2010年12月

2010年12月30日

2010年SW産駒総括

 2010年も悲喜こもごもあったスペシャルウィーク産駒たち。
 今年のJRA競走成績は以下の通りとなりました。(ホースナビ調べ)
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●リーディング:7位(獲得賞金2,082,755,000)
●勝利数:83勝
●重賞勝ち鞍:6勝……京都記念、Vマイル、天皇賞・秋(ブエナビスタ)、マイラーズC(リーチザクラウン)、ナリタクリスタル(新潟記念)、京成杯AH(ファイアーフロート)
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 2009年はリーディング6位、勝利数99勝(重賞6勝)だったので、成績は全体的に落ち込んだ結果となりました。それでもそれなりの好成績を残せたのは、ブエナビスタを筆頭とした珠玉の4歳世代が踏ん張ってくれたおかげです。
 ブエナビスタは言わずもがなですが、リーチザクラウン、トライアンフマーチ、ナリタクリスタル、ファイアーフロートらが重賞戦線で活躍。条件クラスでもブライトアイザック、スイートマトルーフ、ブリッツェンなど1000万下〜1600万下で好勝負をする馬が多かったのも良かったです。来年も大いに期待。
 レーヴドリアン死去が痛い3歳世代は、条件戦クラスではポツポツ走る馬が出てきましたが、重賞クラスが一頭もいないのが悩みどころ。ラフォルジュルネ、ゴルトブリッツが来年どこまで成長するかに色々懸かってきそうです。2歳に関しては現状「触れてやるな」レベルなので何とも……


 最後に個人的な2010年のSW産駒ニュースを取り上げてみます。
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 ■■■SW産駒2010年10大ニュース■■■
(1)ブエナビスタ、悪夢のJC降着! そして父娘二代での幻のウイニングラン発動…
(2)ブエナビスタ、僅差の有馬敗戦! 父の有馬史上最小着差記録を4cmから2cmへと更新…
(3)ブエナビスタ、天皇賞・秋を圧勝! 史上初となる父娘二代同レース制覇を成し遂げる
(4)ブエナビスタ、世界獲りならず…ドバイシーマC惜しくも2着(しかも斤量オーバー)
(5)ブエナビスタ、総賞金10億を突破! 史上初の父娘二代での10億ホースへ
(6)ブエナビスタ、レーティング121獲得! 日本競馬史上、牝馬最高値をマーク
(7)レーヴドリアン、三冠皆勤後にまさかの急死……
(8)リーチザクラウンとトライアンフマーチ、安田記念後に揃って故障……
(9)ナリタクリスタル、新潟記念を制してサマー2000シリーズ王者に輝く!
(10)インティライミ、フローテーションなどの実績馬が続々引退
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 案の定、上位はブエナビスタで固まった格好です(その気になれば10位まで独占しますが)。

 全体的に良いニュースより悪いニュースの方が目立っていますね〜……ブエナビスタの惜敗地獄もそうですが、同厩の後輩レーヴドリアンに至っては訃報ですからね……。レーヴは現役の間も色々と不幸な巡り合わせ(鞍上とかローテとか)だったよね、と。
 ブエナビスタに関してはとにかく「運が無かった」に尽きます。ただ考えてみれば、オークスは有馬同様アタマの上げ下げでたまたま勝ちとなったようなもので、阪神JFの時は抽選で出走できたこと自体が「運が良かった」わけです。というか、『走るSW産駒』は大体90%以上の確率で故障するんですが、いまだにその最悪の事態がやってこないブエナビスタは、実は「強運の持ち主」かもしれません。…………このくらいのことを思っていなければやってられませんから。ええ、はい。

 思いがけず良かったニュースと言えば、ほぼ意識もしていなかったサマー2000シリーズの優勝ですね。ナリタクリスタルはSW産駒にしては珍しく、地道にコツコツ出世してきたいぶし銀キャラ。金杯も期待しています。

 まあ何はともあれ2010年もスペシャルウィーク産駒には楽しませてもらいました。今年は仕事が激務に次ぐ激務の連続でしたが、そのたびに産駒たちの走りには癒されたものです(逆にモチベーション下げられたことも多かったけど)。2011年もこちらを一喜一憂させてほしいものですね。

 それでは皆さん、良いお年を〜

kenbow1710 at 18:17|PermalinkComments(3)TrackBack(0) スペシャル話 

2010年12月27日

12/25、26のSW産駒結果&有馬回顧

■12/25、26の勝ち星■ 10年中央勝利数:83勝 総合リーディング:7位
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●土曜(12/25)●
・小倉8R 3歳上500万下(ダ1700)…ガンズオブナバロン/牡4/中館
●日曜(12/26)●
・中山3R 2歳未勝利(芝1800)…インナージョイ/牡2/スミヨン
・小倉11R 筥崎特別(芝1800)…ラフォルジュルネ/牝3/田辺
(2着……中山10R 有馬記念(G1・芝2500)…ブエナビスタ/牝4/スミヨン)
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 スペシャルウィークの2010年は83勝(重賞6勝)、リーディング7位でフィニッシュ。昨年は99勝だったので、不振の2、3歳勢の影響がそのまま16勝分に出た格好でしょうか。ブエナビスタがいなかったらもっと悲惨なコトになっていたな……来年再来年が怖い。


 さて、そのブエナビスタが激戦を演じた有馬記念の話題へ(あんまりしたくもないけど)。

 以前のブログで「他馬が100点の競馬をしても、ブエナが85点の競馬をすればギリギリ勝てる」と書きましたが、今回の有馬記念は結果的に84点の競馬になってしまった……という結論でしょうか。
 スミヨン騎手も「位置取りが後ろ過ぎた。もう一度やれば勝てるのに……」と認めているように、必要以上に慎重さが生じて、天皇賞・秋のようなベストフォームを出せなかったことが敗因。みんな思ったことでしょうけど、「昨年差しで、今年先行なら有馬連覇できたのに……」という感想を持ちましたね。そう考えると過去に有馬を連覇した馬はたいしたもんです。

 ヴィクトワールピサに関しては、JC同様スローを先行して粘りきるという、単純だけど効率の良い走り方でそつなく乗ったなぁといったところ。1000m通過1分2秒台と出た時点で、「こりゃピサだな…」と正直思いました。
 言っても強力世代とされる3歳のトップホースで、『史上最高のダービー』なんぞと戦前言われたレースで一番人気を背負っていた馬。あれだけ楽に競馬をさせたら「どうぞ勝って下さい」と言っているようなものです。他の騎手はブエナ…というかスミヨン騎手に楽をさせぬよう乗っていましたが、「だったら他の外国人騎手もちゃんとチェックしろよ」と思いましたね。

 ヴィクトワールピサの好走は予想通り。むしろ絶望的な位置からあそこまで追い詰めたブエナビスタが、僕の競馬観、競馬論を消し飛ばすほどの常識外の存在でした。最後の直線は99年を鮮明に思い出させてくれましたね。
 あの時も「4着……3着……まあ秋G1三連戦の締めにしては上出来……あれ、2着まで来るか?……おいおい、これはちょっと……!」と、残り200mを見ていたものです。スローの写真判定見ましたけど、ゴール入線後にもう交わしてるんですよね〜……これもまた父娘の共通項。

 ちなみにスペシャルウィークとグラスワンダーの時は、ゴール入る前もゴール入った後もすべてスペシャルが先着してるのに、入線した瞬間のスリット写真だけグラスが出ているという、ある種心霊写真的なゾッとする写真判定でした。あれは故・大川慶二郎氏の怨念が取り憑いたとしか思えなかった……素材があればどこかで見て欲しい映像です。

 まあ父親の時は宿敵グラスワンダーとの一騎打ちと言うことで、負けても晴れやかな気分でしたが、今回は明らかに同格以下の存在に取りこぼした形なので、消化不良感は否めませんね。というかブエナビスタと同格の馬は世界中探してもそうはいないんじゃないか?と改めて思わせられた一戦でした。ゴルディコヴァやゼニヤッタ、ワークフォースと戦うべきレベルでしょう、本来は。

 昔自分がオペラオーのアンチをしていたときは、一戦一戦に恐怖を覚えながら観戦していたものですが、今ブエナビスタのアンチをしている方々は、おそらく同等の恐怖心を抱いてレース観戦しているのではないでしょうかね。
 どんな条件だろうと展開だろうと最後は絶対にゴール前に顔を出す……デムーロ騎手の「ブエナが追い詰めてくるのが怖かった」というコメントは本心でしょう。ホント、あらゆる面で異次元の牝馬ですよ。不憫だけどそれにめげずに頑張る、たいしたお嬢さんです。ジブリ新作の主役張れるよ、このキャラクター性。


 年度代表馬に関してはおそらくブエナビスタが獲るでしょう。
 Vマイルと天皇賞・秋だけでは実績的には「?」ですが、年度代表選考はその馬の印象度も大きく関わりますからね。例えば昨年は『ウオッカ246票、ドリームジャーニー26票、カンパニー7票』……獲ったレースの格や対戦成績からは考えられないほどの大差がついてウオッカが年度代表馬となりました。最優秀3歳牝馬にしても『ブエナビスタ286票、レッドディザイア1票』ですからね……むしろレッドに入れたの誰?ってなものです。
 競馬記者さん方は予想に臨む際、「ブエナビスタは別格に強い。それをこの条件で負かす馬はいるのか、いないのか」というスタンスで今年一年を戦ったわけですから、印象度という点では群を抜いている。なので、面倒くさい競馬ファンみたいに「実績がどうだ、対戦成績がどうだ」と考えずに、素直にブエナビスタに投票すると思います。
 
 個人的な予想では『ブエナビスタ200票、ナカヤマフェスタ30票、ヴィクトワールピサ30票、アパパネ10票…』くらいの、思った以上の大差が付くのではないかと考えます。まあ合わせ技一本みたいな、少々気が引ける獲得の仕方ではありますが。
 ……ここまで自信満々に言っておいてブエナビスタが落選したら、殺されても文句言えないな……。まあ多分大丈夫だとは思いますけどねぇ。これで落ちたら、競馬関係者およびJRAはこの一族を親の仇のように憎んでるとしか思えません。


 あとは東京大賞典に出走するゴルトブリッツにうっすら期待をしましょう。500万下勝ったばかりの身で好走できたら、レゴラス以上の衝撃ですけど。

kenbow1710 at 16:02|PermalinkComments(6)TrackBack(0) スペシャル話 

2010年12月26日

ブエナビスタ、またしても有馬記念2着…

 有馬記念に断然の一番人気で出走したブエナビスタは、スローペースの中で後方から猛然と追い込むも2着まで……。またしても「負けて強し」の競馬を見せながらも、「勝ち運が無い…」という結果に終わってしまいました。はぁ〜……非常に残念。力が抜けました。

 にしても、まさか父親と似たようなレースをして、父親とこれまた似たようなゴール前になるとは……ある種、凄まじすぎる因縁です。父が4cm、娘が2cm……遠いな〜、この指先の爪ほどの差が、ホントに遠い。この一族は『有馬の呪い』でもかけられてるの?
 幻のウイニングランといい今回の有馬といい、スペシャルウィークとブエナビスタは本当に父娘なんだなと思わせられた秋G1三連戦でした。


 明らかにメチャクチャ強いのに、それに見合うタイトルがなかなか取れないもどかしさ……戦績表を振り返るとなんかもう「いっ〜〜!」とのたうち回りたくなりますね。勝ったレースより落としたレースの方が豪華なのがなんとも……京都記念やVマイルなんて要らないから、ドバイSC、宝塚、JC、有馬が欲しかった……。

 海外のG1をどこか一つでも勝てれば、これまでの惜敗の山も一気に精算されると思うので、改めて来年は海外転戦をしてほしいものです。JRA-G1はもういいでしょう、JC以外は。

 細かい回顧、SW産駒結果はまた明日にでも……


>皆さん、コメントありがとうございます〜!
 心境的には皆さん、同じ思いをお持ちでしょう……僕もそうです。ああ、今年もモヤモヤを抱えたまま年を越さなきゃならないのか……(涙)

kenbow1710 at 19:05|PermalinkComments(7)TrackBack(0) スペシャル話 

2010年12月23日

12/25、26のSW産駒注目馬&有馬記念展望

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●日曜(12/26)●
・中山10R 有馬記念(G1・芝2500)…ブエナビスタ/牝4/スミヨン
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 いよいよ2010年の競馬を締め括る大一番、有馬記念にブエナビスタが臨みます。というわけで、今週の注目馬はブエナビスタただ一頭。他にも出走馬は勿論いますが、今週はブエナビスタの応援に一極集中の構えです。

 昨年の有馬記念前のブログを見ると、自分、元POG馬でもあるリーチザクラウンに肩入れして、こっちを本命にしてたんですよね〜……半ばやけくそ気味でしたけど。そしてブエナビスタは馬券上では三番手評価にしてました。
 今では考えられないことですが、当時のブエナビスタは牝馬限定G1しか走ってない状況で、対古馬戦もほとんど未知数でしたからねぇ……仕方が無いところ。しかしあのレースで自分は「ブエナビスタはSW産駒の傾向を飛び越えた、とてつもないレベルにある馬だ!」と確信したものです。

 そして1年経て、ブエナビスタはよりパワーアップを果たして有馬記念の舞台へと舞い戻ってきました。
 いまや押しも押されぬ現役最強馬……史上最強牝馬と言っても過言では無いレベルにまで達しました。昨年と違い今年は超豪華なメンツが揃いましたが、しかしこの中で『普通に走れば自ずと結果は付いてくる』と堂々と言えるのはブエナビスタだけ。ここ二戦で見せた世界規格の末脚を今回も期待しましょう。
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■■■有馬記念出走表■■■
1枠 1番 ヴィクトワールピサ 55 M・デムーロ
1枠 2番 ネヴァブション   57 後藤浩輝
2枠 3番 フォゲッタブル   57 岩田康誠

2枠 4番 トーセンジョーダン 57 三浦皇成

3枠 5番 ルーラーシップ   55 C・ルメール

3枠 6番 ローズキングダム  55 武豊

4枠 7番 ブエナビスタ    55 C・スミヨン

4枠 8番 メイショウベルーガ 55 蛯名正義

5枠 9番 ダノンシャンティ  55 F・ベリー
5枠10番 エイシンフラッシュ 55 内田博幸

6枠11番 トゥザグローリー  55 C・ウィリアムズ

6枠12番 ドリームジャーニー 57 池添謙一

7枠13番 オウケンブルースリ 57 横山典弘
7枠14番 ペルーサ      55 安藤勝己

8枠15番 レッドディザイア  55 四位洋文

8枠16番 ジャミール     57 福永祐一
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 ブエナビスタは4枠7番、昨年が1枠2番だった事を考えると、今年はまあまあな枠に入りましたね。
 ただ隣に武豊騎手がいるのが、またシーザリオのオークスでのエアメサイア・アタックを連想させてちょっとイヤなんですが……まあ外の二頭がどちらも差し・追い込み馬なので、少々出負けしてもズルズル後方まで下がることはないでしょうけど。武豊騎手はSW産駒の邪魔をさせると天下一品だから…

 気になる馬は、皐月賞のイン強襲再現が狙えそうな1枠1番ヴィクトワールピサ、スローになった際に前々で押し切る構えを見せそうなルーラーシップ、ハイペースになった際のドリームジャーニー、ペルーサの大外一気、なんだかんだでブエナビスタの近くにいつもいたレッドディザイア……でしょうかね。

 あとスローの差し損ね、ハイペースで先行潰れ、果ては斤量オーバーに降着と、あらゆるパターンの敗戦を経験してきたブエナビスタですが、まだ「前が壁になって追えずじまい」と「落馬」は未経験なので、そこがちょっと怖いですね。あと「フケ」や「落鉄」も。
 特に落馬とか、ブエナビスタの凶運をもってすれば普通に実現されそうでマジ怖いっす……。「前が壁」も、日本人騎手らから「スミヨンに勝たせてたまるか」的な雰囲気が何となく感じられるので、オペラオーばりの集中マークを食らわないかが心配なところ。そういう流れになった場合、一番ガツガツ来そうなのは後藤騎手のネヴァブションかな……?

 理想は中段馬群の中でジックリ我慢、残り800から外へ出し徐々にマクッて、直線早めに先頭に立って押し切るパターン。スミヨン騎手なら直線でソラを使わせないでしょうし、このナリタブライアンorグラスワンダーorディープインパクト戦法でひとつ大仕事をしてもらいたいところです。目に見えない連戦の疲れが無いことも祈りたい。


※追記
 ローズキングダムがセン痛を発症して有馬記念を回避とのこと。こういう事が起こるから競馬は怖いですね〜……ただまあ、元々今回はお客さんだと思っていたので、ローズが回避したからと言ってブエナビスタに何かが影響することはないでしょうけど。強いて言えば年度代表ほぼ確定……かな。

kenbow1710 at 20:06|PermalinkComments(5)TrackBack(0)

2010年12月20日

12/18、19のSW産駒結果

■12/18、19の勝ち星■ 10年中央勝利数:80勝 総合リーディング:7位
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●土曜(12/18)●
・中山4R 障害未勝利(芝→ダ2880)…スタールーセント/牡5/平沢
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 先週は1勝2着3回。その2着のうち二つは3歳によるもの(ガンマーバースト、クロワラモー)なので、その点だけは良かったですね。でも全体的に消化不良な先週のSW産駒でした。


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 さて今週はいよいよ今年の競馬の総決算、有馬記念です。ブエナビスタがファン投票牝馬史上最高支持率72.5%を引っさげて、圧倒的一番人気で出走することが予想されます。

 これだけ待ち遠しいと感じた有馬記念は99年以来……父スペシャルウィークの引退レース以来ですね。あのとき自分は青春を謳歌してしかるべき高校二年生……にもかかわらず、クリスマスだ冬休みだ進路だ期末テストだをすっ飛ばして、ただただスペシャルウィークのことだけを考えていたものです。思春期だというのに、そりゃもう女子のこと以上にね。
 グラスワンダーと鼻面を並べてゴールした瞬間は、まさに「身体に電気が走った」という感覚に襲われ、右半身が痺れて数分間動かなくなったほどです。ああいった体験は今のところ生涯でもあの一回だけですね。それくらいの衝撃でした。電光掲示板に馬番が出たときは失神しそうになりましたけど。


 99年は「グラスワンダーさえ倒せばどうにかなる」という見方で臨みましたが、今年のブエナビスタは「85点の競馬をすれば勝てる」という見方をしています。
 一部マスコミは「ローズキングダムとの因縁戦」みたいな記事を書いていますが、ブエナからしてみればローズも『その他大勢の一頭』に過ぎない存在です。「JCでは不利がなかったらローズも際どかった。むしろ勝ってた?」なんて声も一部ありましたが、100歩、1000歩譲ってそうだったとしても、それは「スローペースを後方から大外回ってきたブエナビスタvsスローペースを先行して馬場の良い内側をロス無く回ってきたローズキングダム」でのことでしょう? やはり力量差はかなりあると思われます。

 3歳が強いのは素直に認めますが、それでも彼らが100点の競馬をしてきても、ブエナが85点くらいの競馬をすればギリギリ上回れる……そういう見立てをしています。こちらが100点の競馬をすれば、ディープインパクトやナリタブライアン並にちぎってくれる可能性もあるでしょう。そこはスミヨン騎手の腕の見せ所かな。

 まあ、ここひと月の期間でローズキングダムがハーツクライ並に急成長を遂げている可能性も無くもないですが……でも中山が舞台であれば、ヴィクトワールピサやドリームジャーニー、ネヴァブションなどの方が脅威かとも感じます。
 ちなみにあの時のハーツクライは急に強くなった印象がありますが、やたら一緒に走ってたリンカーンとの着差を見ると、別に急成長したわけではないようにも思えます。05年の時のディープインパクトはコスモバルクすらかわすのに手間取ってましたからね〜……よほど絶不調だったのでしょう。なんて、さりげに別に好きでもなかったディープ擁護してみました。


 なにはともあれ、これだけの強さを誇りながら16戦8勝という不思議な成績に落ち着いてしまっているブエナビスタ……これまでの溜飲を多少でも下げるためにも、ここは絶対に勝ちたいレースですね。は〜…今から緊張します。

kenbow1710 at 14:40|PermalinkComments(3)TrackBack(0) スペシャル話 

2010年12月16日

12/18、19のSW産駒注目馬

 今週は質・量共に見所が多そうです。
 まずは復帰戦となるリーチザクラウン。同厩同馬主のフローテーションが残念ながら登録抹消となったので、その無念を晴らす意味でもいきなり期待したいところ。ここで結果を残せたらブエナビスタ降着の件は1割許そう(何様?)。
 そして愛知杯には久しぶりの重賞多頭出し。どれもこれも一長一短で自信は全く無いですが……ただ中京開催なら望み薄でしたが、小倉2000mなら結構楽しめるんじゃないでしょうか。


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●土曜(12/18)●
・阪神1R 2歳未勝利(ダ1800)…ローザディアマント/牝2/藤岡佑
                スペシャルピース/牝2/武豊
・阪神7R 2歳新馬(芝1800)…キンジシ/牡2/ルメール
・中山10R 香取特別(ダ1800)…ガンマーバースト/牡3/松岡
・阪神10R サンタクロースS(ダ1800)…メイショウエンジン/牡6/浜中
・阪神11R 阪神C(G2・芝1400)…リーチザクラウン/牡4/武豊

●日曜(12/19)●
・中山6R 2歳新馬(芝1600)…ダイワスペシャル/牡2/北村宏
・阪神9R クリスマスキャロルS(芝1400)…クロワラモー/牝3/北村友
・中山10R 仲冬S(ダ1200)…ブライトアイザック/牡4/江田
・阪神10R 尼崎S(芝1600)…ブリッツェン/牡4/安部
                スペシャルクイン/牝4/北村友
                ダイレクトキャッチ/牡6/松山
・小倉11R 愛知杯(G3・芝2000)…スイートマトルーフ/牝4/田中博
                  ラナンキュラス/牝3/川島
                  タガノエリザベート/牝3/丸山
                  バイタルスタイル/牝3/荻野
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 【リーチザクラウンの復帰戦は1400m戦の阪神C。ジョーカプチーノの復帰後を見るに、この馬も負けていられないところ。4歳牡馬勢はただでさえ層が薄い(SW産駒のみならず)ので、なんとか存在感を取り戻して欲しいですね。ただまあ、武豊騎手に気難しい馬を御す乗り方は、もはやあまり期待出来ませんけど……。あと外枠に入りたい。
 愛知杯の4頭はキレイに逃げ・先行・差し・追い込みと脚質バラバラ。これならば展開次第でどれかは来ても良さそうですが……好調度を考えるとスイートマトルーフが一番手堅いかな。心情的にはラナンキュラスですけど。

 土曜阪神の新馬で卸されるキンジシは角居厩舎・ノーザンF・青毛という心躍るプロフィールの持ち主。ルメールを配してきたし、陣営の期待値は高いのでは。日曜中山で卸されるのはダイワスペシャル。ダイワのオーナー、毎世代SW産駒を結構持ってますが、もしかして好きなの? 報われて欲しいもんですが……。そしてローザディアマントはなぜダート? 母父アフリートなので、こなしはしそうだけど…。
 特別戦からは前走ハナ差負けのブライトアイザック、ひと叩きされて良くなりそうなガンマーバーストに期待。そろそろダート重賞で走る馬も出てきて欲しい。】
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2010年12月13日

12/11、12のSW産駒結果

■12/11、12の勝ち星■ 10年中央勝利数:79勝 総合リーディング:7位
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●日曜(12/12)●
・小倉4R 2歳新馬(ダ1700)…ロードエルドール/牡2/北村友
・阪神6R 3歳上500万下(ダ1800)…ゴルトブリッツ/牡3/藤田
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 先週はダートで2勝。2歳世代3頭目の勝ち上がりとなったロードエルドールは一番人気の指示に答えて勝利。ただ時計も内容も至って平凡に映ったので、上へ行ってどうか?とも感じました。
 反対に時計も内容も素晴らしかったのが良血ゴルトブリッツ。芝で勝ち上がれなかった後、地方のダートで圧勝→関西へ転厩、いきなり圧勝という、この馬に大枚をはたいた出資者をホッとさせるような姿を見せてくれました。前日同条件の1000万下より2秒も速く、先週の準OPとも差はない好時計……無事ならばOPまで行けそうな予感がします。クラウニングスターやフサイチジュエル、ダノンヴィッターのようになりませんように……


 SW産駒とは縁がなかった今年の阪神JF。勝ったのはブエナビスタの後輩レーヴディソールでした。スローな流れを外を回って快勝したのだから、着差以上の勝利なのは間違いないですが……現時点で既に「未来の名牝!」と気運が高まっていますが、正直まだピースオブワールド級かラインクラフト級(…これでも凄いことだけど)にしか映りませんでしたねぇ。
 のちにステッキ無しで古馬G1ちぎる程の力量は窺えない印象。まあこれはこの時点でのブエナビスタにも言えたことなので、今後の成長次第でしょうけども。血統が血統だけに脚元が怖い…

 あと香港Cを、こちらも世界の名牝スノーフェアリーが快勝。この馬がJCを回避したときブログで「JCは勝てないけど、香港ならまず勝ち負け」と触れましたが、その通りの結果に……いや、レース内容を見たらそれ以上の結果になりましたね。ウィジャボードやプライド級の馬にやがてはなるかもしれません。いつかどこかでブエナビスタと対戦してもらいたいところ。


kenbow1710 at 11:57|PermalinkComments(3)TrackBack(0) スペシャル話 

2010年12月10日

12/11、12のSW産駒注目馬

 有馬記念のファン投票はブエナビスタが11万票超を獲得し、99年1位だった父スペシャルウィーク(16万5000票)との父娘二代ファン投票1位に選ばれました。
 二代で有馬記念ファン投票1位を獲得した親子は過去に、シンザン-ミホシンザン、ハイセイコー-カツラノハイセイコ、トウショウボーイ-ミスターシービー、シンボリルドルフ-トウカイテイオーといった、えげつないほどにビッグネーム揃いですが、この輝かしい系譜にスペシャルウィーク-ブエナビスタも名を連ねることになった、ということですね。喜ばしいことです。


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●土曜(12/11)●
・阪神3R 2歳未勝利(芝1600)…エリモフロンティア/牝2/後藤
・阪神8R 三木ホースランドJS(芝3900)…デアモント/牡4/小坂

●日曜(12/12)●
・小倉4R 2歳新馬(ダ1700)…ロードエルドール/牡2/北村友
・中山6R 2歳新馬(芝2000)…シャインファルコン/牡2/幸
・阪神7R 3歳上1000万下(芝1800)…トゥリオンファーレ/牡4/松岡
・阪神8R 3歳上1000万下(ダ1400)…エースインザホール/牡3/和田
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 【そんなブエナビスタ情報と打って変わって、地味この上ないのが今週の出走メンバー。期待を寄せるとすれば不振極まりない2歳勢ですかね……ロードエルドールは母レディミューズ、姉にシンメイフジがいる良血馬。母父ティンバーカントリーだけにダートは合いそうだが、果たして? シャインファルコンは母アスピリンスノー、母母スキーパラダイス、母父エルコンドルパサーという面白いプロフィールの持ち主。でも厩舎は微妙。】
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kenbow1710 at 03:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0) スペシャル話 

2010年12月06日

12/04、05のSW産駒結果

■12/04、05の勝ち星■ 10年中央勝利数:77勝 総合リーディング:7位
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●日曜(12/05)●
・小倉12R 三萩野特別(芝1800)… ラフォルジュルネ/牝3/田辺
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 大器と思われつつも不振に喘いでいたラフォルジュルネが、500万下特別を7馬身の圧勝。チューリップ賞5着だったときの上位の馬を見れば、このクラスならこのくらい走って当然かな、と。来夏までにはオープン入りを果たして欲しいものです。


 先週は「強い世代」とされる3歳世代が、ステイヤーズS勝利に鳴尾記念上位独占と、古馬相手にやりたい放題。1000万下や準オープンでも上の世代を圧倒しているし、なるほど、評判に違わぬ強さを見せています。秋G1戦線でもよく馬券に絡んでいるし。

 ただ、そんな世代が下にいるのにも関わらず存在感がハンパ無いブエナビスタは、やはりとてつもない強さを誇った馬なのでしょう。後々「あの時代は他の世代が弱かったから最強でいられただけ」というエクスキューズがつきませんから。
 何回も言いますが、有馬記念に出るからにはその事実を徹底的に印象づけるほどの圧勝劇を期待したいところです。

kenbow1710 at 13:45|PermalinkComments(2)TrackBack(0) スペシャル話 

2010年12月02日

12/04、05のSW産駒注目馬

 有馬記念のファン投票で当然の如く1位をキープしているブエナビスタ。どうやら有馬記念は使う予定のようなので、出るからには昨年の同レース、そして先日のJCの雪辱を晴らして欲しいものですね。ついでに父親の雪辱もよろしく。
 昨年はノリ騎手が暴走リーチについていって、見事に共倒れになったからなぁ……道中は「ロジユニヴァース感覚で乗るんじゃねーよ!」と半ば諦めながら観戦したものです。まああの先行馬崩れの展開で、3歳牝馬ながら僅差の2着に残るのだから、ブエナはやはりたいしたものです。今年は1.5〜2.0倍くらいの圧倒的支持になりそうです。


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●土曜(12/04)●
・阪神3R 2歳未勝利(芝1800)…ローザディアマント/牝2/藤岡佑
・阪神7R 2歳500万下(ダ1400)…クィーンズバーン/牝2/福永
・阪神11R 鳴尾記念(G3・芝1800)…フローテーション/牡5/小牧
・中山12R 市川S(芝1600)… ブリッツェン/牡4/三浦皇

●日曜(12/05)●
・中山10R アクアラインS(ダ1200)…ブライトアイザック/牡4/江田
・阪神10R 逆瀬川S(芝1800)…スイートマトルーフ/牝4/浜中
・中山11R ターコイズS(芝1600)… ラナンキュラス/牝3/三浦皇
                   ステラリード/牝3/小林淳
・小倉12R 三萩野特別(芝1800)…フラッパーウィング/牝3/鮫島良
                  ラフォルジュルネ/牝3/田辺
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 【菊花賞2着馬フローテーションが長い休養から帰ってきました。SW産駒の5歳世代はとうの昔に壊滅状態……この馬だけが唯一にして最後の希望なので、頑張って欲しいところです。ただ今回は回ってくればオーケーでしょう。期待を懸けるのは来年。
 また春に故障したファレノプシスの娘ラナンキュラスも8ヶ月ぶりの実戦を迎えます。素質は重賞級なので、こちらも来年に向けて良い復帰戦が出来れば。

 デビューから2戦連続2着のローザディアマントは、SW産駒2歳世代でも最上位に入る素質を感じた馬。ちなみに新馬で敗れたショウナンマイティは萩Sを制してます。来年のオークス候補(になったらいいな)なので、2歳の内に未勝利はパスして欲しいところですが……また藤岡佑騎手かぁ。なぜこうもSW産駒に乗る?
 クィーンズバーンはダートの新馬を4馬身差の楽勝。ダートでデビュー2連勝出来たのは過去にアイノグレース(超懐かしい)だけですが、この馬はどうか?】
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kenbow1710 at 21:42|PermalinkComments(2)TrackBack(0) スペシャル話