戯言日記

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更新停止

二年半と少し、このブログは続いていた。

 

そして、今日決めた。もうやめよう、と。

 

ここんところ著しく更新頻度が下がってた。

何度かパソコンに向き合って文章も書いて見たけど、なんていうか自分でよく分からなかった。

「これを書いていて楽しいか?読んで楽しいのか?」というようなことを考えた。

「時をかける少女やっぱSF考証がダメだ。でも傑作」とか「古本屋でよくひどい態度で立ち読みする。ひどいときは紅茶を飲みながら棚に座って読む。でも黙認されてるのはきっと売り上げの1パーセントくらい俺だからだ」とかそんなような記事を書いたのだけど、どれも投稿ボタンを押すに至らなかった。

結局のところ、「なんでわざわざネット上に上げなきゃいけないんだ」っていう疑問が湧いてくる。まとめればただの十行日記なのに。

俺の日常には別段面白いことが起こるわけじゃない。かといってどうということのない日常を面白く書き上げる技量も根性もない。

 

俺が書きたいのはガチ文章なんだと思う。それも、物語。

こないだのコーヒー恐怖症を書いて、そう感じた。出来はどうあれ、書いてて楽しかった。充実していた。

普段と同じ投稿フォームに向き合っているのに、普段よりずっと心が躍った。

 

もっと面白い話を考えたい。もっと文章力が欲しい。

 

それなら、これ以上このブログを続けててもしょうがない。

 

 

記事の投稿件数はこれまででジャスト777。

この記事が778番目になる。

これで終わるのもなんだかずっとズレていたという感じが出ていていいかもしれない。

 

 

と、いうことで。まことに勝手ですが、本日を持って当ブログは更新停止します。

閉鎖はしません。なんだかんだで俺も過去に書いてきたものに多少の愛着はあるので。このまま放置したいと思っています。

 

相互リンクをして下さっていた方、ありがとうございました。唐突に終了して申し訳ありません。

リンクからは外して頂いて構いません。

ただ、「お前のことは忘れない。お前はいつも俺の隣に生きているんだ」という数奇なイケメンがいれば、そのままにして貰えると幸いです。

 

 

このブログは現在の俺の人生の6分の1程を丸ごと詰め込んだごちゃごちゃの袋みたいなものだ。

ときどき紐解いて中を見てみるとそこそこ面白かった。

きっとこれから先もときどき覗き込んでみることだろう。

なんだかんだで、やっぱりブログをやっていて良かったなぁと思う。

 

 

 

ではまたどこかで。

いやいや、行ったけどね

どういうわけだか夏休みが終わった。

ブログを全然更新しなかったのもどういうわけだか分からない。

ついでにモンスターハンター3があるのに全然やらずにシレン2を70時間くらいやったのもどういうわけだか分からない。

 

スナイダーです。

 

そんなわけで大分前の話になるけどこないだの自転車廃墟旅行の話を。

旅行の感想を一言で述べるなら、泣くほど遠かった。

6、70キロの道のりなんて余裕だぜと思ってたら全然そんなことなくて50キロ辺りで完全に心が折れた。

ビジョンとしては日が落ちる頃にでも目的地に到着し、あての無い旅らしくそこから宿を探し、地元で見つけた安宿で一泊…みたいな感じだった。

しかしまあ現実は非情で、足は痛いしやる気は出ないしで休憩しまくったりしてた。

ファミレスに2時間くらいいたりした。そしたら凄い夜になった。

田舎文化ってのはおおよそそういう場合厳しいもので、宿とか取れないのね。

どうもあの地域は夜10時を過ぎると街としての機能がストップするようだ。

宿泊施設とか20件くらい電話かけたけど全部出てもらえなかった。あんなに電話かけ続けて出てもらえなかったのは初めてだ。

 

だがあまり俺達は慌てなかった。

 

「じゃあ野宿しようぜ!!」

 

これで意志は固まっていた。フィクションの世界ではよく聞く話だが、実際にしたことのある奴はそういないだろう。

公園のベンチで昼寝とか、キャンプとかとは意味合いが違うのだ。

明日を迎えるため、生きるために、やむなく行われる夜を越える行為。それが野宿である。

 

まあそんなわけで若気の至りとでも言うかある種おかしな憧れを野宿に対して俺達は抱いており、野宿をすることに一遍の迷いもなかった。

都会でやったらおまわりさんに声かけられること必至だが、ここなら大丈夫だ!

ということで野宿を試みたのだが、大変だった。

虫が多いのだ。

多いなどという言葉で片付けてはいけない。尋常じゃない。

蛾とかもうホント狂ってるとしか思えない。コンクリートの駐車場が白く染まってた。蛾で。

数えていられないけど、多分一日で4000匹くらい見かけた。

こんなところで寝たらモスラになっちまうんじゃないかって思った。

 

その後も、公園の土管のような物の中で寝ようと画策するも同年代の男女二人に見つかり極めて微妙な雰囲気が漂ったりして、最終的にびっくりドンキーで夜を明かした。

びっくりドンキーに9時間くらいいた。迷惑どころの騒ぎじゃなかったと思う。

何しろ10時には寝静まっちゃうようなところだから、深夜になると客とか俺達しかいない。

シフト交代した後、いつものことで客なんて一人もいないんだろうと思って油断した店員が俺達を見て「おわっ!」って小声で言ったのも聞こえた。

 

朝店を出たら駐車場一面の蛾の死骸をおっさんが掃除してた。

ちりとりで集めてはポリバケツにぶちこむ、を繰り返してた。

凄い光景だった。でもそれはそこでは当たり前のことで、そこから先の町並みでも皆同じことをしていた。

 

それぞれの地域の風土に合わせて文化は発展し、それぞれの場所にそれぞれの生活がある。

 

そんなことを学べた旅だった。

 

 

 

 

廃墟はどうしたんだろう。

 

ではまた。

入ってたヘッドフィギュアはリオレウス

モンスターハンター3、やっと俺の家にも届いたよ。

amazonで発売日前に予約してたのに届いたのは今日。やれやれとんだファンタジスタだぜ。

 

スナイダーです。

早速4時間ほどやってみたけど、水中戦難しくないか。なんか移動しづらいぞ。相手を見つつ自在に移動できないのはなんか気持ち悪い。

あとなんか視点操作に違和感が凄い。左手で移動、右手で視点操作がこんなに気持ち悪いとは思わなかった。

クラシックコントローラ付きにすればよかった。変なところケチると大変だ。

2でメニュー開く、1でアイテム使用もややこしい。

メニュー開こうとしていきなり回復薬飲むミスが悲しすぎる。

 

とりあえずコントローラー以外は快適かな。

やっぱ下位おもしれーな。未知の敵に立ち向かう感じが良いね。

 

 

 

とかまあそんなことは置いといて、明日から廃墟旅行に行く。

とりあえず予定としては5泊6日くらい。

旅館も何も決めずに行くのでどこまで行くのかいつまで行くのか定かでない。

まあなんか適当に行けるところまで行くってのは男の子のロマンだな。

図ったようにこれから一週間ずっと晴れだし。金が無くなれば野宿だってできる。なんかもう行こうと思えばどこまででも行けそうだ。

 

そんなわけで、明日から結構長期に渡って更新はしない。

きっと俺はこれから数日幌内炭鉱を見てテンションを上げたりしてるだろう。

 

 

夏休みの課題とかもあったなぁ……

 

 

ではまた。

コーヒー恐怖症2

シレン2の中腹の井戸が思いのほか難しい。

こんな難しかったっけか。前は2回目くらいで突破したはずなんだけど。なんか8F辺りで死んでしまう。

 

 

スナイダーです。

 

昨日の続き。昨日よりはるかに長いから気をつけろ!

 

 

 

 

 翌日、カーテンの隙間から漏れる光に目を覚ますと、見事なまでに空は透き通っていた。驚くほど青い空、強い日差し。今年一番の快晴ではなかろうかと思われる天候に、自然と気持ちが高揚する。何か良いことがありそうだと思わずにはいられない。
 時刻を確認すると、待ち合わせの時間よりも三時間早い七時であった。昨日のうちに着る服の検討を始めとして準備はほとんど終わっていたので、特にすることもない。かといって他の何かに集中できるとも思えなかった。なにせ今の時点で既にかなり心臓は高く波打っているのだから。
 少し考えて、散歩をすることにした。歩きなれた道だが、高揚感の中で歩くと普段とは少し違ったように感じられる。時折道端に飲み物の缶が捨てられていてドキッとしたが、全てコーヒーではなかった。やはり今日はついている。何か良いことがあるに違いない。コーヒーの件がバレないのはもちろんのこと、それ以上の何かが。実に素晴らしい。
 そんな思案だか妄想だか分からないものだらけの散歩から帰ってくるとそこそこの時間になっていた。忘れ物が無いことを改めて確認した後、家を出る。
 待ち合わせの改札前には二十分前に着いた。さすがに休日なだけあって多くの人が出入りしている。平日の誰もが嫌がる通勤通学の移動時とは違い、喧騒が活気を帯びていて心地良い。
「お、ホントに早めに来てるな。感心感心」
 背後から突然投げかけられた美紀の第一声はそんな言葉だった。
「遅刻したらどうなるか分かんなかったからな。二時間前からいたぜ」
 適当に言葉を返しつつ振り向く。彼女は夏らしい活動的な服装だった。短めのすっきりとしたデニムにチェックのブラウス、アクセサリーの類は一切無し。さっぱりとした彼女の性格と驚くほどに合致しており、思わず笑みがこぼれた。それでいてしっかり決まっているのが素晴らしい。
 今日は楽しい日になりそうだという予感はどうも的中しているようだと思いながら、遊園地へ移動した。地下鉄の中や歩いている途中での他愛ない世間話がなかなかに楽しく、移動時間はずいぶんと短く感じられた。
 道中で、時折すれ違う人の目線が美紀に注がれることに気づいた。美紀の容姿は客観的に控えめに見積もっても上の中ってところだろう。人の視線がとっさに引かれるのも無理はない。
 そんな彼女の横を自分が歩いていることに不思議な誇らしさを感じた。そして改めて、この関係を崩したくないとはっきりと思った。
「どうしてジェットコースターって無理に回転させたりするんだろうね。私は純粋にスピードだけで怖がらせてくる方が好きなんだけどな」
「ただ単にスピード出して走ってるだけじゃ新幹線と同じだからじゃないか」
「それは全然違うでしょう。新幹線は人が露出してるわけじゃないしね」
「まあそりゃあ新幹線に壁と屋根が無かったら怖いだろうな。かなり命懸けの乗り物になりそうだ。でも屋根とか取り払ってスピード維持できるのかな?」
「別に私は新幹線を怖くしたいわけじゃないんだけど」
 些細な会話がひどく楽しい。彼女は屈託なく笑うのだ。それは一本筋が通った生き方と性格から来るものだろう。会話を重ねれば重ねるほど、彼女の笑顔が愛おしくなった。
「何か喉渇いちゃったな。飲み物欲しくない?」
 二時間弱あちこち歩き回り遊んでジェットコースターに乗った後、急に美紀がそう言った。コーヒーへの恐怖はあったが場の楽しさがそれを凌駕しており、自然と俺はなるべく気の利いたことを言うようになっていた。
「じゃあ俺が買ってくるよ。園内販売ブースは遠いし、自動販売機で良いよな。何にする?」
「なになに? おごってくれるの?」
「まああんまり金は無いけどね。飲み物くらいならおごれるよ」
「そうだなぁ。じゃあアイスコーヒー。微糖のやつ」
 その答えを聞いた瞬間、視界がふらついた。どうして俺にはいつもこんなに過酷な運命が待ち構えているのだろう。今日は良い日だと思っていたのに、そんな幻想は一撃で吹き飛ばされた。俺にとってコーヒーという言葉は、それほどの破壊力を持つ言葉だった。
「……どうしたの?」
 ショックのため数秒動けなくなっていた俺の顔を美紀が覗き込む。そこでやっと気合が戻った。
「いや、なんでもない。じゃあ買ってくるよ。ここで待ってて」
 その声に素直に反応し美紀はベンチに座った。俺は作戦を考えながら自動販売機の方へ小走りで行く。徒歩二分とかからないところに自動販売機はあったはずだ。しかし幸い美紀のいる広場からその自動販売機は見えないし、広場から見て自動販売機側にあるのはジェットコースターなどのこれまでに見て周ったもののみだ。つまりこれから後この自動販売機を見ることは無いだろうと判断できる。それなら、「コーヒーは売り切れちゃってた」という言い訳が成立するのだ。彼女は夢にもそんな嘘をつく奴がいるとは思わないだろう。完璧なプランだ。
 自動販売機前に立つと、缶コーヒーは四種類あり、見事にどれも売り切れてはいなかった。しかしあまり見ると恐ろしいのでできるだけ目をそらして、何を買おうか考える。二種類買って「どっちが良い?」というのもありだが、おそろいのものを飲むというのも好ましい。
 少し悩んで、オーソドックスにコーラを二人分買うことにした。
「コーヒー売りきれちゃってたから勝手に俺と合わせてコーラ買ってきたんだけど良いかな?」
 したくもない人生経験のお陰で、嘘をつくのはわりと得意だ。ケロッとした顔で堂々と言い切れば大体のことは悟られない。完璧だと思った。
「あ……ごめん。私炭酸ダメなんだ。それは飲んじゃって。ごめんね」
 やってしまった。という感覚が体を通り抜けた。そういえば炭酸がダメな人というのも確かに存在しているのだ。コーヒーを避けようとするあまり頭がそこまではたらかなかった。
「あとちょっとトイレ行ってくる」
 俺が何か自分のフォローの言葉を言う間もなく、彼女は席を立ってしまった。機嫌を害したのかもしれない。いやきっとそうだろう。「炭酸ダメなんだ」と言ったときの彼女の気分の悪そうな顔は、俺の見たい笑顔とは正反対のものだった。
 少し泣きそうな心情になりつつ、コーラを持っていてはこの嫌なできごとをずっと引っ張ってしまうかもしれないと思い、一気に飲み干した。二本はキツかったが、半ばやけくそで勢いで飲み、缶を速やかにベンチの横に設置されているゴミ箱に捨てた。
 俺がコーラの缶を捨ててから一分ほどで、美紀は戻ってきた。落ち込んでいた気分に追い討ちをかけるように、手元に缶コーヒーを持って。「売り切れてなかったよ」というようなことを言いながら。
「え、マジで? じゃあ俺が見間違ったのかな。ちょっと浮かれすぎてたせいかもな」
 などと、精一杯平静を装って答えるが、全身が逃げたしたい衝動に駆られていた。十秒ほど必死に衝動と戦い、結局負けた。
「あのさ……」
「あ、俺もトイレ行ってくるわ」
 最悪だ。声が被った。余計空気がおかしくなる。先ほどの微妙な空気を取り払うためにここでは良い感じで会話しなければいけないと俺も分かってはいる。彼女もきっとその思いで声を発したのだろう。だがあのまま無理して恐怖と戦っていても顔が青ざめたり最悪倒れたりするだろう。大げさかもしれないが俺は確かに選択肢が逃げるしかない己の運命を呪った。
 美紀の方を窺いつつ適当にトイレの周りで時間を潰し、缶がゴミ箱に入れられたのを確認してからベンチへ戻った。
「よし、じゃあ次行こうか!」
 ここしばらくのことは頭の中から振り払い、無理に元気を搾り出して美紀に声をかける。
「うん、そうだね」
 そう言って形作られた彼女の微笑みはあの晴れ渡った笑顔とは違い、色あせた銀のような印象を含んでいた。俺は何事も無かったように振舞いながら、大きく動揺した。
 そこからの時間は、辛いばかりだった。表面上は最初と何も変わらない会話をしていたが、なにか二人を取り巻く環境が違っていた。空気はずっしりと重く、気力を奪っていく。あれ程魅力的に感じていた彼女の笑顔も、一切俺の心に突き刺さってはこなかった。たかだか飲み物を買いに行くときのすれ違いが原因で、どこかがおかしくなってしまった。お互いに何か心にとっかかりのようなものが残ったのだ。
 何をしても前のように心は揺れない。どんな言葉も、心に染み入ることはなかった。
 まるで二人の間に透明な壁が立ちはだかったみたいだった。壁は心を通わせるにはあまりに厚く、言葉を伝えるにはあまりに高かった。あの黄金色の時間は、いつまでも続いていて欲しいと願うようなあの輝きは、どこに行ってしまったのだろう。
 そんな調子でかなりの時間が過ぎた。どちらからともなく「夕食を食べて帰ろう」というような話になっていた。本来は夜にもイベントがあり、それも見て周る計画だったのだが、二人に重くのしかかる何かをつれて行くのは、今までの道のりでも十分に長すぎた。
 太陽は沈んでもまだそれほど暗くなっていない時間。俺達は夕食を食べるために園内に用意された簡易的なレストランのような施設に入った。
 夕食の時間にはまだ早く、施設内は空いていた。コーヒーを飲んでいる人もいない。
 店の内装について話したりしながらテーブルにつく。相変わらず二人の会話は何か不気味な重い雰囲気に支配されていた。
 間もなくウエイターがオーダーを取りに来た。あまり考えもせず適当なメニューを頼んだ。続いて美紀がウエイターに注文を告げる。
「レディースセット一つ。あとアイスコーヒー」
 またか。また神は俺に試練を与えようというのか。神は血も涙もないのだろうか。昼のあの件でもう十分二人の関係は悪くなったのに。
 そして途端に、泣き出しそうになった。今日あったことが思い出された。あんなに穏やかで暖かかった時間がちょっとしたことで崩れた。俺のコーヒー恐怖症のせいであんなに心地よかった時間がなくなってしまったのだ。あの魅力的な笑顔を、俺達の間の壁がかき消してしまったのだ。
 大したことなんて何もなかった。ただお互いの心の中にひっかかってしまう何かが俺達をこうした。
「実は俺さ、コーヒーが怖いんだ」
 気づいたら俺の口からそんな言葉がはじき出されていた。何故そんなことを言い出したのか自分でも分からない。最初から正直に打ち明けていれば、どういう形にせよこんな思いはしなくて済んだだろうという思いからかもしれない。心に残るひっかかりの原因は、言いたいことも言えずに隠していることではないかという思いからかもしれない。
 でも言ってしまって後悔は無かった。とにかく、もう逃げたくないと思った。自分のことを知られる恐怖から。人と真剣に向き合うということから。
「なんだ。そういうことだったんだ」
 美紀はそれだけを呟き、なんだか異様に深く納得したようだった。俺の予想しない返答だった。てっきり「何言ってるの?」と突っぱねられるものだと思っていた。
「すいません。やっぱりアイスコーヒーはキャンセルで。オレンジジュースにしてください」
 どうやら彼女はあっさりと俺の言葉を受け止めたらしい。一体どういうことなんだ。
「なあ、なんであっさり納得できんの?」
「なんでってどういうこと?」
「だって普通じゃないだろ。コーヒーが怖いなんてさ。おかしいと思ったり、気味悪がったりするものじゃないのか」
「人間はさ、生きてる以上怖いものなんてたくさんあるじゃない。ある人にとって怖いものはある人には怖くないなんて当たり前、そんな感覚はズレてて当然だよ」
 あっさりと答える彼女の顔は特に気負っている様子も無理をしている様子もない。至って自然で温かみのある微笑みだ。
「いや、でもコーヒーが怖いなんて不気味に思うだろ。だから俺もずっと隠してたし」
「恐怖なんて誰にでもあるものだし、むしろそれを隠して生きていく方がはるかに不自然だと思う。人は、怖いものを他の人に話して楽になって、他の人と一緒に克服したり、補っていける生き物だよ。何も不気味に思うことなんてない。私は思わない」
 思わず、先ほどまでとは別のベクトルで涙がこぼれそうになった。コーヒー恐怖症がここまで暖かく受け入れられたことは一度も無かった。彼女の包み込むような優しさと暖かさで、これまで体を覆っていた重いものが一気に吹き飛んだような気がした。思い切って話してみてよかった。心からそう思った。
 心にひっかかっていたものがとれたからか、ずいぶんと会話が弾み、最初以上に楽しい時間が訪れた。当然計画は再修正して、夜までいることになった。夜までと言わず、やはり永遠にでも続いて欲しいと思った。
 夕食を終えて店を出るとき、ちょっと気になっていたことを聞いてみた。
「なあ、恐怖なんて色々あるっていう主張はすげえ良いと思うし救われた気がするけどさ、やっぱり『コーヒーが怖い』なんて珍しいなんてレベルのものじゃないだろ。普通、具体的にどういうわけなのか色々聞かなきゃだめだと思うんだけどさ。『コーヒーが怖い』の一言だけで納得できたのはどういうわけなんだ?」
「ああ。まあたしかに普通はすぐ理解できるもんじゃないよね」
 そこで、彼女はゆったり間を取った。星が少しずつ見え出している夜空を仰ぎ、息を大きく吸って言った。

「私も、コーラが怖いから」

 

 

─了─

 

 

 

 

 

全製作時間3時間弱。

やっぱなんか書いてると夏休みを有効活用してる感じあるね。

最後の方勇み足になったけどまあ勢いで書いたものなんてこんなもんだな。

推敲もしたいね。でも若いうちは勢いだけの収拾つかない文章を書いておくことも大事なんだってさ。

ソースはH2

 

 

ではまた。

コーヒー恐怖症1

シレン2はマジ面白い。

昨日の夜からさっきまでやってた。友人と二人でやってた。

なんか最近一人用のゲームを複数人で楽しめるようになってきた。

 

スナイダーです。

さあコーヒー恐怖症だ。

 

 

 

 人が生きてる以上、怖いものが無いなどということは無いだろう。幽霊であったり、昆虫であったり、高い所であったりと多様であり程度も様々だが、本当に怖いものが何も無い人間は居ない。
 故に、よほど変わったものでなければ何かが怖くても馬鹿にされることなどほとんどなく、社会的に問題の無い生活が送れるのだけれど、どういうわけか俺の場合はそういうわけにはいかないらしい。
 俺の怖いものは驚くほどたくさんあちこちに存在しており、たちの悪いことにそれが怖いのはどうも地球上で俺だけのようなのだ。
「じゃあ十時に駅前の喫茶店で待ち合わせね」
 そう言われたときは戦慄した。喫茶店で待ち合わせなんてことになったらどうなってしまうか分からない。俺の十六年の人生の経験が俺に瞬時に言い訳を言わせた。
「いや、やめよう! あそこの喫茶店は喫煙ブースがしっかりしてないからさ。朝から煙草の煙吸ってテンション下げたくないだろ?」
「あ〜そっかぁ、じゃあどこにする?」
「普通に改札の前で良いんじゃないかな。俺早めに行って絶対美紀ちゃん待たせないからさ」
「そんなこと言って遅刻したら許さないからね〜。気をつけなさいよ」
「へいへい。じゃあ明日ね」
 電話を切って一息ついた。なんとか喫茶店での待ち合わせは回避したが、明日はあいつと出くわさずにすむだろうか。いや、きっと完全に逃げ切ることはできないだろう。あの黒い悪魔はどこにでも居るのだ。「コーヒー」は。
 思えば、物心ついたときから俺はコーヒーが怖かった。特に何かトラウマがあるわけでも、アレルギーがあるわけでもない。飲んだことが無いから味も知らないし、一体コーヒーの何がそんなに怖いのか分からない。しかし、何故か怖いのだ。コーヒーの存在が怖い。コーヒーが自分の身の回りにあるという感覚が恐ろしい。
 例えば中身の無いコーヒー缶があるのは怖くない。しかし、道端に落ちている「恐らくコーヒーが残っていないだろうコーヒー缶」は怖い。もしかしたらコーヒーが残っているかもしれないからだ。コーヒーがあるという自覚が恐怖を呼び起こすのだ。そういう点ではある種幽霊を恐れるのと似ているかもしれない。
 コーヒーが怖いという事実のせいで、これまで俺は人付き合いで多くの失敗を重ねてきた。友人関係も異性関係もかなりの割合がダメになった。話だけ聞けば大したことは無いように思えるが、「コーヒー恐怖症」は十分人間関係を破壊するに足る病気だ。なにしろ缶コーヒーを飲みながら歩いている友人からは全速力で逃げるし、コーヒーの存在を感じ取ればとにかくその場から逃げ出す。何もない場所で唐突に動揺し、走って逃げ出す奴が周りに居れば、まあほとんどの人間はそいつのことをどこかおかしい人物だと思うだろう。かといって、「実は俺、コーヒーが怖いんだ」などと言ったところで誰にも信じてもらえず、結局「変な奴」のレッテルを貼られることになる。
 しかし人間成長すると色々なことを隠すのが上手くなるもので、高校に入学して三ヶ月、俺はこの秘密を必死に守り通してきた。教室においてある紙パックのコーヒーを見ても冷静を取り繕いつつトイレに逃げ出し、授業中隣の席でコーヒーを飲んでいる奴がいれば落ち着いて教師に保健室へ行きたい旨を伝えるというような対処を取った。恐怖はある程度演技で隠すことができる。その点では一般的な他の恐怖とそれ程変わらないようであった。
 ともかく、そのような努力の末、周りからは普通の人間として認識され、しっかりと人間関係を築くことに成功していた。おまけに彼女までできて、この三ヶ月の努力は十分すぎるほどに報われたと言えるだろう。もう俺は一生こうやって生きていこうと思った。しかしそこに突然の先ほどの電話である。遊園地に行こうという願ってもない初デートの誘いだったが、早速虚構が破綻するかと思った。
 そうはいかない。これからもずっと隠し続けてみせる。俺は明日へ力強く誓いを立てた。

 

 

次回に続くよ

 

尋常ならざる読みにくさ。

やはりブログは改行が少ないとやってられないね。

最後まで読めたら猛者。

 

ではまた。

携帯のメモ帳機能もマジ便利だけど急ぐときはやはりペン

古本屋で、全巻80円!のコーナーから4冊の本を買った。

店員「520円になります」

俺「……?一冊80円ですよね?」

「あー…いや、値札ついてないんで」

「でも一冊80円コーナーにあったんですけど」

「在庫の関係で80円にできなかったんじゃないですかねぇ」

「全巻80円って書いてあったんですけど」

「でも値札ついてないんで」

「……じゃあもう良いですそれで」

 

 

俺が元気だったらもっと文句言ったんだけど。

っつうか絶対アレホントは80円だ。あの店の店員大体頭悪い。

 

 

スナイダーです。

 

 

俺はこのブログじゃないところでよくちょっとした文芸活動みたいなのをさせてもらっている。

まあちょっとばかり創作の文章みたいなのを晒しているのだけど、そのネタ帳に

 

コーヒー恐怖症

 

って書いてあった。

何のことだか全く分からない。

他には比較的ちゃんとした文が羅列されてるのに、なぜかポツンと一言コーヒー恐怖症である。

きっと寝ぼけて「これは面白い!」とか思いながらコーヒー恐怖症ってペンを走らせたんだと思う。

 

で、まあせっかく夏休みなんで当ブログ上でコーヒー恐怖症の人の話を書くことにします。

明日からね。

 

 

期待はするな!

 

 

ではまた。

つみあがった記憶の札と僕

人生で成功するためには二つの大きな法則がある。

まず一つ目は、大切なことを全て人に話さないことだ。

 

 

スナイダーです。

 

上は何かで見かけてちょっと関心したものです。俺もとっさにこういうこと言いたい。

 

化物語面白い。

原作は読んでないけど、アニメに西尾テイストが良い感じに出てる。

会話が鋭くてステキ。話で特筆すべき点はこれといってないけれど、会話と雰囲気が十分に楽しめる。

前から思ってたけど西尾維新の生産力って凄いね。なんか色々やってるもんね。あんま読んでないけど。

そういえば俺が始めて西尾作品を読んだのはデスノートのアナザーノートがきっかけだった。

アレ?何の話だっけ。まあいいか。

 

 

 

そういえば今日友人との会話で驚いた。

俺「トルネコ2はホント良かったよなぁー。俺は正義のソロバンを愛用していた」

友「あれは面白かったなぁ。俺トロ遺跡でかなり心折れたけどな。かなり楽しんだよ」

俺「俺なんてどういうわけかアドバンス版もPS版も持ってるからな」

友「どういうことだよwでもアドバンスの方が攻略は厳しいな」

俺「なんで?」

友「え?だってPS版はダンジョンに出発する前にメモリーカードを抜けばリセット可能だろ」

俺「……お前頭良いな」

 

 

なるほどな。と思った。俺はそんな発想を全くしなかった。よく考えれば当たり前のことなんだけどね。

「不思議なダンジョンシリーズは一度負ければ全てを失う」は不文律だと思ってた。

いやまあデータのコピーとかは発想の中だったけどそんなソフトな手段が存在するとは思わなかった。

しかしまあメモリーカードを抜くのはやはり下法じゃないか。

武器・防具およびレアアイテムを失ったときの「うわああぁぁぁ〜もう二度とこんなゲームしねぇ」という感情がこの類のゲームの最大のエッセンスだろう。

ダンジョン内での不意の死亡はもちろんのこと、装備はじき+水面とか、突き飛ばす系の敵による泥棒冤罪とか。

どう考えてもこれはリセットしなきゃ気がすまないというものを乗り越えるのが大事なんだよ。

人生は自分の責任じゃないのに降り注ぐリセットしたくてもできない災厄ばっかりだ。

 

思えば、社会の理不尽さを教えてくれたゲームだったかもしれない。

 

 

 

ではまた。

スナイダーですって言うの忘れたけどまあいいか

このブログをやめようかなぁと思っている。今日明日という話ではないけど。

かれこれ2年と半年、三日坊主な俺がやってるにしては驚くほどよく続いた方ではないか。

というのも、サーバーが落ちたり、ブラウザの不具合で文章が消えたときの絶望感は凄まじいからだ。

今日も「久しぶりに長文だな〜」と思ってたら一瞬でパーになった。

らきすたでそんな話があったなぁとか悠長なことは考えられんかった。

 

 

あと、あんまり書く気力が起きない。

「友達が平日に家に泊まりに来たので学校を仮病でサボったらホントに風邪引いて3日寝込んだ」とか

「風邪の間にるろ剣を読み返したらそのコマワークのセンスに愕然とした」とか

「着信アリ2を見たけど全然面白くなくてガッカリした」とか

「花火大会があったけど無視してネットしてた俺は嫌なベクトルに大人になったかもしれない」とか

普段の感じでネタになりそうなものは結構あったにも関わらず、これと言って形にする気は起きなかった。

いわゆるモチベーションの低下じゃなかろうか。

 

 

そもそもこのブログの存在意義はちょっとした日記兼備忘録だ。

あのとき俺はどう考えて、どう行動していたのかってことを書きとめておくものだ。

もちろん、ブログを始めた当初はもっと色々考えていた(一日1000ヒットとかするようになって凄い人気者になってアフィとかで儲けてオフ会とかやってそこで知り合った女の子……みたいな)気もするが、現状としては違う。

でも日記だの何だのならテキストファイルとして残すだけでいい。

閲覧もブラウザ上より楽だ。

利点は人の目を意識できることだけど、それもかえって足枷になる方が多い気がする。

 

 

 

まあ結論を出すのはもうしばらく後だろう。

 

 

ではまた。

海か山かといえば山

アレ欲しい。COD4ってやつ。コールオブデューティ4。

なんか凄い評判良いよね。

今日買おうかと思ったけど中古価格が定価より高くて思わず引いた。

 

スナイダーです。

 

 

いよいよ夏休みが近い。

学生が全力で「社会人涙目www」って言える期間である。

さらに俺は例の如く夏期講習を受けないため、同じ高校の人間よりも余計に夏休みが長い。

なんていうかアレだ。桃源郷だ。

以前からずっと行きたかった廃墟めぐりにも行ける。自転車で。

しかしそろそろ廃墟旅行の全貌を定めておかなきゃならんということで最新の詳細北海道地図を買った。

地図って高いんだな。凄い薄いのに2000円くらいした。

でもどういうルートでどんな感じで周るかとか地図眺めてると楽しい。

「旅行気分クラブ」っていうのがあるところにはあるっていうけど、気持ちが分からんでもないなぁと思った。

でもさすがに計画だけ立てて行かないとか無理。実際に行くから計画立ててワクワクできるんじゃないか。

 

とりあえず炭鉱を中心に見て周るつもり。

炭鉱って夕張に集中してる気がしたけど全然そんなこと無いんだな。北海道そこら中にあるね。

あと廃小学校もいくつか周りたい。

自転車のメンテしっかりしておかなきゃなぁ。美唄で動けなくなったりしたら悲しすぎる。

 

ヒッチハイクでの旅ってのもしてみたい。

 

でもなんか物騒な世の中だから難しいんだなぁ。

              みつを

 

 

 

ではまた。

久々に充実した日曜

高橋留美子の絵が嫌いとか言ってるやつなんなの?

漫画界の否定にも繋がるだろそれは。

 

スナイダーです。

 

今日アレを見た。「着信アリ」ってやつ。友人と二人で。

先日、「徹夜でホラーゲーム祭り」でそれほど震え上がることができなかったので今日は映画に挑戦した。

そして、今更ながらその面白さに驚いた。

一時期凄く流行ってましたが、俺は「ホラー映画(笑)か。どうせわけも分からず設定も丸投げでストーリーも無いようなもんだろ」と吐き捨ててたけど、全然違った。

凄く面白かった。普通に上質な映画だった。久しぶりに面白い邦画を見た。

ホラー的な怖さを求めつつミステリー的な要素も含んでいてね。

さっぱり正体の分からない霊現象の原因を追い求めて、少しずつ真相に近づいていくっていう過程が実に良かった。

また、ホラーというか、人間を驚かせる基本として「もう安心だ」の後の恐怖というのがあるが、そこへの繋がりが見事だった。

ミステリー的などんでん返しと、「事件はまだ終わっていなかったのか!」という思わず息を呑んでしまう真相解明&畳み掛ける恐怖

廃病院でのホラーっぷりとか、その後の真相解明のくだりとか、凄く面白かった。

オチが若干納得いかない点もあるけど、きっと2、3を見るなり原作を読むなりすれば納得できるんだろう。

そういえば「人の数だけ空がある」っていう助言も全く意味不明だったなぁ。

でもアレだけごちゃごちゃ設定があったのに伏線をしっかり回収してたのは凄いと思った。

 

 

他にもホラー映画をそこそこ借りて、徹夜の準備は万端だと思って「着信アリ」を見始めたんだけど、見終わったのは10時過ぎだった。そして友人に異変が。

「なんか親からメール来たんだよ。全くうるせーな。内容なんだろう。えーと、『今日の夕食は寿司だった』か。よし!残ってるうちに帰ろう!」

ということで、俺を残して彼は消えてしまった。

彼にとっては寿司の重要度は計り知れないものだったようです。

俺との約束などは天秤にかける価値も無かったのかもしれません。

そういえば以前も、友人4人ほどで祭りに行こうとしたとき、直前になって「あ、今日俺夕食寿司だってさ。帰るわ」

と言っていなくなったことがあった。

 

「食い物の恨みは恐ろしい」って本当だなぁと思った。

 

いや、今日の結論はちょっと違うな。全然まとまってないや。

 

 

 

ではまた。

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漫画やアニメは現実逃避するための手段だ
 byスナイダー
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