August 27, 2013
いやー
April 21, 2013
文明の衝突?アメリカという国家の統合理念の後退?
January 26, 2013
教職員の駆け込み事件に際して考えたこと―日本の空気感―
今回の教職員の駆け込み辞職の件について、先日書くと言っていたことをつらつら書こうと思います。
Batsuhitoくんからは「職業倫理を梃子に退職金支出額を抑制した今回の制度設計者は、世代間公平性という観点から評価されるべき」という意見を頂戴しました。この件に関しては、ぼくは制度設計者がイケてない点こそ責められるべきと書きましたが、Batsuhitoくんの主張は正しいと思います。目的合理性の観点から言えば、制度設計はイケてたのかもしれない。
ただし、もし制度設計者が、日本人の職業倫理観および「公僕なんだから給与や退職金をどうこう言ってないで働け」という日本の空気を上手く使ってやろうと考えたのであれば、それはその目的合理性の追求のために使った「手段」として、大いに問題があると考えます。
というのは、この倫理観と空気は、大げさに言えば、今の日本の停滞感をうんでいる一つの原因であると同時に、日本と世界の間の大きなギャップ―解消しなければならない―ではないだろうかと、ぼくが考えるからです。そして、今回のようなやり方は、ことが起きている空間が公務員の世界だったということと相俟って、日本人が(昔から根強く)持つ上記の観念を再強化しているように思うからです。
付加価値のある仕事をしている人は、それがパブリックであろうがそうでなかろうが、相応の給与は支払われるべき、なんて、資本主義社会に生きていたら当たり前の前提が、多くの日本人にとっては前提でなかったりしますよね。でも、そういうところって変えていく/変わっていかなければならないんじゃないだろうかと。
また、「大きな目的のため、崇高な仕事、理想のためであれば、給与が多少少なかろうが、働くだろう」という前提は、現在これだけグローバル化が叫ばれている中では、人材獲得・リテンションの観点から、一番最初に取り払われるべき観念かと。
優秀な人材が国家公務員(一種)を目指さなくなってきている原因にもなっていると考えられる上記二つは、官僚の質が国家運営の質に直結している日本の性質上、まったく持って望ましくないと思います。民間で言えば、マネジメント層がこういう職業倫理観や現場のこういう空気に頼っている限り、真のグローバル化や会社の多様化は進まないだろう、と。
なので、官僚ではなくて政治家がこういう打ち手の方向性を決めたのであれば、ある種人気取りに走ったと考えて(終わってるけど)仕方ないと思う一方で、官僚自らがこういう施策を具体化・リードしたのであれば、それはそれで、自分の首を絞めているカッコウになっちゃうんじゃないかと思います。
以上が、僕が考えた主なことがらです。
あと、もう一つ。
Batsuhito氏が書いたように、制度設計者(各都道府県?)が「もし辞めるようなやつが出るならマスコミに叩かせて・・・」というような高度な戦術まで考えていたかと言われれば、ぼくはそこまで考えていなかったんじゃないかなあ、と思います。
と言うのは、今回の一連の出来事の結果として、教育の現場で混乱が起きている(臨時採用が間に合わないなど)ということから推察しています。本当に戦略的にやるなら、そこまでやってるはずじゃないかと。ぼくは、「給料減っても公僕だし辞めんだろう」という強い前提が制度設計側にあったように思いますが、いかがでしょうか。(というか、内部事情を知っているのであれば、教えて欲しい&いまいち文部科学省の本件への関係の仕方が良く分かっていないのでそのへんも教えて欲しい)
まあ、このどこまで考えていたか問題はあんまり論点ではないのでこのへんで。
そして、最後に。(そして、これが個人的に一番重要な論点)
自分の視座がいかに低いかと。そして、政策立案・決定に関わる人間の視座を、いかに持ち合わせていないかと。そんなことを思わされた、今回のBatsuhitoくんからの指摘でありました。
正直悔しいですね(そんなこと言ってなんになるのかという話ですが)。自分の身の振り方を考えさせられます・・・
とはいえ、Batsuhitoくんにはこれに懲りず、今後とも色々とご指導賜りたいので、引き続き宜しくお願いします。
もちろん、Batsuhitoくんに限らず、社会で活躍されている先輩方・同輩・後輩の皆様も、引き続き本年も叱咤激励の程よろしくおねがいします。
August 16, 2012
さてさて
震災とか、色々あって2011年は書く気が起きなかったけど。
別に復活させるかは分からないけど、ちょっと書いてみました。
近頃のテーマは、どうやって自分の人生を生きるか。
悩みは深い・・・
まあ、周りの皆様、今後とも引き続きよろしくです。
March 04, 2011
メディアの変化について
・ただし、WEBメディアが出てきたとは言え、万人がファクト情報を収集できる「記者≒事件の「現場」にいあわせ、それを伝え書く人」になれるわけではない。ゆえに、ファクト情報を提供できる「現場≒記者」の重要性は、”記者がそのファクト情報を伝えるプラットフォーム”さえあれば、基本的に変化しないのではないか。
(ここからはマジでメモ)
・ただし、記者がオピニオンを語れるようになれば面白い。「現場」と「受信者」の直接契約モデルが生まれる?
・非「記者」にも、上手に自らがメディアになる人間がもっともっと出てくる。そういう人間になるには「情報の集め方」と「オピニオンの紡ぎ方」が上手くなる必要がある。そして、この二つは新世代の情報社会におけるメディアリテラシーなはず?
・既存メディアの価値はセレンディピティ(掘り出し物を見つけ出す能力)のみとなってしまうのでは?
※今回のエントリの一番の示唆であるブレッドらへんも、全然新規性のあること言ってないじゃんつまらない、という人いたらマジでごめんなさい。そして、そういう人にはどういう人がどういう媒体でそうした発信をしているかお教え頂けると嬉しいです。思考が進むので。
※個人的にはブレッドのような話は佐々木俊尚さんの『キュレーションの時代』に書かれているのではないか、と予想している。仮説ですが。
January 15, 2011
今年も宜しくお願いします
最近Twitterばかりやっているせいで、ブログの更新頻度が落ちてしまってます。TwitterはOutputの手段(≒自分が発信する際のメディア)であると同時に、Inputの手段であるので、何か情報を得てそれについて自分が考えたことをそのまま発信する際には、本当に都合が良いプラットフォームなんですよね。もちろん、他のユーザーとのインタラクションの面白さも、ついついTwitterを使ってしまう大きな理由なのですが。
とは言え、やっぱり何か長く文章を書こうとすると、どうしてもTwitterでは限界があると思っています。やはり140字というのは大きな制限です。逆に言うと、こちらのブログで発信をする機会が少ないということは、それだけ今の自分には何か発信に値するような、まとまったアイデアがストックされてないんじゃないか、と言うことも出来るかなあと。なので、こちらのブログが更新されないこと自体はあまり褒められた状況ではないように思うわけです。と言うことで、今後もこのブログは頑張っていこうかなと考えています。
ここについては、一番色々と考えたので、またどこかでまとまったことを書く予定です。
August 21, 2010
ここ2カ月くらいの記録
1.本業
基本的には製薬でした。これ、成長してるのかなあ。。。
結果として自分が出来る範囲が広がっているのは分かるんだけど、この1カ月に得たものが何で、それが評価に値するものなのかどうなのか、のちのち自分で振り返った際にどう判断するんだろう。
新しいフェーズではあるんだけど、継続には違いないので、ちょっと仕事に刺激が足りない気がする。まあ、自分の動き方の問題なんですが。
いま、サプライチェーンやってるんだけど、これは「戦略」じゃないなーと思っているのも、そう思う背景の一つ。このテーマ、アート感・飛び感・ストーリー感がないんだよなー。あくまでマネジメント。しかも、「管理」ってやつ。
あと、事業計画(数字づくり)もやってるけど、これもあんまり楽しくない。
7月前半に絡んでいたセールスはすげー楽しかった。自分がビューを持てている業界での、ファンド(≒素人さん)に対するセールスだったこともあり、セールスでフロントを張れたし。自分が作ったマテリアルを、向こうのMDとかがすげー評価してくれたし。息の長い提案だから、しばらくはPJTにならないだろうけど。
あと、6月末にBOPビジネスについての講義を東大(本郷)でしました。
ちなみに来月からインフラ系のPJTに入りそう。インプットとして業界動向の本を4〜5冊目を通したんだけど、インダストリーとしては相当面白そう。
2.夕張スタディ・ツアー
「新しい公共」について考えを巡らせましょう、ということで6月中旬から企画したツアーが実現。3泊4日、インタビュー7件を北海道で実施。それにしても楽しいメンバーでした。
・GEじゃないけど、リバース・イノベーションの最終的な行き先は、こういうところにあるのではないか
・結局論点は、世代間衡平性だろう
という二つが最大のインサイトか。
この旅を通じて、自分のこれからの方向性の大枠が見えたように思う。
3.アデオのコンサルテーション
6月からずっとやっているインタビューが終了し、中旬に中間報告を終了。来週のMTGに向けて今日はマテリアル作り。イシュの整理が終わり、これから打ち手の方向性を示しつつ、メンバーの巻き込みを図る予定。
なにげに土日がけっこう潰れましたw
4.松庵小サッカークラブの合宿
練習方法にイノベーションが起きていた。要素還元主義からカオス・フラクタル重視へ。
まあ、またどこかで書きます。たぶん。
5.大島でのボランティア
今年も強行日程で行ってきました。金夜の夜行の船で浜松町を出、日曜の夜に帰還。時間は短かったんだけど、今年の方が去年より学びは多かったように思われる。
簡単ですが、以上で!
June 13, 2010
this time for Africa
ワールドカップはじまっちゃいましたね。
パクチソンのドリブル、やばかったですね。
曲もShakiraですねー。まーP-Squareとかだったらもっとローカル感出てて良かったですが。。。
このPV何が秀逸って、ちゃんとロベルト=バッジョの名シーンが入っているところ。素晴らしい。
テンション上がるわ―。
ちなみに今日はアフリカンフェスタ@横浜に行ってきたんですが、南アW杯効果かわかりませんが、人の入りがすごかったです。
June 01, 2010
なんと6月。。。
ちなみに今はBusinessTripで上海に来ていて、時差が1時間あるから、僕的にはまだ5月なんだけどね。。。と言っても言い訳に過ぎませんが。
先月くらいから本格的にTwitterをはじめた(@kemonomichi。。。かな?フォローよろ)から、Trade-Off的にブログに書かなくなってしまった、というのもあると思いますけど、それにしても書いてなさ過ぎ。
考えたことを書かなかったとしても、日々の行動の記録としてだけでもいいから残して置きたいなあ、と。
Twitterは一ヶ月やってみて色々と見えてきたし、戦略的に使えばかなーり面白いツールだなあと思うのだけれど、今別にやる必要がないんじゃないか、と思うと少しモチベーションがダウンしている今日この頃です。必要なときに(その時がくれば、だけど)、自分マーケティングのツールとして使えばいい、ってただそれだけの話だと思います。
最初はMixiのVoiceと同じかと思いましたけど、本質は全く違いますねー。圧倒的にTwitterのほうが面白い構造をしていると思います。
それにしてもホテルで粛々とスライドを作るのは苦痛で仕方がない。。。と言うか、集中力が途切れがちになっちゃう。
そうそう、巷で「シェアハウス」とか「大人の思想勉強会」とかいう流れがありますが、ADEO的に言わせればシェアハウスはそれがまだルームシェアと言われていた時代(2005年末w)からやられていたし、勉強会も去年からやってたんですけどねー。まあ、マーケティングが上手いほうが勝つ時代でしょうか。
と、Twitterがアクセスできない中国から、つぶやいてブログを更新してみました。
さーて、仕事!!
May 04, 2010
ゴールデンウィーク中に考えたこと
PJTの最終報告が先月末にあったので、ゴールデンウィークは休めるかな?と思ったけど、結局フォローアップに追われてしまっている今日この頃です。うーん、全然心が休まらない。これまでやっていたPJTが次フェーズに続くから心が休まらない、というのもあるんですが。。。
そして、次フェーズの提案作業から外された(とは言え次フェーズには確実にメンバーで入れられるんだが)代わりに、他のセールスでクライアントとディスカッションするために、ベトナム(しかもホーチミン&ハノイの二都市)に行くことになりました。ちなみに6日から11日まで。
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また新しいプロジェクトが始まる時期なんですが、なんか憂鬱です。
まず何より、新しいプロジェクトに入るのはそもそも不安。自分は付加価値が出せるんだろうか、と。
忙しすぎてpassiveになると自分の出せる付加価値が下がり、一方でproactiveに動けると付加価値が上がることは、一年通じてやっと分かってきた。まあ、当たり前なんだけど。
なんとかproactiveに動き続けないとなーと思います。でも、それにしても色々不安だーー。
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YDPのときに仲良くしてた友達で投資銀行に行った子が、1年足らずで転職した。しかも、僕から見るとかなりポジティブな転職。
彼は死ぬほどデキるし、彼にいわゆる“市場価値”があるのはすげー分かるんだけど、翻って自分は??
ちなみに、“市場価値”ってのはどんだけお金貰えるか、ではなくて、どんだけ自由な仕事が出来るか、だと思う今日この頃。
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おとといはAIESECの新歓合宿にお呼ばれして、新一年生50人位を含む大学生70-80人の前でお喋りしてきた。
目の前にいる学生のあまりの若さにジェネレーションギャップを感じまくったことは置いておくにしても、一人の女の子からの質問には、ちょっと考えさせられた。
「なんで貴重な休日を使って、こんな場に来てプレゼンテーションしてるんですか?」とさ。
その場では取り繕って「学生の皆にはいろんなチャレンジをして欲しいと思って」みたいな適当かつえらそーな答えをひねり出しちゃったけど、帰り道よくよく考えてみたら、ああいう場でむしろ価値をもらっているのは、僕な気がしたのでした。
社会人って目の前の仕事に手一杯で、どんどん感覚が麻痺していって、普通に過ごしてたらきっと最初に自分が考えていたことなんてさっぱり忘れちゃう。
そうならないように、という訳ではないのだけれど、AIESECのああいう場で話をしたり、学生からのシンプルだけど本質を突いた質問を浴びせられ、それにウーンと考えて答えたりする過程で、実はバリューを出されているのは、自分なんだなー、と。初志を思い出すじゃないけれど。きっと深層にそういう意識があるんだろうなーと思ったのでした。
と言うことで、AIESECのみなさん、呼んでいただいてありがとうございました。あんまり面白い話が出来なくて恐縮ですが、また誘っていただけたらと思います。
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そんな、取りとめもない感じで。でわ。