Xジェンダーはよくわからんなぁ

1:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 11:36:55.25 ID:Semtz3sm0
いろいろあって今の仕事をやめることになった。
精神安定のためにも、その経緯を誰かに聞いてほしい。
気付いたら6000字くらい書き溜めてた。



2:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 11:38:16.84 ID:WcOPmebPi
トランスジェンダー?


元記事:
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1406428615/
http://2ch.sc/



3:1:2014/07/27(日) 11:39:02.96 ID:Semtz3sm0
まあ誰も見てなくてもいいや
登場人物だけでも書いとく
聞いてる人いたら始めるよ

【登場人物】
・私
 21歳・体は男だが……(後述)
 高卒だがプログラミングの知識あり
・Z
 40代・男
 私が所属していた課の課長
 口はうまいが性格は悪い
・Y
 20代・女
 私と同時期に異動してきた先輩であり後輩な人
 明るいけどたまにネガティブ
・X
 40代・男
 Zより後に入社したが、Zを抜いて次長になった
 温厚で冷静

【辞めた会社】
大手企業の子会社
従業員はそれほど多くない



4:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 11:39:20.36 ID:AYV1s+MF0
続けなさい
吐き出しなさい



5:1:2014/07/27(日) 11:42:27.61 ID:Semtz3sm0
ありがとう
始めるとする

============================

私が勤めていた職場は10人にも満たない小さな部署。
入社して3ヶ月も経つと、ある程度お互いに気を許しはじめる。
きっかけは、Zが私を「お前はオカマだからな(笑)」といじるようになったこと。

高い声と女性らしい仕草から、今までにも同じことを言われた経験がある。
そのたびに私は「自分はオカマではない」と否定してきた。



6:1:2014/07/27(日) 11:43:43.42 ID:Semtz3sm0
――実際のところ、私は「広義のオカマ」には含まれる。
ここが人に説明しにくいところなんだけど……
私は、自分の性別を「中性」だと思っている。「Xジェンダー」とか呼ばれるやつ。
女になりたいわけじゃないけど、男ではいたくない、といった感じ。
男扱いされることが嫌で嫌で男らしさを避けていたら、
女性になりたかったわけではないが女性らしい仕草になった。
高い声は生まれつきだが、普段から意識して更に少し高めの声で会話していた。

しかし私の中には「オカマ=男性同性愛者」という固定概念があって、
当時彼女もいた私は、どうしても自分をオカマだと言われたくなかった。
そんなこともあって、入社時は心の性別をカミングアウトしなかった。

それでも大抵の人は、私が一度「オカマではない」と否定すると、笑い話でも言わなくなった。
私がいかにも性別に複雑な事情を抱えてそうってのはあるけどww。



8:1:2014/07/27(日) 11:45:35.42 ID:Semtz3sm0
ごめん、>>6は別に同性愛者に対する軽蔑とかじゃないからね



10:1:2014/07/27(日) 11:49:26.53 ID:Semtz3sm0
勝手に続けまーす

しかし、Zだけは言うのをやめなかった。
なにかと理由をつけて「お前はオカマだからな」と嘲笑してきた。
最初は笑い話で、「違いますって〜」ぐらいの対応だった。
10回も続くとさすがにうんざりしてきて、やや真剣に否定したこともあるが、それでも言い続けた。
いい加減しつこいため、やめてほしいと何度かお願いしたが、それでも言い続けた。
セクハラだと私がいっても、先輩(Zから見た部下)が言っても、嘲笑は止まなかった。



9:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 11:48:30.81 ID:GI591IQgO
あんま深く考えない方いいんじゃねーの
みんな大なり小なり悩みは抱えてるけど言わないだけだろ


12:1:2014/07/27(日) 11:52:10.48 ID:Semtz3sm0
>>9そうかもしれないけど、私は当初、性別について対して悩んでなかったはずなんだよね



12:1:2014/07/27(日) 11:52:10.48 ID:Semtz3sm0
Zの暴言(?)は2年以上も続いた。
耐え抜いた私も私だが、Zもよく飽きずに言ったと思う。
Zの嘲笑は少しずつヒートアップ(?)し、「男なのに」「男らしくしろ」などと言うようにもなった。
正直、オカマだと言われるよりもこちらの方がずっと辛かった。
はっきりと「傷つくからやめてほしい」とも言ったが、やはり無駄だった。

こんな上司がいるもんだから、心の性別はずっとカミングアウトできないままだった。
カミングアウトしたらそれをどんなネタにされるか分からず、ただただ怖かった。




11:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 11:49:48.48 ID:jmj49LdK0
性自認と性愛対象は?


14:1:2014/07/27(日) 11:55:16.98 ID:Semtz3sm0
>>11
性自認は中性。性的指向は女性の半分くらいと、男性の極一部。
私の中で「この人異性だー」って思う条件がなんかあるんだと思う。



14:1:2014/07/27(日) 11:55:16.98 ID:Semtz3sm0
Zの矛先は私だけではなく、私と同時期に入ってきたYにも及んだ。
Yは女性だが男勝りなところがったため、私とは逆のいびられ方をされていた。
また、体が弱く突然休むことが多いため、
「お前は仕事をほったらかしにして突然休むからな」等の嫌味も言われていた。
最初は明るかったYも次第にネガティブの比率が高くなっていた。

それでもZは、私とYに対する暴言をやめなかった。




13:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 11:55:06.60 ID:AYV1s+MF0
カムアウトしても言う奴は言うしな
オカマのイメージがテレビに出てる陽気な弄られキャラしかないから悪意なく傷つけてくる


15:1:2014/07/27(日) 11:57:28.80 ID:Semtz3sm0
>>13まさにZのいじり方がそれだった。悪意はあったかもしれん。



15:1:2014/07/27(日) 11:57:28.80 ID:Semtz3sm0
入社から2年が経ったある日、好機が訪れた。
……というか、結果的にそれが好機になった。
Zよりも後に入社した別のX課長が、Zを追い抜いてX次長へと昇格した。
もしこの昇格がなかったら、私はやめるまでずっと嘲笑され続けることになっていたと思う。
Zは部下や他の課長に何を言われようと気にしないタイプだったが、自らの上司にだけは従順な「ゴマすり」だった。

Zが私を嘲笑する場面に何度かXも立ち会ったことがあり、毎回セクハラだと指摘していてくれたが、
ZはXを自分より下に見ていて、課長時代のXの言うことなど気にもしなかった。
それなのに、Xが自分(Z)よりも上の立場になったら一転、
1度Xから「セクハラ指摘」をされただけで、私には一切オカマだとか男らしくだとか言わなくなった。

私はXに心から感謝するとともに、Zを心から軽蔑するようになった。



17:1:2014/07/27(日) 12:04:37.51 ID:Semtz3sm0
さすがに2年も経つとゆとり世代の私でも自分で新しい仕事を見つけられるようになっていた。
私は、持ち前のプログラミングスキルを使って単純だけど面倒なExcelの入力を次々と自動化し、
オリジナルソフトを作ったりもして職場内を便利にしていった。
プログラミングスキルは会社とは全く関係ないため、私以外に扱える人はいなかった。
皮肉にもZの強力もあってその功績は社内でも大きく認められ、私は一定の地位を築くことができた。
Zはもちろん、「部下の手柄は自分の手柄」といわんばかりに自慢しまくった。
社会の仕組み的にはその通りなのだが、なんとなく私は気にくわなかった。
周囲も、Zや部署の功績ではなく私個人の功績だと見てくれていた。
そんなZがますます嫌いになった。



18:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 12:04:49.96 ID:Sfnw7rEH0
どこの世界にもZみたいな人間はいるんだな
どっちかっというと性格が悪いというより横柄って感じ



19:1:2014/07/27(日) 12:06:59.84 ID:Semtz3sm0
……正直に言うと、私のプログラミングスキルは決して高くない。
単に今までやる人がいなかったからちやほやされただけだと思っている。
それでも「私にしかできない仕事」が少しずつ発生するようになったのは嬉しかった。

ただ、Zからの嘲笑もなくなり、
仕事も成功して浮かれていた私は職場内で起こっていた異変に気付けなかった。



20:1:2014/07/27(日) 12:08:53.64 ID:Semtz3sm0
少し考えれば分かりそうな話ではある。
Zの今までの態度から察するに、Zはとにかく自分より下の人を何かと理由をつけていじめたいのだ。
私という標的を失ったZの矛先は、いつしか当然のようにYに集中していた。
それに私が気付いたのは、3年目も終盤に差し掛かってから。
Yがとうとう1週間連続で休んでしまい、その時はじめてYの休む間隔がどんどん狭まっていることに気付いた。

しかしYに気遣おうと思い始めた矢先、今度は私に災難が降りかかる。



16:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 12:03:08.45 ID:Zes1GHph0
精神科勤めてる心理士だけどさ
やっぱりストレスへの反応として症状化するんだよね
性に関連する不一致持ってるとただでさえストレス多いし鬱なんかになっちゃう人も多い
環境が大きな要因だからやめたのは正解だね
負ける気がするとかでなかなかやめられず病む人がすごく多いよ


21:1:2014/07/27(日) 12:15:08.62 ID:Semtz3sm0
>>16ありがとう
ちなみに病院で「仕事やめたら?」と言われたこともある



21:1:2014/07/27(日) 12:15:08.62 ID:Semtz3sm0
3年目の3月、Zがかねてより策定を進めていた「頭髪・服装に関する基準」が公表された。
女性のショートカットみたいな髪型だった私は、当然この基準を全て満たしておらず、私への当てつけかと思った。
というか、この基準自体が前時代的で、全員角刈りか坊主にしないと満たせないんじゃないかと思うほどだった。
また、男性には厳しい一方で女性には非常に甘く、私以外にも反対する声は非常に多かった。
しかしZは基準を軟化することはなく、「基準を守れないなら会社をやめてもらう」とまで言い出した。
当然、Zにそんな権限はない。
後から調べたら、こういう基準って場合によっては法的にもアウト〜グレーっぽい。




22:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 12:22:14.21 ID:OTZypP5zi
しえん
似たような性自認だから続き気になる


23:1:2014/07/27(日) 12:26:47.42 ID:Semtz3sm0
>>22 同志よ!!



23:1:2014/07/27(日) 12:26:47.42 ID:Semtz3sm0
基準を制定するZの直属の部下に基準を満たさない社員(私)がいては示しがつかない。
Zは私に、髪を切るように執拗に言ってきた。
理解してもらえないとは思うが、髪の長さは私の非男性アイデンティティであり、
自分が男ではないと主張するための最後の砦でもあった。
髪を切る=アイデンティティを失うように思えた。
私は悩んだ。
自分らしさを失うか、自分らしさを再び嘲笑されるようになるか。




25:1:2014/07/27(日) 12:29:34.59 ID:Semtz3sm0
意を決して3月下旬のある日、私はついに心の性別をカミングアウトすることにした。
仲のいい先輩を筆頭に、何人かにカミングアウトした後、状況を見計らってZにもカミングアウトした。
Xの性格からして絶対に私の味方をしてくれるだろうと思い、あえてXがいる時を狙った。
おおまかに言うと「私は男性だと思われたくないので、髪は切りません」という感じのことを言った。
私の読みは当たり、Zが何か言う前にXが「そういう場合は、個別に対応したほうがいいのでは?」と口添えしてくれた。
上司には従順なZはすんなりこれに従い、晴れて私は女性基準を満たせばいいこととなった。



24:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 12:27:49.25 ID:G7zFkBJa0
女性のショートって肩までくらい?


26:1:2014/07/27(日) 12:33:07.10 ID:Semtz3sm0
>>24当時は肩まではなかったと思う
無駄に首が長いので肩にかかるまで余裕がある



26:1:2014/07/27(日) 12:33:07.10 ID:Semtz3sm0
その後、私のようなタイプは
「一貫して性別に対する態度が変わらないこと」
「誰から見ても明らかであること」
等を条件に認められると正式に発表されたが、私の名は伏せられた。
名前が伏せられたため、「お前はいいのかよ」と苦言されることもあったが、
既にカミングアウト済で怖いもののない私は堂々と理由を説明して回った。
ここではZも素直に協力してくれた。
「俺は何があってもお前を守ってやるから」
と言ってくれた。入社してはじめてZが上司で良かったと思った。
ホモではないので惚れはしなかった。

こうして、3週間ほどで頭髪基準騒動(?)は終わった――かのように思えた。




28:1:2014/07/27(日) 12:37:01.70 ID:Semtz3sm0
話は一旦(忘れかけていた)Yに戻る。
騒動が一時収束した頃、Yは既に限界状態だった。
そして1度休んだのち、とうとう出社しなくなった。
医者に行ったところ抑うつ状態だと診断されたらしく、長期休暇に入ってしまった。

自分のせいだとも知らないZは心配するでもなく、いつから再出社するのかとか、そういうことばかり気にしていた。
頭髪基準の件もひと段落していたし、仲間を欠いてしまったものの、しばらくは平穏な状態が続いていた。

しかし、前回の「頭髪基準の例外」で私の名前が伏せられたことで、思わぬ敵が新たに出現した。
――いつの間にか、私は頭髪基準を守っていないとして、社長から目をつけられていたらしい。
ラスボスの登場である。



27:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 12:36:32.86 ID:G7zFkBJa0
実はZも性に悩んでるけど今更カムアウト出来なくてはっきり行動する>>1が羨ましくて嫉妬しちゃって嫌がらせに走った
所まで想像した


29:1:2014/07/27(日) 12:40:18.49 ID:Semtz3sm0
>>27想像力たくましいなww
なおZは既婚で私と同年齢の子供がいるらしいのでそれはないかと


30:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 12:43:49.59 ID:G7zFkBJa0
>>29
子供いるけど性転換する人とか稀によくいるよ、子供が成人しちゃえば法的には問題ないし
それまで我慢してたのが抑えきれなくなるタイプ


31:1:2014/07/27(日) 12:48:18.80 ID:Semtz3sm0
>>30マジで? XXXに耐えられるんだろうか……


32:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 12:51:54.23 ID:G7zFkBJa0
>>31
男として生きなきゃだめなんだって思い込んで耐える人もいるらしい
まああとから男に飽きて性転換って人のほうが多そうだけどね


34:1:2014/07/27(日) 12:54:46.90 ID:Semtz3sm0
>>32自分にもそういう時期があったからなんとなく分かる気がする



29:1:2014/07/27(日) 12:40:18.49 ID:Semtz3sm0
社長は、Zに私の髪型に関して色々言ったらしい。
別にその点に関しては、会社の仕組みだし普通だと思う。
……が、結果からして、直接私に言ってくれたほうが穏便に終わったと思う。

ある日私はZに呼び出された。

Z「対外的に『髪を切らない理由を示すもの』がないとお前を認められない。」

私「それは、私の話し方や仕草で証明できるのではないですか?
  以前Z課長はそうおっしゃいましたよね?」

Z「診断書だ。 診断書がないと認められない」

私「それは以前にも、Xジェンダーは日本で診断書を取るのが難しいと……」

Z「なんなんだよ、それって? 自分で言ってるだけで証明できないじゃないか。
  中性とかXジェンダーとかで髪が切れない理由を、俺にも分かるように説明しろよ!!」

私「『そういう性別だと自覚してるから』としか言いようがありません」

Z「そんなんで理由になるか!」

私「それも、『課長がスカートを履かない理由を性別以外で説明できるか』と以前反論しました」

Z「そういう話じゃない!」

じゃあ、私が髪を切ったらお前はスカートを履くのかと心底思った。

(以下会話割愛)

どうやら私のことと同時に基準の是非についても問われたようで、Zはかなり感情的になっていた。
一度は認めた私の例外を、最初からなかったかのように責められた。
その時私は、Zの本質をはっきり認識した。
あの時味方してくれたZは「X」で、今私の前にいるZは「社長」なんだ。
Zは、自分の意見なんて持っていない。
単純に、偉い人の意見を代弁しているに過ぎないんだ。
私は、信じかけていただけに、心底Zに失望した。




31:1:2014/07/27(日) 12:48:18.80 ID:Semtz3sm0
その後Zは私に対して、「お前を傷つけるやつは排除する」と言ってみたり、
「どうしてあれだけ言ったのに髪を切らないのか」と言ってみたり、
ちぐはぐな態度をとるようになった。
私も自分の許容できるギリギリまで髪を切ってみたが、
「努力は認めるが、その程度の努力じゃ認められない。お前は男なんだから男らしくする必要がある」と言われた。
Zにも葛藤があるのかと思ったが、単純にXと社長のどちらが近くにいるかで態度は変わっているようだった。

そんな状況もしばらく続くと、ちぐはぐな態度の中からZの本心が見えてきた。
「社長にもXにも認めらるため、『頭髪・服装に関する基準』はなんとしても成立させたい。
 そのためには私の存在が邪魔なので排除したいが、一定の功績を生むので手元には置いておきたい」
おおまかに言えばこんな感じだろう。




33:1:2014/07/27(日) 12:52:06.94 ID:Semtz3sm0
丁度その頃、タイミングの悪いことに社内で戸籍上の性別を変更した人が現れた。
私とは違い、真性のトランスだった。
彼女は、私よりも有利な条件を次々と勝ち取った。
診断書があるから戸籍も変えられるし、診断書があるから会社にも認められた。
――けど、正直に言って彼女より私のほうがよっぽど女性的だった。
「中性」を自称する私より「女性」を自称する彼女のほうが男性的であったため、周囲はさぞかし混乱したと思う。
また、この件を機に、Zの論点は私の髪型から性別自体へと移り、私を責める理由も意味をなさなくなっていった。

Yを失って行き場をなくしていたZの矛先が、再び私に向いた瞬間だった。



34:1:2014/07/27(日) 12:54:46.90 ID:Semtz3sm0
論点が性別に変わり、私は以前のように自分の性別を否定されるようになった。
ただ、それは以前のZの暴言よりもはるかに辛かった。
カミングアウト前に言われるのなら、はっきりさせない自分が悪いと諦めもつく。
相手も深く理解していないので、私の心をえぐるような発言はなかった。

――しかし、Zはもう私の心の性別を知っている。
知った上で、それを否定してくる。
いいネタだとばかりに戸籍の性別や診断書を引き合いに出してくる。
一度はそれらを無視してでも認めてくれたのに、今は完全に認めない態度だった。




36:1:2014/07/27(日) 12:58:11.09 ID:Semtz3sm0
自分では気づかなかったものの、私はYと同じ道を歩み始めていた。
いつの間にか、やる気がすっかり無くなってしまっていた。
ある日、午後からの出勤だった私は、Zではない上司に休みたい旨の連絡を入れた。
……が、半夜勤は1人体制であり、替わりに出勤できる人がいなかったため、できれば出勤してほしいと伝えられた。
その時の会話で上司に言われ、私ははじめてYに近づいていることを知った。
その後、私は半ば放心状態で出勤したが、幸いにも出勤時間の差によってZと会うことは無かった。
この時点で、既に決心はついていた。




35:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 12:54:50.44 ID:G7zFkBJa0
男性的って見た目が?態度が?


36:1:2014/07/27(日) 12:58:11.09 ID:Semtz3sm0
>>35両方かな?
声帯の手術と性別適合手術はしたらしいんだけど、
逆に言えばそれ以外に女性らしさがあまりなかった(一人称「僕」だったし)。
私のカミングアウト時は周囲も「やっぱりね〜」という反応だったけど、
「彼女」のカミングアウト時は「え?お前が?」って感じ。
まさに>>32のような状態から急転落した直後なんだと思う。


37:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 13:02:04.22 ID:G7zFkBJa0
へー声帯まで弄ったのかー…うちの会社にもそんな奴いるなぁ…いやまさかね…


38:1:2014/07/27(日) 13:04:39.61 ID:Semtz3sm0
>>37いやまさかね……? ちょっと前に4人ぐらい人が辞めてたりしないよね……?



38:1:2014/07/27(日) 13:04:39.61 ID:Semtz3sm0
辞めると決めてからの行動は異常に早かった。
前述の半夜勤は金曜日で、それから土日をはさんだ月曜日に退職願を出した。
有給を全消化するスケジュールをたて、実質的な勤務期間は半月ほどで2ヶ月後に退職することにした。
仲のいい先輩や、たまたま理由を聞かれた人には、Zが原因で辞めるとはっきり伝えた。
それまでのやる気のなさもどこかに吹き飛び、私は今までにない活気で業務引き継ぎを次々とこなした。
その間も、Zは私の性別から辞めることに論点を移してネチネチ言ってきた。
退職願を簡単に受け取ったくせに、後になるほど引き止めるような発言をしてきた。
それらも全部どうでも良くなっていた。
最終出勤日も、お世話になった人に挨拶をしてまわり、私は(表面上)円満退職した。

こんな私でも良好な人間関係を築いてきたおかげか、先輩方が送別会を開いてくれることになった。
以前人が辞めた際には送別会がなかっただけに意外だったけど、Z以外みんないい人なのでとても嬉しい。
Zが送別会に来なければ万々歳なんだけど、立場上断ることもできず……結局Zの出欠は曖昧なままになった。
送別会当日まで、ドキドキの日々だ。

-fin-




40:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 13:05:57.09 ID:OTZypP5zi
これは辞めてしまうわ...
見た目女性っぽいやつが角刈りにするほうがよっぽどおかしいと思うんだがなぁ


46:1:2014/07/27(日) 13:16:58.63 ID:Semtz3sm0
>>40
ちなみにZ自身は坊主にしてたよ。
周囲ドン引きだったww



41:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 13:07:33.16 ID:jmj49LdK0
頭髪基準は営業社員とかで客前に出る必要があるとかじゃない限りアウトだよ
あと男らしく云々は完全にセクハラだなぁ
労働局の雇用均等室に相談したらよかったのに


44:1:2014/07/27(日) 13:10:39.51 ID:Semtz3sm0
予想以上に人がいてくれた。なんかうれしい

>>41
そういう所まで頭は回らなかったなぁ……



43:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 13:09:19.39 ID:AD5dCNeV0
読んでたよ
おつかれさーん



46:1:2014/07/27(日) 13:16:58.63 ID:Semtz3sm0
あ、余談だけどYは私が辞めるまでずっと出勤しなかった。
今朝元同期から聞いたんだけどやっぱりZが原因で辞めたらしい。
Z、これで通算3人も部下を辞めさせてるんだよなぁ……。


50:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 13:20:23.65 ID:OTZypP5zi
>>46
わろたww
俺も胸隠しながら仕事いってるから人のこと言えないけども


52:1:2014/07/27(日) 13:25:40.83 ID:Semtz3sm0
>>50
いや、角刈りよりはマシだと思う。
>>50は私と似たような性自認って最初に書いてたけど、
ある意味で私の逆の人かな?

「胸隠しながら」が「みんな上半身裸で通勤してるけど、>>50だけ違う」って意味なら別だけど……。


55:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 13:32:54.92 ID:OTZypP5zi
>>52
男の身体でいるのが嫌だからホルモン治療
だけど心は女性ってわけでも男性ってわけでもない
仕事上は男性として働きたいけど角刈りや坊主はさすがにちょっと...

こんな感じだよ


57:1:2014/07/27(日) 13:40:54.10 ID:Semtz3sm0
>>55
私と同じようで違う……複雑ですな
私は体に対する治療はしてないけど、仕事上では男性でいたくなかったからなぁ
世の中色々な人がいるみたい


69:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 14:00:51.77 ID:OTZypP5zi
>>57
ほんと色々だよね、Xジェンダーとかパンセクとか説明するのがもうめんどくさくなってるよ


71:1:2014/07/27(日) 14:07:28.04 ID:Semtz3sm0
>>69
そうそう、説明面倒だよねー
男じゃないなら女かい?って今まで何回聞かれたか……



65:名も無き被検体774号+:2014/07/27(日) 13:53:38.09 ID:AD5dCNeV0
性別に不具合を感じてる人が
自分に都合のいい性別のいいとこ取りしてる状態が続くと
結局自分の首締めるんだよね

生活の中に色んな性があることが自然な世の中になっていくのは難しいな


67:1:2014/07/27(日) 13:57:48.33 ID:Semtz3sm0
>>65
分かる。 私も分かった上でいいとこ取りしてる
首を締めることにもなるけど、
同時に自分らしさを取り戻せたような気にもなるからやめられない

「Xジェンダー」なんて日本で生まれた言葉なのに、
その日本が性の多様化に遅れてるんだよね


「性別が、ない! 」人たちとのつきあい方~実はあなたにも当てはまる20の性別パターンガイド~