ラーメン系譜学」の新記事はUPされた。今回はこれまでのこってりから一転、つけ麺のルーツを辿るということで、代々木上原大勝軒にお邪魔した。
代々木上原大勝軒メシ通
名門「大勝軒」のルーツはどこに?代々木上原のレジェンド2代目が語る、つけ麺誕生の秘密【ラーメン系譜学】

つけ麺というスタイルの元祖は東池袋大勝軒のもりそばと言われているが、山岸さんが中野大勝軒に在籍していた頃に従業員の賄いとして皆で作って食っていたものが中野大勝軒でメニュー化され初めて客に提供された。中野大勝軒はその後、本店の機能を代々木上原に移していて、中野の大勝軒はその支店という位置づけになっている。
確かに、後につけ麺と呼ばれるスタイルの食べ物が生まれた現場に山岸さんがいたことは間違いないが、中野で大勝軒を創業した坂口さんの店は代々木上原に移転してずっと営業を続けているので、後につけ麺と呼ばれる食べ物のスタイルが誕生した地、中野大勝軒のルーツという意味では、代々木上原大勝軒となるのが本筋だと思うのだ。
そういう想いがあって、その辺の詳しい事情を聞くべく、今回は代々木上原をセレクトしたというわけ。つけ麺というともうすぐ山岸さんでしょ? 間違いじゃないんだけど、元々の本家本元はどー思ってんのかってのがずっと引っかかってたのだ。
詳しくはメシ通の記事を読んでもらいたいが、山岸さんの特製もりそばっていうと、結構豚骨など動物系のダシが強く出て、スープが白濁してドロっとこってりしている。東池袋にあった頃でも後期はライトな方向にシフトして、元々の濃さを保っていた滝野川も初代の飯野氏が抜けて、またちょっと違う方になって、東池袋大勝軒もそんなにつけ汁が濃いという印象は持たれていないかもしれないが、それでも中野大勝軒に端を発する、丸長のれん会(公式サイトに【系譜図】あり)のつけそばに比べると全く性質を異にするつけ汁になっている。
東池袋が本来の濃さをキープして丸長がライトになったのか、それとも丸長のライトさが元祖の味に近いのか、それがハッキリしただけでも、今回のインタビューの大きな収穫になったと思う。

というわけで、現在の代々木上原大勝軒のつけそばについて、詳しくレポしてみたい。


代々木上原というと昨今は随分と小洒落た街のイメージが付いたが、実際に言ってみると古い商店街が駅から坂を上るように伸びていて、小田急や千代田線沿線の街に住む人の嗜好に合った店が、商店のあった場所に新たに入っていて、今の形ができたんだなと分かる。
そんな中の、今ではビルに建て替えられているが、店自体は街でも最も古くからある、代々木上原大勝軒へ。
代々木上原大勝軒外観
代々木上原大勝軒おみやげコーナー
大勝軒 代々木上原【食べログ】
★★★★☆ 4.5
東京都渋谷区上原1-17-11

入口脇には持ち帰り用の窓や手書きの定食メニューが並び、ラーメン専門店といより中華食堂的な雰囲気。
1Fは右手にカウンターが伸び、左手にテーブル席が沢山並ぶという、正しく中華屋や食堂といった趣き。
代々木上原大勝軒1F店内
今回2Fにお邪魔することになったが、2Fは多人数スペースで小上がりもあり、まるで居酒屋のよう。
代々木上原大勝軒2F小上がり
席につき冊子状のメニューを開くと、麺類の他定食や炒め物などの一品物がズラリと並ぶ、まさに食堂というラインナップ。
メニュー
メニュー炒め物
メニュー一品
さらにアルコール類も充実し、居酒屋に迫るメニューの豊富さ。しかもどれも異様に安い。代々木上原という街にいるのを忘れてしまいそうだが、こっちが本来の姿なのだろう。
ちなみに、中野の店はラーメン・つけそばの専門店で、こっちが中華食堂的な役割を担っている。丸長系はラーメン専門店というより町中華スタイルの店が多いのも、こういうところから何となく窺い知れる。

さて、注文した一番シンプルな、つけそば太麺¥520+税を頂くとしよう。
代々木上原大勝軒つけそば
器が大きいが、つけ汁自体の量は少なめ。それでも麺はデフォで200gあり、これで520円は驚き。
代々木上原大勝軒麺リフト
まず麺から頂く。細麺も選べるが、太麺は中太で柔らかめのソフトな触感ながら、粉の風味がしっかり感じられる、優しくも主張のある味わい。東池袋のちょっと玉子っぽいようなツルツルの感じとは別モノ。あれはあれ、これはこれだが、この値段でこの麺が食えるのは贅沢。麺だけで幾らでも食えそう。
代々木上原大勝軒つけ汁に麺付け
つけ汁は、他の丸長のれん会【参照過去記事:栄楽】は元より、西台などの丸長系大勝軒【過去記事】と比べても色味が薄い。元々、単にラーメンと麺とスープに分けだけのような見た目のつけそばで、西台や勝田台のようにつけ汁だけ醤油が濃いめだったり、目白のように酢が効いていたりしているが、ここのはタレもかなりラーメンよりのバランス。麺が単体で味わいあるだけに、つけ汁としては正直弱いように感じる。信州中野の丸長でもそうだったが、好みで濃いめに出来るので、そこは地域性というか客層(こういう作りなのでファミリーや年配も多い)に合わせていて、濃いのがいい人は濃い目で頼んでねってことなのだろう。今度来たら絶対濃いめだ。
メニュー好み
具はネギやメンマの他、短冊切りされたチャーシューもちゃんと入ってる。麺と絡めても食べやすくこう切ってあるのだと思うが、つけ麺にはこういうのが合うね。赤身の柔らかいのの適度にムチッと歯ごたえのある食感が、肉の旨みが感じれられていい。
と、ここまでは東池袋や濃いめの丸長に慣れているからか、つけ汁が物足りなかったが、最初からポットで出される割りスープを入れると事態は大きく変化する。
代々木上原大勝軒スープ割り
シンプルながらキチンと取られた動物系と野菜のダシがじんわりと感じられるようになり、グンと俄然旨みが増す(大勝軒のHPにレシピがビックリするほど明らかになっている【大勝軒のこだわり】)。ポットにたっぷり入ってるので、たくさん割ってスープ割りを堪能。
そして空になったつけ汁の器に、余った割りスープを投入。
代々木上原大勝軒割ったスープ
基本ダシ自体に味はないはずだが、ふんわりとした味が感じる。これ単体で全然飲める! こういうのが自分は好みなんだよなぁ〜
ちなみに、持ち帰りもできる。こんな感じ(写真は2人前)。
代々木上原大勝軒お土産用

ラーメン細麺¥520+税も頂いたが、こっちはダシとタレのバランスが取れてて、さっぱりした中に一口でダシの味わいが感じられる。
代々木上原大勝軒ラーメン
麺は細麺にしたが、細くても自家製の風味が生きてるし、最初はラーメンでこちらの基本の味を知るのもいいかも。ちなみに背脂は代々木上原店のみのオリジナルだそう。

インタビューの中で坂口氏は、つけそばの基本はこの代々木上原店のが創業当時から変わらない基本形だが、まるきり創業当時の味ではなく、食糧事情が良くなるとともに、現代風に材料を贅沢に使うなど、変化はしているという(当時まんまの味だったら今の人は食べられないだろうといっていた)。それでも、この基本形のさっぱり味は、昨今のつけ麺の基準(たぶん青葉武蔵以後ということだろう)からすれば物足りない、薄く感じられるのではないか、ということを仰っていた。確かにその側面は多分にあるだろうが、このスープ割りを飲んで、つけ汁を好みの濃度にして、割りながら愉しめば、今でも十分通用すると思うし、基本のスープの旨みがあるのだから、それさえあれば絶対に廃れない味だと確信が持てた。
現状の万人向けのスタイルを一口だけで一蹴せず、どうか色々自分好みの味を探るように楽しんで頂きたい。炒め物の定食も飲み利用も試してみれば、つけそばの間口の広いスタイルも自ずと理解できるだろう。ただ1つにこだわるだけでない、こういう生き残り方・歴史の続き方もあるのが、ラーメンの多様性ではないだろうか。
いやはや、いい体験が出来た。しみじみウマシ! ご馳走様でした。

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C92カラー夏コミ無事終了、ありがとうございました!!
自前のクラウドファンディングにご協力頂き、何とか『ラーメンショップ路線バスの旅』が発行でき、コミケ当日は持ち込み分全て完売することができました。感謝してもしきれません。
クラウド…の返礼品、通販分は全て発送完了し、新たに募集した通販分も全て終了しました。ありがとうございました。
『パトめし!×∞』は完全受注生産で、一部委託先のみ納品完了しています【委託先一覧:下部】
というわけで、委託納品の途中にもよく前を通る店のレポをUP!

大塚駅はスリバチ状の一番底にあって、大塚を通過するには急な坂を登らなきゃならないんで、なるべく通りたくない場所だ。チャリであれば尚更のこと。
なので余り得意な場所ではないが(たまに行った店が臨休だったりハズレだったり閉店したりってことが異様に多いこともあるのだが)、千駄木で仕事していた時に、池袋に用事があると大塚通るのが一番近道なので、なるべく坂が少ないルートを探し出して通っていた。そのルート上にあったのが、北大塚ラーメン!
北大塚ラーメン外観
警察署の向かいにかなり年季の入った看板建築が並ぶ一帯があって、最初は古くからの町中華なのかなーと思っていた。惹かれていたのだが、午前中は仕事前で時間なく、夜に通ると閉まっているので、入るタイミングを逸していた。
そんなある日、暫く開いてる様子がないなと思ったら、隣の物件で真新しい感じにオープンしていた。それから少し立った頃、昼に通ると行列ができるようになっていた。どーゆー店なのかと不思議に思っていた頃、食べた人のブログを見る機会があった。すると、中華屋ではなくラーメン専門店のようで、背脂多めにするとかなりいい感じのビジュアルになっていた。
これは行くしかあるまい!と誓うこと数年。ようやっと行くことが出来た。
北大塚ラーメン正面
北大塚ラーメン【食べログ】
★★★★★ 5.0
東京都豊島区北大塚1-14-1

店内は白い壁に真新しさが感じられるものの、L字カウンターのみの狭小店で、モンゴル人というご主人と奥さんらしき女性で切り盛りする完全な個人店の雰囲気が心地いい。
入口で食券を求め、着席する際に脂多めと告げるも、脂多めはやってないとのこと。ならばと麺中盛(無料)でお願いする。なにか理由があって、今は脂マシやらなくなったってことだろう。
久々にラーメン専門店のカウンターに座り、ご主人が調理している様をマジマジと見る機会を得た気がする。好きなんだよね、職人が仕事している手際見るのは。すると、奥の寸胴で醤油ダレに漬け込まれた大量のチャーシューが目に止まった。これが実にウマソー! こういうの見ると一気に食欲が増進させられるよね。
麺あげをして、丼によそうのだが、丼の大きさやスープの量に対して麺の量が明らかに多い。麺を入れるとスープがヒタヒタ。そこに具を乗せるもんだから、見ていてこぼれないかヒヤヒヤする。あれが有料の大盛りくらいの量かなぁなんておもっていた丼が目の前に運ばれてきた。

ラーメン中¥600!
北大塚ラーメンラーメン中盛
えぇ、これ中盛ですか?? 200gというがスープの中は殆ど麺状態。食えるかなぁ。
恐る恐る箸をつける。スープは見た目、あっさりとしたフツーの醤油ラーメンのようだが、飲んでみると肉肉しい厚みのある旨みで溢れている。骨系じゃなくて肉系のダシかな(豚骨らしいというが)。脂がなくても十分コクがあって飲みごたえある。これは背脂マシでなくてよかったな。
北大塚ラーメンラーメン中盛UP
麺もパッと見は中太の柔らかそうな代物ながら、食べるとコレがパッツンパッツンの麺で、粉っぽくポクポクとした低加水の食感。伊藤【過去記事】とか八王子のタンタン【過去記事】みたいなタイプ。これはモロ好み。
チャーシューメン頼んでないよと言いたくなるほど乗せられた角煮のようなゴロゴロチャーシューはトロトロで実にジューシー。適度に脂身もあるが、この量でもペロリと食べられてしまう。スープに油っけがない分バランス取れてるかも。
麺が好みで伸びずにモキモキ食べられるとあって、この量でもあれよという間に完食できてしまった。

このスープにしてこの麺、どストライクな味が大塚で楽しめるとは!? 横着せず、坂道を登ってまた来たい。
いやはや、来てよかった〜 ウマウマシ!!! ごちそうさまでした。

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