◆はじめに

まずは必要な準備。
知識が無いと始まらないので、ショートダッシュの性能についてはヴァンパイアセイヴァー攻略Wikiを参照してください。
http://seesaawiki.jp/vswiki/d/%a1%da%a5%ac%a5%ed%a5%f3%a1%db%a5%c0%a5%c3%a5%b7%a5%e5


まずはショートダッシュ小Kをミス無く出せるように練習しよう。
と言ってもこれはそれほど難しい事ではない。
トレモで練習すれば、ゲームに慣れている人ならすぐに出来る様になるはず。

出来ない場合、失敗の原因はボタンを押すタイミングにあると思われる。
押すのが早すぎると何も出ず、遅いと攻撃判定が出る前に着地してしまうので、タイミングを体で憶えよう。


前提として、ショートダッシュ攻撃はダッシュから最速のタイミングでダッシュを中断して出すJ攻撃とする。
用途にもよるが、ほとんどの場合最速に近い方が効果が高いからだ。
最速ダッシュ中断は簡単で、受付前からレバーを後ろ要素に入れっぱなしにするだけで最速になる。
ショートダッシュに慣れない人はまずはここだけを繰り返し練習すると良いだろう。


上記に加え、
・ダッシュコマンドは最初の前入力のみ行動不能中の先行入力が可能である
・ダッシュの着地硬直は8F、ダッシュ攻撃を出すと7Fである
・ダッシュの着地硬直は必殺技でキャンセル可能。ただし、ダッシュ攻撃を出すとキャンセルできなくなる
という事も憶えておくと役立つだろう。



◆ショートダッシュ攻撃の戦術的価値

次に、ショートダッシュ攻撃の長所と短所を考えよう。


長所
・中段攻撃である
・ロングダッシュと違い、地上技に繋ぐ事が出来る
・牽制等で潰されても空中なので大ダメージを食らいにくい(相手にもよる)
・空中に浮くので足元の攻撃を飛び越えつつ攻撃出来る
・離れた間合いから一気に近付ける


短所
・モーションが大きい為、見てから対応されやすい
・着地に隙がある為、スカされると反撃を食らってしまう
・画面端以外では一定以上間合いが離れていないと狙えない


短所が全て問題で、実際の対戦風景に合わせて文章にすると
・ショートを仕掛けると暴れ技で潰される
・ショートを仕掛けると垂直ジャンプされてて硬直中にフルコンを食らう
・潰されず、跳ばれず、やっと繰り出したのに立ちガードされてしかもAGされる


これらは相手の立場に立って考えると理由がわかりやすい。
画面端は多少有効度が上がるので、端以外での話だが、ショートダッシュ攻撃を当てられる間合いでは相手はこちらの投げを警戒しなくても良い。

固めになる素早いリーチのある地上打撃はガードに徹して、それ以外のジャンプやダッシュは見てから対応する事が出来る。動きが見えやすいから。

中段攻撃の対となる下段攻撃はリーチとスピードが違い過ぎて択にならない。相手は揺さぶられることが無い。
ガロンが浮いたら自分も跳ぶ、小技を置いておくというのは基本的で有効なキャラ対策なので当然である。


わかりやすく例を挙げると、例えば自分が遠目の中足クイックムーブからショートダッシュ小Kを繰り出すとする。
これを相手が凌ごうとした場合(割り込んだり切り返したりも出来るのでそれはとりあえず置いておく)、まずはクイックムーブ後にしゃがみガード。
これで次の地上技をガードする。屈小P等の下段であっても食らわない。
ガロン側が技を出さないとしたら攻めの行動はジャンプかダッシュなので立ちガードを経由して空中ガードに移行するか、牽制の小技を一発振ってから空中ガードに移行する。

防御側がたったこれだけの事をするだけでダッシュが通らないという事がわかったと思う。

他の中段キャラ対策でよく言われる、その間合いだと下段が安いからはじめから立っておく、とかではない。そもそも択になっていないのである。


前フリが長くなったが、ショートダッシュ攻撃を上手く使えない人はその攻防、特に相手の心理を考えてなくて中段攻撃=二択=ガード困難と捉えて扱うからである。

でもまあ大抵の人は普通にやったら勝てない相手に勝ちたいから、とか一発逆転の一手を手に入れたいからとかの理由でショートダッシュに目を付けるわけで、無理もない話ではある。


ガロンの基本戦術であるズラシと投げ、それだけでは勝てなくなったら手を出すのもいい。
ただし、ショートダッシュ攻撃はズラシ、投げと並ぶ第三の択、柱となるような攻撃ではない。あくまでも個別の行動を見た時の数ある選択肢の一つ。サブウェポンみたいなものである。
投げとズラシのテクニックをもっと磨いた方が安定するし結果も出やすいという事も付け加えておく。


もっと噛み砕いて言えば、「ちょっと速くて低いけど空中ガードを使えないジャンプ攻撃」もしくは「キャンセルで出せないけど結構速い百鬼襲(わからない人はググってね)」なのである。


行動自体はそんな具合なので、考えるべきなのは使いどころ。
ただ繰り出しても効果は薄いが布石を打っておく事で使いどころも増える。

また、直接崩すのでは無くまずショートをガードさせて間合いを詰めてから本命の投げとズラシを狙う、と言った使い方をすると結果に繋がりやすいはずだ。ジャンプ攻撃と比喩したのはそのため。

崩れない相手を一発で崩すのは難しい。そこにショートダッシュ攻撃を加える事でフローチャートを広げ、相手の上を行くわけだ。


例えば、屈大Pで対空した後等有利だが密着出来ないような場面。
守勢に回っている相手はやはり投げを警戒しなくていいので崩れにくい。
そこでショートでの接近+攻撃を試みる。
この時、飛ばれた場合や当たった場合、ガードされた場合等を想定して次の行動を用意しておく事。


シンプルなのは、
1.ショート小Kから屈小Kまで入れ込む
2.ショート小Kからちょっと歩いて投げ、もしくは技を出さないスカシショートから着地キャンセルコマ投げ


1は小足でヒット確認してESビーストへ。ショート小KをAGされたりジャンプされたりしても小足のあとガードが間に合う場合が多い。
2は当たっていようがガードされていようが決め打ちで投げる連係。スカシコマ投げも立ちガードしようとする相手には決まりやすいがAG漏れの小技や相手の投げ無敵時間には注意。


ショートダッシュを効果的に使いこなすにはセイヴァーの攻防への理解度が高くないと難しい。
少なくとも、ショートダッシュ攻撃を起点とした前後2~3手は自然に考えられるようでないと難しい。
そうでないと、ガードされ、AGされ、スカされ、潰されて以上である。

もちろん、これは相手がかなりの上級者の場合の話。
初中級者やガロン慣れしてない相手はポンポン食らってくれる。勘違いしやすい理由はこういうところにも有ったりする。