2008年01月02日
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ピリオド


本気の小林武史による佳曲
綾瀬はるかのことを知ってはいたが、失礼ながらそれほど強い関心はなかった。私が惹かれるようになったのは、むしろ今回の歌手デビューからだ。 本作が、彼女の歌手としてのフゼスト・シングル。プロデューサーは小林武史。一曲目の歌詞は、ELTの持田香織との共作。これだけで、かなり力が入っていることがわかる。DVD付きもあるが、そちらは未見。 表題曲を聴いて感じるのは、小林武史がかなり「本気」であろうということ。ただ、仕事としてきたので引き受けたという雰囲気ではない。マイ・リトル・ラヴゼを思い起こさせる「小林節」が出てきて、いい意味で笑ってしまう。 考えてみると、こうしたポップ/ロック/フォーク系の女性ヴォーカルというのは、最近あまりなかった。個人的には、昔のブレッドなどを思い出した。といっても、一部の人にしかわからないかもしれないが。 綾瀬はるかは、もの凄く歌が上手いというわけではないが、声質と誠実な歌いぶりには好感をもつ。このレヴェルでアルバムも出るのなら、絶対買おうと思う。