カテゴリ: 定食・洋食(含弁当)

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板橋西裏表紙●夏コミ新刊限定セット直通販終了、ありがとうございました!
『裏板橋メシ屋道中記・西地区篇』
80頁ALLカラー ¥900+税 【詳細ページ】

超ドローカル!!完全に大衆飲食店だけを巡った究極の地域密着ガイドブック『裏板橋メシ屋道中記』、1年前の東地区篇の続編がいよいよ完成!
委託先への納品もほぼ終えました。新刊はネットや大型書店、ミニコミ専門店等で宜しくお願いします!【委託先在庫一覧】
というわけで、紹介がてら掲載店を一つUPしておきますか。

東武東上線下赤塚駅。小駅ながら周辺に商店が密集する駅前らしい風景が広がっている。
これまで当ブログでも、じょっぱり【過去記事】や北海道ラーメン【過去記事】など錚々たる名店をレポさせてもらってきたが、こんな業の深さを感じさせる店々に混ざってキラリ輝きを放つのが、南口ロータリーから川越街道へ向かう道の途中にある、とんかつのなみま!

なみま外観
とんかつのなみま【食べログ】 ★★★★☆ 4.8 
所在地:板橋区赤塚新町1-21-10

間口が狭いながら店内の明かりが溢れ良さげなキッチンの雰囲気が垣間見れる入口。
外の黒板にはメンチとチキンカツとコロッケの3点盛りのAランチが790円とかアホみたいな価格で掲示されている。前に何度か前を通っていて、いつも食後で泣く泣くスルーしていたが、改めて店の前に来ると、店名が「なみま」というのに気づいた。ずっと「まなみ」だと思っていた。
店内
店内は白を貴重とした飾り気のないシンプルな空間。創業は1975年らしいが、同い年か。その白い壁にはなにやらナンバリングされたメニューの組み合わせがドバーっと貼られている。
メニュー
(画像が見にくいので、食べログの【メニューページ】を参照をば)
118番のヒレカツ定食が定番らしいが、定番まで117個もめにゅーがあるのか?
聞くところによると、番号は全てあるわけではなく、マスターがゴロで決めているとのこと。メンチカツとコロッケの定食は17番で、よくばり定食は300番台とかなりインフレを起こしているが、ここは外にあったAランチいってみよう!
女将さんに注文を告げると、透明なアクリル板の奥でマスターが調理を始めた。この板は油の飛び跳ねを客から防ぐものだろう。たまに洋食屋で遭遇するね。心地よい油の爆ぜる音がして、それをBGMに待つことしばし。

Aランチ¥790!
Aランチ
おおっ、これはかなり焦げ茶色にハードに揚がってるじゃないですか! これこれ、これくらいガリッと揚げてくれるのが好みなんですわ。見ただけでアガるね(揚げ物だけに)。
カツ
にしても3種盛りのはずが明らかに4個以上あるじゃないですか。この辺のアバウトさというサービス精神はさすがの板橋。
カツ断面
で、チキンカツからガリッといっちゃいやすと、これが思った通りの揚がり加減。外は口が切れるかってくらいアツアツのザクザクで、中はホンワリ湯気が立ち、ジューシーさと旨みを閉じ込めている。メンチは肉汁が出すぎるとわざとらしいが、油気と水気を閉じ込める程度の感じが重要なのよ。
チキンとメンチは肉々しさ爆発で満足度MAXなのは言わずもがな。コロッケは完全にイモ派なのだが、クリームはクリームでもこれはただ熱いだけの汁じゃなくて、クリーミーさと適度なトロミと旨みもあって、これはこれでアリ。オマケのチキンも嬉しい。
ご飯も瑞々しいし、定番の白味噌の味噌汁飲んだらもう満腹。

これはトンカツとか色々食べたくなるが、ヘビーではあるので、飲みがてら数人でシェアするのがいいのかもしれない。そんな日を夢見ることが出来る一皿だった。
いやはやまだまだあるね〜下赤塚に地元民御用達店が。スバラシイ街! ウマシウマシ!! ごちそうさまでした〜

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メシ通の新記事が公開されやした。
溢れる肉汁
大衆ステーキ&ウエスタンスタイルを確立した「ビリー・ザ・キッド」は、なぜ40年続いてこれたのか?

東京近郊で20店舗以上展開する、なにげに広まっているローカルステーキハウスチェーン。子供の頃から幹線道路沿いで怪しげに浮かび上がるウエスタン調の外観に心奪われて30年超。500gの超ビッグサイズハンバーグも名物とあって、ハンバーグ測量士の五島鉄平さん【ブログ】に協力いただき、ついに内部を開陳することが出来た!

近刊『街道のグルメ』でも取り上げたお店だが、誌面とはまた違ったアプローチで記事を作ったので、読み比べてみてほしい。

そして、メシ通は前回、足立区の真のド豚骨スープのドン、もりやの守谷さんに遂にインタビューを取ることが出来た記事がUPされたばかり。
ラーメン系譜学もりやロゴ
関東のとんこつ狂いをとりこにした伝説のラーメン店「もりや」が千葉・松戸で再々スタートを切っていた

こちらも是非、お読み頂きたい。

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8/11(日)の夏コミ3日目に当選し【西2 う-43a ガキ帝国】、今度の新刊は昨夏に発行した『裏板橋メシ屋道中記・東地区篇』に次いで『西地区篇』を作るので、予告的に東地区編の中から、隠れ家的飲みネタをUPしてみたい。

東武東上線中板橋駅の南口。旧街道に出ると、以前UPしたこれまた隠れ家的路地裏中華・博龍【過去記事】に向かう路地のカドに、渋好みの暖簾が掛かる定食屋がポツンと佇んでいる。
外観

正面
かどや【食べログ】 ★★★★★★★★★★ これぞ定食飲み! 
所在地:東京都板橋区弥生町58-3

「ごはんとお酒」と書かれたテント看板にグッと惹かれたわけだが、入店してみたらこれがドビンゴ!
L字カウンターがメインで、店主らしきバアチャンが中に鎮座し、2〜3人座れる卓が2つ、壁には品書きがズラリと並び、焼魚の他お茶漬けまで見受けられる完璧な食堂酒場。常連のオッチャンまでパーフェクト。
店内
カウンターに座るとバアチャンがオシボリを持ってきてくれた。

その場でレモンサワー¥380を注文。
サワーと枝豆
酎ハイ倶楽部のグラスに氷がやや少なめで出てきた。見た目より焼酎が濃すぎず、爽やかにクゥ〜っとゴクゴク飲める。酎ハイが気持ちいいのは、入口上のエアコンの電源が入ってないからだろう。熱中症が気になるが、後から来た常連らしきオッサンも、「焼いたり揚げるもん頼んじゃ悪ぃなぁ」といいながら、「とりあえずビール出してくれれば、後は手空いた時でいいよ」なんていいながら、ゆっくりしている。
自分も突き出しの枝豆をつまみながらテレビを見るともなしに会話を聞いてると、週のうち何日かはお手伝いが来て2人体制だが、今日は一人なので、団体客はすぐ作れないと言って断る体で営業しているという。先ほど小さい子連れが来た時もそういって断っていたが、「商売人としてはそれじゃダメなんだけどね」なんて自嘲気味に漏らしていた。ヨイショと腰を伸ばして棚から食器を下ろす姿を見ていたら、全然好きなようにやってよ〜なんて口にしたくなってくる。

バアチャンが自分と入れ違いに帰った客の皿を片付けてると、もう注文して大丈夫いいというので、オススメメニューにあった鶏の軟骨焼き¥380をお願いする。
チキン
まとまった仕入れでもあったからオススメなのかと思いきや、バアチャンおもむろに冷凍庫から業務スーパーなんかで売ってるような大きなビニール袋を開け、数個を皿に乗せレンチンし始めた。まさかの冷凍がオススメとは。普通ならヤラレタと思うが、なんかこのバアチャンだと許せてしまう。
しかも食べてみると、これが不思議な旨さ。ケンタッキー的なコショウの濃いめの味付けは冷凍の骨付きチキン的ではあるが、ところどころの軟骨がコリコリと絶妙なアクセントで、レンチンとは思えない肉と衣のジューシーさと相まって、ヤバイほどに酎ハイが進む。まさにマジック!

その後に、頼んでおいた鮭焼き定食¥680が登場。
鮭焼き定食
真っ黄色なタクアンに厚揚げ、シャケにもレタスが1枚ペロリンと乗ってるだけだと寂しく映るが、ご飯は多めで厚揚げも甘辛でよく浸ってて、ちょっとずつ色々食べてという心遣いが嬉しい。
鮭UP
で、肝心のシャケだが、これが見た目より身厚でプリップリ。シャケって貧相なものはとことん貧相で焼き具合によってはヒョロヒョロになってさらに貧相になるんだけど、これは実によくふっくら焼けてますわ。醤油ちょっとだけで十分。シャケの甘みが感じられ、パリッパリに焼けた皮も美味。
これを瑞々しく柔らかめに炊けたご飯と一緒に食べる幸せったらない。途中からちょっとレモンを絞ってもよし、別れが惜しくなるほどにあれよとなくなり、完食。

帰りしな、川越街道から路地抜けて中板出る時に見つけて来たが、来れて本当に良かったと告げたら、それは嬉しいわ〜と言ってくれて、世辞でも嬉しかった。
まぁね、細かいこと言う人は言うだろうけど、そういう次元じゃなくて、兎に角全体的にキュート。店の醸し出す色がある。涼しくなったらゆっくり飲み食いしに来たい。
こういう出会いがある夜は最高やね。ウマくてシミますわ。ごちそうさまでした。バアチャンお元気で。

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いよいよ5/30(木)、辰巳出版より拙著『街道のグルメ』が発売となる。
190520_kaido_low_plusOBI5/30(木)発売
刈部山本
『街道のグルメ
〜国道・都道・県道ローカル&昭和な味わい巡り 関東版』

タツミムック オールカラー144P ¥1500+税

【Amazon】等ネット他、書店にて
郊外ロードサイドで花開く、ドライブインから中華食堂・大衆食堂・ローカルチェーン・ご当地グルメまで、メディアでほとんど取り上げられない、地元民から愛されて続けている土着型大衆食店がついに白日の下に!
これまでにない1冊になっていると思います。【書籍詳細ページ】
発行記念ということで、本への掲載を見送ったお店を1店UPしておこう。

今年の初春、ナゴヤドームに荒木雅博引退試合を観に行った翌日、名古屋から鈍行で静岡に寄りつつ帰った時、夕飯をどこで食べようかと以前から気になっていた店を思い出し、茅ヶ崎から相模線に乗り込んだ。
相模線自体、実は初めて乗った。だいぶ前にある人がこの沿線に住んでて、茅ヶ崎という名前のイメージとは違って田舎の路線って言ってた気がするが、単線で扉もボタン開閉式とあって確かに田舎の電車感ある。

今回とは別の用事でこの後に沿線の海老名にいったことがあるが、駅に繋がる商業ビルが立派で、全く単線の駅っぽくないが、この日に降りた門沢橋という駅は片側1ホームのみで無人。鶴見線とかにあるICカードをタッチする機械が1つ、ポールの上にくっついてるだけの改札を抜けると、相模線をオーバーパスする陸橋の脇に出る。

この相模川へ出る県道に沿って歩くと、店内から漏れる明かり以外に看板を照らす照明もない食堂が現れる。
県道沿い

店前の駐車場には車が多く止まっているので、地元で人気の店なのだろう。
店前駐車場

外観
食堂しげみつ【食べログ】 所在地:神奈川県海老名市門沢橋844-4

入ると案の定、ほぼ満席状態。一人なのでカウンターに座るべきだろうが、常連の合間に1〜2席空いてる程度で、テーブルはかなり空いていたので、食事だけして帰ることもあってテーブルにさせてもらうことに。
家族経営なのだろうか、オネエサンがお冷を持ってきてくれたので、カウンター上部に並ぶ品書き(写真は食べログにあるのでそちらを参照をば【食べログ|内観写真】)の中から、定食を選び注文を告げる。ちょっとツッケンドン気味な塩対応(最近言わないよね)だが、夜のピークタイムに来た余所者じゃしゃーない。
食堂といえども、客の殆どは酒を飲んでいる居酒屋状態。食堂が地元客相手に営業を続けていると大抵はこうなる。夜しか営業しないのもそのためだろう。
小上がり側の壁にはつまみメニューが並び、日替わりの一品の掲示もある。
これはそのうち落ち着いて飲みに来ないとね。

ともあれ頼んだ、タマネギニンニク炒め定食¥700がやってきたので頂くとしよう。
タマネギニンニク炒め定食
玉ねぎニンニクという響きにヤラれて頼んだが、出てきたそれは玉ねぎとニンニクに豚肉少々という潔さで、まさに望んだ通り!
タマネギニンニク炒めUP
食べてみると、飴色によく火が入ってシナシナになった玉ねぎが甘くて超絶炒まり具合! 焦げ目もついて苦甘。タレは濃いめで味付けは結構しっかり甘辛く、若干甘みが強いか。そこにニンニクがかなり多く入っていてガツンと効いている。鷹の爪もちょっと入ってアクセントになっていて、ニンニクの刺激と玉ねぎや豚肉の甘さとのバランスがタマラナイ!
これがご飯に合わないわけがない。味噌汁もお新香も合うが、これは単品でチューハイにも絶対合うでしょ。

量的にはそんなに多くないが、全部食べた時の満足感はしっかりある。本当にこれだけで帰るのは後ろ髪引かれるが、この日はもう帰らないと終電も怪しいので仕方ない。
食べる前にも感じたが、これは必ず飲みに来なければなるまい。こういう地元客でいっぱいの店は、人がたくさん来られても対応できないし、これまで店を支えた常連が入れなくなることを恐れて、まず取材など受けないのが常だが、やはりNGだった。
こういう店があるということは幸せなことだ。駅から降りた人々は脇芽も触れず家路についていたが、こういう店の有難みに気づいた時には閉店してるというパターンも多い。気になったら是非足を運んでみてほしい。
いやはや大満足! ウマウマシ!! ごちそうさまでした〜

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多摩エリア発祥の、ニンニクがガツンと香る豚肉とご飯タップリのスタミナ源、すた丼。
すた丼玉多摩エリアのローカルめしだった「すた丼」は、なぜ世界のSTADONになりえたのか【スピリット継承】
発祥の秘密と、全国規模にまで展開するに至った経緯を聞いてきやした。

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