2010年10月

2010年10月29日

『おいてけ堀のはげちゃびん』

ディケンズの小説と
関連する本と映像と
『クリスマス・キャロル』とを
言ったり来たりしている

小説のせいだろうか
色々と空想することが多い

まあ、あと一カ月
委ねて過ごす

色々なものが
混ざってぐちゃっとなるのは心地よい

今はまだ
それに浸かっていてよいだろう



そういえば12月に
劇団ひまわりの若い人たちのクラスで
『おいてけ堀のはげちゃびん』を上演することになったのだ

WATER33−39になる前の
清水企画の頃に書いた作品で
日食倉庫コンカリーニョでの最後の公演だった

なんか
木を生やしたりお堀に水を入れたり
一面に藁を敷きつめたり(舞台から続いて客席まで)
思い入れの強い作品である

今回は
小さなスタジオ公演なので
あまり大がかりなセットを組むことはできないが
本はちょっと書き直そうかと思っていて
すでに少しずつ書き直しているのだ

『クリスマス・キャロル』と並行して
少しずつ稽古が進んでいる

このクラスは前回
『小っちゃくて、大っきいの。』を上演したのだけれど
10年前に書いたものを再演するというのは僕にとってありがたいし
より深いものが作り出せたらなあと思っている

『おいてけ堀のはげちゃびん』は
妖怪の子どもたちが出てくる物語で
だから実際に子どもたちが台詞を読むと
台詞の駄目な部分が浮き彫りになって面白いのだ



あと
来年の二月の公演について準備している

もうすぐお知らせします



kemumaki020415 at 12:09|PermalinkComments(3)

2010年10月22日

踊る人たちを眺める

昨日はえみ先生のダンスの稽古
『クリスマス・キャロル』の人たちは確かに踊っている

中川と高石が来て
大雑把なイメージのすり合わせ

いくつかデザインをあげてきてくれたのと
こちらの進行具合を見てもらったのとを
ああでもないこうでもないと話す

充実している



WATER33−39には全然行けていないが
今日はどうやら野田秀樹『赤鬼』を読むらしい

そういえば
来年の二月に公演が決まったのだ
岸田國士『犬は鎖に繫ぐべからず』をやる

ケラさんが同じタイトルの
岸田戯曲をコラージュした作品を上演したのが記憶に新しい

我々はそのままやる

ぼちぼち
そちらの準備も進めなくちゃな



『岸田國士の世界』を読んでいる
『デイヴィッド・コパフィールド』を読み始めた
フィズの挿絵に興味がわく



kemumaki020415 at 12:54|PermalinkComments(0)

2010年10月21日

達者に演じる

劇団ひまわりのクラスでは
次回の公演のために戯曲を読んでいる

このクラスは
高校生が大半を占めているのだけれど


みんなが探してくる作品が
僕が最近読まなくなったタイプの作品で

声に出して読んでもらうと
ああ読んでいる俳優が楽しそうだなあという印象を受けた

昨日読んだのは
オムニバスで殺人を扱ったものなのだけれど
なんというか「生き生きと」殺したりまた殺されたりするのだ

そして
ほぼ初見の戯曲を実に達者に演じて見せたりするのだ

心のかけひきが面白いのだというが
本当にそこには心のかけひきが描かれているのだろうか



最近読まなくなったということは
昔はそういう戯曲を読んでいたのだけれど

僕は
戯曲=story
だと考えていた

もちろん
storyは戯曲に含まれるのだけれど
そこにはもっと多くのことが含まれている

戯曲はstoryではない



きっと
読み続けるしかない

正解を探すということではない

いろいろな戯曲に出会うためだ



それにしても
ザ・クロマニヨンズの
『オートバイと皮ジャンパーとカレー』がかっこいいなあ

kemumaki020415 at 10:51|PermalinkComments(6)

2010年10月20日

挿絵画家

『挿絵画家の時代』(大修館書店)を読んだ

ディケンズと挿絵画家のクルックシャンクという人を中心に
19世紀のイギリスの事情が描かれていておもしろい

クルックシャンクという人は
たとえば『オリバー・ツイスト』の挿絵を描いている人で
『クリスマス・キャロル』はリーチという人が挿絵を描いているのだけど

当時は
絵がまずあって、それを文字が補う出版物がたくさんあって
ディケンズは、小説を補うのが絵だろって考え方を確立した人とあり
「絵があって小説があるのか、小説があって絵があるのか」
という戦いについて書かれているのだけれど

つまり
絵にしても小説にしても
それぞれに、あるイメージがあって
互いにどれだけイメージを共有したのかは分からないのだけれど
それは最終的に合致するものではなくて
だから面白いのだけれど

さらに
読者は絵や文字で翻訳された「形となったもの」から
新しいイメージを抱くのだよな



「イメージをどのように翻訳して他者に伝えるか」
ということなんだよな

僕は
僕が読んだり見たりした『クリスマス・キャロル』を僕の中で翻訳して
俳優は俳優の中でそれぞれの『クリスマス・キャロル』を翻訳する

「絵があって小説があるのか、小説があって絵があるのか」ではないけれども
当然ディケンズの小説やリーチの絵があって
では我々はどこまで我々のイメージをのっけてゆくのか

「書いてあることをそのままやる」なんてことは実は不可能なことであって
でも我々が読み取った「書いてあること」を「そのままやる」んだろうなあ

kemumaki020415 at 09:46|PermalinkComments(0)

2010年10月18日

頭の天辺から光が吹きだす

クリスマス・キャロルは第二章を実験している

第一章で
七年前に死んだマーレイの亡霊が登場し
三人の精霊がやってくることを伝えるのだ

そして
第二章で
一人目の精霊、過去のクリスマスの精がやってくる

こいつの登場の仕方が鮮烈で
どうしてやろうかと考えている

こいつが主人公のスクルージを
色々な場所に連れて行くので
どうやって連れて行こうかとみんなで悩んでいる

TPSの役者陣は
作っては壊すという作業に慣れていて
非常に刺激的だ

時に乱暴すぎて
思わず笑ってしまうのだ



稽古場がある現場は恵まれているよな

ある程度
ものが揃っているので
イメージを形にする実験ができる

これは魅力的だ

改めて感じる



『ボズのスケッチ』を読んでいる

劇はいくつか見ている
東京セレソンデラックス『くちづけ』とか
OOPARTS『CUT』とか
グルポフ『ルワンダ94』(映像)とか
あと
ZOO寄席『枝光・三之助 秋の陣』とか

今週は
すがのくんのやつがZOOで始まるから
見に行こうと思っている



kemumaki020415 at 10:17|PermalinkComments(0)

2010年10月13日

クリスマス・キャロルの稽古が始まる

『クリスマス・キャロル』の稽古が始まっている

ディケンズの小説を
かたちにしてゆく作業をしている

やっと稽古用のテキストが出来上がる
原文と翻訳二つを見比べながら
まずはなるべく書いてあることを取りこぼさぬよう
無理やりかたちにしてゆく

やり出したら
途方もない作業だよな

ディケンズの本の登場人物は
とてもユニークだし
その人たちの対話劇にしてももちろん面白いだろうけど

なんというか
その本筋のまわりを埋め尽くす
これでもかという描写をかたちにしてみたいと
今は考えているのだ

第一章の部分の荒いデッサンが出来上がったので
美術の中川と衣装の高石も来ていたし通してみたが
それはそれで非常に興味深かった

TPSの人たちと
どうやってこれから作業してゆこうか
手さぐりしているのだけれど

きっと
変なものが出来上がると思う



ディケンズ関連の書籍を読んでいる
『オリバー・ツイスト』を読んでいる



劇団ひまわりは
『くるみわりとネズミの王さま』が終わり
新しい作品に向かい動き出している

今年は
クリスマスが続くなあ



ぼちぼち
ブログを再開するぞ

たぶん

kemumaki020415 at 09:52|PermalinkComments(0)