カテゴリ: 定食・洋食(含弁当)

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豊洲移転で、先だっては火事もあって(ニュース映像みて「井上の近くじゃん!」と思ったら本当に火元が井上でビックリした【ニュース記事】)何かと話題の絶えない築地だが、場外に限らず周辺には倉庫が多く、銀座にほど近いながらガテン系の兄ちゃんを当て込んだような飲食店を見かける。
そんな中に、元牛乳屋かと思わせる乳販店なる看板を掲げる一軒がある。
ほわいと乳飯店入口
ほわいと乳販店【食べログ】
★★★★★ 5.0
東京都中央区築地6-7-9

しかし店頭に並ぶのはどーみても弁当。この辺はオフィスも多いので、兄貴達以外にもOLが昼飯を買い込みに来る光景をよく見かける。昼どきだけ、店頭にテント出して弁当を売る店もよく目にする。
そうした弁当屋が居抜きで看板そのままに営業してんのかと思いきや、実は歴とした牛乳屋だったようだ。そこが手作りの本格的な弁当を出しているようで、言われてみればミルクスタンドや街の牛乳屋でもサンドイッチといった軽食も売る店が以前は結構あった。そういうノリなのだろうか。

昼ピークを過ぎた辺りなので、あまり残っていなかったが、日替わりのシャケ弁や唐揚げ弁当など定番が一通り揃っている。400円台がコア価格帯のようだ。
奥に厨房のようなカウンターがあり、そこで弁当を渡して会計。
予めご飯は入っておらず、ここでよそってもらう。卓上に4種類程のふりかけが用意され、ご飯にかけて渡すと、オカズと2段重ねの弁当が完成。
メニューは他にカツカレーやオムライスなんてのもあるようで頼めば作ってくれるのかも知れないが、厨房は完全に片付けモードだったし、一見だし、色々食べたければ昼前に来るべきだろう。
ほわいと乳飯店弁当袋
ひとまずお弁当持って近くの隅田川の土手へ。
チョットした公園になっていて、昼の一休みか背広姿がチラホラいる程度で実にノンビリしている。勝鬨橋と高層ビル群を眺めながらのランチタイムのなんと清々しいことか!?

では早速いただきますか、鯖唐揚げ弁当¥450!
ほわいと乳飯店鯖唐揚げ弁当
勝鬨橋バックでポン!
ほわいと乳飯店勝鬨橋バック
もひとつオマケに佃島方面バックでポポン!
ほわいと乳飯店佃島方面バック
さて弁当を開けてビックリ玉手箱。下のご飯の段が異様に厚みがあるのに今気づいた。
開けてみると更にビックリ、ご飯スゲー量。
ほわいと乳飯店鯖唐揚げ弁当上から
これだと分かりづらいんで、側面から。
ほわいと乳飯店コメ断面
それでも分かりづらいか。実際は、これで普通盛り!?って感じ。しかもこのお米、かなりイイもの使ってると見えて、ツヤツヤのピカピカ! さらにシットリモチモチに炊けている。噛むと甘みがある。これだけで値段分の価値がある。
おかずもしっかりしてて、量こそ然程でないものの、メインの鯖の唐揚げは、竜田っぽく衣薄めでカラッと揚がっており、鯖もジューシーな水気を帯びつつホクホクさも保たれている。これにかけるレモンもしなびてないし、あっさりと仕上がったタルタルなど自家製ではないだろうか。
付け合わせのパスタも玉子の粉みたいのがまぶしてあるものながら奇を衒ったものではなく、大人しめの味で他のおかずを邪魔しない。これだけの実力派ながら洒落たそぶりも見せず、ウインナーも真っ赤なタコさん風というからオジサンも安心だ。

食い切れるかと心配したが、難なく完食。ご飯が多いが美味しくて食べやすいのと、オカズが適量で全体のバランスが取れているからだろう。やはり弁当のコアは米だと改めて思い知らされた気がした。
これなら缶詰状態の人間への差し入れにもモッテコイだろう。
というわけで、青空の下、河原で食べる弁当はやっぱ最高ッス。ウマシ! ごちそうさまでした。

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ご存じの方もいると思いますが、私が自営する珈琲店、結構人ミルクホール7/2閉店することになりました【弊店ブログ詳細記事】
あと1ヶ月ほどありますが、来客数が少ない場合、満期を待たず早めの閉店となるかもしれません。
もしお越し頂けるようでしたら、可能な範囲で早めのご来店をお願います。
というわけで、昨年末発行の冬新刊『五街道縦断 半チャン食いズ』【詳細】が、仕事帰りにお世話になった店のレポをまとめたものでもあるので、そろそろ夏コミの当落が出る時期ということもあって、久々に本の紹介がてら当ブログ未UP店をば。

阿佐ヶ谷駅北口から北上してスグのところに、中杉通りから分岐するように脇道に逸れる商店街がある。
朝陽昼の松山通り
松山通りといって、中杉通りの旧道にあたるようだ。確かに、如何にも旧道らしい古くからと思しき商店街なのだが、さすが杉並区というか、オサレカフェが散見できたり、少しサブカル色強めっぽそうだが貸本屋があったりする。
とはいえ、如何にもこの商店街で古くからやってまっせ!って店は散見できて、そんな中でも特に目を引く顔の中華屋がコチラ。
朝陽昼間の外観
間口が狭くも堂々とした佇まいで実にソソる外観。
昼間はのれんが出ていても準備中の札がかかったまま。実は夜営業のみということで、仕事帰りに寄ってみることに。
朝陽松山通り
朝陽外観
朝陽【食べログ】
★★★★☆ 4.5
所在地:東京都杉並区阿佐谷北4-7-12

中は外観からは想像できない程、白が眩しいカウンターが奥に真っすぐ伸びた小綺麗な空間。
白衣のオヤジさんも年配と言うには若く、物腰低くも赫灼とした居住まい。かなりデキる雰囲気にゾクゾクする。
メニューは焼きそばやラーメン、炒飯など定番が一通り揃うが、ウリは定食メニューの様子。
朝陽店内朝陽メニュー縦
冷奴やハムエッグといったツマミの下に、ニラ玉・ナスからみそ・コロッケといった魅惑的な品名が並ぶ。
朝陽メニュー横

その中からココならではっぽい、玉ブタ¥600!
朝陽玉ブタ
玉ブタはいわゆる炒り豚だろう、豚バラと玉子と玉ねぎをメインに炒めたもの。少々量は少なめで値段が安いので致し方ないかと思いきや、ご飯は大きめの茶碗に一杯(ややパサめ硬めはご愛嬌)。玉ブタは一見かなりハードに炒まっていそうだが、やや半熟気味に玉子がトロっと蕩けているのに驚いた。
朝陽玉ブタUP
そして味だが、お母さんの玉子焼きといった塩梅で、砂糖入りだろうか、醤油と甘じょっぱく仕立てられている。コレに火の入った玉ねぎが合わない訳がない。完全に白飯がススむタイプ。だからこの玉ブタの量と御飯の比率なわけだ。

仕事帰り風の他の客も玉ブタを食べていたが、なるほど、こりゃ完全にこれから帰って寝るだけのために遅い晩御飯に来てるんだなと。
松山通りは夜ともなると阿佐ヶ谷駅から家路につく勤め人の姿ばかり目立つが、こうした人々のための営業時間なのかもしれない。玉ブタは完全に男の子味だし、味噌汁も濃いめながらショッパすぎないホッと出来る味。漬物までついて、男子で嫌いじゃないのいないってヤツだ。
自分のスグ後で御飯切れ。24時までだが、ご飯物食うなら22時までに入れば確実か。飲みにも使えるし、麺類も特に担々麺辺りが評判のようなので、御飯なくなっても遅く晩御飯に重宝しそうだ。
というわけで、実に頼もしい町中華で、間違いない感じにウマシ! ごちそうさまです。

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拙ミニコミ同人誌でも特集を組んだことがある、阿佐ヶ谷駅南口に伸びるアーケード商店街のパールセンター。その中程に、チェーン系っぽいてんやチックな天丼屋があって、中杉通り側からも天丼390円という広告が見えて、余りの安さにずっと気になっていた。
てんやもトンと行かなくなったが、出てきた当時は天丼500円というのはかなり衝撃的だった。それよりもさらに安いというのは驚き以上に心配になるレベルだが、どうも聞くところによると、てんやもサンキュー天丼というのをやっており(18日のてんやの日限定のやつ?)、どうもそれに倣ったっぽいのだ。
調べてみると、イトーヨーカ堂の系列だそうで、そういえば蕎麦屋とかハンバーグ屋とか最近展開してたのを思い出した。そういう一環なのだろう。
ともかく入ってみんべと、閉店間際の22時過ぎに行ってみた。
満天丼外観
満天丼正面
満天丼 阿佐ヶ谷店【食べログ】
★★★★☆ 4.5
所在地:東京都杉並区阿佐谷南1-48-14

店内はタテに細長いつくりで、一見狭そうだが、奥のテーブル席はかなりの数。
カウンターに腰掛けようとするも、閉店間際だったからか、先客は殆どおらず気持ち照明が暗くなっていて、ハキハキと気持ちいい元気さの、如何にもパートといった感じの女性店員が奥のテーブルどうぞと案内してくれた。

満天丼店内
卓上のパウチされたメニューを眺める。
満天丼メニュー
基本は500円台の天丼で、下の方にサンキューメニューがあるが、ぱっと見そんなに内容的に遜色あるように見えず、なんで値段が安いのかわからない。鶏天まで入ってんだから当初の目的通り、それ頼まない手はないでしょ。
満天丼サイドメニュー
さっきほどの気持ちいい接客の店員にご飯大盛りで注文すると、なんと特盛りまで同額+50円という。特盛りってどれくらい多いのか聞くと、かなり多いとのこと。でもまぁお腹空いてたので、チェーン系の特盛りなら余裕だろうとお願いする。するとこれまた気持ちよく返事して厨房にオーダーを通した。

というわけで、サンキュー天丼(鶏)¥390+特盛り¥50!
満天丼サンキュー天丼鶏
って、ええ!? スゲー盛りの天丼キタよ、コレ。写真では分かりづらいかもしれないが、かなりカサのある丼で、ご飯がビッシビシに星野勘太郎かってくらい詰まってる。先の店員が「通常より多く盛っちゃいましたけど食べきれなかったら残してくださいね」って、ここチェーン系だよね?? いや全然食べますけど、気前良すぎない?
満天丼サンキュー天丼鶏UP
大きなボウル型の丼に盛られた天ぷらを避けて、ご飯が見えた所をまず頂く。
うん、やや硬めだがふっくら炊けたご飯で、甘辛のタレと合わさってご飯だけでヒタスラ食べられそう。天丼のタレは甘ったるいのがどうにも苦手だが、ここのは丁度いい。
天ぷらはタレがかかってる分加味しても、ややソフト目の揚げかな。衣も薄めのてんやタイプながら、てんやより揚げが強いかも。まぁこの辺はブレもあるので一概に比較できないか。
満天丼サンキュー天丼鶏断面
天タネはイカ・カボチャ・レンコン・ナスと、好きなもんばっか。てんやバリに野菜は薄くスライスされてると思いきや、まぁこの値段だからそこそこ薄いのは仕方ないにしても、思ったよほどペラペラではないのはウレシイ。熱が入って甘くなったカボチャやナスはやっぱウマイね。
そんでもって鶏天。これがかなり肉厚で、赤身のシッカリしたもの。ジューシーかつホクホクに揚がってて、鶏肉の甘みがしっかりと噛みしれられるもの。これはイイね。他の天タネが4つとこの鶏天でこの値段って、食べながら心配しちゃうわ、やっぱ。

ご飯も一粒残らず完食。ふぅ、さすが特盛りの上を行くご飯とあって、流石にお腹いっぱい。
会計時、例の店員さんに「食べられましたか?」と聞かれたので、「完食しました!お腹いっぱい、美味しかったです!!」と告げ、気持ちよく店を後にした。
こんなステキなお店も、サービスしすぎなのか、終わりがけじゃなくてもあんまり人が入らなかったのか、この後スグに閉店してしまった。
都内は他にどこにあるのか、気になってHPをみたら2〜3店程しかなかったが、そのうちの1つが、板橋本町にあると知ってビックリした【食べログ】。最近出来たようで、調べてみたらナント、板橋本町の交差点スグのところ・・・あれ、ここって白樺【過去記事】ってメシもイケる大箱のステキ喫茶じゃ・・・えぇ、閉店したの!?
満天丼が近場に出来るのは嬉しいが、白樺がなくなったことの方が自分にとってはデカイのだった。
まぁ自分もヒトのこと言えないが、飲食店はある内に行っとかないとホントなくなるね。
という今更ながら思いますわ、という話でした。合掌。

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最初に伺ったのは2009年の冬。その時のレポは↓を参照頂きたい。
【2010年05月UP:正直ビヤホール@吉原〜ぶっちゃけ、ビアホール!】

その後スグに再訪を誓うも、浅草に来づらい生活環境になってしまい、何年も無精していたら、2016年12月18日に閉店という悲報が飛び込んできた。
店の性質上、祭り化はしないと思ったが、確実に食べたかったので開口一番を狙ってみた。

看板は灯り、店内は明るくオヤジさんが作業されている様子は窺える(どうも近くのオネエサンへの出前だろうかオムライスが出来上がっている)。
正直外観
正直【食べログ】
★★★★★★★★★★ レジェンド!
所在地:東京都台東区千束4-27-8

が、扉は鍵がかかっている。17時頃というアバウトながら個人店としては逆に誠実な開店時間となっており、多少の遅れは覚悟していたが、20分を過ぎても開く様子がない。
仕方なく隣のローソンで待機。この日は12月にしてはとても寒く、風も強くて、コンビニの中とて立ちっぱなしで待つには相当しんどい。
暫くして店の様子を見に行くと、夫婦が飲んでいる。あらら、常連だけ先に入れちゃうパターンか。恐る恐る伺いを立てると入店OKとのこと。
正直店内
店内は相変わらず焼鳥の煤で赤黒くなっており、さらに先客の焼鳥が焼かれているので、かなりケブい。

正直ビール焼かれる前の焼鳥の入るネタケース前の席に着き、まずは生ビール小¥500で乾杯。
以前より冷たく感じる。この辺はサーバーの状態次第かな。キリンの美味しいヤツ。
アテにと焼き鳥と、スグ出てきそうなオニオンスライスを。焼き鳥はこの日、ねぎま・レバ・つくね・ひな正・砂肝・手羽だったかな。1本150円になってた。
ねぎまと手羽を塩で2本ずつと注文すると、目の前のネタケースから取り出されるのだが、少なくなるとオヤジさんが、奥の冷蔵庫から肉塊を取り出し、その場で必要な分だけ切り出している。
正直焼き鳥
だからか、ここの焼き鳥は身がシッカリしていて、大ぶりで食べごたえがある。臭みもなく肉の甘みもあって最高。
肉を扱ったことある人ならわかると思うが、肉は切った断面からスグ悪くなっていく。断面が空気に触れないよう切ったら布掛けるとかラップするなりしないといけない。よくラーメン屋で事前に切り溜めしたチャーシューを見かけるが、よほど慎重に保管しないとスグ臭ってくる(大抵チャーシューが臭うのはこのパターン)。だからその都度ブロックから切り落として、最初の1枚は薄くスライスして捨てるか賄い用にするべき。
正直ハイボール基本中の基本とは言えるが、なかなかこうしてキチンとした仕事が目の前で拝める店も少なくなった。遊廓周辺は料理屋が発展し、下手なものを出すと商売が続けられないと言うが、吉原にはこうした文化が残っていた。ただ、この界隈の赤線時代からの店も殆どなくなり、ここ正直で最後かもしれない。

2杯めの角ハイボールのアテに串カツ(確か800円位)とオニオンスライス(価格失念。300円位だったか)を頼む。
実はさっき書いたように最初のビールと頼んでいたのだが、オヤジさん忘れてたようで、ココで出てきた。
正直オニオンスライス
かなり瑞々しい玉ねぎで、鰹節と醤油がテッパンで合う。

オニオンスライスをツマミながら、串カツの準備に入る様子を見ていると、やはりこれも塊から切り出してくれる。
正直串カツ
サッと揚げて出てきたそれは、きつね色に輝く実に美しい揚がり加減。熱の入った甘いトロトロの玉ねぎもタマラナイが、ホクホクで柔らかくも弾力があって編むと甘い旨みが広がる豚肉がサイコー過ぎる。

店内徐々に賑わってきたので、あと一品で〆るかと、前回頼んでみたかったオムライス(これも800円位)をオーダー。
正直オムライス
これがもう予想通りというか、薄焼きのハードに焼かれた玉子に包まれ、真っ赤なケチャップが垂らされたザ・オムライスが登場。薄焼き玉子を割って中のケチャップライスをみると、ベチャベチャなまでに米がケチャップにまみれていた。
正直オムライスUP
これよ、これ。食べるとネチャネチャしているのだが、しっかり炒まった上にケチャが大量投入されているので、米が一粒一粒負けないで主張している。それでもパサパサな炒めになってないので、ちゃんと米の瑞々しさ、甘みが感じられて、炒まったケチャの香ばしさと合わさって、最強ケッチャップライスと化している。これにホクホクの肉、甘い玉ねぎが合わない訳がない。
結構ボリューミーだが、飲み物のようにあっという間に無くなってしまった。これなら延々食える気がするぞ。

ふへぇ、満足この上なし。
帰りしな、オヤジさんに数年前に来て、どうしてももう1回来たかったことを告げると、あと2日で閉店というタイミングでこうしてお会い出来たのも何かの縁ですね、といって頂けた。
これで最後というのは何とも惜しいが、赤線時代からの店の味の終焉に立ち会うことが出来た自分は幸せだと思うことにしよう。合掌。

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毎年言ってる気がするが、それでも今年は特に閉店が相次いだ気がする。そんな中、12年夏号『岸辺のアブラミ』で取り上げた、某パチンコ店が閉店したというニュースが飛び込んでいた。ということは、付帯していた食事処は!?

レッツゴートゥ、パチンコ、ふっっじーーーーー♪
とニイチャンがシャウトする歌をご存じの方は、川口在住歴が長いと見た。東京と埼玉を分かつ荒川に架かる新荒川大橋の上からも夜は富士山のネオンサインが輝いているし、15年くらいまでは頻繁に街中を宣伝カーが冒頭の歌を大音量で流しながら走り回っていた。
そのパチンコふじが閉店したというニュースが飛び込んできた。てことは、隣接のうどん屋ももうないのかー!!!!?
というわけで、以前取り上げてから再訪したレポは当ブログでは未公開だったので、ここで開陳したい。

【2007年10月UP:むさしの庵@川口元郷〜どぅゆのみ?×2腰打心麺!?】

以前はむさしの庵という名前だったが、久々にきたら(2012年6月)「心店うどん」と更に腰打心麺(↑のリンクから過去記事参照をば)を打ち出す店名に変更されていた。
Pふじ裏口
メニューも掲げられていたので近づいて見ると、腰打心麺は健在のようだ。
Pふじ心店うどん外メニュー
この日は裏手から入ったので正面に回ってみると・・・新荒川大橋からも見えるパチンコふじの富士山型の電飾看板の脇、プレハブ小屋のような店は健在だった!
Pふじ外観
Pふじ心店うどん外観
心店うどん【食べログ】
所在地:埼玉県川口市元郷3丁目22-2 パチンコふじ駐車場内
参照サイト:どんじゃら てんちょ夢芝居「パチンコふじを知らないヤツはバカだ!特集」
心のリールは回っているか「【追悼】さらば愛しきパチンコふじ」
銀玉だらけっ!!「【ふじの不思議?】最強P-WORLD非掲載店!埼玉・川口「パチンコふじ」に行ってきたよー!」

意気揚々と入っていくと、厨房にはテンションの低い30代頃と思しき男性のみ。どうしてここで働くことになったのだろう。オバちゃんの元気な接客とはまた別種の、郊外店らしい光景に思えた。
Pふじ心店うどん店内
通りの看板の一番最初に書かれていたメニュー、牛汁心麺が気になったのでそれを冷やしで注文。
徐ろにそのニイチャンが出してきたのは冷やし中華を盛るようなガラス皿で、汁が少なくならないか心配したが、キュウリをその場で細切りにしだしたので、おっ、これはもしやと期待感が湧いてきた。麺を茹で上げ冷水で洗い、冷蔵庫から麦茶ポットに入った汁をかける。そしてその上に牛丼の具を乗せた。やっぱりか。海苔かけが結構ザッパだが、牛肉も多そうで、中々ワイルドなビジュアル。

牛汁心麺並¥530!
Pふじ心店うどん牛汁心麺
食べてみると、うどんは確かにエッジが立っているものの、想像してたような目のギュッと詰まった小麦感はなく、ポクポクと腰も風味もない食感。これなら温かい方が正解かもしれないが、食べているうちにポクポクの食感に慣れてきて、これはこれで他にない美味しさがある気がしてきた。
Pふじ心店うどん牛汁心麺UP
汁は塩っけが強く、出汁感は弱いが、メリハリのある味が、うどんとシャキシャキのキュウリを食べやすくまとめている。牛丼はやっぱり甘辛で美味しく、うどんにかかってもうどんも汁も殺さない。それぞれのパーツの旨みは弱いものの、濃い汁のお陰で全体としての味、食感の良さ、勢いが生まれ、これはこれのジャンクな一杯になっている。

昼下がり、パチンコ屋の脇の静寂の空間で一人食う一杯としては却って理想的かもしれない。
帰り際、ひとりパチンカーが入ってきて、つまらなそうに飯を食ってる姿も様になっている。そんなんを尻目にパチンコ屋裏手、駐車場脇の駐輪場へ戻る。
そういえば前はもっと駐車場大きかったような。改めて見ると、以前駐車場だっただだっ広いスペースは倉庫になっており、パチンコふじの敷地が縮小されていた。最近はめっきり町中で見る機会の減った宣伝カーが、薄暗い現・駐輪場の隅にポツンと停められていた。
Pふじカー
規模の縮小といい、中々厳しい状況にあるのかと察することしか出来ないが、心店うどんといい、郊外の一つのスタイルの今の姿の象徴のようで、切なさがこみ上げてきた。
そしてこの度の閉店。何かこう川口でも駅から離れた工場街の今が現れている気がした。ともあれ、お疲れ様でした。合掌。

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