2007年04月30日

雪崩

GW突入しましたね。このGWでシーズン終了って方も多いんじゃないですか??
今シーズンは温暖化の影響で小雪でなかなか思うようにパウダーを楽しむ事ができなかったですね。
最近は各メーカーからファットスキーが数多く販売され、年々、パウダースノーを求めるバックカントリースキーヤーが増えています。
バックカントリースキーはパウダースノーを滑る最高に楽しいスキーができる反面、雪崩と言う危険と常に隣り合わせだという事を常に考えなければいけません。
なぜこんな事を改めてブログに書いたかと言うと約1ヶ月前の3月31日にアラスカで撮影中に僕自身、雪崩に遭遇してしまったからです。
雪崩の規模は破断面幅約80mでピークのすぐ下で雪崩に飲まれてボトムまでの約400mを流されていきました。ボトムはVボトムになっていて約1mほど雪に埋まってしまいました。

ボトムで止まったと分かった時、拳一つ分位のエアポケットを作る事ができ4分位はその酸素でどうにかなりましたが、その後息苦しさを感じ意識を失ってしまいました。このときは本当に死を覚悟しました。
しかし、同じ撮影クルーの佐々木大輔さんを始め雪山での経験豊富な信頼できる仲間がいたおかげで雪崩発生後7〜8分で無事救出されました。意識も戻り、あれだけの距離を100km以上のスピードで流されたにもかかわらず外傷は足首のねんざ程度だけでした。

バックカントリースキーヤーが多くなり『ビーコン、プローブ、シャベルの道具をしっかり装備してから山に入りましょう』ってことを最近良く聞きますが持っているだけではダメ。しっかりそのような道具を使いこなせなければ意味がないという事を今回の事故で改めて感じさせられた。
今回のメンバーはそれらの道具を使いこなし雪崩発生後7〜8分というスピードで俺を見つけ出し救出してくれました。後数分遅かったらどうなっていたんだろうと今でも思う。

この雪崩事故から3日後、カナダでスキー仲間が雪崩により亡くなってしまったことを聞いた。
雪崩を経験し生きているものとして雪崩の恐ろしさを多くの人に伝えようと思い今これを書いている。
皆さんもパウダースキーを今よりももっと安全に楽しく滑るためにもう少し山や雪崩の事を勉強をしてみてください。僕も同様です。

雪崩

keng1983211 at 09:16│Comments(3)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by ken5   2007年05月01日 12:20
そいつはマジでしゃれにならないぞ。
バンクーバーが待っているんだからくれぐれもケガや事故には
注意をしてください。
これからの活躍に期待しますが安全第一で☆
2. Posted by ken-G   2007年05月01日 17:05
おっしゃる通り!!
今回の事で改めて命を大事にして生きていこうと思った。
だけどレースでは攻めますよ(笑)
3. Posted by のりこはは   2007年05月06日 14:43
のり子から‘健児のブログみた?雪崩にあって助け出されたらしいよ’と聞きびっくりしました。連休中でお客さんがあったので、見ることが出来なかったのですが、のり子も健児もオリンピックを控えやっと皆さんの努力でかち得た種目なのだから候補選手として滝沢さんの親心を噛み締めてください。

これは今までと違ったプレッシャーかもしれませんが・・・・。

素晴らしい仲間と一緒で命拾いでしたね。生還おめでとう。

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