しばらく更新がばったりと途絶えてしまっていました(汗)。

とりあえず、何とか読了したので綾辻行人氏の新作のレビューでも。

え〜、なんと8年近くの歳月を費やされて出てきた新作。
それも上下巻で合計約1300ページ(!!)という超長編。新書版なので2段組だし・・・。

まぁ、それでもそれほど読みにくくはなく、そこそこの期間で読み終わりました。

さて、肝心の内容の方について、ネタバレを避けつつ思ったところを。

僕は館シリーズは大体読んでいて、(何故かイマイチきっかけがなくて、「水車館」だけが未だ未読・・・ついでだし読んでしまうかな。)、殺人方程式シリーズも読了。“囁き”シリーズ(?)&”ホラー系”は全く読んでいません。・・・というのを踏まえて頂いて。

読み終わった後の第一印象は「まぁ、こんなものかな。」っていうのが正直なところ。
思いっきり賞賛するほどのこともなく、ひどく貶すほどのこともないという・・・。
ただ、8年ほど待たされた分、評価は若干厳しめかもしれません(苦笑)。

”本書中のある意味最大のトリック”に関しては、その細かさに「さすがだなぁ。」と思いました。ただ、それ以外の雰囲気的に「館シリーズの雰囲気ってこんなんだったっけ?」っていうのがチラホラ。う〜ん、別に嫌いというわけでもないんですが、「イマイチしっくり来ないなぁ。」というのが率直なところ。

それでも、今まで館シリーズを読んでこられた方は圧倒的なヴォリュームに負けず(笑)、是非とも読んでみることをお勧めします。最終的な評価は、多分、人によってかなりブレると思いますので。