2009年10月

2009年10月21日

羽田空港ハブ化

反小沢への仕打ちということなのか難題山積の国土交通相に任命された前原大臣ですが、八ツ場ダム問題、日本航空問題等々口を開くたびに物議をかもしだしていますが、唯一良く言ったと評価できるのは羽田空港の国際ハブ空港化です。
というか個人的には鳩山政権になってはじめて評価できる政策?です。

私の友人いわく、これは成田闘争を経験した自民党には自己否定になるので言えなかったことだと言っていましたが、若い人たちは何故都心から遠い成田に国際空港があって、近くて便利な羽田空港はほぼ国内便だけなのかは知らない人もいるかも知れません。

そもそもは羽田空港周辺住民の騒音に対する反対運動があった上に、羽田空港の発着回数が上限に達するということで、千葉県成田市に新しい空港を作ることになった訳ですが、土地買収の過程でのやり方のまずさやボタンのかけ違いに当時の過激派運動も加わり時には流血事件もあった成田闘争が激しく展開されたのです。今でも覚えているのは開港予定日に過激派が管制塔に侵入し、開港が遅れたことです。
その後も滑走路を延長するたびに未買収地がネックとなり未だに解決していません。

一方の羽田空港は土木技術の進展もあって、沖合を次々と埋め立て、滑走路も増やしていったのです。

千葉県民の方々は別として、大半の東京都民にとっては羽田で賄えるならば成田まで行かなくて良いのに、という意識は当然あった訳です。

しかしながら、成田であれだけの闘争を経て空港を作り、運用してきた自民党政権には口が裂けても羽田に国際線をとは言えなかったのです。

先進国では国際空港のハブ化は当然の選択であり、韓国の仁川空港の成功例を見ても、世界有数の都市である東京にハブ空港がないことは、ジャパンパッシングにも繋がりかねない事態なのです。

誰が見ても東京にある国際空港は国内空港と同じ場所で利便性が確保されているべきでしょう。
そうなると森田千葉県知事がオーバーアクションで抵抗しようとも羽田が第一候補となるのは明白です。

日本に着いた海外のお客様に京都に来てもらうためにどれだけ苦労するか。
関空便が激減している中で実際に大勢の方々に日本に来ていただいた経験のある私にとっては国際線が羽田に着いて、そのまま伊丹まで飛んでくれたらどんなに便利かと思ってしまう次第です。(更に言えば新幹線の支線が羽田空港から出るともっと良いのですが)

成田をすぐに廃港にする訳には行かないでしょうが、方法としては東南アジアやハワイぐらいまでは羽田、そりより遠い便は成田とするか、基本は羽田として、成田は発着料を限りなくゼロに近づけて格安航空便等を誘致するかしかないと思います。

私が生きている間に羽田空港から便利に海外に行ける日が来ることを楽しみにしています。





ken123atara456 at 00:01|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 雑感 

2009年10月20日

マスコミによる国民のミスリード

鳩山友愛マニュフェスト原理主義独裁政権がスタートして1ヶ月が経過しての世論調査では相変わらず高支持率が報じられていますが、どうにも胡散臭いです。

たとえば日経新聞によると「内閣の仕事ぶり」を評価するが61%もあり、ここ小泉政権より後の3政権より高いとしていますが、支持率の背景にあるのは「行政のムダ遣い削減」に対する期待感と書かれています。

仕事ぶり評価理由でも「行政のムダ遣い削減」が断トツの64%で、「消えた年金問題解決」「地球温暖化対策の推進」といった項目が続いています。

民主党がマニュフェストの目玉としていた「子ども手当」「高速道路無料化」は世代間で評価が分かれたり、今一つの反応のようです。

私が問題視するのは「行政のムダ遣いを削減」することが良いか悪いかと聞かれて悪いという答えはあり得ないということです。
同様に「消えた年金問題の解決」「地球温暖化対策の推進」も基本的には反対できなにい項目ではないですか。
こうした耳に聞こえに良い、しかも反対しにくい項目だけを並べているのが現政権ということの裏返しではないでしょうか。

景気は悪くなる一方ですし、補正予算も凍結、景気対策はゼロ、しかも赤字国債増発では、経済は破綻に向かってまっしぐら、失業率はうなぎ昇りとなることが危惧されている中で、こんな気持ち良く聞こえる政策ばかりで本当に国民は良いと思っているのでしょうか。

日本経済新聞という名前は何なのか、この調査では経済関係は「返済猶予制度の是非」しか聞いていないのか記事にしていません。

ムダ遣い削減の名の元に経済を破綻させては元も子もありません。
マスコミのさじ加減一つで選挙結果も右往左往するような国になってしまったのは大変悲しいことですが、せめてマスコミは世論調査で国民をミスリードするのは止めてもらいたいものです。

「水、清ければ、魚住まず」
"白河の清き流れに魚住まず、もとのにごりの田沼ぞ恋しき"

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2009年10月19日

インド洋給油とアフガン民生支援 どちらが安全?

政権発足以来、閣僚が発言するたびに違うことを言っていたインド洋における給油活動継続についてですが、結局マニュフェストに書いてあるからという理由で来年1月の法律切れで撤退するようです。

前科一犯で過去にもわざわざ一旦撤収させたことのある民主党ですので同盟国との話し合いよりもマニュフェストが重要なのでしょうが、問題はここからです。

撤収の言い訳づくりのためにわざわざアフガニスタンまで飛んだ岡田外相は、民生支援すると言っているようですが、果たして激しい戦争状態のアフガンに一体誰を送ろうというのでしょうか。

私の親戚のまた親戚筋の米国人女性はアフガニスタンでテロにあって大やけどをおって、米国内の病院に運ばれましたが結局亡くなりました。この女性は米軍を除隊して民間企業からの派遣でアフガンに行っていた人です。

社民党や旧社会党出身者の居る民主党は、もともと自衛隊は送りたくないのでしょうから、警察官を送るのか、はたまた丸腰の民間人を送るのか、いずれにしても実現性は低く、結局お金で解決するといういつか失敗した道を歩むのでしょうか。(湾岸戦争時に日本は多額の資金を出したのに人を出さなかったため世界からは全く感謝も尊敬もされなかったのです)

給油活動はもっともコストがかからず、リスクも少なく、しかもたくさんの国に感謝されているという現実を無視して、マニュフェスト理想論に走る現政権のために日本は又も国際的プレゼンスを失うのかと思うと悔しくてたまりません。

ちなみに日本の給油活動は「神の手」と言われているそうで、走っている船を止めずに寄って行き、ピッタリと給油口に入れて一番短時間で給油を終える日本の海上自衛隊の技術は「神業」らしいです。
(船を止めれば小型ボート等でのテロ攻撃の対象となる危険性があるので走りながらの給油が理想とのこと)

こうした海上自衛隊の活躍も日本の大マスコミはほとんど取り上げずに、給油活動停止か継続かだけの報道をワイドショー的に繰り返すのみです。

ソマリアにしろ、インド洋にしろ極めて厳しい気候条件の中で、忠実に任務をこなしている自衛官の皆さんの頑張りが日本という国の価値を高めているということを少しでも多くの日本人に正しく理解してもらいたいものです。
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アフガン民生支援に治安の壁、苦悩する現地部隊

 鳩山首相は26日までの就任後初の訪米中、インド洋での給油活動は「単純に延長しない」とする一方、農業指導や職業訓練などの「民生支援」をアフガニスタン貢献の柱に据える考えを打ち出した。

 日米関係の重要課題に浮上するのも確実な民生支援だが、現地の支援現場では、治安対策をはじめ課題が山積している。

 9月中旬、国際治安支援部隊(ISAF)に同行し、岩肌むき出しの山々を急流が縫うパンジシール州を訪ねた。

 「異教徒め!」。橋のたもとで、血相を変えた若い男が米軍の車列に叫んだ。米兵は車を降り、英語と現地のダリ語で、「私たちは皆さんの支援を行っています」と、配布された手引書通り、丁重になだめていた。

 米同時テロ後の軍事攻撃開始から8年。ISAFが8月発表した行動指針は、軍事行動とは別に、発電施設や学校の建設などで住民の支持を獲得して過激派の浸透を阻止する民生支援が重要と強調している。

 「目下の任務は子どもたちを育て、アフガン安定につなげることだ」。パンジシール州で開発事業に当たる軍民合同の「地方復興チーム」(PRT)司令官、エリック・ホンメル米軍中佐(43)はそう言うと、ダルバン村近くで完成したばかりの中学校校舎を指さした。

 日本政府も6月から、中西部ゴール州のPRTに外務省職員4人を派遣して学校建設などに当たっている。アフガン駐留米軍高官は、治安増強に欠かせない警察官の養成でも日本の人員派遣に期待する考えを語った。だが、治安の悪化は続く。ホンメル中佐の前任司令官も5月、自爆テロ攻撃を受けて死亡している。「妻には前任者殉職は知らせていない。心配するから」。ホンメル司令官は深いため息をついた。(アフガニスタン東部パンジシール州ダルバン村で 柳沢亨之)



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2009年10月18日

補正予算見直しの馬鹿馬鹿しさ

来年度の子ども手当支給の財源を出すために、麻生内閣の通した補正予算を3兆円削減すると言ってそればっかりやっていた鳩山内閣ですが、景気の悪化によって補正予算を組む必要があるかもと言い出していて全く理解に苦しみます。

そもそも何で3兆円なのかも全くわかりませんし、景気対策のための補正をムダな予算を削減すると言っても何が無駄なのかの基準がないのですからメチャクチャな話です。

結果的に数合わせに終始した訳で、カットした中身に至っては話になりません。

例えば「子育て応援特別手当」は、2.5兆円では足りないということで上乗せのためにカットしたのですが、自分たちがマニュフェストに書いた「子ども手当」ならば良くて、「子育て応援特別手当」は地方自治体では支給準備まで進んでいるのに公明党が言いだして麻生政権で決めたものだから止めろとは肝心の「子育て世帯」のことは全く考えていないとしか思えません。

もともと、ムダで効果が無いものをカットすると言っていた中身には「公共的建物の耐震補強工事」「医師不足解消のための地域医療再生基金」と言ったものが含まれていますし、地デジ対応のテレビへの買い替えをやめましたと言ってもこんなもの問題の先送りにしか過ぎないではないでしょう。

大マスコミはこのあたりの問題指摘は全くなく、3兆円行くか行かないかだけを連日面白おかしく伝えているだけですし、この不景気の中で補正予算によって商売を見込んでいた関係する中小企業にとっては、ふざけるなという話です。

鳴り物入りで3兆円削った結果が不景気を増し、結果として再度補正予算を組まなければならないのでは何をやっているかわかりませんし、こうした金は悪くなってから入れたら何倍もかかるのが常識です。

あげくのはてに来年度の概算要求は95兆円!!
特別会計の整理・削減が済んでからのばら撒きならばまだ納得性ありますが、そちらは手つかずで赤字国債増発し、景気浮揚策は全く無しでは、いよいよこの国は唯一残っていた経済は一流の看板も下ろさざるを得ないでしょう。

高額所得者への所得税・相続税等の課税強化もはかるようですし、せっかく再生の途についた教育は日教組のやりたい放題で再度崩壊するようですので、心ある人(企業)は日本を離れるのではないでしょうか。

それにしても自民党や他の野党は何をしているのでしょうか。
こんな無茶苦茶をしている相手に来年の参議院選挙で一矢報いるのは国を救うことでもあるのです。いつまでも悄然としてないで必死にやれ!と言いたいです。

ken123atara456 at 18:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 納得できますか? | 雑感

日本の国会は無くなったの?

ここのところ多忙でまたブログ掲載が途切れてしまいました。
景気対策の補正予算を減らすことに血道を上げている政権のおかげで経営者仲間の一致した意見はこれで景気はもっと悪くなるということです。
来年の子ども手当のために今年の景気を犠牲にする訳ですから話になりません。
この政権が出来てから唯一まともな話は羽田空港のハブ化という冷静に考えればこれしか選択肢がない話だけですが、これについては別途触れるとして、友愛ばらまき政権が誕生して一ヶ月半、言いたい放題、やりたい放題の独裁状態ですが、私がいま感じていることはひとことです。日本には国会は無くなったの?
国民大半にとってはどうでも良い(失礼!)参議院補選が終わるまで国会は開かないという小沢幹事長の考えなのでしょうが、本当にこの党(人)は国家よりも選挙しか考えていないのでしょうね。
国会論戦が期待できる訳ではありませんが、マスコミも国民も国会やれという声はどうして出てこないのか。私には不思議です。

ken123atara456 at 08:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ちょっと言わせてください | 雑感
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