2006年11月09日

「レインツリーの国」 有川浩 著



 有川浩著の「レインツリーの国」です。前回読んだ「図書館戦争」の続編の「図書館内乱」の中に出てくる架空の本だったのですが、実際に有川さんにより書き下ろしされました。

 図書館内乱の中で、『メディア良化委員会』が、聴覚障害者に聴覚障害者の本を薦めた図書館員の責任を追及するきっかけとなった本です。

 『メディア良化委員会』が、どんな本に目を付けたか、知りたくなって(すっかり、物語にはまってます)買ってしまいました。

 この本は、聴覚障害者のと聴覚健常者の恋愛の話なのですが、かなり痛いです。障害者と健常者の認識のずれや、思いやりでも、今ひとつずれてしまったり、コミュニケーションがうまくとれないことで、こんなところで、人間関係につまづくのかと考えさせられます。

 はじめてのデートの時、聴覚障害者がヘッドホンステレオを聞きながら、相手を待っているのですが、声をかけても、すぐ気づかず、声をかけた方はヘッドフォンのためと思ってしまって気づかない。

 その後も、映画は字幕にこだわったり、女の子は普通のデートを望んだりするんだけど、『普通』て何? そこまで、がんばるか と 少し感動、いやだいぶ感じるものがある

 いい本でした。
こんないい本を問題視する『メディア良化委員会』は許せないな・・・・・

 「図書館内乱」より「レインツリーの国」のほうがおもしろかったりして、「図書館戦争」が一番おもしろいかな


 現在の日本の「メディア良化委員会」も、NHK(海外向け短波放送)に命令放送が指示できるようになる答申を出したようですね。

図書館内乱 有川浩 著

NHKに放送命令へ
総務相 拉致、電波審に諮問(東京新聞)


ken1701f at 09:34│Comments(0)TrackBack(1) 読書してる? 

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1. レインツリーの国 [有川浩]  [ + ChiekoaLibrary + ]   2006年11月20日 18:34
レインツリーの国有川 浩 新潮社 2006-09-28 何気なくネットで検索した「忘れられない思い出の本」。そこで出会ったサイトの管理者「ひとみ」とメールのやり取りを始めた伸行。何度もやり取りを重ねるうち、いつしか「彼女」に会いたいと思い始めた彼は…。 なんという...

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